本当は、私が幼少の頃最も聴いていたクラシック曲の1つである、リムスキー=コルサコフの交響組曲「シェヘラザード」のことでも書こうかなと考えていました。
「シェヘラザード」と言えば、リムスキー=コルサコフの代表作というだけでなく、クラシック音楽全体で見ても超メジャーな曲。そして題材は「アラビアン・ナイト」、あるいは「千夜一夜物語」。千と一の夜…。1,001…。はい、前のエントリーで臭わせたのはこれです。そーです何のひねりもありません。悪いかっ(開き直り
…ただ、以前に自分が書いた◇2台ピアノ版「シェヘラザード」のエントリーをよくよく読み返してみたら、オケ版についてもそれなりに書いちゃってるのよね(苦笑)
前回のエントリー最後でいかにもこれを紹介するような前フリしちゃったしどうしたもんかと(^^;)
そんな訳で、今回はラヴェルの「シェヘラザード」をご紹介します!
こちらはコルサコフのものと比べると知名度は格段に落ちます。ソプラノ独唱の歌曲(伴奏は管弦楽もしくはピアノ)ということで、オケ団体としては演奏頻度も低いですし。
が、曲自体の魅力はコルサコフのに決してひけを取りません。
曲は「アジア」「魔法の笛」「つれない人」の3曲からなります。
テキスト(歌詞)は、アラビアンナイトそのものではなく、それにインスピレーションを得てトリスタン=クランゾール(詩人ルクレールの変名。分かる人には分かると思いますがワーグナー好き。)によって書かれた詩集を使用しています。コルサコフと違って、アラビアンナイトと曲との間にワンクッション入る訳ですね。
■アジア
冒頭はアラビア風のオーボエのソロで始まり、中東っぽさをアピールしています。タンバリン等も使われたりして異国情緒が増しますね。
とは言え、和声はやっぱり印象派というかラヴェルらしく洗練されていて美しいです。
「船に乗ってペルシャに行ってみたい」という内容なので、伴奏には海の描写を思わせるものがあちこちに。全体的に波はゆるやかなのですが、時折ざっぱ〜んという波の塊(と私が勝手に解釈しているフレーズ)がかっこいいですねぇ。
■魔法の笛
フルートのソロ(こちらもアラビア風)に導かれてメロディが歌われます。この曲は全体的にソプラノとフルートが絡み合いながら進んでいきます。この笛は、歌詞中に登場する「私」の恋人が遠くで吹いているもの。この音が「私」の頬に当たるとキスをまるでされているよう、というなかなかにロマンチックな曲です。
■つれない人
女性が美しい男性に「うちでお酒を飲みませんか?」と誘うものの袖にされてしまうという、場末の飲み屋街みたいな風景の曲(ぇ
いや、実際はそんな商売絡みの話じゃなくて純粋に「あの人が素敵だから誘いたいのに…」という内容ですよ。そしてそれが上手く行かないので、曲自体も非常に低いところで感情が揺れ動くアンニュイな感じになっています。
ただ、歌詞を見るとこの男性は立ち振る舞いが女性的なんですよね。なので「そっち」方面の人だった可能性もあります(爆)
いやん、せっかくの雰囲気が台無し〜。どんだけ〜。
ということで、うちにあるCDはこちらです。
![]() | フランス歌曲&オペラ・アリア集 キリ・テ・カナワ(Sop)、プリッチャード/ブリュッセル王立モネ歌劇場管弦楽団(*1)、テイト/コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団(*2) デュパルク:フィディレ、旅への誘い、前世、ロズモンドの館、遺書、 戦っている国へ、悲しい歌 ラヴェル:シェヘラザード シャルパンティエ:歌劇「ルイーズ」第3幕より「その日から」 ドビュッシー:カンタータ「放蕩息子」より「来る年も来る年もむなしく」 ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」より「燃える恋の思いに」 ◇このアイテムの詳細を見る |
ドビュッシーの曲名が「年末に出すのはどうだろう」という感じがしないでもないですが、気にしない方向で(笑)
これしか聴いたことが無いので、演奏がいいか悪いかは分かりません(ぉぃ
特に声楽はほとんど聴かない分野でもありますし(^^ゞ
伴奏のオケに関して言えば、ちょっと薄味な感じもします。伴奏というポジションだからかな?
…さて、ということで今年も今日でおしまい。
来年もまたがらくたを積み上げて参りますので、よろしかったらお立ち寄りください。
アラビアンナイト風に言うならば「王様のお許しが頂けるのなら、この続きはまた来年、お話しすることとしましょう」となるでしょうか?
でもこのブログ程度の内容じゃ「いいえ、もう結構です」とバッサリ殺されてしまうのは確実ですね(爆)
来年はもうちょい精進したいと思います。
では皆さん、よいお年を。
■過去のラヴェル関連エントリーです♪
◇「ムチ」買ってきました♪(ピアノ協奏曲ト長調)
◇315円クラシックCD!さてその中身はどうよ?(ダフクロとかボレロとか)
◇「のだめカンタービレCDブック Vol.2」でビックリ(水の戯れ)
◇こんな「弟子」もありますよー。(ラ・ヴァルス[2台ピアノ版])
…こうしてみると、ラヴェルってほとんどまともに紹介してないな。何かのついでばっかり(苦笑)
来年はラヴェル多めで行こうかな?







