2014年08月23日

ひと月前に観た「思い出のマーニー」のうろ覚え感想

先月末に「思い出のマーニー」を観てきたのですが、いろいろバタバタしてたり書くことがまとまらなかたったりしてたらブログに上げるのがこんな時期になってしまいました。
てことでかなりうろ覚えになってしまいますが、印象に残ってる部分を中心に書いていきたいと思います。

※すっごいダラダラ書いてるからね!ムダに長いからね!※
※あと、今さら大丈夫とは思いますがネタバレもちょこちょこあるから注意してね!※


■まず全体をざっくり
よかったです。以上。
てのはざっくりしすぎですが(^^;)
今回、ほんっとにほとんど情報を入れずに観に行ったのですが、素直に楽しめました。
主人公2人の家庭環境とか重い部分もありましたが、入り江や湿っ地屋敷の景色とかはキレイだったし音楽もマッチしてたし、最後はちょっとウルッときちゃいましたし。
私の隣で観ていたお姉さんは鼻すすりながら結構泣いてましたしw
同じ米林監督のアリエッティも好きな自分ですが、今作もよかったです。
ジブリというとどうしても宮崎駿で、そうするとラピュタ・ナウシカ・コナン(未来少年の方だぞ!)みたいに大空や広大な世界を駆けるイメージが強くなってしまいますが、米林監督は小さな舞台の物語をまとめるのが上手いのかもしれないですねー。

声優的にもほとんど違和感なかったと思います。マーニー(有村架純ちゃん)が最初ちょっと棒っぽく感じたくらいかな?
杏奈役の高月彩良ちゃんは今回初めて知ったのですが、パンフ見たらボーイッシュな顔が杏奈そっくりでちょっと笑ってしまったw
有村架純ちゃんが「私にとっては、もう高月さんが杏奈にしか見えなくて」と言っていたのは外見も込みなんだろうなと思いました。

■杏奈とマーニーの関係
マーニーと最初に会った時から彼女は杏奈のことを知っている風だったので、「何らかの関係はあるんだろうなー」ということは想像がついたわけですが、具体的にそれを匂わせてたのはかなり序盤、七夕祭りの時に「目が青い」と周囲から言われてた場面でしたね。
ただ、この時は直後の「太っちょデブ」という言葉のインパクトが全部持ってっちゃってたのとまだタイミング的にマーニーと出会う前だったこともあり、観ていた時点では気付きませんでした。

そんな私が最初に「あれ?」と思ったのはマーニーの家でのパーティーの場面でした。
裏庭で杏奈をリードしながら踊るマーニーが歌った「アルハンブラの思い出」、これがね、踊るためというより子守唄だったんですよ、歌い方が。
ここに激しく違和感を覚えたのね。で、「あー、これはかなり杏奈に近い人物(というか親子くらいの関係)っぽいですね」と。
ただ、最終的に確信したのは久子さんからマーニーの身の上話を聞き、そしてその時に久子さんからマーニーの孫の話が出なかった時。まぁここまで来たらほとんどの人は分かっちゃってると思うのですがw
ただ、ここに来るまで私は「幼少期の杏奈が持っていた(少女期のマーニーに似た)金髪の人形」というフェイクに引っかかっていて、「この人形がマーニーの正体?」という可能性を捨てきれずにいたんですよねー。
杏奈と会っているマーニーが現実世界の住人じゃないことはもう分かってますからね。「人形が魂を持つ」「人形と心を通わせる」みたいなお話って結構ありますし。
この人形が後ろ姿しか見せてないのも何らかの伏線なのかなとも思ったり。結局はそんな伏線はありませんでしたがw

…で!
それはともかく(ぇ
この作品でいちばん感銘を受けたのは、

「あなたのことが大すき。」

このセリフ、このコピーですよ。
女の子2人がメインキャストでこのコピーだったから、原作読んでない界隈ではいわゆる「百合」要素が予想・期待(?)されてたりしてましたが、映画前半の印象では恋愛感情というより友情だよなぁと思いながら見てました。
だけど映画が終わって帰り道の途中でふと気づいたのよね。

そっか、マーニーから杏奈への「大すき。」は家族愛だったのか!

って。
基本的に、マーニーの杏奈への接し方は少し年下の友達に対するそれに見えたしほとんどのセリフもそうだと思うのですが、この「大すき。」は絶対にそうじゃないと思ってます。
この時点で杏奈はマーニーのたった1人の「生きている家族」ですもんね。しかもマーニーは「家族」というものに恵まれていたとは決して言えなかったわけですし。
だからこそ自分とは違った理由で家族や周囲とうまくいっていない杏奈に思うところはいろいろあったと思います。

なのでそれに気づいてからしばらくは、この視点でもう一度最初から見直してみたい気持ちでいっぱいでした。
BD買ったら見直したいと思います。
マーニーが杏奈を抱きしめるシーンなんかも、見返してみると「家族愛」なんだろうなぁ。きっと。

■杏奈の表情が印象的
杏奈もマーニーも複雑な家庭事情を抱えているのがこの作品の特徴ですよね。
それが杏奈の表情によく表れてまして。
序盤、私は「うわー、今回の主人公は表情硬いなぁー」と思いながら見てました。
口元がすごくこわばっていたのが印象的で、「この子、心の底から笑ったことなんてしばーらく無いんだろうなぁ」という感じでした。
そして「これがマーニーと会ってだんだんほぐれていくんだろうなー」と思いながら見てたら案外そこまででもなくて(^^;)
最終的には、マーニーの正体が分かり育ての親である頼子とのわだかまりが解けたところでようやっと自然な表情になったように思います(それって最後の最後じゃん^^;)。

この杏奈と頼子の「親子」関係ですが、何かお互い遠慮しちゃったあげく関係がぎくしゃくした面もあって何か「もったいない」感がありましたよね。
そこに「補助金」のことがあって、繊細な年頃の杏奈はますます心を閉ざしてしまったと。
この辺、第三者からすれば「そんな隠すことでもないし気にすることでもないんじゃ?」とも思っちゃうんですけどねぇ。
こういうのが私のデリカシーの無いところなのかもしれませんが(^^;)

何にせよ、最後にはちゃんと分かり合えてよかったなと思います。マーニーの正体が分かっただけじゃこの物語が終わったとは言えないですもんね。

■やっぱりアリエッティの監督だからかな
マーニーの監督はアリエッティと同じ米林監督。
アリエッティで私が印象に残った点の1つが「音響」でした。物語の前半、アリエッティ視点での場面では風の音や時計の音等の音量や残響が大きかったんですよね。
私はそれを「小人スケールで音を聞いた時のイメージを表現してる」と解釈してたんですけど、同じような演出が今作でもありまして。
杏奈が夢の世界に入り込んだ時もやはり風の音がかなり大きかったんですよね。それが「現実世界じゃない」ことの強調してるように自分には感じて、なので今回もそうやって2つの世界を表現してるのかなーと思いながら見てました。
もしかしたら杏奈の不安な心理を表してたのかもしれないですけどね。今となってはもううろ覚えなのでそこはスルーします(笑)

■サイロのエピソード
ここが自分の中で謎といえば謎で。
嵐を避けるためにサイロに入った杏奈とマーニーですが、マーニーは「かずひこ」と一緒に先に去ってしまいます。
これだけなら、ここはマーニーの記憶をトレースしてるだけの話で特におかしくもないのですが。
でもね、パーティーのシーンでは裏庭で杏奈と踊ったりして、実際は自室に独りぼっちでつまらなかったのを書き換えているんですよ。
だけどサイロの時は「かずひこが助けに来てくれる」というハッピーエンドだったため(?)か、そこに杏奈を入り込ませない。
これはひどいよグランマ(^^;)

その後、サイロに取り残された杏奈は怒ってしまいます。これは当然。
で、屋敷に行ってマーニーに「何で独りで勝手に帰るんだよゴルァ」(←そんな口調では言ってません)と文句を言う。これも当然。
だけどそれに対するマーニーのセリフが「もうさよならしなければならないの!だから許して!」。これは唐突すぎ(^^;)
そして杏奈は「いいわ!許してあげる!大好き!」とあっさりOK。

この辺が急すぎてちょっとポカーン…(゜Д゜)でしたw
あれを連想しました。「千と千尋の神隠し」ラスト、居並ぶブタの中から両親を選べというシーンでの「ここにはいないよ」「…大せいかーい」の流れ。この唐突感。

百歩譲ってマーニーの方は分かるんですよ。屋敷から日記も発見され、きっと遠くないうちに彼女の正体も分かってしまう。そうやって彼女が現実世界とリンクしてしまったらきっとこれまでのように杏奈と「会う」こともできなくなってしまうのかな、って。
でも杏奈はさっきまで怒ってたのになぜあっさりマーニーの願いを聞き入れてしまったのか。彼女の方でもマーニーの正体を感じ取っていたってことなんですかねぇ。
今のところ完全に納得のいく理由は思い浮かばないかなぁ。女心の分かる方、どなたか教えてプリーズ。

■主題歌がステキ
アリエッティに続いて今回の主題歌も撥弦楽器をつまびく美声の女性シンガーの曲だったのですが、今回もいいです。
しかも今回は歌詞が全て英語ということで。
映画館でEDに流れているのを聴いた時は「すごく穏やかにしっとりと流れて、この映画の最後に合ってるなぁ」という印象だったのですが、和訳を見たら……これは泣いてしまうよ(T_T)
杏奈の心境のようでもありますが、彼女を見守るマーニーの心境と重なる部分もあるのよね。
これをロッキンで生で聴けたのはホントに幸せだったな。


てなわけで以上、「思い出のマーニー」の主な感想でした。
では最後に、泣きたくなる(「泣ける○○」という表現は嫌いです)主題歌をどうぞ。和訳も出るよ。



…あ、ついでにこちらも。村治佳織の「アルハンブラの思い出」です。



(本当はやはり巨匠セゴビアの方がいい演奏なんだけど、演奏動画が見当たらなかった…)



■過去のジブリ関連エントリーです♪
◇「風立ちぬ」見てきた!
◇「コクリコ坂から」見てきちゃった
◇「コクリコ坂から」関連の話(映画じゃないよ!←ニコファーレの手嶌葵ライブと原作マンガについて
◇「海がきこえる」「ゲド戦記」見てみたよ。
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◇ポニョってきた感想を音楽中心で
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posted by ぽぽろんろん at 16:14 | 神奈川 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | TV & entertainments

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