2008年09月01日

ポニョってきた感想を音楽中心で

昨日は昼からちょっとした試験を受けに都心へ出まして、帰りがけにティンパニマレットとクラシックのCDを5枚購入(思えばクラシックCD買うのってめっちゃ久しぶりだわ〜)。

そして夜は「◇崖の上のポニョ」を見てきました!…土砂降りの中(^^;)
前日にチケット予約しちゃってたんで行かざるを得なかったんですよ。
封切りから時間は経ってるし大雨だしレイトショーだったんで、子供なんていなくて客席も20人くらい。ガラガラでした。

さて、感想ですが……、あ、ネタバレあります。今さら大丈夫だとは思いますが念のため





多分、ほとんどの人が最初に持つ感想とは違うと思うのですが、私としてはまず音楽にやられました
昨日の今日で思わずサントラを買っちゃったくらいですから(^^;)
「ポニョ」の音楽は全編オーケストラと合唱で作られています(あの主題歌は除く)。それだけなら特に珍しくも無いのですが、今回はオーケストレーションがとってもクラシック的だというところで私の心を掴みまして。
パンフレットでも「ワルキューレ」についてはエピソードが書かれていて、ポニョが大津波を起こして宗介に会いに行くところは「ワルキューレの騎行」そっくりだった訳ですが(曲名も「ポニョの飛行」だし^^;)、それ以外でも冒頭の木管のアルペジオや合唱が「ダフニスとクロエ」の「夜明け」を思わせたり、他にも「牧神の午後への前奏曲」チックなフルートソロがあったり…。フランスもの大好きな私にはたまらんものがあった訳です(笑)
また、“海”や“母”というテーマ性と関連してかハープをかなり前面に押し出して神秘的な雰囲気を作り出していました。ポニョ絡みではグロッケンやチェレスタも効果的に使われていてポニョのかわいさを演出していましたね。

それ以外にも、今回はただオケでやったというだけではなく映像との結びつきが非常に強いように感じました。
場面場面に合った音楽をただ流すというだけではなく、音楽が場面と場面を繋いだり、映像に合わせて細かく音楽の表情が変わっていったりというのがとっても印象深かったですね〜。映画音楽というよりはバレエ音楽的な画と音の繋がりを感じました。
映画が始まってすぐは映像に対して音楽が立派すぎる気がしたのですが、映像と音楽のシンクロ具合に自分の徐々に私の心もシンクロして興奮度が上がった気もします。

あと、例のポニョの歌の出だしをモチーフにした「ソミド↓ソ」という音型が頻出するのも印象的でした。ポニョが絡むシーンではこのメロディがよく出てきました。
映画を見ていてこの4つの音が降りてくると「お、ポニョか?」と耳が注意を惹かれます。これを意識すると映画に飽きが来ないかもしれません(いや、元々飽きが来るような映画では無かったですが^^;)。
もう1つ、何度も出てきたメロディがありました。冒頭の4音「ソラ↑ミレ〜」が印象的で、映画では気付きませんでしたがこれは宗介のテーマですね。
「ポニョと宗介」という曲ではあからさまに2つのメロディが掛け合いをやっていますし、大津波後リサを探しに行く時は宗介が主導となるため(ポニョの魔法の力は借りますが)このメロディが頻繁に出てきます。
あとサントラ聴いてたらリサにもテーマがありました。「ソ↑ミーミソレー↓シ↑ドー」という3拍子のメロディ。映画館で見ていた時はメロディの終わりが「エーデルワイス」っぽいのが印象的でした(笑)


さて、そろそろストーリーの感想に行きましょーかね(^^;)
見終わって確かに面白かったと思ったのですが「どこが?」とツッコまれると感想が難しい、そんな映画でした。

ポニョが宗介を想う気持ちっていうのは見てて微笑ましかったし、その言動はとってもかわいかった♪最後、本当なら宗介からポニョにキスしなきゃいけないところを待ちきれなくてポニョから行っちゃうところも彼女らしかったです(映画館では「おいおい。宗介しっかりしろ!」って思いましたが^^;)。

リサの懐の広さには驚きました。何であんなにあっさりとポニョや魔法を受け入れることが出来るんだろう?以前に◇「ハウル」を見た時にソフィーの溶け込み具合にビックリしたと書きましたが、これに比べればぬるいぬるい(笑)
多分、母は偉大だってことですね。何だってお見通しなんですよきっと。
とりあえずここら辺の設定については深く考えちゃいけないんだ、と考えることにしました。じゃないといくらツッコんでもツッコミ足りないーっ(特に大津波以降の世界について)。

あと、所々に小ネタがありましたね。
リサが「わたっしはっ元気〜♪」と「トトロ」の「さんぽ」を歌ったりしましたし、彼女が大津波後「ひまわり」に行く時に車からビッと親指を立てて発進した様は「紅の豚」のポルコを思い起こさせました。
ポニョが大津波の上を走るところはコナン?それとも「カリオストロ」で屋根を渡るルパン?とか全然関係ないところまで無理矢理連想しようとしたりして(笑)
あと、フジモトから逃げる宗介を助けようとして、歩けないはずのトキが思わず駆け寄ったのも「ハイジ」の名シーン、「クララが立った」が元ですよね(それはどうだろう?
昔から宮崎作品を見ている人にはそういう楽しみ方もあると思います。
そういうの関係なしの小ネタの筆頭としてはやっぱり発光信号ですね。リサの高速“BAKA”連打には大笑いさせてもらいました。
それ以外にもあちこちに笑わせてくれる要素があって飽きませんでしたね〜。

さて、上の方で「設定については深く考えちゃいけない」とは書きましたが、それでも「ええ〜っ!?」と思ったのは「ポニョが人間になるための宗介への質問」。
宗介に「ポニョがお魚だったのを知っていますか?ポニョの正体が半魚人でもいいですか?」って、いやいやそんなの最初から承知してるじゃないか。その上で「ポニョを守る」ってやってきてたんじゃないか。魔力が弱って鳥みたいな足になっても宗介は全然気にしてなかったじゃないか。何を今さら!…って思いましたです。
あと、宗介の父親・耕一の存在意義がよく分からなかったです。発光信号のネタ要員?(笑)
この作品ではリサやグランマンマーレの母性、ポニョが舟の上で会った赤ちゃんに対して芽生えた母性が印象にあるので、耕一は一体何だったんだろうという…。
ま、特に意味なんて無くて「普通の家庭なら父親もいるでしょ?」くらいの位置づけかもしれませんが…。


という訳で、「ポニョ」の感想を相変わらずゴチャゴチャと書いてみましたが、部分部分の感想はちょこちょこと言えるんだけど一言で「○○だから面白かった!」ってのがやっぱり言えませんでした。困った(苦笑)
ま、こんだけいろいろ書いたしいいよね?


このエントリー、今日買ったサントラ聴きながら書いたんですが、これはいいよ!純粋に音楽として聴いてもなかなか。
特に「ポニョ」を見て好印象だった人は買うべし!と思いました。主要キャラのテーマが分かると違った面白さを発見出来ますよ♪

崖の上のポニョ サウンドトラック
久石譲 覚和歌子

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posted by ぽぽろんろん at 23:57 | ☁ | Comment(3) | TrackBack(0) | TV & entertainments
この記事へのコメント
ポニョ→藤岡藤巻→まりちゃんズ
という、なんとも悲しい図式が確立している志津です(笑)
お久しぶり(=^^=)

サントラ良さそうですねぇ。。。
予告編では音楽に全く気づけない作りになっていますよね。
うーーん、観に行けるのだろうか。。。
Posted by 志津 at 2008年09月02日 09:07
おひさしぶりです。
ポニョ。映画館には見に行かないとは
思うのですが、TVではみるよなぁーw

でも今回は多分ですが、ややこしいメッセージ性とかなさげなので、最後までエンターテイメントを通してくれるのではないかと、期待しています。

音楽はよさげですねっ
そこ期待大にします!!!
Posted by keiko at 2008年09月02日 13:00
■志津さん
おはよーございます♪お久しぶりです。

>ポニョ→藤岡藤巻→まりちゃんズ
まりちゃんズを知らなかったのでWikipediaを見たところ、藤巻さんの方が「ぽんぽこ」の頃からジブリと関わりがあることを知りました。
いきなり「ポニョ」で出てきた訳では無かったんですね。
つーか、藤岡藤巻って里田まいともユニット組んでたり「サラリーマンNEO」にも出演経験があったり、よく分からんおっさんたちだ(笑)

>サントラ
いいですよ〜。
私は予告編を見ていないですが、まぁストーリーに興味を惹くように作りますからねぇ。

>観に行けるのだろうか。。。
もうちょっとは上映していると思うので、もしタイミングがあったら行ってみてくださいな〜。

■keikoさん
おはよーございます♪お久しぶりです。

ジブリは必ずTVでやりますから、その時はぜひ見てみてくださいな。

>ややこしいメッセージ性とかなさげ
そうですね。素直に楽しむ作品だと思います。
ひねくれて見るとツッコミどころはいろいろあるのでつまらなくなってしまうかも。
あと、単純な話ではありますが1つ1つのエピソードを裏読みして面白い解釈をしているブログもいろいろあります。
解釈の仕方がいろいろあるのも面白いと思います(無理に深読みする必要は無いと私は思っていますが)。

>音楽
何度でも書きますが、いいですよ〜♪
期待しちゃってください!
Posted by ぽぽろんろん at 2008年09月03日 06:36
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