2008年10月26日

「ワンダと巨像」1周目クリアの感想(ストーリー編)

今週はまともに仕事が出来なかったので今日はそれを取り返すべく出勤…せず家で大人しくしてましたぽぽろんろんですこんばんは。
いやぁ、でも丸々一週間経ってやっと体調が9割方戻りました。
まだ咳だけは多少残っていますが、昨日までの痛さはもうありませんし。
これで明日も大人しくしていれば100%になるところだったのですが、名古屋出張が入ってしまいました…。風邪をぶり返さないように気を付けないとね。


さて、本題。
今週の後半、咳以外の体調はほぼ戻ったので「ワンダと巨像」をチマチマとやっていたのですが、今日かなりの時間を割いたこともあって1周目をクリアすることが出来ました!
クリアまで12時間ほど。やはり短めでしたね。
ということで感想です。

※発売からかなり経っているゲームなので大丈夫とは思いますが、これ以降盛大にネタバレしてますので未プレイかつやってみようと思っている人は見ない方がいいですよ!※

※そして長文です。ホントごめんなさい。書きたいことが多すぎる〜※










このゲームでのワンダの目的は巨像を倒すこと…ではなく、亡くなってしまった少女の魂を蘇らせること(ワンダとの関係は不明。恋人か妹か…ワンダより若そうなので後者?→追記:やっぱり恋人ですね、これは)。
そのために「ドルミン」なる天の声と、16体の巨像を全て倒すことで望みを叶えて貰う契約をオープニングで交わします。
で、ゲーム本編へと突入する訳です。

そしてゲームが進むにつれ、ワンダの計画を阻止しようという追っ手の存在が明らかになります。

そしてラスト。
ICO」のクライマックスでは軽く目に涙が溜まった私でしたが、この「ワンダと巨像」のエンディングでの一連のムービーには震えが来ました。そしてスタッフロールの間は魂を抜かれたみたいに呆然としてしまいました…。
久しぶりにもの凄いエンディングのゲームを見ました。

最後はいろんなことが次々と起きるので感想を全部書いていくと酷いことになる、というか、書いていたらホントに酷かったので割愛します(でもこの後でほとんど書いちゃうかも…)。
とりあえず、ワンダの少女への一途な想い、ワンダの愛馬・アグロの忠誠心は痛いほど伝わってきたことは書いておきます。
特に前者はね。追っ手に心臓を刺されながらも視線と体はひたすら少女に向いてますから…。ドルミンと共に封印されそうな時のワンダも意識は常に少女。この執念は凄いです。

そして最終的に蘇った少女の心の内、これは…想像も付きません。何せ一言もしゃべりませんから(^^;)
ただ、追っ手に殺されながらも赤ん坊に転生したと思われるワンダを抱き、傷ついたアグロと共に新たな地へ旅立った彼女の新しい人生が幸せであることを願うばかり。
……なのですが。

ここからこのゲーム内、及び「ICO」との繋がりについて考察(つーか勝手な妄想)を。


■巨像の正体とその周辺
エンディングの中で、巨像はドルミンを16に分けて封印したもの、ということが判明します。
つまり、ワンダはドルミンの復活を手伝っていたことになります。そして追っ手はそれを阻止するのが目的。
ドルミンというのがどんな存在なのかはこのゲーム中では語られないのですが、ワンダたちの世界では邪神、あるいは悪魔ということになっていたのでしょう。ただ、そんなドルミンもワンダとの約束はきちんと守っています。悪の存在でも約束を守るところは邪神にしても悪魔にしても共通しているかと。

で、巨像に関連しているのが、巨像を倒した後に出てくる黒い触手。そしてその後のムービーでワンダを取り囲む黒い影。

まず触手。これ、必ずワンダを貫いてきます。ワンダを操作して逃げようとすることは出来ますが最終的には絶対にかわせません。
これは巨像に閉じこめられていた「ドルミン」成分なんだろうと思いました。
これが16体分ワンダの体の中に蓄積されて、ドルミンが(一時の)復活を果たせたということなのでしょう。

で、影。
ドルミンは復活するのにワンダの体が必要でした。ということは、巨像を封じる時にも無機質な像だけでは足らず何らかの体が必要だった可能性があります。
影はそのための生け贄だったのかもしれません。で、ドルミンの封印を解こうと近寄ってきたものを排除する命令だけが残されたのだろうと。
巨像を倒した後これらの影がワンダを見ていたのは、「こいつ、封印を解きやがって…」っていうことだったのかも?(笑)

あと、エンディング中に巨大化したドルミンを操作する場面がありますが、この時の操作感の悪さと言ったら無いですね。体の向きを変えるのも攻撃のために手を振り上げる動作も緩慢。で、この動きがまるで巨像のようなんです。
実際、巨像にはドルミンの体が封じられていたので、このもどかしさは実際の巨像の体感そのものなのかもしれないですね。


■「ICO」への繋がり
全ての巨像を倒したワンダには小さなツノが生えていました。そして転生後の赤ん坊にも同じく。
(ちなみにドルミンのツノは大きく、その姿は禍々しくて「ICO」でヨルダを連れ去ろうとする黒い影を思い起こさせました。)
また、蘇った少女の真っ白な姿はヨルダを連想させます。
最後、この2人が一緒に旅立ったということで、これが後々「ICO」の物語に繋がることをイヤでも連想します。もちろんはっきりとは描写されていませんが、「ICO」をやった人にはそうとしか思えないんですよねーこれは。

この2人なんですが、おそらく少女は赤ん坊のどこかに「この子はワンダだ」と感じて彼を拾ったのだと思っています。そしてツノはその象徴でもあったと思います(もちろんこれは赤ん坊に残った「ドルミン」成分だとも思うのですが)。
その後、どうしてワンダ以外にツノを持つ子供が現れるようになったかはちょっと分かりませんが、少女はその子たちを自ら集め始めたのではないでしょうか。もちろん世間ではツノにより「ドルミンの子」として迫害されていたことも想像出来ますし、みんな幸せになれる関係ですよね。
そして少女はこれを永遠に続けるために城を構え、転生を続け、一方世間でもツノがある子を差し出していたのが生け贄の風習に変化したと。
こうして「ICO」の時代に繋がっていったのかなぁと。
ただ、そうなると“ヨルダの母”がイコに向かって「ヨルダとお前は住む世界が違う」みたいなことを言っていたのが解せなくなってしまうのですが、それはきっと長年のうちに溜まった「ドルミン」成分が記憶や心境を変化させたのだろうと、いいように解釈しています(^^;)
黒い霧は「死」の印であると共にドルミンにも繋がっていますからねぇ。そして“ヨルダの母”はこの霧をまとっていた訳ですし。

とりあえず、「ワンダと巨像」のエンディングを見ると、「ICO」のエンディングでヨルダがイコの折れたツノに触れるシーンに少女と赤ん坊の関係も何となくダブります。

あと、蘇った少女と赤ん坊の周りにはエンディングの最後で野生の動物たちが寄ってきてたんですよ。
そんな2人で始まった“「ICO」での城の主”と“ツノのある子たち”の関係、やっぱりしばらくはいいものだったと思うんですよね〜。
そう思うとさらに切なくなるなぁ、「ICO」。


■“ドルミン”の由来?
「ICO」のプレイ動画にあったコメントで知ったのですが、エンディングでヨルダがイコを舟に乗せて城から脱出させた時につぶやいた言葉が「アラノヤス(aranoyas)」。逆から読むと「さよなら」になるんですね。
ヨルダの言葉が全部こうなっているかまでは検証する気力が無いのでやりませんが(^^;)、これをドルミン(dormin)に当てはめると「ニムロッド(nimrod)」になります。
この人名、私はエルガーの「エニグマ変奏曲」でしか知らないのでバカの何とか覚えでWikipediaを見てみました。
↓↓↓↓
◇ニムロド - Wikipedia

これによると、ニムロッドは旧約聖書の登場人物で狩りの名手であったということ。う〜む、これはゲームからはピンと来ない。
だけど「ミドラーシュにおけるニムロド」の項を見ると、次のような記述が!
一方、ミドラーシュではよりネガティブな人物として想定されている。それは彼の名前が即、神に対する反逆を表明しているからである。つまり「ニムロド」とはヘブライ語で「我々は反逆する」を意味している。


おお〜、これは面白い。こういうエピソードを読むとこのゲームでドルミンが封じられていた理由がちょっとしっくり来ます。
…ま、ここまで来ると完全に私の勝手な妄想そのものなのですが(^^ゞ

あ、ちなみに「エニグマ変奏曲」の「ニムロッド」はとっても静かでキレイな曲です。
興味のある方はこちらのYouTubeでもどーぞ(ゲームの本筋とは関係無いのでリンクだけにしておきます^^)。
↓↓↓↓
◇Elgar - Nimrod (from "Enigma Variations")


さて、今日はここまで。
次は印象に残った巨像と音楽について語りたいなと(なげぇ〜


posted by ぽぽろんろん at 00:39 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | AV, PC & games
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