追記:このエントリーは「原典版」のあらすじです。


ガイーヌ」って「剣の舞」だけが独り歩きどころかそこらじゅうを舞い踊っていて、バレエそのもののあらすじを知っている人って少ないですよね。…え、私だけ?

というわけで、チェクナヴォリアン/ナショナルフィルのライナーノーツと全音スコアを参考にしつつ(というかほぼ丸々パクリです、本当にすみません)、自分の感想を交えてテキトーにまとめてみました。
…と書きたかったのですが、全然まとまりませんでした。具体的にどういう風に使われているか分からない曲があるんですよね。「ガイーヌ」ってバレエ自体の資料があまりネットに落ちてない…。
ということで、他の人は決して参考にしないでください(^^;)

<登場人物>
ガイーヌ:アルメニアの国境に近いコルホーズで働く女性。夫はギコ。子供あり。
ギコ:ガイーヌの夫。ダメ人間で、コルホーズの人々からも疎まれてる。
アルメン:ガイーヌの兄弟(Wikipediaでは兄だけど全音スコアでは弟とのこと。一体どっちが正解?)。
アイシェ:アルメンの恋人。クルド人。
カルサコフ:ソヴィエト国境警察隊長。
・ヌーネ:ガイーヌの友人。恋人の名はカレン。2人とも物語の本筋には関係無し(ぇ

<ストーリー>
第1幕の舞台はガイーヌらのいるコルホーズ。綿花の採り入れで大忙しの時期です。
ある日コルホーズにカルサコフがやってきます。コルホーズの人々は彼を歓迎し(恐らく花束贈呈係であった)ガイーヌが彼に花束を渡そうとしますが、ギコがそれを奪いどこぞへと姿を隠してしまいます。
これはきっと嫉妬心…ですよねぇ?器が小さいぞ、ギコ。そしてカルサコフはきっとイケメンだったに違いありません(笑)

そして「クルドの若者たちの踊り」はこの幕中で踊られるようです。コルホーズとクルド人の居住区域が近くにあることを示しているのかもしれません。あるいは、最初の方でアイシェとアルメンの関係を示す場面があるのかもしれませんね。


第2幕の舞台はガイーヌの家(=ギコの家)へ。ギコも帰ってきています。花束はきっと誰も見ていない裏山とか体育館の裏あたりで「こんにゃろ、こんにゃろ」と踏みつけ捨ててきたのでしょう。
ガイーヌは自分の子供を子守歌で寝かしつけます。ここで「子守歌」の登場ですね。ちょっと中盤盛り上がりすぎて「寝られるんかい」という気もしないでもないです(笑)
その間に、ギコのところに密輸入者が訪ねてきます。横領した公金の分け前を分配し、国外へ逃亡しようというのです。
しかしガイーヌがその話を隣の部屋で聞いてしまいます。彼女は夫に潔く自首するように説得しますが、ギコはそれを聞いて激怒し、秘密を知ったガイーヌを部屋に閉じこめてしまいます。

…ここまで書いた時点で、なぜギコが結婚出来たのか(ガイーヌがなぜギコと結婚したのか)が非常に疑問です(苦笑)
このコルホーズにはある年齢に達すると強制的に誰かと婚姻関係を結ばなければいけないような規則でもあったのでしょうか?あるいは結婚するまではギコもいい人だったのか、それともいい人を装っていたのか…。
規則説に1億ジンバブエドル(こらこら^^;

あと、この幕の「子守歌」の後に「アイシェの目覚めと踊り」があるらしいのですが、ストーリー上どう繋がるのかが謎です。
ガイーヌの家にアルメンと共に遊びに来ていたのでしょうか。そして目覚めたタイミングがどこなのかもちょっと謎。明朝なんですかねぇ?


第3幕の舞台はクルド人のいる山地へ。
この冒頭で「レズギンカ」が流れます。「レズギンカ」とはコーカサス地方のレズギン族の舞曲という意味らしいです。
私はこの辺りの地理に非っ常~に疎いのでチラッと調べたのですが、アルメニアは南コーカサスに属しており、また、クルド人は中東のイラン・イラク・トルコ・シリア・アルメニアの辺りに住んでいるとのこと。クルド人とレズギン族はイコールでは無いですがどちらもアルメニアで接点があり、クルド人がレズギン族の舞曲としてレズギンカを輸入(?)していても特に不思議では無いみたいですね。というか、アルメニア人であるハチャトゥリアンがその辺を間違うとはあまり思えないですが。

さて。
この土地にギコたちがやってきて、たまたま来ていたアルメンに道を尋ねます。身内に国外逃亡の道を聞いている時点でかなり頭が悪いです。よく横領できましたねと(苦笑)
挙動に不審を抱いたアルメンはカルサコフに通報するよう、クルド人の若者にカルサコフを呼びにやります。それに気付いたギコはアルメンを殺そうとしますが、間一髪のところでカルサコフ参上!密輸入者を捕まえることができました。
この間一髪ってのがまたかっこいいですな。ヒーローの資格充分です。

そんな中、ギコだけは逃げ延びて綿花倉庫に火を放ち、その騒ぎに紛れて逃亡しようとします(ということは、舞台はコルホーズに戻ってきてるんですね)。
しかし、閉じこめられた部屋からどうにか出てきたガイーヌに見つかってしまいます。
すると何と言うことでしょう、往生際の悪いギコは自分たちの子供を崖から落とすと言って脅すわ短剣でガイーヌを刺し重症を負わせるわと大暴れ。
しかし、またしても間一髪カルサコフが登場し、ギコを捕まえます。

ガイーヌはカルサコフの看護によって怪我から回復し、そして彼を愛するようになります。


─1年後。第4幕。
ガイーヌらのコルホーズでは再建された綿花倉庫の落成祝いと、ガイーヌとカルサコフ、アルメンとアイシェ、カレンとヌーネの3組の結婚式が盛大に行われます。
結婚式ではさまざまな民族舞踊が披露され、全員の祝福のうちに幕を閉じます。

剣の舞」をネットで検索すると、「最終幕でクルド人が出陣するときに剣を持って踊る」ような記述がちらほらとあったのですが、これは実際に出陣する訳ではなく結婚式で披露される踊りの1つのようです(ボリショイ版でもクルド人が実際に出陣する場面は無いようですし)。
また、「バラの娘たちの踊り」もこの結婚式で披露されるようです。
それにしても、最後でいきなり全員結婚って。
ひと昔前のTVドラマで最終回でサブキャラたちがボコボコと結婚してしまうようなのがたまにあったなぁと思いました(苦笑)


<エピローグ>

ま さ に ◇計 画 通 り@夜神月。

何のためにあの頭の悪い密輸入者に公金を横領させるよう会計の穴をそれとなく教えたのか。そしてまともに働かないギコがそこに加担するよう仕向けたのか…。
彼にとってまさに「豚に真珠」なガイーヌを奴の手から救い出し、しかもそのヒーローの座に自分が自然と収まり、誰も何の疑いも抱かないまま彼女を、そしてこのコルホーズを自分のものにするため以外の何物でも無いじゃないか!
そしてそれがこんなにあっさりと上手くいくとはっ!
アルメンやガイーヌにギコが逆ギレすることだって計算済み。2人がピンチになった頃合いを見計らって出て行けば格闘は俺の方が圧倒的に上だからな。
彼女が重傷を負ってしまったのだけは計算外だったが、逆に彼女を落とすためのいい材料になったし災い転じて何とやらだ。一時の看病くらいいくらでもしてやるさ。
このコルホーズの奴らはギコ以外みんな愚直なまでに働き者だからな。こいつらだまくらかしてこき使えばもうウハウハ♪
しかもガイーヌなんていい女まで手に入ってもう俺ってば天才d〆ヘ(_ _ヘ)☆\(--;)いい加減にしろ
(上記モノローグはフィクションであり、実際のバレエとは関係ありません)


いやぁ、何かカルサコフのあまりのヒーローっぷりを見てたら「こいつ、裏があるんじゃね?」とか思ってしまって(笑)
で、最後に書いてみたのですが案外ハマってしまうもんですね(^^;)
実際のバレエのあらすじとしては、エピローグ以外を参考にしてくださいませ。

ちゃんとしたあらすじを知るには、バレエそのもののDVDを見るしか無いのかなぁ…。
Y先生から怪しいヤツを借りるか(^^;)


追記:ボリショイ版のあらすじも書きました。→◇「ガイーヌ」(ボリショイ版)の粗すぎるあらすじ