2009年06月09日

「ガイーヌ」(ボリショイ版)の粗すぎるあらすじ

◇前回の原典版あらすじエントリーに続いて、せっかくなのでボリショイ版の「ガイーヌ」のあらすじも調べてみました。
今回は本当に簡単にまとめます(笑)

<登場人物>
ガイーヌ:アルメニアの村の娘。恋人はアルメン。
アルメン:ガイーヌの恋人。
ゲオルギー:アルメンの親友。
アイシェ:ゲオルギーが想いを寄せる女性。
・ヌーネ:ガイーヌの友人。恋人のカレンと共に相変わらず物語の本筋には関係無し(ぇ
カルサコフ:いません(^^;)
ギコ:誰よあんた(ぉぃぉぃ


<ストーリー>
プロローグ。
アルメニアの山あいの村に住むアルメンとゲオルギー。2人は山へ狩りに出かけた際に、岩から落ちて意識を失っているアイシェを見つけ、嵐の中彼女を助けます。
そしてゲオルギーは彼女に一目惚れしてしまいます。

第1幕。
村でガイーヌがアルメンたちが帰ってくるのを待っているところに彼らが戻ってきます。
アイシェはガイーヌの家に運び入れられ、そして意識を取り戻します。
アイシェは、アルメンがガイーヌに花束を渡そうとしているところをいたずらで横取りします。アルメンもそのいたずらに乗っかってアイシェを抱きしめます。
ゲオルギーはその抱擁シーンだけを目撃してしまい、アルメンに対して嫉妬の炎を燃やします。
ここでガイーヌが嫉妬していないところでゲオルギーには何か感じて欲しかったところです。

この幕の最初に村の踊りとして「レズギンカ」が踊られます。原典版ではクルド人が踊っていましたが、ボリショイ版ではガイーヌたちの村人が踊るんですね。

第2幕。
アルメンとゲオルギーはまた狩りへ出かけることになり、そのための祝宴が開かれます。
しかし2人の関係はギクシャクしたまま。
祝宴では様々な踊りが披露され(この中で「バラの娘たちの踊り」が踊られます。)どんどん盛り上がりますが、それにシンクロしてゲオルギーの嫉妬心も最高潮に達し最後にはアルメンと口論に。そしてその状態のまま狩りへと出発していきます。
ガイーヌとアイシェは2人を心配します。この場面で「アイシェとガイーヌの場面」として原典版の「子守歌」のアレンジ違い(少し曲長が短い)が流れます。ちなみに、「バラの娘たちの踊り」も原典版よりも1回多く第1主題がくり返されます。

さて、狩りの途中でアルメンは足を滑らせ宙づりになってしまいます。しかし当然ゲオルギーは助けません。力尽きたアルメンは転落してしまいます。
アルメンはたまたま近くを通りかかった狩人に助けられますが、何と失明してしまっていたのでした…。

村に戻ってきたアルメンにガイーヌは踊りを披露しますが、当然アルメンはそれを見ることが出来ません。そして彼はガイーヌの愛を受け入れてはならないと自分に言い聞かせます。
しかし、ガイーヌの彼への愛は変わりません。

一方、失明したアルメンを見てゲオルギーは彼を見捨てたことを後悔し、悩むのでした。

第3幕。
アイシェはゲオルギーが独り悩んでいるのを見て心を痛めます。ここで「アイシェのモノローグ」として、原典版の「アイシェの目覚めと踊り」が使われています。
また、これに続いて「山の若者たちの踊り」として原典版の「クルドの若者たちの踊り」が踊られます。しかしそれを見てもアイシェの心は晴れません。
ゲオルギーはそんなアイシャに良心の呵責を打ち明けます。そしてアルメンに謝ろうと決めるのでした。

そして収穫祭がやってきます。
いろいろな踊りが披露される中、アルメンは自分の目を覆っている包帯を外します。
すると、なんということでしょう!アルメンの目は眩しい光を感じたのです。そうです、彼の目は治ったのです!

… な ぜ ?(^^;)
崖から落ちて失明っていうから目を物理的に損傷していたのかと思っていたのに、回復したってことは一体なぜ失明していたんだ?
ご都合主義のような気もしますが、まぁよしとしましょう(笑)

さて、アルメンの視力が戻って収穫祭はさらにヒートアップ。「剣の舞」が激しく踊られます。
そして最後にゲオルギーが登場。アルメンに全てを打ち明け、そしてアルメンをそれを許したのでした。
めでたしめでたし〜。


ボリショイ版では政治的メッセージは一切排除されていますな。原典版は逆にほぼ政治色(コルホーズでマジメに働いていると幸せになれるよ!というメッセージ)一色でしたが。
職業もコルホーズの労働者から男性は狩人・女性は普通の村娘になっているみたいですし。
また、原典版はギコらが救いようのないネガティブな存在として描かれていましたが、ボリショイ版ではゲオルギーが悪の一面を見せるもののそれはアイシェへの愛ゆえのものであり、完全な悪者は存在しないストーリーとなっています。
どちらが好きかは人それぞれでしょうね〜。私はアルメンの目が治ったのが「なんでやねん」状態なので原典版の方がいいかなぁ。原典版の方がストーリーの起伏がある気もしますし。あとは黒幕カルサコフの存在も魅力ですしね(それは違う

ということで、2つのエントリーを使って2つの「ガイーヌ」のストーリーを書いてみました。
これが来年の演奏会に生かせるかどうか…無いな(ぉぃ
posted by ぽぽろんろん at 23:21 | ☔ | Comment(4) | TrackBack(0) | classical musics
この記事へのコメント
こんばんは〜!
私が持っているDVDは↓これです。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000RW3YOK/

ギコとガイーヌが恋人同士だし、
ギコのパパが出てくるし、アイシャは登場しないし。
ゲオルギーって誰?(^o^;)
狩りに行かないし。
むむぅ。
これもボリショイなんですよね〜。
いろいろな脚本、演出があるのでしょうか。
原典版ではなさそうですね(^o^;)

Posted by くーち at 2009年06月11日 20:28
■くーちさん
こんばんは〜。

>ギコとガイーヌが恋人同士
これはほぼ原典版ですね。

>ギコのパパ
>アイシャは登場しない
え?え?これは…。特に後者ってあり得ないような…。

>ゲオルギーって誰?
これも原典版に沿ってますが…。

でもボリショイなんですよねぇ?凄く謎です…。とっても気になります。
早く見てみたいです♪とりあえず曲聴けば一発で分かりますから。
Posted by ぽぽろんろん at 2009年06月11日 23:49
とても、参考になりました。
ありがとうございます(>_<)
わかりやすくて、ときどき呟きが混じっていて、飽きずに読み進めることができました。
これからも、ブログ頑張ってください。
Posted by トランペット at 2013年06月12日 22:18
■トランペットさん
コメントありがとうございます。
少しでも参考になれば幸いですー。
Posted by ぽぽろんろん at 2013年06月13日 23:04
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