2010年03月25日

「ピアノの森」第17巻はパンウェイの生い立ちが明らかに!

発売日に買っていたのですが、飲みに誘われたりなんだりで感想エントリーが今日になってしまいました。
それではとっとと感想行きましょうね。

※この先ネタバレしてますので、未読の方はここでFineしませう。※









この巻、前半は修平とアダムスキが、そして後半はパン・ウェイがメインでした。

修平とアダムスキ、かな〜り長いことトイレで喋ってましたね(^^;)
ここの一連のやりとりで修平は文字通り“ひと皮むけた”ということに。
今までただ「相手が誰であろうと勝つんだ。特にカイには負けられない!」という演奏をしてきて、そのために“つらい”練習もしてきた。
だけど後者は「そんなの2次予選に進んだ人ならみんなやってる」と一蹴され、そして今まで明確に見えてなかった「何のために演奏するのか」ということについてもアダムスキから

「キミのピアノのセールスポイントはアマミヤ‥‥キミ自身‥」
「キミがピアノに命を与えるんだよ!」
「17歳のまっすぐなピアノはそれだけで充分新鮮で魅力的なんだよ!」

と明解な言葉を貰い(もちろん他にもいろいろ言ってましたけど)、心を縛っていたものから解放され、「僕は誰にも負ける気がしない!」と思うまでに至ります。
そこまでの自信がいきなり出ちゃうのが凄いところですが(^^;)、まぁ修平も天才プレーヤーには違いありませんからね。きっと2次審査では今まで見せたことの無い演奏を披露してくれるものと思います。
そして一方のアダムスキ。審査員のエゴの犠牲となり落選してしまいましたが、その後、彼の先生からの言葉で彼は救われましたね。

「あのプログラミングは観客にショパンの一生を見せようとしたのかい?」
「ショパンに聴かせたかったな‥
 本人が聴いたら‥きっとおまえさんを大好きになるよ カロル!」

失意のアダムスキを優しく包んだこのシーンはちょっとウルッと来てしまいましたよ。アダムスキ自身は先生の姿を見た時から泣きっぱなしでしたけどね(笑)
彼のスタンスとしては、コンクールと言えどプログラムを勝ち負けだけのために決めることは出来なかったということなのでしょう。
彼の華麗な(←だ、ダジャレなんかじゃないんだからねっ><)容姿や立ち振る舞いだけしか見ていない人たちやそれを利用することしか考えなかった審査員たちにはなかなか分からないことですよね。
ホントいいヤツだなぁ〜。アダムスキが大好きになってしまいました。


さて後半。ついにショパンコンクールの2次審査が始まり、初日からソフィー・オルメッソン、そしてパン・ウェイと注目奏者が連続で演奏することに。
ソフィーの演奏も素晴らしかったのですが、パン・ウェイはそれをさらに上回るものでした。そしてこの演奏の中で、彼の回想により生い立ちが語られます。

父親の分からぬ子を身ごもり、火を点けられた小屋の中で出産直前に首つり自殺した女性のお腹から奇跡的に取り上げられたという出生時のエピソードを持つパン・ウェイ。
孤児となった彼は幼稚園のピアノで才能の片鱗を見せ、そこに居合わせた富豪(=保育園のオーナー)に買い取られるのですが、その後が凄いっ!(いや、ここまでも充分凄いんだけどね^^;)

当初ピアノを押しつけられることを嫌がったパン・ウェイを富豪は

「女は正気じゃないのに おまえを産むことだけは本能で拒絶したんだ!!」
「おまえの母親になることだけは拒絶したんだ。
 おまえはいらない人間なんだ!!」

と叱責し(うわあぁ…)、そして部屋中に埋め尽くされたモニターからいろんな演奏者の映像が一斉に流される中で、パン・ウェイが誰の音に興味を持つかを見極めさせるという…。

パン・ウェイと秘密の部屋.jpg←そんな中でも折檻中…(´・ω・`)

普通だったら不協和音の嵐に気が狂いますな、これは(苦笑)
でもパン・ウェイはその中から阿字野の演奏を見つけ出し、彼の音だけを追い、真似するようになります。
阿字野の音を必死で自分のものにし、さらに彼自身の過去の悲惨さが加わることでパン・ウェイの音が出来上がっているんですね。

このエピソードを読むと、パン・ウェイが本当に阿字野の音が好きなんだなというのがひしひしと伝わってきます。そして彼が“阿字野の後継者”としての揺るぎない自負があるということも。
今まではただの敵キャラ(中ボス的な)にしか見えていなかったのですが、この巻を読んで彼のかっこよさが分かりましたねぇ。最後のページで一礼する姿なんてもうかっこよすぎます><

しかしこの回想シーンを見て思いましたが…。

■before
パン・ウェイ過去.jpg

↓↓↓↓

■after
パン・ウェイ現在.jpg

…変わりすぎだろ(^^;)


さて、それはともかく(ぇ
こうなるとカイがどういう演奏を見せてくれるのかが楽しみですね♪

ピアノの森(17) (モーニングKC)
一色まこと


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■過去のピアノの森関連エントリーです♪
◇「ピアノの森」第16巻は一次審査終了!(ショパン「前奏曲」第24番ニ短調聴き比べ動画付き)
◇「ピアノの森」第15巻は、まさしくカイの独壇場♪
◇「ピアノの森」第14巻でライバル総登場?
◇「ピアノの森」第13巻は、ショパン・コンクール開幕!
◇「ピアノの森」12巻は戦いの火花がバチバチと♪
◇「ピアノの森」11巻は鳥肌が立りまくり。
◇「鋼の錬金術師」11巻と「ピアノの森」10巻♪
◇「ピアノの森」7〜9巻出てました♪
◇「ピアノの森」 カイの世界に泣きました

CDブックの感想も。
◇「ピアノの森」のCDブックは…いいかも♪


タグ:ピアノの森
posted by ぽぽろんろん at 21:41 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(1) | books & comics
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ピアノの森17巻 #book #manga #comic 自分探しって永遠なのかもね。。。
Excerpt: 一色まことさんの、 ピアノの森(17) (モーニングKC)です! 雨宮とアダムスキ 雨宮父とクリスティナ パン・ウェイと阿字野は対話をしながら自分を見つめながら、 探しながら、 成長を..
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