2010年05月01日

ティンパニ塾に行ってきました♪

◇一昨年のAフィル第九演奏会が元で連絡先を知った高校吹奏楽部パーカッションの先輩、Mさんから「ティンパニの公開レッスンがあるのですがどうですか?」というお誘いがありました。
Mさんは元九州交響楽団ティンパニ奏者の◇永野哲さんと親交があってこれまでも何度か公開レッスンをして頂いており、今年も5/1・2にやるのでよかったらどう?ということで。
今回は声をかけていただいたのがレッスン直前ということもあり、レッスンは受けずに聴講という立場でお邪魔させて頂きました。

Mさんとお会いするのは……さて、何年ぶりだろう?(^^;)
10年は経ちますね、きっと。久しぶりにお会いしましたがMさんは全然変わってませんでしたねぇ。羨ましいことです。

公開レッスンはまずMさんから。曲はブラ1(^^;)
いや〜、ちょうどよかったです。Mさん、ありがとうございます。
以下、そのレッスンでの備忘録を箇条書きで。

  • 第1楽章冒頭は、上の方から腕の重みをかけて振り下ろす。ティンパニの釜の底まで振り抜くくらいに。

  • A-4小節目:最後の2発はしゃべりかけるような感じでニュアンスを持たせて。

  • Allegro冒頭の3発:音にスピードを持たせて。

  • B-1小節目:あたまの音をしっかり切って次からしっかりpで。

  • B-8小節目アウフタクトからはfで。その後のmfで音量を落とす。←これ、私は今までp→mfってやってました。明日試してみます。

  • H:2拍目あたまから軽くデクレッシェンドするように4発叩く。というか第1楽章は全体的に2拍目から出発する楽章という意識で。

  • O-26アウフタクト〜は隣接した2音を1セットで。繋げた形で考える。

  • 第1楽章最後のトレモロとその後の1つ打ちは分ける。

  • 第2楽章最後、トレモロ<>とその後の三連符はすき間を空けて別物に。

  • 第4楽章、B前後の12連符はテンポを見ながらスムーズに。

  • B〜Cの12連符の音の移動やトレモロへの移行等スムーズに。

  • Mはトレモロの後3拍目もしっかりと。

  • コーダ前の<sf>の強弱をしっかり。

  • 419小節目からの三連符連打は音の高低よりも粒を聞かせる。


最初の項目についてですが、このフォームについては別のレッスン生含めていろんな場所で出てきました。また、それ以外でよく出てきたのは、「腕を使う」ということと「マレットはフリーな状態にする」ということ。
前者は私も多少意識していましたが(基本的にヘッドの径が大きくなるほど腕を使わないと音が鳴りにくいのです)、永野先生はもっと大げさに使っていました。
そして後者は…かなり難しいお話。マレットをギュッと握らず最低限の力で支えるだけにすることで鼓面を叩いた後にマレットが楽器の振動の邪魔にならないようにするということだと思うのですが、これは親指と人差し指でしっかりマレットを支えられることが前提になります。これって基本ではありますがなかなか習得しきれないことでもあるんですよね。
でも、こういうアプローチで「楽器を鳴らす」ということはあまり考えてこなかったので、かなり新鮮な経験でした。

この後2人目がブラ4のレッスンを受けた後で一旦レッスンは休憩に。
ということで、先生が2曲ほどティンパニソロ作品を演奏してくださいました!演奏したのはカーターの「4台のティンパニのための8つの小品」からマーチとカナリーズ。

かっこよかったわ〜(*´Д`)

技巧的な箇所も難なくこなすその姿に目は釘付け。そして、軽く叩いているようにしか見えなくても音の塊がティンパニの釜いっぱいに充填されて芯のしっかりした音が飛んでくる。
惚れてまうやろーっ!
ぜひSフィルに来て下さい(ぉぃ

そしてその後「何か質問とかありませんか?」という流れになったので、ブラ1についてMさんのレッスンで出たこと以外で私が気になっていたところについていろいろと教えてもらってしまいました。そしてついでにエグモントも(笑)
てことでこちらも箇条書き。

  • 第1楽章G-34小節目からのフレーズ、曲全体の雰囲気に合わせて1・3回目より2回目を若干落とすのもあり。もちろん3つ一緒でも構わない。

  • K-7小節目から八分音符が9つ連続する場所は軽くクレッシェンドするニュアンスで(ただしやり過ぎないように)。その後、K-13・14小節目のトレモロに入る時はブロックを分ける。←これの後半が個人的には斬新。このトレモロ2小節は直前からスムーズに繋げるのではなく、ここまでの一連の流れを止めるような立場の2発なんですね。

  • P直前の2発は、そこまでのクレッシェンドの余力を使う感じで。←私はクレッシェンドよりも突出してダダン!と決めたくてそうしてきていたのですが、まぁそれだと不自然でしたかね、やっぱり(^^;)でもこれでちょっと気楽になったかもしれません。

  • 第4楽章G-9小節目からの三連符は軽くクレッシェンド。あたまの音にアクセントは付けない!←これ、何かクセでやっちゃうんですよね…。アクセント無い方がいいよなと思いつつ、クセを直さなくてもよかったら嬉しいなと思って聞いたら甘かった(苦笑)

  • コーダのクライマックス、金管コラールで叩く2発。Mさんのレッスン時では結構すぐに音を止めていたけど、鳴らしたままでも問題無し。←ここで先生は「この音に何も記号が無いのはおかしいよなぁ。せめてsfは欲しかった」と言っていました。確かに(笑)

  • エグモント207小節目とそのアウフタクト:アウフタクトまでは短調なのに207小節目から長調になる。この叩き分けは、アウフタクトを叩いたらきっちり止める。そして次を新しく始める。←ブログでも何回か書いてきたこの場所ですが、何とか解決出来るかも?

  • ベートーヴェンの場合、音符+旗(16分音符とか32分音符とか)で書いてある連打は通常のシングルストローク。トレモロ(tr)で書いてあったらクローズドでのダブルストローク(!)


いろいろありましたが、最後の項目がかなりショッキング。これ、本当?先生独自の解釈では無くて?ちょっとググったくらいでは真相は分からなかったです。
セーム皮のマレットを使っているという話をしたところ、コーダ冒頭のppトレモロがシングルストロークだとうるさくなってしまうことへの解決策としてダブルストロークの話が出たのですが、最終的には、ベートーヴェンではこれら2つの書き方が連続して書いてある場合があり、その叩き分けという話に到達しました。
今回これを採用するのか、そして来年のエロイカではどうなのか?ちょっと悩み所です(特にエロイカ)。


ということで、3時間ちょっとですがかなり充実した時間を過ごすことができました。
いやぁ〜楽しかった!
このティンパニ塾は明日もあるのですが、Sフィルはさすがにサボれないし(何せパーカッションの見学希望者が来る!)、終わってから行ってもおそらく間に合わない…。仕方無いとは言えこれは残念です。

Mさん、ぜひまたこういう機会がございましたらよろしくお願いします〜。


posted by ぽぽろんろん at 22:42 | 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | my music activities
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