2010年06月21日

坂本龍一の「スコラ」第3回はベースのお話♪

もう放送は最終回までやってしまったというのに、私の方はやっと第3回を見たところです。
原因は当然ワールドカップ。
仕事が進まないのももちろんワールドカップのせいです。←それはお前のせい

ドラムス&ベース編、第3回はベースの話でした。当然ゲストは細野晴臣。
前回同様、ベースとの出会いの話なんかもありましたが、私が興味を引いたのはまずベースの奏法について。
あんなにミュートを積極的に使うものだったんですね〜。知りませんでした、すみません。
また、リズム楽器でありながら音程があることでメロディ的な動きも出来て、そこでコードから外れた音を使うことで面白さが増したりするとのこと。ドラムで言うフィルインをもっと自由に適用できるイメージを私は持ちました。これは打楽器な私からするととっても羨ましいお話です。
この2つの要素を持つベースという楽器について細野晴臣は「両方あるから、やんなっちゃうなと思うよ」って言ってましたけどね。ぜいたくだっつーの(笑)

ワークショップを挟んでの後半はさらに興味深いお話に。
坂本龍一の「影響を受けた人たちから学んだものは?」という質問を受けての細野晴臣の回答は「『楽に弾け』ということ」。
ニュー・オーリンズのクラブで老齢のベーシストが「お豆腐を切るように(細野談)」そーっと弾いていたその音に「いいなぁ〜」と思ったということで、「ミュージシャンの年月って大事だな、と思うようになった」ということでした。
(いい意味で)枯れたミュージシャンの良さとして「音楽と戦わなくなってくる」「自分のもの(音楽)なんですよ。……本当に」という風に語っているのを聞いて、なるほどなぁと。そしてこれは全ての音楽のジャンルで言えることなんだろうなと思いました。
こういう音楽を実現するためには、(ベースなら)指先にどれだけ神経を行き届かせられるかということになるんですよね。
そして若い頃はそういうものにあまり興味を持たない人が多いと思うし、どちらかというと「お前ら俺の音を聞けーっ!」って外側にとんがっていきがちなのではと思います。要は私がそうだったんですけどね(苦笑)
年齢を重ねるにつれ、そういうダイナミックさだけではなくもっとミクロな部分での音楽の機微に興味が移ってくるんですよね〜。要は私がそうなりつつあるってことで。
どの楽器でも、いい音を出すには「力を抜く」ってことが必須だと思うんですけど、上で言っている「楽に弾く」っていうのはそういう意味とはまた違うんですよね。私もそういう音楽をやれるようになったらいいなと思います。人間として機微の無い私にはとても難しいですけど…。


ワークショップは、YMOとの共演を前に「自分たちのリズムを作ろう」という課題。楽器は引き続き竹筒2本のみ。
最初は単音や2つの音を単純に並べていただけでしたが、生徒の1人が「『タタッタ』っていう風にやってみたい」というのをきっかけに坂本龍一がアレンジを加えて

「タタッタ|タンタン」



「タンタタ|タンタタ」

の2つのグループを作り上げ、これらを同時に演奏することでプチ「木片の音楽」風なリズムが完成しました。この場合は竹片か(笑)
パーカッショニストな私としては、ここで「相手の音と混ざり合って『タタタタ』とリズムが埋まる快感」をもっと味わって欲しかったところですが(笑)、まぁそれはここでのメインでは無いですからね。
しかし、ここで生徒が出したリズムというのがシンコペーションというのが面白いです。細野晴臣との対談でもシンコペーションの面白さについて語っていたところがありましたが、竹筒という音程の無い楽器でリズムを作るとなると、子供でも自然にシンコペーションの面白さに気付くのかもしれません。


最後のセッションは、「Thank You For Talkin' To Me Africa」。始めて聴く曲でしたが(馴染みのあるようなフレーズだったのでもしかしたらどこかで聴いてるかもしれないけど、ちゃんと意識して聴いたのは始めて)、いやぁまさに「ベースのための曲」でしたね。
基本のフレーズを繰り返しながらちょいちょい遊びのフレーズを入れてきて、ワンパターンな曲でありながら飽きずに聴けました。
こちらは原曲。元はヴォーカルもあるんですね。
↓↓↓↓
■YouTube - Thank You For Talkin' To Me Africa - Sly and the Family Stone


先週の「Hello Goodbye」もそうでしたが、ここでアップテンポな曲をチョイスしないところが年齢を重ねたYMOらしいのかなと思いました。

なお、YouTubeにはこの放送での演奏も上がってましたが、ここには貼りません。そのうち消されそうだし(^^;)
気になる人は曲名で検索すればあっという間に見付かりますので探してみてくださいな。


…さて、早いとこ第4回も見ないとね。



■「スコラ 坂本龍一 音楽の学校」関連エントリーです♪
◇坂本龍一の「スコラ」見た。(第1回)
◇坂本龍一の「スコラ」第2回は充実の内容♪
◇坂本龍一の「スコラ」第3回やっと見た〜。
◇坂本龍一の「スコラ」第4回は対位法。
◇坂本龍一の「スコラ」ジャズ編第1回、面白かった!
◇坂本龍一の「スコラ」ジャズ編第2回見た。
◇坂本龍一の「スコラ」ジャズ編第3回、カオスな即興が面白い♪
◇坂本龍一の「スコラ」ジャズ編第4回はフリーダムすぎた(笑)
◇坂本龍一の「スコラ」今回からドラムス&ベース編!
◇坂本龍一の「スコラ」今回はドラムスが主役♪


タグ:坂本龍一
posted by ぽぽろんろん at 21:41 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | other musics
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