2005年06月20日

ぽぽろんろん山形の旅♪第1日目その1〜Yフィル演奏会♪

この週末(6/18〜20)は山形まで行ってきました。
理由は友達Cご夫妻の所属するYフィルの演奏会を聴きに行くついでに観光です。

さて、初日(6/18)は夜からYフィル演奏会。曲目は次のとおりです。

 ・デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」(★)
 ・ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
 ・ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」(★)
 <アンコール>
 ・レスピーギ:「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲より「イタリアーナ」

Yフィル春の演奏会は、毎回熊倉一雄さん(ヒッチコックの声や「ゲゲゲの鬼太郎」の歌で有名ですね)が曲に合わせてナレーションを入れるという試みを行っています。
上で★印が付いている曲目が、熊倉さんのナレーション入り♪


ディズニーの「ファンタジア」で超有名になった(ミッキーとホウキのやつです♪)「魔法使いの弟子」は、私も大好きな作品です。
このお話しを熊倉さんがどう味付けするのか楽しみにしていたら、熊倉さんが黒マントを羽織った「魔法使い」スタイルでステージに登場。のっけからやられました(笑)
曲の方は、本体の演奏を始める前に前置きとして物語の背景などを曲中の主題等を使って説明する「ピーターと狼」方式(?)。これも予想していなかったのでちょっと新鮮でしたね。

演奏は、出だし弱奏の音程がとってもあやしく「ぉぃぉぃ…」な感じでしたが、これも未熟な「弟子」の本質を描写していると思えば(違
ホウキが動き出してからは音楽も軌道に乗り始めましたね。そうなれば元々音は出ているオケだしバランスも悪くないから安心して聴けました。トライアングルの音が雑なのとサスペンデッド・シンバルの音が少々デカ過ぎたのと合わせシンバルの音がへっぽこなのを除けば(それは安心しているのか?)
でもこの辺はあえて難を言えばという感じで、平均的には気にならない範囲ですね。というか、オケ活動をしていない自分が「あれ下手これダメ」とアマオケの演奏会にイチャモン付けるのが最近イヤになってきました。あとは、何となく吹奏楽コンクールの審査員みたいな「減点思考」で考えてしまうのもあります。
この曲のパーカッション最大の難関であるグロッケンについては無難にこなした印象で「ほぉ〜」と感心しました。

この曲で熊倉さんは2種類ほど呪文を唱えていましたが、かなりインパクトあったのにすっかりド忘れです(^^;)
帰りの電車では覚えてたのに…。「覚えてるから」とメモっておかなかった私はブロガーとして敗北者です
確か「ホンジャマカー」だか「ジャンバラヤー」だかそんな感じのでした(どんな感じやねん)。Cご夫妻、もしこれを読んでおられましたらフォローを〜〜
呪文に限らず、この曲の熊倉さんはかなりノリノリで(笑)、見ている方も楽しかったです。


「春の祭典」は、Cご夫妻曰く「それほど練習が出来なかった」ということでしたが、いちばんよかったです♪
リズムの目立ったズレも無かったし、金管は出すとこ出してて気持ちよかったし。
これほどの曲を、ガタガタと崩れることもなく仕上げたのは拍手♪ただしドラ以外(って結局ダメ出しですか…)。
だって、「大地の踊り」も「いけにえの踊り」も全然ドラの音が来ないんだもん…。個人的には他の音を消し去るくらいやって欲しかったところ。残響ももっと欲しかったなぁ(これはきっと指揮者から指示があったのだろうと思っていますが)。音出す前から音を止める意識満々だし、あれは音出ませんよね…。
あと、合わせシンバルはここでも音が「ペシャー」とマヌケな音。これはどうやら楽器がいけないっぽい?(「魔法使いの弟子」でもその可能性はありますね)
というかどう見ても小さかったし、楽器自体軽い音しか出ないように見えました。もう一回り大きくて厚いのが無かったのかなぁ。あれだけ団員がいるオケならシンバルも2組は持っているかと思うのですが…、というか持っていて欲しいです。

しかしこの曲、ナレーションを入れるのにはちょっと難しい曲だったように感じました。
キリスト教以前のかなり原始的な宗教を題材にしていますし、登場人物たちにほとんど名前もないのでちょっと分かりにくい面もありました。
なので私はほとんど熊倉さんを聞かずに音楽ばかり聴いていたような(苦笑)
せっかくの機会なのに、もったいなかったかなぁと後で思いました。

「春の祭典」は、マンガ「将太の寿司」の中で、伸び悩む将太にインスピレーションを与えた曲としても有名ですね(そうか?)
彼はクラシックのコンサートにてこの曲を耳にするわけですが、この時のステージ上の画が「ベートーヴェンの交響曲かよ!?」とツッコミを入れたいくらいの編成だったのは何と言ったらよいのか(笑)。奏者1人・ティンパニ2台で「春の祭典」、やれるもんならやってみぃや(笑)
Yフィルは確か4+3=7台使ってましたね。これが普通ですよ。
「のだめ」では、ちゃんと編成も調べて画を描いているのは偉いですね〜(クラシックマンガなら当然?)
「道化師の朝の歌」でアンティーク・シンバルのカットを入れてたり(第10巻P161の左下から2つ目、シロフォンの上にある円盤が並んだ楽器。音階があって音はグロッケン系のキレイに澄んだ金属音♪)とかツボも心得ています。そういうマニア(?)がちゃんとアドバイスしているのでしょうね。
まぁ、「将太の寿司」はすしマンガですし、テーマ以外の部分に対してはやはり考証が甘くなるのは仕方がないところでしょう。
かつて「ベルサイユのばら」のオスカル暗殺シーンで「銃に照準を合わせるスコープが付いている!」というのがありましたが、これはその「考証の甘さ」の最もメジャーな例でしょうか。
「春の祭典」→「将太の寿司」→「ベルばら」という統一感のない連鎖は何なのでしょうね、しかし(苦笑)


去年のYフィル演奏会でも思ったのですが、熊倉さんはものすごく姿勢がいい!これがものすごくかっこいいんです。
もう80近いのに背筋がピンとして、ナレーションも全て立ったまま行うんですよ!2曲で50分以上かかるのに。
これはすごいですね〜。去年初めて聴きに行ったときはラヴェルの「ダフニスとクロエ」でこれは1時間かかるのですが、これも立ちっぱなしでした。
「当然、椅子に座ってやるんだろう」と思っていた私はまずそこに度肝を抜かれました。
カーテンコールの拍手に応えて小走りでステージに戻ってきたりするし、本当に熊倉さんはお元気ですね〜。
こういう年の取り方をしたいなぁと感じずにはいられません。そして熊倉さんにはいつまでもお元気でいて欲しいですね♪


ということで、多少の文句(どうしてもパーカッションに偏る…)は書いたものの全体的には大満足の演奏会でした。
Cご夫妻、お疲れさまでした!そして楽しい演奏会をありがとうございました♪


…まだ1日目が書き切れません(^^;)
全部書くとどれだけかかるのやら…

1日目続きはこちらです


posted by ぽぽろんろん at 22:18 | 東京 ☀ | Comment(10) | TrackBack(0) | classical musics
この記事へのコメント
遠いところ、はるばるお越し頂きまして、ありがとうございました。
呪文は、「ホンジャラカ〜」のように聞こえましたが、私達も定かではありません。ビデオを観て、検証したいと思います。もう一つの呪文は、「(明かりよ戻れ)セザーレ」です。
「死ぬ前にこの曲がやりたい」が熊倉先生の決めゼリフのようですが、いつまでもお元気でいて欲しいと、本当に思いますね。
Posted by Cの妻 at 2005年06月21日 16:34
先日はお世話になりました♪
おかげさまで楽しく過ごすことが出来ました。ありがとうございます♪
山形日記はまだまだ続くので(苦笑)、またフォローありましたらよろしくお願いします。

>ホンジャラカ〜
あ〜思いっきりそれっぽいです。ありがとうございます〜。

>セザーレ
これは忘れていました(苦笑)
もう1つあるんです。音楽に合わせて「バブーン」とか言っているのが。
ラッパに消されかけている中を必死に聞き取ったのに、これまたド忘れで困ったものです(^^;)
もしビデオを見て判明したら教えて下さい

本当に熊倉さんには変わらず元気でいて欲しいですね♪
Posted by ぽぽろんろん at 2005年06月21日 20:09
お帰りなさいませ♪

曲目を見て目をまるくしてしまいました
「ハルサイ」やるだけでもすごいのに、「田園」とデュカスですか!!本当にアマオケなんですか
うちのオケがこんな曲できるようになるのは100年ごですな(笑)もう死んでるか(爆)

デュカスのこの曲、名前は聴いたことあるけど全然聴いたことがないです。デュかスはピアノソナタを試聴したことがあるくらい・・・。 うちにVTRならあったかもしれないので勉強してみます♪

それにしてもハルサイなんかやったらそれこそ、ぽぽろんろんさん、のだめの真澄ちゃんみたく踊るティンパニストって感じですねー
Posted by ya-ya-ma at 2005年06月21日 22:37
帰ってまいりました♪
これだけの曲をやるには、やはり時間がかかりますよね。Yフィルは創立50年以上の楽団ですからそれだけの地力があるのだと思います。
Sオケさんの場合も団員全員が地道にレベルを上げていくしか無いと思います。
そうすれば、入ってくる団員のレベルも変わってくると思いますし。

>デュカスのこの曲…勉強してみます♪
「魔法使いの弟子」、ぜひぜひ聴いて下さい♪曲調はユーモラスですが、スコアはキッチリと固められています。さすがは完璧主義者デュカスです♪
「弟子」はたくさんCDも出ていますよ。

>ハルサイなんかやったらそれこそ…踊るティンパニスト
客席でジッとしてるのが大変でしたから(爆)
Posted by ぽぽろんろん at 2005年06月22日 07:15
なるほど♪もう半世紀にわたってご活躍されているオケなのですね。恐れ入りましたm(_ _)m

「魔法使いの弟子」ですが、さっそく、VTRを探してみたら、やっぱりありました。ビシュコフ&パリ管弦の’95来日公演のやつが♪
デュカスのオーケストレーションって、なかなか色彩豊かでおもしろいですね☆
ディズニーの「ファンタジア」は全くわからないのですが、この曲の遊び心あふれるメルヘンな世界は、ディズニーの雰囲気に合うのでしょうね♪
「メタボール」という作品も同時に演奏していたのですが、これは「魔法使い」よりはもう少し現代的で、武満的な響きとリンクしてしまいました。とにかくこの人の効果的なオーケストレーションは注目に値するなあと思いましたですぅ〜ヾ(@⌒▽⌒@)ノ
この人の作曲の弟子があの美しいレクイエムを書いたデュリュフレだということを知って少し驚きましたが(苦笑)
Posted by ya-ya-ma at 2005年06月22日 20:16
>メタボール
これは確かデュティユーですね。でも私はまだ聴いたことは無いです(^^;)

>デュリュフレのレクイエム
これもまだです。(^^;)ツ あはは
フランス好きと言いながら、全てをカバーするのはまだまだ先ですね〜(苦笑)

メシアンもデュカスの弟子です♪
実は、メシアンの「鳥」シリーズの出発点となるアドバイスをしたのがデュカスなんです。
そういう意味でもデュカス様々です(笑)
Posted by ぽぽろんろん at 2005年06月22日 21:29
>「メタボール」・・・これは確かデュティユーですね。でも私はまだ聴いたことは無いです(^^;)

あちゃ{/hiyob_hat/} デュカスとデュティユー・・・紛らわしいですねぇ。。。夜中にウトウトしながら聴いていたのでつい。どうりで現代的な響きなわけだ(笑)

デュリュフレの「レクイエム」最高ですよ〜♪ フォーレの「レクイエム」を正統に受け継いだ作品という印象で、とても美しい曲です♪フォーレのレクイエムがお好きであればまちがいなく気に入ると思います♪
フレンチマスターとしては、“メタモル”なんかよりもこっちを先に聴いてくださいませ〜
ぽぽろんろんさんいこの曲紹介できてちょと得意げです(←すぐ図にのるバカ

>実は、メシアンの「鳥」シリーズの出発点となるアドバイスをしたのがデュカスなんです。

へぇ〜 メシアンの響きもまたかなり独特なので少々驚きですが、デュカスって後世にしっかりと足跡を残している人なのですねぇ。ちょっと食わずギライが祟っちゃいましたね(苦笑)
Posted by ya-ya-ma at 2005年06月22日 22:30
早速ビデオを入手しましたので、呪文について、検証してみました。
まず、一番良く出てきた例の呪文は、「ホンダバラ〜」が正解のようです。
そして、ラッパとかぶりながら言ってるのが、「シャル〜ンバ バル〜ンバ
Posted by Cの妻 at 2005年06月23日 11:49
失敗しました
すみません、余計にエンター押したみたいで、途中で投稿してしまいました

最初の呪文はなぜか何度聞いても覚えにくく、昨夜旦那とビデオで確認したのに、寝る頃にはお互い「何だっけ?」となっていました。今日もう一度観て、今度はメモをとった次第です。

自分が吹いているところはナレーションはほとんど聞こえないし、(聞いていると)おちるから聞かないようにしているので、ビデオを観て初めて「こんなことも言ってたんだ」と分かるのが、演奏会後の楽しみであります。
Posted by Cの妻 at 2005年06月23日 12:07
>ya-ya-maさん
>デュリュフレの「レクイエム」…こっちを先に聴いてくださいませ〜
了解です♪
そこまでオススメとあれば、今度探してみます〜。

>Cの妻さん
呪文解析(笑)ありがとうございます♪
そ〜でした、「シャル〜ンバ、バル〜ンバ」でした。

>ビデオを観て初めて「こんなことも言ってたんだ」と分かる
これって観客としても1回だとつらいです(^^;)
ナレーションと音楽と両方聴かなきゃならないので。
やはり複数回聴かないと話も曲も分かるようになりませんね(苦笑)

絵文字は、クリックで選んだあとすぐにEnter押しちゃうと「投稿」になっちゃうので注意して下さい。
絵文字を選んだ後は、必ずコメント欄にカーソルを戻してからEnterするように気を付けて下さいね〜。
Posted by ぽぽろんろん at 2005年06月23日 20:23
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