2005年07月07日

ムシャクシャした夜はディーリアスでリラックス♪

皆さんにとって、リラックスできる音楽って何でしょう?
人によってはそれがサティのピアノだったり、小野リサの歌声とボサノヴァの柔らかなリズムだったり、多重録音によって生まれるエンヤの深い音響空間だったり、いろいろでしょう。
今日は、2012年のオリンピックがロンドンに決まったということでイギリスの作曲家ディーリアスを取り上げてみたいと思います♪

ディーリアス.jpg

ディーリアスの曲にはのどかな田舎の風景が浮かびます。
大抵、「田舎の音楽」というと「イモっぽい」「土臭い」という印象が良くも悪くもつきまといますが、ディーリアスにはそれがありません。どちらかというと、爽やかなそよ風が吹き小川のせせらぎがある草原、あるいは木々の間から日の光が差してくるような林のような印象。
そしてそんな中をゆ〜ったりと時間が流れます。

このような印象を受けるのは、ディーリアスがイギリス生まれではあるものの彼がフランスやノルウェーなどに住んでいたことも影響していそうです。
そこに流れる清潔な空気は北欧を連想させますし、物憂げな和音の移ろいは印象派的と言えなくもありません。このあたりは、各国の音楽をディーリアス的に消化した結果なのでしょうか。

さて、そんなディーリアスのリラックスなナンバーはこちら♪

歌劇「イルメリン」前奏曲
北欧の伝説を元にした作品らしく叙情的な美しさに満ちあふれている曲です。弦楽器が主体ですが、その間にメロディを挟む木管が優しく彩ります。特にフルートとオーボエのハーモニーが美しい♪

狂詩曲「夏の庭園にて」
「夏」とあっても全く暑さは感じさせず、木陰を渡る風、美しく咲く花やそのむせるくらいの匂いなど、爽やかで鮮やかなひとときを連想させる作品。
ハープのアルペジオやグロッケン・トライアングルの金属音が清涼感を強調します。
この曲は全体的に「16分音符×4+4分音符」のリズムが中心となっていますが、このリズムが軽やかなスタッカートだったりそっと触るような感じだったりと表情豊かに使われています。

「小管弦楽のための2つの小品」
ディーリアスの代表曲というと、こちらを挙げる人は多いのではないでしょうか?
第1曲「春初めてのカッコウを聞いて」は、春から夏にかけての移り変わりの曲。「カッコウ」は例によって(笑)クラリネットで演奏されます。何度も鳴きますがかなり控えめです。ボーッと聴いてると通り過ぎちゃうかも?(笑)
北国の春は知らぬ間に夏になってしまっているってことでしょうかねぇ(^^;)
第2曲「川の上の夏の夜」では、夜の静けさの中を、ゆらりゆらり浮かんでいる小舟のような情景が浮かびます。
2曲ともけだるさも感じさせ少し蒸すような雰囲気もありますが、決して不快ではなく曲のゆっくりと流れる時間を強調させています。


ディーリアスはパーカッションを積極的に使わないので私の文章ではちょっと魅力を伝えきれないのですが(←もっと根本的な理由があることにはあえて目を向けません)、「時間の流れ」というのは間違いなくキーになると思います。
こういう時間の流れ方をする曲を作る人はなかなかいないのではないでしょうか?

私はまだ室内楽とか協奏曲まで手を伸ばせていないので、そちらも機会があれば聴いてみたいところです。


ちょっとイライラした日、「α波を求めるのに+イオンを発するオーディオ機器を使うのはどうだろう?」と一瞬矛楯を感じたりしますが(笑)、窓を軽く開けて−イオンを取り込みながらディーリアスの音楽にゆったりと身を任せてみてはいかがでしょうか?


posted by ぽぽろんろん at 20:29 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics
この記事へのコメント
ディーリアスはなんとも優雅で紳士的な音楽ですよね〜♪マイナスイオンというのもわかる気がします。
しかしながら、ディーリアスはうちでは見事にお蔵入り状態になってます(笑)チェロソナタと、ビーチャム指揮の有名な「春初めてのカッコウを聞いて」などのオケ曲集のCDがありますが、年に1度も聴かない(爆)
非常に個性的ではあるけれども、なんとも位置づけの難しい作曲家ですね。。。
それにしても、イギリスは大混乱ですねぇ。21世紀は本格的にテロリズムが席巻する時代になりつつありますね。彼らが核を持ってしまう日はもしかしたらそう遠くない未来なのかもしれません。あ〜いやな世の中だ〜。
Posted by ya-ya-ma at 2005年07月08日 23:49
いやぁ、CDなんてお蔵入りが6割は占めると思いますよ。
やっぱり3割程度のお気に入りをローテーションしちゃうんじゃないでしょうか?

>位置づけの難しい作曲家
これは分かります。味わい深くはあるのですが、さらっと聴いてしまうと「これ」というクセ・特徴が少ないんですよね。

>イギリスは大混乱
夕方のニュースは見ていなかったので、このエントリーを書いた後にテロを知ってショックでした。
エントリーもそれをふまえたものに書き直したくもなりました。
テロ組織が核を持つのは難しい気もしますが(それだけの場所と設備が必要なため)、「日本はテロに対して大丈夫か?」と思うとかなり不安になります。
オウムサリン事件などで、いったんは駅からゴミ箱が無くなりましたが、結局はまた復活していますよね。
「時間が経てばOKなのか?」と疑問に思うときもあります。もちろん、ゴミ箱が無いのはかなりの不便なんですが(苦笑)

テロはもちろんのこと、頭の悪い模倣犯が出ないことを願います。
Posted by ぽぽろんろん at 2005年07月09日 00:49
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