2005年08月22日

ハイティンクのショスタコーヴィチ8番、さいこー♪

こちら、本当は先週末に書きたかったエントリーでした。
やっと書けます(^^;)

先日、yurikamome122さんのブログで紹介されていたショスタコーヴィチ:交響曲第8番
ハイティンク/コンセルトヘボウがオススメ!ということでしたので先日手に入れてきました。

何せタコ8大好きですから(^^)v
どこがって言ったら、全体的に暗く寂しく短調が続く中、やっと終楽章で訪れた幸せ(長調)を金管と太鼓がぶち壊してあっという間に悲痛な叫びに変えてしまうところが(ぇ
その後も救われないまんま消えていくし…
いわゆる「勝利」を想像させる終わり方でなく、「平穏な中にある不安」というような印象を残して消えていくところが気になるのかもしれません。
あとはやはり怒濤の第3楽章の存在が大きいかなぁ。

ショスタコーヴィチ:交響曲第8番
ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団

さて、結論から言うとこれは確かに名演!
特に強奏部分での圧倒的迫力にはビックリ。まず第1楽章でそれは発揮されています。
ショスタコーヴィチの短調のオーケストレーションって、肋骨の隙間を風が吹き抜けていくような喪失感や虚無感を感じるのですが、そのために強奏部分で全身を襲う音の塊の迫力がもうただ事ではありません。
クライマックスへのクレッシェンドを「そこまでデカくしますか!」ってくらいやってくれます。
最初に聴いた時は、あまりのデカさにコンポのボリューム下げちゃったくらい(笑)

そしてこの迫力は第3楽章でも遺憾なく発揮されています。
オクターヴが落下する単純かつインパクト大な動機とそれを支える超硬質で無窮動的に突き進む伴奏。この組み合わせが非常に緊迫感ある世界を作り上げています。
そしてこの演奏の場合、ここにさらに強烈な圧迫感がプラスされます。
曲が進むごとに伴奏が弦→トロンボーン→ティンパニと変化し、そのたびにオーケストラのダイナミクスも大きくなってくるのですが、それに伴って音の圧迫感がドンドンと大きくなります。
まるで音の塊に体全体を押し付けられる感じ。
そしてataccaで第4楽章になだれ込む時には、圧倒的な音の壁がまさに大雪崩か大津波かというくらいの高さと勢いでもってドドドドと突進してきます。いや〜ぶったまげました。
あと、バルトークピチカートもとんでもないね(笑)

この曲、今までうちにあったのはインバル/ウィーン交響楽団とムラヴィンスキー/レニングラードフィルの2枚。
前者はキレイすぎて(というか大人しすぎて)何の印象の残らなくてどうも好きになれませんでした(このエントリー書くのにまた聴いてみたけどやっぱり…)。
後者は荒々しくて好きなのですが演奏が当時の録音技術を超えているのか(笑)第1楽章クライマックスでコンポのボリュームを絞ったように音が小さくなる。これはどう聴いてもオケはそんなことしていない(苦笑)
録音の悪さで減点したとしてもムラヴィン/レニングラードって大好きなのですが、この曲についてはその場所で「あらら…」と失笑してしまいました。
その2枚と比べてということを抜きにしても、息もさせてくれないくらいの迫力で聴かせてくれるこの演奏は必聴と呼ぶにふさわしいものと言えるでしょう。
まだ聴いていないお方はぜひぜひどーぞ♪

また、上記リンクでyurikamome122さんが紹介されているムラヴィンスキー&レニングラードフィルも、先に挙げた点を除けばやっぱりすごいです。
実際、ハイティンクのを聴くまでは「これがあればタコ8は充分!」と思っていたくらいですから。
録音技術の拙さが気にならない方はこちらもよいですよ♪

ショスタコーヴィチ:交響曲第8番
ムラヴィンスキー/レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団


ところで、ショスタコーヴィチの交響曲を「タコ○」と略すのは私のいた大学だけの風習でしょうか?(ここでも数回使ってしまった)
「ショス○」と略すところもあるので気になっています。
「ショスタコ○番」って呼ぶのが普通、なのかなぁ?
求ム、「タコ○」仲間(笑)


posted by ぽぽろんろん at 22:48 | 東京 ☀ | Comment(7) | TrackBack(0) | classical musics
この記事へのコメント
あれ?今度は投稿できるようになってる♪さっきのはなんだったんだろ??

というわけで同じ内容になりますが、こちらにコピペしますので、たいへんお手数をおかけしますが、もう片方のコメント投稿の削除をよろしくお願いしますm(_ _)m

ハイティンクとコンセルトヘボウの黄金コンビの登場ですね〜♪
ハイティンクとショスタコって少し意外な組み合わせな感じがして逆に興味をそそられますね♪(今日yurikamomeさんとこでも同じセリフ書いたかも(苦笑))
実はこのタコ8という曲自体まだ聴いたことがありませんで、この曲を購入するときは、ぽぽろんろんさん&yurikamome122さんのお墨付きのこのCDを選択しようと思います{/hearts_pink/}
ショスタコの室内楽やピアノソロは結構知ってますが、ショスタコの交響曲に関しては少しなじみが薄くてまだ1・5・7番しか知らないんです。8番てけっこう有名なんでしょうか?
あと、1・5・7番以外にこれは必ず聴くべし!という交響曲が他にもあったら教えてくだサイ
ちなみに「タコ○」という言い方はワタシも使いますよ♪ オケ経験者の間にかぎらずけっこう共通語なんではないかと思っていますが・・・。
Posted by ya-ya-ma at 2005年08月22日 23:52
今日のgooは調子が悪いです。申し訳ないです。
ya-ya-maさんところはどうですか?
(まさかここだけってことは…)

>ショスタコの室内楽やピアノソロは結構知ってますが…
実は私はその逆なんです。
シンフォニーばかりで室内楽を聴いていない…(^^ゞ
弦楽四重奏とかも聴いてみたいんですけどね〜。
何かオススメはありますか?(笑)

>8番てけっこう有名なんでしょうか?
う〜ん、どうでしょう?ショスタコの交響曲の中ではそこそこ有名と思っていますが…
5番・7番などからすれば知名度はやはり下がりますね。

>1・5・7番以外にこれは必ず聴くべし!という交響曲
これまた難しい質問を…(^^;)
って上で自分も同じこと聞いてますけど(爆)
…以下は個人的な意見です…
8番と似た曲調な10番も好きです。ただ、こちらのフィナーレは派手にやってますけど(笑)
あとは、ちょっと趣を変えて軽めの9番や15番もいいです。
うちのCDはムラヴィンに偏っているのですが(爆)、基本的にはこれがオススメです。
あとロジェストヴェンスキーなんかも平均的にいい演奏です。
やっぱり基本はロシア人になるのでしょうか(^^;)

>「タコ○」
本当ですか?やった、勝った♪(誰に?)
Posted by ぽぽろんろん at 2005年08月23日 01:19
いいでしょう?、この演奏!!
3,4楽章もビックリですけど、この演奏全体のリリシズムがいいですよね。正直私のショスタコーヴィッチの本当の意味での刷り込みはほとんどがハイティンクなんです。彼の演奏でならショスタコーヴィッチが聴けたんですよ。その後にムラヴィンスキーをもう一度聴いてあの奇跡的な緊張感にやっと目覚めたという。ハイティンクは結構リアルですものね。私はこのシリーズ、LPOで始まったのですが彼がLPOを勇退すると同時にACOに引き継がれたのですが、すべてACOで入れて欲しかった気もします(7番などは健闘していますが)。6番もゆったりしたテンポの中でのさめざめした厳しい緊張感をあれだけ出しているのは見事だと思うのです。
ともあれ、同じ意見を持ってくれる人が増えたのはとても嬉しく思います。ありがとうございます。
Posted by yurikamome122 at 2005年08月23日 06:25
yurikamome122さん、コメントありがとうございます♪
そして、いいCDを紹介して下さって感謝です。

>この演奏全体のリリシズム
>ハイティンクは結構リアル
なるほど、言われてみれば確かにそうです。
私がこのエントリーで強調した「迫力」はそういう叙情性があってこそさらに生きてきてくるのかもしれませんね。
ショスタコの曲は乾燥したイメージから来る緊張感を感じて私もそこが好きなのですが、ハイティンクからはそれとは違うものを確かに感じました。
「ショスタコならロシア人」という私の偏見を取り去ってくれたこのCDは私のショスタコ世界を広げてくれそうです♪
Posted by ぽぽろんろん at 2005年08月23日 11:38
すいませんm(_ _)m今度は自分のミスで結果的に3重投稿してしまいました・・・。前の2つの削除、お手数ですがよろしく頼みますm(_ _)m


今日のgooはいたって正常みたいですね♪よかったよかったです☆

タコの交響曲は8・9・10・15ですね♪ 徐々にそろえていこうと思います!

ぽぽろんろんさんとは分野があまりカブってないぶん、いつも発見が多くて楽しいです♪

タコの室内楽で断然オススメなのは次にあげる4曲です。

@ピアノ三重奏曲第2番
Aピアノ五重奏曲
Bヴィオラソナタ
C弦楽四重奏曲第8番

これさえおさえておけば、ほぼ万全でしょう♪チェロソナタもいいんですが、まっさきに薦められるような曲ではないです(苦笑)

別にどんな演奏家のモノでもいいと思いますが、いちおう参考までに。

@はイッサーリスが参加しているモノがワタシとしてはオススメです。Vnはジョシュア・ベル、Pfはムストネンです。とにかく鋭利な刃物のようなキレまくりの演奏でカッコイイです☆
あと、これは友人のを聴かせてもらっただけなのですが、グートマン(Vc)、リヒテル(Pf)、オレグ・カガン(Vn)の演奏もいわゆる爆演で、圧倒されまくりました♪

AはワタシはボロディンSQとレオンスカヤ(Pf)の録音を持ってますが、これはいたって普通の演奏です。でも曲が最高にいいです♪
Bは圧倒的にバシュメットの鬼気迫る演奏がオススメ!かなり深い曲です。聴くのに体力いります(苦笑)
CはやはりボロディンSQの初期のメンバーによる演奏がオススメだと思います。かなり濃ゆい曲ですけど(苦笑)

こんなところでしょうか(苦笑)
まあ、よかったら参考にしてみてくださいませm(_ _)m
Posted by ya-ya-ma at 2005年08月23日 22:13
ya-ya-maさん、オススメをありがとうございます♪

>@ピアノ三重奏曲第2番
>Aピアノ五重奏曲
>Bヴィオラソナタ
>C弦楽四重奏曲第8番

ですね。
奏者も含めて参考にさせて頂きます(^^)v
Posted by ぽぽろんろん at 2005年08月24日 07:38
Koninklijk Concertgebouworkestは絶対に破綻しない,そして艶のある音が大好きです!

タコ8でも,1982年頃なのに,あれだけ色っぽいイングリッシュホルンのソロが堪能できるのもこのオケならではだと思います!

※ 21世紀に入ると,色っぽいイングリッシュホルンは珍しくないんですけどね(笑)
Posted by martialalchemy at 2018年02月11日 19:39
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