2005年08月26日

豪華絢爛☆ドビュッシー/ストコフスキー「沈める寺」♪

ドビュッシーの「前奏曲集 第1巻」の中で、「亜麻色の髪の乙女」と並んで有名なのが「沈める寺」。
民衆の不信心のために街ごと海の中に沈んでしまった寺院が再び浮かび上がる。寺院の中からはミサの声。そしてまた寺院は沈んでいく…。
この壮大で幻想的な風景を描写した曲の中でも、寺院が海中から浮かび上がってくる場面はこの曲の醍醐味と言ってもいいでしょう。
深い海の底から現れる巨大な中世の建造物を連想させる重量感と存在感のある低音、寺院の豪華な装飾と光に反射する水滴を感じさせる高音。その中を流れる聖歌の大合唱。
その重厚な和音にはもう圧倒されるしかありません。
もうかっこいいのですよ〜〜っ!!o(>_<)oくぅ〜〜っ!
そして低音がだんだんと低く弱くなり寺院はまた水の中に沈んでいきます。
その上で歌われる聖歌も一緒に小さくなり、最後は小さな水泡がいくつかあがるようにして終わります。
全体的に教会旋法が用いられ、非常に印象的な作品です。まさに印象派ですね♪

うちにある演奏の中では、ペダルでの濁りがないウェルナー・ハースをオススメします。

亜麻色の髪の乙女 〜ドビュッシー / ピアノ名曲集
ハース(Pf)
月の光、雨の庭、レントより遅く、夜想曲、グラドゥス・アド・パルナッスム博士、
ゴリウォーグのケークウォーク、亜麻色の髪の乙女、沈める寺、花火、
水の反映、金色の魚、喜びの島、水の精、グラナダの夕べ、夢、2つのアラベスク
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この一大スペクタクル、「沈める寺」はオーケストラに編曲してもいけるんじゃないか?ということで巨匠ストコフスキーが管弦楽に編曲しています。
この曲、ストコフスキーの大胆なオーケストレーションが非常にうまくマッチしていて、タイトルどおり豪華絢爛な世界を作り出していますよ♪
まず、水深が深い(何じゃそりゃ)。原曲よりも重低音で、本当に深〜〜い海底から寺院が浮かび上がってくることを連想させます。
そして寺院が海上に姿を見せるクライマックスでは、レスピーギ「ローマの祭り」五十年祭のそれを彷彿とさせます。
「沈める寺」でその巨大な建造物が見せる神々しさ・感動が、「五十年祭」で巡礼者がモンテ・マリオの山の頂上に立ちやっと目にするローマの町のそれと似ているのです。
チャイムなどのパーカッションも効果的(オルガンも使ってますかね?)、これが音の厚みをより豊かなものにしています。いいですね♪
しかしそうなるとストコフスキー版「1812」は何であんなことになったのか(苦笑)

ピアノ版の原曲に慣れ親しんだ方はストコフスキー版も聴いてみてはいかがでしょう?
うちにある演奏はニュー・フィルハーモニック管弦楽団のもので、こちらと同じ演奏です。カップリングはうちのと全然違いますが。というかこちらのカップリングも結構気になります(笑)
(あ゛〜、アフィリエイト始めたとたん口調が商売人ぽく感じてヤだね)

ドビュッシー:交響詩「海」
ストコフスキー/ロンドン交響楽団(*1)、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(*2)、
ヒルベルスム放送管弦楽団(*3)、ロンドン交響合唱団(*4)
ドビュッシー:交響詩「海」〜3つの交響的スケッチ(*1)、
 牧神の午後への前奏曲(*1)、
 沈める寺(ストコフスキー編)(*2)、
ラヴェル:「ジャンヌの扇」〜ファンファーレ(*3)、
 「ダフニスとクロエ」組曲第2番(*1)(*4)
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posted by ぽぽろんろん at 23:46 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(1) | classical musics
この記事へのコメント
今日はまた危うく蒸発しそうなくらい暑い日ですね〜(*_*) 
こんな日に「沈める寺」はもってこいかも♪
ぽぽろんろんさんの感覚だとこの曲は“かっこいい”という表現になるのかぁ。ワタシはどうなんだろ・・・わからん(苦笑)ひたすら涼しげでアジアンという当たり障りのない感じかなぁ。
実はこれだけ有名なハース盤ってまだ聴いたことがありません。これはホントに絶対聴かねば!デスネ!!
ミケの少し大目のペダル(美しいけど)よりは、ぽぽろんろんさんのおっしゃるような、少し少なめのペダルでクール&ドライな演奏のほうがワタシにはあうのかもしれない。今度絶対聴いてみます☆
それにしても、この曲までストコフスキーは編曲しているのかぁ。いったいどんなことになっているのか、こちらも聴いてみたいです。
Posted by ya−ya−ma at 2005年08月27日 12:38
「かっこいい」のは、私の脳内で海面に顔を出す寺院がメチャメチャかっこいいのもあるかも(笑)
先日エントリーを書いたモンサンミシェルのような。

確かに最初と最後は涼しげですが、寺院が出てくるところでの描写はやっぱりかっこいいです。
昔はそれほど感じなかったんですけどね。それこそya-ya-maさんの言う
>涼しげでアジアン
みたいな程度の(^^;)
最近になって荘厳に感じるようになってきました。

>少し少なめのペダル
どうもペダルで音が濁ると水も濁るように感じてしまって、ミケランジェリのは多少の違和感を感じてしまいました。
ハースはいいです。紹介したCDは名曲集なので、初心者の人にもオススメしたいですね。

そしてストコフスキー版もいいと思いますよ♪
Posted by ぽぽろんろん at 2005年08月27日 14:18
今日、私もこの曲をエントリーしました。
例によって勝手な妄想ですが、TB致します。
Posted by yurikamome122 at 2005年08月27日 21:39
yurikamome122さん、ありがとうございます♪
さっそく読ませて頂きます!
Posted by ぽぽろんろん at 2005年08月27日 23:14
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ドビュッシー作曲、前奏曲集第1巻より「沈める寺」
Excerpt:  夏休み最後の連休で、ゆく夏を惜しんでいる。  腰越でも諏訪神社の例大祭だそう。湘南方面は結構な人出だった。  例によって江ノ電の「鎌倉高校前駅」で一旦下車してホームより海を眺めてちょっと改札に行った..
Weblog: yurikamomeの日記と無手勝流思いこみ音楽ブログ
Tracked: 2005-08-27 21:40

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