2005年10月06日

ブリテンbyブリテンはかっこいい♪

『ベンジャミン』と言えば誰のこと?」

って聞かれたら誰を思い浮かべるでしょうか。

「雷の実験で有名なフランクリンに決まってる」、「ベンジャミン伊東以外に誰がいる?」、「いやいや、本名はレオナルド根岸だから(謎」といろんな意見があると思いますが、ここはこれでも音楽ブログのつもりなので「ベンジャミン・ブリテン」ということになるのです。

さて、先日こんなCDを買ってきました。

ブリテン:青少年のための管弦楽入門
ブリテン、ボニンジ(*1)/ロンドン交響楽団、コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団(*2)、
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団(*3)
ブリテン:
青少年のための管弦楽入門、
歌劇「ピーター・グライムズ」より「4つの海の間奏曲」と「パッサカリア」
(*2)
ロッシーニ/ブリテン:ソワレ・ミュージカル(*1)(*3)、マチネ・ミュージカル(*1)(*3)


ブリテン自作自演です♪しかも「青少年のための管弦楽入門」と「4つの海の間奏曲」を振っているのよぉ〜!
うちにあった「4つの海の間奏曲」は録音が今イチだったのもあってレジ直行でした。

そしてこれがまたカッコよかった!
普通、「青少年のための管弦楽入門」出だしのtuttiは堂々として広々とした演奏が多いと思うのですが、こちらは違いました。アタックを強めにして攻撃的な出だし。
前者が指揮棒を横に振るような音楽なら、後者はキレよく縦に振るような音楽という感じですね。
予想してなかった衝撃に、私のハートがズキューンと射抜かれましたよ。出だしに左右される男、ぽぽろんろんはもうここで陥落です。メロメロ(笑)

そして最後のフーガもひと味違いました。
楽器がひととおり出終わってtuttiになった時、普通は金管の朗々としたメロディを前面に押し出してきますが、これは弦楽器の細かい動きが目立ちまくりです。
でも、これが不思議とうるさくないんですよ。個人的にはかっこよさが増した気すらしました。
最後のスネアは響き線の音がほとんど強調されていませんでした。ここ以外は普通に聞こえてましたから、これはブリテン自身の指示でしょうか。
やっぱりここは響き線の音でリズムを締めた方がカッコイイ気がしましたが、こういうのも悪くはないですね。この辺りは個人の好みで分かれそうです。

実は「青少年のための管弦楽入門」って昔は敬遠していた曲でした。それも「題名の印象がパッとしない」という理由だけで(苦笑)
そして大学に入って初めて聴いた時に「何だこれは!何でこんなかっこいい曲を今まで避けていたんだろう。もったいねー」と非常に後悔した思い出があります(笑)
各楽器の特徴を生かしたヴァリエーションと楽器の組み合わせ、そして何より最後のフーガはいつ聴いても感動ものですよ。
オーケストラの楽器をあまり知らない青少年はもとより、オーケストラを聞き込んでいる大人にも奥深さが伝わってくる名曲です〜♪

4つの海の間奏曲」もよかったです。
これは歌劇「ピーター・グライムズ」全曲とおした演奏からピックアップしてCDに収録したもののようで、「日曜日の朝」には歌が入っていたし「パッサカリア」のオマケ付きでした。
これを聴くと、ブリテンのオーケストレーションの上手さがよく分かりますねぇ。
使い方のツボを心得ているので、意識せずに聴いているとティンパニ+パーカッション2人とは思えないです。「嵐」ではもっといるのかと思ってました。
前半は金物を使わないことで、海のうねりが底から全部揺れているような印象になります。そして中盤以降に出てくるタムタムやスネア、タンバリンなどもホントに必要なところだけしか使わない。
何でもかんでも節操なくぶちこまない姿勢に好感が持てますね〜。こういう風に感じるようになってきたのは「年を取った」ということでしょうか(苦笑)
昔はやっぱり大勢でドンガラガッシャンやってる方が直感的に好きでしたから(^^ゞ
「パッサカリア」は初めて聴きました。暗ーいベースラインにヴィオラのもたれるようなメロディが印象的ですね。

…あ。あと「日曜日の朝」のホルンの重なりはいつ聴いても気持ちいいですね♪そこに乗る主題もいつ聴いても面白い♪


しかし「ピーター・グライムズ」って救われないオペラだったのですね。
グライムズの迎える結末は「自業自得」とも取れますが、周りの目の白さもハンパじゃないようで、これじゃまともになれるはずがないという気もしてしまいます。
こちらにあらすじが紹介されています。

…あ、レオナルド根岸が分からない人。こんなんです(笑)


posted by ぽぽろんろん at 22:20 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics
この記事へのコメント
こんにちは。

青少年のための管弦楽入門。
この曲、いいですよね〜。
パーカッションのツボは「ムチ」でした。
あのピシッっていう音がたまらん。…いえ、変態じゃないですよ?
効果的に使ってあるなあということです。

ところで、この曲のチェロやヴィオラは簡単なのに、なんでコントラバスだけあんなに長くて難しいんでしょうね?
ブリテン、普段練習をサボりがちなバシストに練習をさせようと思ったんでしょうか…?
Posted by あっくん at 2005年10月09日 08:40
あっくんさんも好きですか♪いいですよねぇ。

>「ムチ」
あっくんさんは絶妙な場所を突いてきますね〜。
パーカッショニストになりませんか?(笑)
あのムチはおいしいですね〜。
そして、ムチってキレイに鳴らせた時は自分でも気持ちいいですよ〜♪

>コントラバスだけあんなに長くて難しい
う〜ん、「練習しろ!」ってことでは無いと思いますよ(笑)
普段縁の下で地道に頑張ってるから、檜舞台を作ってくれたのでしょう。大きなお世話?(笑)
Posted by ぽぽろんろん at 2005年10月09日 10:42
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。