2005年12月25日

クリスマスと言えば「ヘンゼルとグレーテル」でしょ♪

世間では今日はクリスマスだそうです(やっぱり伝聞形なのか…)。
さて、そんな今日にピッタリな曲と言えばそう!山下達郎(ぉぃ
タイトル無視しちゃいけませんね。
ここではやっぱりフンパーディンク歌劇「ヘンゼルとグレーテル」ですよ!ここはクラシックブログなんだよ、一応。多分。確かに最近はクラシックの話題減ってるけど…。

…( ゜o゜)ハッ
いかんいかん、勝手に落ち込んでしまった(^^;)
さてさて気を取り直してと♪本日はピアノ連弾版をご紹介ですぞい。


…ウソはやめなさいウソは(笑)ヘ(_ _ヘ)☆\(−−;)
昨日のエントリーをまんま流用するのもいい加減にしろって。
ありませんからねピアノ連弾版。いや、もしかしたらあるかもしれないけど私の知ってる範囲では存在しません。

さてさて、この歌劇。フンパーディンクの代表作であり(というかこれ以外はまず知られていません)、ワーグナー以降のドイツオペラの代表作ともなっています。
クリスマスの時期には世界中で上演されます。最近は日本でもこの習慣が浸透してきていますね。
もちろん舞台の季節はクリスマス……ではありません(ぇ
だって、ヘンゼルとグレーテルの2人は森にイチゴを摘みに行くんですよ。日本ではイチゴの消費量が12月に増えますがこれはクリスマスケーキのせいであって決してイチゴ自体が旬だからではありません。
ハウスイチゴを摘みに行くヘンゼルとグレーテル。考えたくねぇ(笑)
じゃあなぜクリスマスに?というのは当然の疑問。
これはもともと、フンパーディンクの妹が台本を作って彼自身が曲を付け彼女の子供たちに贈られたものなんです。家の中で行うための小規模な劇だったんですね。
それをあらためてちゃんとしたものに作り直したのがこの歌劇。
そして1893年12月23日、R.シュトラウスの指揮によりワイマール宮廷劇場で初演されたのです。しかもこれがフンパーディンクの恋人へのクリスマスプレゼントでもあったのです♪
すっげー。プレゼントの規模がハンパねぇ。それにしても私事にリヒャルトが関わるところがすごい(^^;)
ということで、以降も観客へのクリスマスプレゼントの意味合いも込めて上演されるようになったんですね。

また物語も原作のグリム童話からかなり変更がされています。
確かに、子供にプレゼントする劇が「子供を捨てる」話だなんて、それを見た子供はどうリアクションしていいのか(^^;)
オペラでは、森の中に捨てられるんじゃなく母親の言いつけでイチゴを摘みに行くことになっています。
で、そこに魔女がいることを後から知って両親が助けに行き、みんなで魔女を退治してめでたしめでたし♪というストーリー。

この歌劇、私が唯一ちゃんと見たことあるものなんです。はるか昔なんでもうほとんど記憶には無いですが(苦笑)
でも魔女の「ヒ、ヒ!ヒ、ヒ!」という高笑いが怖かったのは覚えてますね。
そんなこともあるのでこれまた唯一全曲盤でオペラのCDを買った曲です。でも学生時代誰かに貸したまま消えてしまったんですが(ぇ
今うちにある「ヘンゼルとグレーテル」はこの指揮者(ケンペ)編曲の組曲版だけ。


ケンペ:スメタナ&ドヴォルザーク
ケンペ/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

スメタナ:歌劇「売られた花嫁」組曲
ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチオーソ
フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」組曲


この組曲は次のような構成です。

序曲」 − 「魔女の騎行」〜「お菓子の家」〜「魔女のワルツ」 − 「夢のパントマイム

この組曲、オペラ全体からおいしいところを取りつつもうまくまとめられていていい感じです♪
この中で、今回はいちばん有名な「序曲」をご紹介。

ホルンによる祈りのメロディから始まる光景はとても美しく印象的。オペラでは森の中でヘンゼルとグレーテルが眠る時の祈りのシーン(このシーンが実は上にある「夢のパントマイム」の部分)や最後大団円での神への感謝のシーンに効果的に使用されています。
このメロディの後にラッパのファンファーレがやってきて、それに続いて魔女の魔法が解けるシーンの音楽、夜明けのシーンの音楽、魔法が解けて自由になった子供たち歌う音楽、と明るいメロディが続きます。
そしてこの後これらのメロディが絡み合いますが、これが「ようやるわ」ってくらい複雑(^^;)
2つどころか3つのメロディが表になり裏になり。
それらが最高潮に盛り上がった後は、また祈りのメロディで静かに終わります。
ワーグナーの影響を受けていることもあってオーケストレーションは非常にカッチリしています。
それでも、メロディ自体が親しみやすいものばかりなこともあって暑苦しさはありません。ただ、演奏者の立場で聴いちゃうと「げげ〜」ってなるかも(笑)

この曲は、上で書いたような対旋律を辿って曲の構造を紐解いていくのも面白いのですが、まずはそういう小難しいことは考えずにこの曲の持つメルヘンで明るい雰囲気、美しく優しいメロディを楽しんで欲しいなぁと思います。
そういう意味で言うとケンペの演奏は、ちょっとマジメすぎるかもしれないですね。
横に流れるメロディ(祈りの音楽や夜明けのシーン)はいいのですが、子供たちが解放された時の音楽とかもっと無邪気に飛び跳ねて欲しかったりしました。
私が昔持っていた全曲版の方が「楽しい」演奏でしたが、どこのだったかなぁ…。EMIだったのは覚えていますが、カラヤンだったかなぁ…。全然思い出せない(苦笑)

また、序曲を聴いて「いいな」と思った方はぜひ全曲聴いて下さい。というかオペラ観に行って下さい♪来年でもいいから(笑)
全編的に音楽がいい仕事しています。ホント童話の世界です。心が優しくなります。ワーグナーの影響を受けてるとは思えないくらい親しみやすい作風です。
この組曲にもある祈りのシーン(「夢のパントマイム」)は本当に感動します!
そして何より魔女の高笑いがステキです(^^;)


「もう雪はたくさん!夜更け過ぎに変わられても困る!」
とお嘆きのあなた(笑)、たまにはこういう曲を聴きながらおとぎ話なクリスマスはいかが?

…締めまで流用かい(^^;)


posted by ぽぽろんろん at 14:32 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(1) | classical musics
この記事へのコメント
これ、こないだBSでやってました。そういやクリスマスのときだったかも(^^)
たしか・・・指揮がウェルザー=メストだったかな。。。
恥ずかしながら、今回聴いた(観た)のが初めてだったのですが意外にいい曲なので驚きました。しっかりDVD録画したので、いつか最初からきっちり観てみたいと思ってます。
それにしても、これって意外と最近の曲なのですねぇ。(ますます驚き)
子供が題材というのもいい♪

なんか、とりとめもないコメントになってしまいましたが(苦笑)、ケンペのディスクもよさそうですねぇ〜♪なんしろケンペファンなので☆ いつか聴いてみたいです。
Posted by ya−ya−ma at 2005年12月28日 22:50
>ya-ya-maさん
意外にいい曲でしょ(笑)
オーケストラの曲としては特別メジャーということでは無いですが、もっと知られてもいいよなぁと思ってます。
>意外と最近の曲なのですねぇ
ワーグナーとかリヒャルトが派手すぎるんですって(笑)
でも確かに色恋沙汰の末の悲劇みたいのが歌劇には多いですし、こういうのが最近の作品っていうのはあまり思いにくいかもしれないですね。
>ケンペファン
ならこのディスクはオススメかも♪
他の曲もなかなかいいです。
ただ、新品の入手は難しそうなので、よければ貸すか焼くかしますよ〜。
Posted by ぽぽろんろん at 2005年12月28日 23:39
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クリスマス企画、NORADサンタ追跡のすすめ。フンパーディンク作曲、歌劇「ヘンゼルとグレーテル」
Excerpt:  今日は、フンパーディンク作曲、歌劇「ヘンゼルとグレーテル」。クルト・アイヒホルン指揮、ミュンヘン放送管弦楽団ほか。  1893年12月23日にR・シュトラウス指揮でワイマールで初演されたこのオペラ..
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Tracked: 2006-12-24 19:14

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