2006年02月06日

「タピオラ幻景」は冬の夜にピッタリ♪

以前に舘野泉さんのお話しを書いたのですが、この時に吉松隆が舘野さんのために作った曲「タピオラ幻景」のCDが発売されていました。
昨日のオケ練習帰りに偶然見つけて即買い(^^;)
お金のご利用は計画的にね♪(笑)

タピオラ幻景」は5曲からなる小曲集。
プレイアデス舞曲集」は7つの星になぞらえて7曲ずつの舞曲集でしたが、今回は左手の5本の指になぞらえて5曲?にしたかは謎(笑)
フィンランド神話の森の神「タピオ」が棲む「タピオラ」。この美しく幻想的な風景へのイメージから作られています。

■1.光のヴィネット
ヴィネットとは「肖像」のことだそうです。
柔らかな光が差し込み反射するような印象の曲。
光は強くなり弱くなり、その色を変えていきます。
目をつぶって無心で聴きたくなる曲です。

■2.森のジーグ
複雑に枝を伸ばす木々のごとく、あちこちに音が広がっていきます。
リズムも頻繁に変化し、1つとして同じもののない木々の姿を表しているかのよう。
スタッカート主体で乾いた印象がします。

■3.水のパヴァーヌ
静かな水面と、そこから柔らかく広がる波紋。
そしてエネルギーを持って流れ出し、低い方へと落ちていく。
静と動のコントラストが美しい♪
5曲中でいちばん好きな曲です!

■4.鳥たちのコンマ
森のあちこちから途切れ途切れに聞こえてくる鳥たちの声を描写した曲。
全体的にかわいらしい印象ながら美しさを感じさせる場面も。

■5.風のトッカータ
トリルの連続や走り続ける跳躍音が吹いては巻く風を連想させます。
その後、風はスケールで上下したりとその表情を変えていきます。
左手だけで弾いているとは思えない音の広がりを見せますね。
そして、1曲目の光の描写が戻ってきて終わります。


全体的には、上記引用エントリーでも書いたように「プレイアデス舞曲集」と似たような傾向を感じます。
もちろん、片手で演奏していますので音の数は少ないし、ダイナミックな動きも無いのですが、その分ムダなものを一切省いているので音と音の間に空気を感じる気がします。この透明な雰囲気に包まれるのは心地よい♪
そして、聴いているうちに左手だけの曲だということを思わず忘れてしまいます。
特に、空気がひんやりとした冬の夜にこれを聴くと心が落ち着きますね
つまり、今夜これを買って聴いてよかった♪ってことです(笑)


タピオラ幻景 左手のためのピアノ作品集2
舘野泉(Pf)

吉松隆:タピオラ幻景(舘野泉に献呈)
タカーチュ:トッカータとフーガ
ノルドグレン:小泉八雲の『怪談』によるバラード2(舘野泉に献呈)
モンポウ:プレリュード第6番
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このCDのいちばんの不満は「何でエイベックスから発売?」ってこと。
こういう金儲け主義を前面に押し出しすぎている会社は、頼むからクラシックの世界に足を突っ込まないでください。お願いします(笑)


posted by ぽぽろんろん at 00:11 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | classical musics
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