2011年06月18日

「第九」新旧版の違いをティンパニだけ書き出す(第2・3楽章)[暫定版]

◇前回(第1楽章)の続き。今回は第2・3楽章ってことでまずは第2楽章から。

■62〜73小節目
2小節ごとの打ち込みに付いているfが無くなります。

2mov_01.jpg

これはティンパニの譜面だけ見ると変更後の方がしっくり来ますが、他パートの61小節目からのfは残ったままなのね。この楽章もティンパニの修正は基本ライトな方向に。
旧版は上の譜例最後の小節の音にもfが入っているものもありますね。

■208小節目
「>」がアクセントかdimか、という解釈の違いのようです。

2mov_02.jpg

dimだったのが、ここの直前までのパターンと同じくアクセントに変更されています。ですので当然dimは無し。てことでここを弱くする必要は新版に従う限り無いことになります。
さらに他パートはdimしているので、ここに関してはティンパニの音が浮き上がってくることに。
ここの違いは大きいですね〜。

■264〜268小節目
クレッシェンドのパターンが変わります。

2mov_03.jpg

旧版では階段状に音量を上げますが、新版では坂道状に上がっていきます。
ここは旧版の方も捨てがたい。

■290〜295小節目
各小節のあたまにあったfが無くなっています。

2mov_04.jpg

ここはHrnも同様(Trpは休み)。

■352〜353小節目
ここの違いは大きい。

2mov_05.jpg

小節のあたましか音が無いのと間に音があるのとではかなり印象が異なります。
ここは写譜ミスから休符になっていたそうで。なんてこったい。

■364〜374小節目
ここもfが外されるパターン。

2mov_06.jpg

ここでfが無いのはティンパニのみ。寂しい…。


では続いて第3楽章いってみよー。

■119小節目

3mov_01.jpg

強弱の変化がより細かく指示されています。
この変更は全パートに渡って行われていますね。

■132小節目

3mov_02.jpg

sfがfに。
もちろん他パートはsfのままで、さらにスタッカートがスタッカーティシモにグレードアップ。
相変わらずティンパニは数段階控えめです。

■)147小節目

3mov_03.jpg

ff→f。
対象がTimpとTrpのみなところも含めてもはや恒例。


この2つの楽章は変更箇所こそ少ないですが、第2楽章なんかは結構影響がありますね。
第4楽章はまた変更箇所が多いので続きはまた別エントリーで。



続きです。
◇「第九」新旧版の違いをティンパニだけ書き出す(第4楽章)[暫定版]
posted by ぽぽろんろん at 22:33 | 神奈川 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | classical musics
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。