2007年10月09日

「ショパンの夢」第3章「幻想即興曲」の意味ってまさか…

ということで、勝手に恒例にしてしまっている「『ショパンの夢』に出てくる曲を紹介しよう」のお時間がやって参りました。
第3章は、前のエントリーにもここのタイトルでも書いているとおり「幻想即興曲」です。

これまたベタな超メジャー曲(笑)
ピアノを習っている中高生が「これは弾けるようになりたい!」と目標にする曲ベスト3に入ると勝手に思ってます。だってめっちゃかっこいいんだもの♪
曲は急−緩−急で構成されていますが、どっちのメロディも超メジャーってのは凄いことじゃないかと。
“急”の部分での最大の特徴はその装飾性ですね。右手のメロディは16分音符の装飾がこれでもかと付けられていて曲の幻想的な部分を強く演出しています。
私が「ピアノってすげぇ」と心から思った最初の曲がこれだったかも。それくらいこの曲は私がそれまで知っていたピアノ曲の枠をぶち壊してくれました。

“緩”の部分は、細かい音符が乱れ飛ぶ第1主題とは打って変わっての美しいメロディ。
これはアニメ「タッチ」で和也が死んだ後、霊安室(?)で達也が南に
「きれいな顔してるだろ?嘘みたいだろ、死んでるんだぜ、それで。」
とか言っていたシーン、そこで流れていたのがこの曲だったと記憶しています(「何で『別れの曲』じゃないんだろ?と思った記憶があるので確かそうかと)。


この曲、本来ショパンは発表するつもりが無く、楽譜も「焼いてくれ」と友人に遺言で頼んでいます。だけど今こうやって存在しているということは?…まぁご想像のとおりということで(笑)
友人が「焼いちゃうなんてもったいない」と出版しちゃったんですね。
でもそのおかげでこうやってこの名曲を楽しめる訳で、そういう意味じゃこの曲が幻に消えなくてよかったですね〜。


ゲーム中のブーニンの演奏もなかなかよいです。やっぱりテンポはちょっと揺らし気味ですが、それが結構上手くハマっている部分が多いなぁと。
CDとしてはうちに2種類ありますが、オススメなのはフランソワのもの。

ショパン:マズルカ&即興曲集
フランソワ(Pf)

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この曲のCDを持っていない人にはぜひこれを1枚目としてオススメしたいです。
右手の16分音符がもの凄く丁寧に演奏されていて、ショパンの装飾音の妙をじっくりと味わうことが出来ます。
そして丁寧な演奏ながらもダイナミックレンジもたっぷりでドラマチック。う〜ん、いいねぇ。
マズルカ」のカップリングというのもまたいいところ。
ショパンというと「幻想即興曲」や「革命」、あるいは「英雄ポロネーズ」のような派手な演出面が目立ちがちですが、これはそれよりは地味目の曲。だからってつまらないという訳では無く、むしろきらびやかな装飾が無い分音楽をじっくり味わうことが出来ます。
何せマズルカは祖国ポーランドの代表的舞曲(ポーランドは国歌だってマズルカ!)。ショパンがマズルカに込めた思いだって半端じゃありませんよ。ショパンのいわゆる有名曲ばかりじゃなくぜひマズルカも聴いて欲しいなと思います。

あとうちにあるもう1枚はホロヴィッツのもの。
ですがこれ、ホロヴィッツが亡くなる数日前のもので彼自身何と85才。流れるような指使いはさすがと思わせるところもありますがミスタッチ等もちょこちょこあって「あの天才ホロヴィッツが…」とちょっと寂しさも感じてしまう演奏です。


ところで、タイトルの件ですが。
この章の最後で、味方だったクラベスというキャラが実は敵のスパイだった!てことが主人公パーティにバレそうになり、隙を突かれて敵に刺されちゃうんですよね。
で、クラベスはもんのすごい長ゼリフと長〜い回想をかまして死んでしまうのですが、CGゆえに死に顔がとってもつるつる卵肌でまさに

「きれいな顔してるだろ?嘘みたいだろ、死んでるんだぜ、それで。」

って感じなのよ(笑)
そうか、まさかこの章にこの曲を選んだ意図はこれなのか!←違うよ。全然違うよ。



■過去の「トラスティベル〜ショパンの夢〜」登場曲関連エントリーです。
◇ショパンの前奏曲「雨だれ」で光の明暗の妙を楽しもう♪
◇「革命」エチュードでショパンの苦しみを知るのだ。


posted by ぽぽろんろん at 23:34 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | classical musics
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