2007年11月25日

水戸芸術館強行軍第2弾!

ということでこの土曜は水戸に行っていたのです。理由は水戸室内管弦楽団の定期演奏会。うちの父上が急用で行けなくなってしまったため、そのおこぼれに預かりました。
しかしこれ、ちょっと大変だったのよね。翌朝早くにSフィルの練習で楽器を借りに行くため、夜の演奏会が終わったらすぐ神奈川奥地へ帰って来なければならなかったという…。
おかげで昨日はあまり寝られませんでした。その挙げ句、車でピックアップしてもらう集合場所を一駅間違えるというチョンボ付き。
おかげで楽器の積み込みも遅れたし、練習への参加も遅れてしまいました。
関係者の皆さんには申し訳なかったですホント…(ーー;
という訳で、これ上げたら今日はとっとと寝たいです。

ま、そんなことはおいときまして当日のプログラムはこちら。

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
シュミット:ジャニアナ交響曲
ダンディ:古い様式による組曲
〜休憩〜
ビゼー:劇音楽「アルルの女」から(オリジナル版)
ルーセル:舞踊組曲「くもの宴会」
〜アンコール〜
ビゼー:「アルルの女」より「メヌエット」

パイヤール/水戸室内管弦楽団


フランスものの重鎮、パイヤールを迎えての演奏会ということで、オールフランスもの(しかも近代限定)のプログラムです。しかも選曲がマニアック(笑)
ドビュッシーは超有名曲ですが、「アルルの女」もよく知られている組曲版とは違うものだし、その他の曲はもうマイナーな曲の部類に入ると思われます。少なくとも私はシュミットとダンディの曲は知りませんでした。
なので、演奏会直前は期待と不安が入り交じっていましたね〜。

牧神の午後への前奏曲」では、この曲ならではの透明感、あるいはもやがかかったような不透明感、そういったものを非常に立体的に感じることが出来ました。ここまでハッキリと立体感を感じたのはこの時が初めてだったかも?
もしかしたら、かなり右寄りの席に座っていたのでいつもと違う音響を感じたからかもしれませんが、でもそれ以外にも水戸芸術館ならではの上からの音響もいつも以上に感じました。
よく知っている曲だから、意外なところからの音に敏感だったのかもしれないですね。
この曲では、棒を振らずに出だしのフルートソロを(勝手に)始めるというちょっとした演出付きでした。

続いてはシュミット。吹奏楽の名曲「ディオニソスの祭」以外の知名度はあまり無い作曲家ってことでいい?(笑)
ジャニアナ交響曲」は弦楽合奏の交響曲。ビビッドで輪郭のハッキリしたオーケストレーションは「ディオニソス」とも共通するところがあると思いました。「牧神〜」の後なだけに余計に原色の濃さを感じましたね。
曲の方ですが、第1楽章は4拍子を3+3+2で区切りさらに最後の2の部分が3連符っていうかなり嫌らしいリズムがメイン(笑)
最初、拍が掴めなくて指揮をじっと見ちゃいましたよ。んで「あ〜、4拍子か」という(苦笑)
第2楽章も、2拍子・3拍子、もしかしたら4拍子もが入り乱れる展開。この辺りはさすが近代という感じでしょうか。
ここも指揮ばかり見てました。
思えば、これまで大物指揮者の演奏会を聴きに行っても指揮なんか見ずに奏者ばかり見ていた私ですが、こんなに指揮ばかり見たのはこの演奏会が始めてかも?
指揮者をじっくり見れるサイズのホールだからってのもあるでしょうけど、知らない曲かつ変拍子だとやっぱり見ちゃいますね(笑)
ということで、かなりクセのある曲だということは分かって頂けたかと思うのですが(笑)、演奏はそういう小難しさを感じさせずにあっさりと弾きこなしていくんですよね。さすがはプロですな。

そして前半最後はダンディの「古い様式による組曲」。これまた「フランス山人の歌による交響曲」以外の知名度はあまり無い作曲家ってことでいい?(笑)
これはプログラムの順番の妙と言ってもいいのでしょうか。シュミットの後だと、この曲の持つ清々しさというか清潔さというか、そこを強く感じることができました。
「アントレ」の軽妙さとその中に見え隠れするユーモア、「サラバンド」の何とも言えない悲しさ、この辺りがツボでした。
特に「サラバンド」、これはいいっ!(・∀・)b
ドビュッシーの「サラバンド」(「ピアノのために」第2曲)と並ぶ名サラバンドだ!と聴きながら思いました。
そう言えば、その独特の重々しさとか共通するところがあるかも?
とりあえず、今度機会があったらこのCD探そうと思います。もしくはこの演奏会のCDを待つ手もありますね。

休憩を挟んでまずはビゼー。
アルルの女」のオリジナル版ということで「どんなんだろう?」とドキドキしていたら、1曲目「前奏曲」、2曲目「メヌエット」(通常第1組曲に入っている方)と至って普通。…という感じでそれほど組曲版との差を感じずにいたのですが、そのうち「カリヨン」は第1主題だけであっさりと終了。そして「メロドラマ」として「間奏曲」(第2組曲の方)にも使われているメロディが再び現れ、最後の「ファランドール」はいきなりプロヴァンス太鼓の「ドンドットットッ」なリズムから始まり最後の盛り上がりも短くあっさりと。
他にもちょこちょこと組曲版よりも短い部分がありましたね。もちろん曲順も組曲版とはいろいろと違いが。
あと、ピアノが結構目立ってました(自席の目の前にあったからってのもあるでしょうけど)。普段あまり気にしていなかったので「ここでこんなこともやっているのかー」とちょっとした発見でした。

この曲ではやっぱりサックスが良かった〜。つっても私の席からだとあまり堪能できなかったのですが(ぇ
サックスならではのツヤと暖かさ、それを押し付けがましくなくサラッと振りまいていたところがニクいです(笑)
ちなみに奏者はジャン=イヴ・フルモー。めっちゃ有名な人じゃないですか!この演奏会で高校生らしき制服の子も何人か来ていましたが、この人目的の人もいたんじゃないかな〜と思いました。

そして最後はルーセルです。「くもの宴会」(あるいは、「くもの饗宴」)いちばん楽しみにしていた曲です。
感想としては、これは良かった!凄かった!
実はあまりこまごまとは覚えていないのですが(ぉぃ)、それでもフランスならではの色彩の豊かさにウットリ。そしてここでもまた「音の立体感」を存分に感じました。
実際、この曲を聴いていた間はかなりボーッと、というか恍惚としていたと思います、私。
水戸室内管弦楽団も凄かったけど、ルーセル自身についても「こんなに凄かったのか!」と再評価せざるを得ません。
そしてこの曲ではパーカッションも良かった!
特にトライアングルとバスドラですよ。この2つについては、その一音一音がホールを支配したと言っても過言では無いと私は勝手に思ってます。
中でも一番印象に残ったのが、かげろうの葬送部分でのバスドラム。この音がね、ズゥ〜〜〜〜ン…‥・・と広がってそれこそホール中の空気が振動したよう。ホールの音響の良さも手伝っているとは思いますが、これにはやられた。ここで死んでも悔い無しだったかもしれない(笑)
家にあるマルティノンのCDもまた聴いてみようかな。

アンコールは「アルルの女」より「メヌエット」でした。もちろん第2組曲の方。
後半で工藤重典のフルートにフルモーのニクいサックスが絡む訳です。ハーピストは私の席からじゃ顔が見えなかったけど吉野直子?まぁ、いずれにしても贅沢極まりありませんて。
これはもちろんソロ部分も絶品だった訳ですが、中間、Tuttiでのfにも感動。ズンと壁のようにそそり立った音の塊。その前後との音量及び音の密度の差に圧倒されてしまいました。

いやね、実はこの曲、来月のプチ演奏会でやるのですよ。Sフィルで何回か練習して聞き慣れていた音とあまりに違っていて悲しくなったというか(苦笑)
もちろんプロ(しかもかなりゴージャスなメンバー)と肩を並べるなんてことは無理に決まっているのですが、でもここまで違うのかと。「月とすっぽん」なんて言いますが、高価なすっぽんに失礼ですよこれは。はぁ…。
とにかく、プチ演奏会まではあと2週間。頑張らないとねー。


…と、話が逸れてしまいました。
とりあえず、今回の演奏会も満喫させて頂きました。前回のバッハと共にCD出たら買うから早く出せー(笑)



■過去の水戸芸術館関連エントリーです♪
◇パーカッション・ミュージアム♪
◇水戸芸術館強行軍第1弾!(ヴィンシャーマンのバッハづくし)


posted by ぽぽろんろん at 18:33 | 東京 ☀ | Comment(7) | TrackBack(0) | classical musics
この記事へのコメント
お久しぶり〜&お疲れさまです☆
なぜかしばらく、ぽぽろんろんさんのページに飛ぶとsafariがダウン(?)してしまっていたので見られず。。。
これから過去エントリーもゆっくり拝見させていただきますね♪
強行軍の中、楽しめたみたいで!?何よりです(^^)
Posted by なるなる at 2007年11月25日 20:37
こんばんはー。
ハードスケジュールだったようですね(笑)
お疲れサマです。。
オーケストラは楽しまれたようで何よりです。
演奏会を2週間後に控えてられるんですね!
がんばってくださーい☆
Posted by mixbabar at 2007年11月25日 20:56
■なるなるさん
こんばんは〜、お久しぶりです♪

>safariがダウン
ありゃりゃ(^^;)
ブログパーツが何か悪さしてるのかなぁ。後先考えずに付けてるもので(苦笑)
今が大丈夫ならひとまずは安心なのですがどうなんでしょう?

>過去エントリー
小屋の中はかなり散らかっておりますが、うまく足の踏み場を見付けながらお読み下さいませ(笑)

>強行軍
演奏会はもちろん楽しかったですよ〜。
強行軍自体は…結構キツかったです。
おかげで翌日ポカやってますしね(苦笑)

■mixbabarさん
こんばんはー。
アグレッシブに旅行しているばばるさんに比べれば軟弱な強行軍ですが、私にとってはそれなりにキツかったです(汗
まぁでもその甲斐はありましたけどね♪

>演奏会を2週間後に控えて
そうなんです。今日の練習は…正直言ってかなりヤバい(ここは笑えない
とりあえず頑張りますよー(;^_^A アセアセ…
Posted by ぽぽろんろん at 2007年11月25日 22:42
やっぱりお疲れでしたか(^o^;)お顔拝見した時「あれ?」と思ったもので。かなりハードなスケジュールでしたね。若いなぁ。
それにしても、すごい豪華な顔ぶれだったのですね。羨ましい!
本番まで後少し。頑張ります(^o^;)
Posted by くーち at 2007年11月25日 23:24
■くーちさん
強行軍も疲れましたが、それよりも久しぶりに楽器の積み降ろしをしたのが効きましたね(苦笑)
水戸室内の定演での顔ぶれは毎回豪華ですよ〜。
室内楽オケとしてはもう日本でも最高ランクだと思ってます。

正直言ってしまうと一昨日の練習はまたグダグダレベルに戻ってしまっていたので、次回の練習で気合い入れないと、本番で泣きを見ますよ、冗談じゃなく…。
ということで、頑張りましょー。
Posted by ぽぽろんろん at 2007年11月27日 19:54
一昨日の練習(^o^;)連休のせいか集まりもイマイチでしたね。本番、ノリノリで演奏できると良いですね。とりあえず頑張ります!
Posted by くーち at 2007年11月27日 21:40
■くーちさん
>本番、ノリノリで演奏できると良いですね
本番はそれが一番ですね(^^)
もうやるしか無いのだから今さらビクビクしたってしょうがないですし。

お互い頑張りましょー♪
Posted by ぽぽろんろん at 2007年11月28日 20:35
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