2006年05月21日

久しぶりに虹を見た♪

明日は午前中がオケで午後から客先でのお仕事がおそらく22〜23時くらいまで。家に帰る頃には間違いなく月曜日。とっても充実してますね(苦笑)
職場の人から「明日の仕事で4mmDAT装置使うから、職場から持って来てくれませんか?」と言われ夕方くらいに取りに行ってきたのですが、何でしょこの雨(苦笑)
昨日・今日ととんでもないです。梅雨なんて通り越しちゃって夕立ですよ。積乱雲は無いけれど、ある意味もう夏の気分。
そして雨が小降りになった頃ふと空を見上げてみたら、久しぶりに虹を見ました♪
下は職場近くでの写真です。

虹.JPG

よぉ〜く見ると右の方にも虹があって二重になってるんですけど、ケータイのカメラじゃちょっと分かりにくいですかね。
こういうのを見ると、心がちょっと幸せになります♪自分に向かって歩いてきている人は虹に背を向けているので、「振り向けば二重の虹が見えるよ〜」と教えてあげたくなるような気にもなります。もちろん実行はできませんが(笑)

ということで、今回は吉松隆の「3つのワルツ」をご紹介。この第2曲が「虹色の薔薇のワルツ」というタイトルなんですよ。
3つとも短くシンプルで、愛らしく親しみやすい曲。ここまで来るともう「ポピュラー音楽」っていう言い方でもいいかも。
透明感に溢れていて雨で憂鬱な時に聴いてみてもいいですね♪
曲が押しつけがましくないので、家でBGM的に流してもいいんじゃないかと思います。

■1.緑のワルツ
爽やかで流れるようなワルツ。「緑」という言葉から感じる木々や草花の若々しさも表現されているように感じます。

■2.虹色の薔薇のワルツ
気品の中にふとした憂いを感じさせます。そして、小さな光の粒をポツポツと出しながら緩やかに色を変えていく。
まさに「虹色の薔薇」ですねえ。

■3.ベルベット・ワルツ
しっとりとしてきめ細やかな肌触りの曲。ビロードの光沢と落ち着きを高音域と中音域で感じさせてくれます。

この曲が収録されているのはこのCD。

吉松隆:プレイアデス舞曲集2
田部京子(Pf)

4つの小さな夢の歌、3つのワルツ
ピアノ・フィリオ…消えたプレイアードによせて、
プレイアデス舞曲集VI、VII、VIII、IX、2つのロマンス
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以前に◇ミュージカル・バトンで出した「プレイアデス舞曲集」の続編になります。「プレイアデス〜」ももちろんいいのですが、それ以外の曲たちも非常にいいです♪
いわゆる「癒し系」という言い方も出来るでしょう。
田部さんのピアノも非常に暖かく、心がゆったりと落ち着くピアノ曲集です。
4つの小さな夢の歌」なんかも非常にいい小曲集です。
この1枚はオススメですよ〜〜♪



追記:過去の吉松隆関連エントリーです♪
   ありゃ?Musical Batonが来てるし〜。(プレイアデス舞曲集)
   「リュミエール」聴いてみました♪(水色スカラー)
   クリスマスに聴きたいプレイアデス♪(プレイアデス舞曲集より)
   「タピオラ幻景」は冬の夜にピッタリ♪(タピオラ幻景)
posted by ぽぽろんろん at 00:02 | 東京 ☁ | Comment(4) | TrackBack(0) | classical musics

2006年05月18日

多分、日本でいちばん知られているグローフェの作品♪

そう、それは「山道を行く」(私は中学の音楽の時間に聴かされました)で有名な「グランド・キャニオン組曲」ですね。


…じゃないよ。違うよ、絶対。
20代半ば以上の世代ならほとんどの人が知っていると思われる曲があります。それが「ミシシッピ組曲」♪

「そんな曲知らんわ」とか冷たく言い放さないで(笑)
この言葉を聞いたら分かるはず。


「ニューヨークへ行きたいかーーっ!」


「罰ゲームは怖くないかーーっ!」


そう、昔懐かしのあの番組、「アメリカ横断ウルトラクイズ」です。自分が子供の頃、秋の定番番組といえばこれ。毎週木曜、家族揃って見てましたよ。
おバカな罰ゲームやふざけた優勝賞品に笑い、○×泥んこクイズみたいに視聴者にも考える時間のあるクイズでは家族みんなで「○だろ」「×でしょ」言い合っていたものです。
日本を出発してアメリカ大陸を西から東へ横断する空前絶後のスケールを誇ったクイズ番組。今思うと、まさにバブルを象徴していたような番組でしたね〜。
国民的人気を博した番組だけあって、Wikiも充実してます(笑)
↓↓↓↓
アメリカ横断ウルトラクイズ -Wikipedia

で、この番組の音楽と言えばテーマ曲の「スタートレック」と共に有名な音楽がありますよね。あれですよ、奥さま♪


チャッチャッチャッチャラチャラッチャチャーー♪


リズムだけでも分かる人には分かるはず。チェックポイントを通過した時の音楽です。これが「ミシシッピ組曲」、終曲の「マルディ・グラ」のメインとなる主題なんです。
他にも第2曲「ハックルベリー・フィン」のメインの主題、

チャッチャチャーーーチャララララチャッチャチャーーチャチャーー…

っていうメロディが通過時の別バージョン音楽として使われてました(こっちはリズムだけじゃ分かりにくいか?)。

この組曲は4曲で構成されており、曲は上流から下流へと流れていっているということです。

■1.水の神
「上流」とは書いたものの、既に最初から曲は雄大で緩やか。アメリカの川はスケールが違うねぇ(笑)
チェロの波打つアルペジオの伴奏に乗せてゆったりとメロディが流れます。
「最初の管のアンサンブルとか、和音が古典的な吹奏楽曲によくありがちだよなあ。吹奏楽にも向いてるんじゃない?」と思ったら、ミシシッピ組曲自体、既に結構演奏されてるんですね。
私がやっていた頃とは時代が変わったなぁ(^^;)

■2.ハックルベリー・フィン
6/8拍子にシンコペーションを多用して、とってもウキウキ楽しくなる音楽。最初と最後のファゴットがひょうきんでおいしすぎますね。
スネアが何気にいいアクセントを利かせてます♪
トム・ソーヤでないのは、やはりアメリカ南部に古くからある人種差別をイメージさせるためなのでしょうか?あるいは、活発な印象だけのトム(こらこら)よりも人間らしく描かれているからでしょうか?
「ウルトラクイズ」で使われた部分に象徴される明るく冒険的でポジティブな面だけでなく、中間部で半音階の下降音と共に沈んでいく様はネガティブな面も見せてくれているようでもあります。まぁ、ネガティブ面はすぐ終わっちゃうんですけどっ!(笑)

■3.古のクレオールの日々
ゆったりと揺れる、けだるい子守歌。
「“クレオール”って何?」ってググったら料理ばっかりヒットしてよく分からんかったのですが(苦笑)、どうも黒人と白人の混血人種のことのようです。
ニューオーリンズでは奴隷制度中でもクレオールは白人並みの待遇を受けていたらしいのですが、南北戦争後の奴隷制度撤廃とともに「黒人」となりました。言ってみれば身分が実質下がってしまった訳ですね。
そうするとこの曲は、「かつてクレオールとしていい待遇を受けていた頃を思い返している」曲ということになるのでしょうか?南北戦争は奴隷制度を廃し不遇な黒人を救うために起こったわけですが、結果そうならなかった人々もいた訳で、そう考えるとちょっと複雑な気分。
しかし、このおかげもあって(?)クレオールの持っていた白人文化と黒人文化が融合し、ジャズが生まれたと言ってもいいのです。う〜ん、何か皮肉だ。
この曲自体は非常にシンプルな作りになっていますが、珍しく頭の中で小難しいことを考えてしまいました(苦笑)
しかもこうやって自分じゃ普段考えないことを考えてみた時は、十中八九間違っているのよ(爆)

■4.マルディ・グラ
マルディ・グラは「懺悔火曜日」とも呼ばれるキリスト教のお祭りです。関係ないけど「懺悔」って漢字は読みを知らなくても見た目で怖いな。水かけられそうだし(古っ!
そして別名「ファット・チューズデー」だそうです。こっちの呼び名は怖くない(笑)
カトリック教徒が断食(イースター前に行われる)に入る前に、死ぬほどたらふく食ってしまえ!といういわれのお祭りらしく、ニューオーリンズのそれは世界三大祭りの1つに数えられているとか。もちろんこの曲でもこれをテーマにしたものでしょう。
ちなみに「じゃあ世界三大祭りの残り2つは何?」と思ってググってみたら、3つ以上出てきてどれがどれやら(苦笑)。とりあえず「リオのカーニバル」は間違いなさそうですが。
さて、曲は賑やかでバカ騒ぎなお祭りを描写しています。「ウルトラクイズ」を見ていた頃は気付きませんでしたが案外ウッドブロックてんこ盛りでした(笑)
途中シャッシャカ鳴っているのはカバサでしょうか?(違ってたら指摘下さい)
ニューオーリンズだけにジャズ的な要素もふんだんに盛り込まれていて、その雰囲気は「ラプソディー・イン・ブルー」的でもあります。実際、「ラプソディ・〜」のアレンジはグローフェですしね。
最後にはチラッとハックルベリー・フィンも登場します。


神というのを太古の昔からミシシッピー川にいたものとすると、この曲は時代的にも過去から今に向かって順に流れていることに気付きました。う〜む、奥が深い。
というか、これを書き始めた当初はもっと明るい曲目紹介にするつもりだったのですが、いろいろ調べてたら人種差別があまりにも題材に深く関わりすぎてることを知り、途中から完全にお勉強になっちゃいました(苦笑)
この辺の話題については苦手なのでいろいろと間違ったことを書いているかも。先に謝っておきます。ごめんなさい(笑)
m(_ _)m

まぁ、曲自体は非常に親しみやすいのでこういう問題を考えずただただ楽しんで聴いちゃって下さいな♪


グローフェ:グランド・キャニオン組曲、ミシシッピ組曲
バーンスタイン(*1)、コステラ ネッツ(*2)/ニューヨーク・フィルハーモニック

グローフェ:グランド・キャニオン組曲(*1)、ミシシッピ組曲(*2)
posted by ぽぽろんろん at 20:59 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | classical musics

2006年05月16日

ホルストの室内楽っていいね♪

惑星。惑星。惑星。「ホルスト」って言ったら「惑星」。下手すりゃ「木星」。もっと下手すりゃ「平原綾香の『ジュピター』書いた人」、なぁんてクラシックから完全に離れた上にビミョーに間違ったような認識をされているかも?(苦笑)

でも、そういう私も似たようなもんです。
結構前に吹奏楽のための組曲第1番・第2番について書きましたが、「惑星」とそれ以外に何知ってるの?って言われたら
「……アハハハハッ! f(^^;)ツ」
って苦笑いしながら後ずさるしかない(^^ゞ

だからという訳でも無いですが、先日こんなCD買っちゃいました。何せ安かったんで(笑)

ホルスト:管弦楽曲集
ポープル/ロンドン祝祭管弦楽団、ベケット(fl)(*1)、メジテール(Ob)(*1)、ボルト(Va)(*2)、フレイハン(Pf)(*3)

セント・ポール組曲、ヴィオラと小管弦楽のための抒情的楽章(*2)、
ブルック・グリーン組曲、フルートとオーボエのためのフーガ風協奏曲(*1)、
ピアノと管弦楽のための7つのスコットランドの旋律(*3)、6つのモリス・ダンス・チューン、
冷たき真冬に(編曲:メジテール)(*1)


このCDに収められているのはいずれも弦楽あるいは小規模室内楽という小編成な曲ばかりなのですが、民謡的要素を含んだものも多く聴いていて非常に親しみやすかったです。心を楽にして聴くことができました。ヴォーン・ウィリアムズらと民謡収集をしていた面目躍如といったところでしょうか。
これを買ったきっかけは、「セント・ポール組曲」が入っていたから。その上で「安かった」のでレジ行き決定(笑)
吹奏楽経験者としては、この終曲の「ダーガソン」が吹奏楽版(「吹奏楽のための組曲第2番」の終曲「ダーガソンによる幻想曲」)と比べてどうなんだろうというところが気になっていた訳ですが、予想外に他の曲がいい!というか、全体的にいい!!(当然、「セント・ポール組曲」も面白かったです♪)
とっても心地よく優しく暖かい曲の数々に、今まで知らなかったホルストの一面に触れることができたような気がします。
そして感じたのは、「ホルストは『惑星』よりこういう曲の方がいいかも?」ってこと。
ホルストって「惑星」のような大曲より、こういう肩肘張らない曲の方が面白い!と感じました(もしかしたら単に新鮮だったという可能性は今の時点では捨てきれませんが…。大曲も「惑星」しか知らないし)。
音楽が楽しいんですよね。ホルスト自身も楽しんで書いていたんじゃ?とか思ってしまいました。

ブルック・グリーン組曲」や「フーガ風協奏曲」で見られる柔らかい質感は小編成ならではと言えるでしょう。特に後者は2つの管楽器の丸い音色がとっても効果的でウットリ。その上で「吹奏楽のための〜」でも見られたようなリズムやメロディの遊びがあって楽しいです。
7つのスコットランドの旋律」も面白いです。様々な民謡を主題を経た後、ダーガソンらしいリズムとコード進行が見られます。そしてそのリズムに乗って最後に現れる「蛍の光」。やっぱりこの曲は閉店の音楽なのね(違
最後の「冷たき真冬に」は、タイトルとは正反対のとっても暖かい曲。真冬に外でビュービューと吹雪に吹かれているんじゃなく、真冬の光景を窓から見ながら暖炉にあたっている曲なんでしょうね、きっと。
爽やかで暖かいメロディは、弦をバックにフルートとオーボエで奏されることもあって朝ドラの主題歌に使われてもおかしくないような印象(笑)
NHKさん、どうですか?(^^;)

ホルストという作曲家は「惑星」だけがあまりに有名になってしまい、そのせいかどうかは知りませんが他の曲が埋もれてしまっているこの状況はとってももったいないなぁとこれを聴いて思いました。他の曲・他の演奏も聴いてみたくなりました。

ということで、皆さんも機会がありましたらホルストの室内楽をどーぞー♪
posted by ぽぽろんろん at 00:12 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics

2006年05月14日

チャイ5についてつらつらと。つーかだらだらと(苦笑)

私の所属するSフィルの定期演奏会まで、ついにあと1ヵ月を切ってしまいました。率直にヤバイです(苦笑)
ティンパニ付きの練習場を借りて個人練習をしたいところなのですが、仕事の予定がコロコロと変わってどうも予約がしにくい状況なのがさらにヤバイ。
練習もあと2回だって!?…さぁて、逃げるか(ぉぃ


まぁそんな個人的な事情はおいといて(ぇ
今回の定期演奏会のメインはチャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調(以降、「チャイ5」とします)。チャイコフスキーの交響曲のティンパニって今回が初体験なのでヤバイと言いながら楽しみでもあったりします(これまでティンパニはバレエものしかやったことが無いんです)。

チャイコフスキーって、クラシック好きでは無い一般の人には「くるみ割り人形」の「花のワルツ」とか「白鳥の湖」みたいな親しみやすかったり感傷的だったりキレイなメロディで知名度がある印象なのですが(あくまで個人的な印象)、やっぱり彼はロシア人な訳で。抑え付けられた政治体制の中、凍りついた大地と空気と雪に囲まれて生活しなきゃならない訳です。
そういうところから来る、顔がこわばるような無表情の厳しさっていうのが暗い部分で特に出てるよなぁとよく感じています。そしてそれが如実に現れるのが彼の交響曲かなと。
特に後期3大交響曲と呼ばれる第4・5・6番はどれも短調の重い「チャイコフスキーらしい」メロディが中心に据えられているのが効いていると思っています。

チャイ5の場合ですと、第1楽章、冒頭「運命の主題」の後の第1主題。私にとっては「雪中行軍」的なイメージがあって、足どり重いんだけれども淡々と「ザッザッ」と規則正しく進んで行かなきゃいけない、あるいは進まされているような気がしてしまいます。6/8拍子だし付点も多いのに、全然ウキウキしないどころか気持ちがズーンと沈んでいく。これこそロシアの冷たい大地のなせる業かと勝手に想像(笑)。もちろん「運命の主題」自体もズブズブと重いねぇ…。
この暗〜い第1楽章から第2楽章への流れはとっても好き。
第1楽章の最後ってコントラバスのフレーズが結構救いようが無い感じに重苦しく終わって、第2楽章の前奏最初も同様かと思いきやフワッと色合いが変化してホルンの優しいソロへと繋がる。聴いていてここで緊張がホッと解けるんですよ。この瞬間がたまらんです。そしてこのホルンのメロディはたまらなくいいですしね♪
それに比べると、第3楽章のワルツはバレエチックで優美なメロディが流れるもののなぁんか浮き足立ってる気がしちゃうんですよね。どうも自分の中でしっくり来ない。ティンパニの出番がほとんど無くてよかったです、第3楽章(苦笑)
そして第4楽章。この冒頭、弦での堂々とした「運命の動機」。これもどうも唐突な感じがしてしまう私。曲が進んでアレグロに入ると忘れちゃうんですけどね。やっぱ第3楽章が私にとってはネックなのかなぁ。
まぁそれでもチャイ5って好きな曲ではあります(説得力無いか?^^;)。

さて、うちのチャイ5CDは演奏会も影響してちょこちょこと増えまして現在4種類あります。入手順に並べるとこんな感じ。

  1. ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル (第4・5・6番)

  2. ザンデルリンク/ベルリン響(第4・5・6番)

  3. ゲルギエフ/ウィーン・フィル(第5番)

  4. 小林研一郎/チェコ・フィル(第5番)

最初に買ったのがムラヴィンやっぱりこれは凄い。いつ聴いても凄い
特に第4番の迫力にはひれ伏すしか無いのですが、第5番もいいですね。音量以上の音圧・迫力をここまで感じさせてくれる演奏にはなかなか巡り会えません。そして音にいい厳しさと緊張感があります。この演奏が私の中で1つの究極としてデンと頭の中を占領しているため、これ以外の演奏に手を出す気にはしばらくなりませんでした。

そんなもんで2枚目、ザンデルリンク盤を買ったのがSフィルに入ってから。でもこれは私の肌に合いませんでした。何かまったりのんびりしているんですよねぇ。どうも緊張感が足りないです(苦笑)

その次のゲルギエフこれがよかった!
攻撃的にグイグイ押してくるところとフッと力が抜けたところのメリハリが絶妙♪そしてテンポ感もしっくり来るんですよね。そのメロディを歌うとかやりくりをするのに、やりやすいテンポで振っているように感じます。特に第2楽章のテンポ感はいいなぁ。ホルンもクラもオーボエもこれくらいがいちばん歌いやすいんじゃないかと思ったり。正直、私はこのテンポで本番もやりたい。Y先生だと絶対あり得ないけど(笑)
ここのホルンソロからオーボエへの受け渡しはめっちゃキレイですよ〜。つーかこの楽章の木管の音は特にたまらなくいいです。うっとり。
第4楽章、最後に勝利の凱歌を挙げる直前のティンパニロールもいいです♪管弦の打ち込みのすき間にこういう感じで大胆に山を付けたかったのですが、練習でやったらあっさりと「そこは同じ音量で」と言われてしまいました。
(−。− ) チッ(笑)
そしてこれ、ライブ音源なんですよね。生でこれを聴いた人がいるのかぁ、羨ましいっす。

最後のコバケンは、うちの指揮者のY先生が頭に置いている演奏ということらしく、実際聴いてみると共通項をそこここに感じました(今はこれとも違ってY先生流になりつつあります)。
…がっ!私はこの演奏好きじゃない(爆)
まず第1楽章が軽い!上で「雪中行軍」と書きましたが、この演奏だと雪が5センチくらいしかないです。「犬はよろこび庭かけ回り」のレベルでサクサク歩みが進んでしまう。せめて「動物のお医者さん」の菱沼さんが埋もれて動けなくなるくらいじゃないと(笑)
第2楽章のテンポの揺らし方。これも気持ち悪いんだよう〜(泣
そして、第1楽章が軽かった割りに第3楽章は今イチもっさりと乗れないんですよ。う〜ん、何かダメだぁ(x_x)


つーことで、上記での私のオススメチャイ5はこちらです〜♪

チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」
ムラヴィンスキー/レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団


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チャイコフスキー:交響曲第5番
ゲルギエフ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団


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posted by ぽぽろんろん at 19:11 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics

2006年04月15日

久々のJPC♪

今日は東京は田原町、パーカッショニストの聖地(笑)であるJPC(Japan Percussion Center)に行ってきました♪
しかし今日はちょっと大変でした。中央線が工事の関係で快速・特快が全て取り止め、各駅停車だけだったんです。
当初は神田まで一本で行っちゃう予定だったのですが、さすがに各駅は疲れるので中野で地下鉄に乗り換えました。
この地下鉄、1回乗り換えが必要だったのですが、初めて降りた駅だったので…迷いました(爆)
乗り換える路線の矢印を追いかけていったらいつの間にかそれが無くなって、突き当たりの改札近くでウロウロと。
さまよったあげく、元来た道を戻っていったらなんと!いつの間にか階段が出来てる!!(違
完全に階段を1つ見落としてましたもよーです。それもいちばん重要なのを…

そして、田原町。
今ってJRから直接地下鉄に乗り換えられるのはいいのですが、改札から出る時にsuicaじゃ地下鉄の精算機通らないから、駅員さんに精算して証明書もらわないといけないんですね。
で、次にJR乗る時にJRの駅員にsuicaと証明書を渡してsuicaを使えるようにしてもらう(じゃないと、前回出た時の履歴がsuicaに無いから)。
これなら、普通に切符買い直して乗り換えた方がめんどくさくないかも?(苦笑)

まぁ、こんなことはいいや。JPCですよJPC。
田原町の3番出口からすぐ近くなのですが、相変わらず場所が分かりにくいです(^^;)
でも、一応国際通り沿いにも看板とか出てましたね。あれが無いと絶対に通り過ぎますよホント。
さて、何の変哲もないビル(笑)の4F〜6FがJPC。各階にテーマがあって、4Fが「ドラムシティ」、5Fが「エスニックシティ」、6Fが「パーカッションシティ」となっています。
今日のメインは6F。ティンパニマレットの手持ちが寂しいのでその補充です。
「やっぱり竹バチがいいよね〜」なんて思いながら見てみたら……、案外高かった(^^;)
いいヤツはひと組1万以上するんですね。8千円くらいかと思ってました。久しぶりだったので相場をはき違えていましたよ。
とりあえず、そんなのを固さ違いで3組購入。脇にある楽譜コーナーを見たら大好きな「マリンバ・スピリチュアル」(三木稔)の譜面があったのでついでに購入。
もちろん私にはこれのマリンバは弾けませんが、太鼓の方は何回かやったことがあるんですよ。いつやっても興奮しちゃいますよねこれ(笑)
会計時、店員さんから「会員になった方が安くなりますよ?」と言われ、会費はかかるけど今回だけでペイできてしまうということだったので入会してきました♪

この後、5Fに降りて「エスニックシティ」へ。
ここはいつ来ても楽しいですねぇ♪
ラテンやアフリカの民族楽器がゴロゴロ転がっています。ひとしきりここでも遊びました。ちっちゃい卵形のシェイカーをお遊びで買っていこうかとも思いましたが(ほら、イースター近辺でもあったし)、ちっちゃくてかわいい楽器があれこれあってキリが無さそうだったので今回はガマン(苦笑)

帰りは銀座線で渋谷まで行っちゃって、HMVでCDを見て1万円ほど買い込んで(さっきのガマンはどこ行った…)、井の頭線〜中央線経由で帰宅。帰り道にある本屋さんで「鉄腕バーディ」の最新巻も出ていたので買ってきました。


さてさて、明日は朝から一日中外出なので早めに寝てしまおうと思います。
雨なのがちょっと鬱陶しいなぁ。練習台背負って傘持ってはかなり動きにくくて大変なのよね…
タグ:Perc 日記
posted by ぽぽろんろん at 21:29 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics

2006年04月06日

パーカッショニストならこれを聴け♪ベルリオーズ「幻想交響曲」

とっても久しぶりのこの企画(というか、クラシックネタ自体がご無沙汰だったというお話しも)、何でこれを採り上げていなかったのか自分でも分かりませんでした(苦笑)
私がクラシック界でいちばんの変態作曲家だと思っている(笑)ベルリオーズの代表作、「幻想交響曲」です♪

古典派からロマン派への橋渡しをしたベートーヴェンが交響曲第9番(いわゆる「第九」)を作曲したのが1824年、このたった6年後の1830年に「幻想交響曲」は完成しています。たった6年後ですよ!!
シューマンの交響曲第1番1840年ブラームスの交響曲第1番1876年、などと並べてみると、ベルリオーズの管弦楽法がオーパーツのように思えてしまいます(笑)。もちろん、国の違いもありますし、ブラームスはもともと古典派的傾向が強い作曲家なので単純な比較は出来ませんけどね。
ただ、私にとってベルリオーズのアレンジ能力っていうのはすでにマーラーリヒャルト=シュトラウスの時代まで先を行っちゃっているんです。それくらいスゴイと思ってます。
ただ単にハープ2台使ってるとか最初にチューバ(正確にはオフィクレイド)使ったとか、そういうことじゃないですよ。各楽器の使い方・重ね方等々が非常に効果的で洗練されていて上手い!ってことです。

そんな中でのパーカッションですが、やっぱり特徴的なのは第3楽章以降ということになりますね。
第3楽章は言うまでもなく「遠雷」を描写する部分、4台のティンパニを4人の奏者で演奏するところですね(4人未満でやれないことは無いですが)。半音で音をぶつけたりして音程感を無くすことでうまく「効果音」的役割を果たしています。クレッシェンドの頂点で音の組み合わせが変わることで立体感も出ています。
そしてこの楽章、それ以外にティンパニの出番がほとんど無いんですよね。当時ペダルティンパニなんて無かったことを考えると当然のことなんですけど(「遠雷」のために4台のティンパニが特殊な音の組み合わせになっているため)、スゴイのはこの長い楽章でティンパニが無いことの寂しさを全然感じさせないんですよね。
第2楽章から考えるとティンパニが無い時間ってさらに長い。
この曲では、ティンパニって必要なところに必要な分しか使われていないんですよ。そしてそれが非常に効果的。
近代になってティンパニにペダルなんてものが付いたりして音変えが楽になると、やたらめったらティンパニが使われたりするようになります。それはそれでとっても楽しいのですが(笑)、この曲を聴くと「これが原点にして究極だよな」とか思うことも。
以前に紹介したベートーヴェンもティンパニの1つの究極形ですね。私自身、古典派は苦手なので実はあまりベートーヴェンも得意では無いのですが(汗)、それでもベートーヴェンのティンパニは面白い♪これは自信を持って言えます。

え〜と、話を戻しまして。
続く第4楽章と第5楽章、これは2人の奏者が2台ずつに分かれてティンパニを演奏します。
第4楽章は1人分の音を2人で分けているような気がしないでも無いのですが(笑)、この2つの楽章のかけ合いは聴いて楽しいやって楽しい♪
第4楽章は1stティンパニがGD、2ndティンパニがBF。第5楽章は1stがGC、2ndがHE。それぞれの奏者の上の音・下の音が長短の三度で重なるので、2台のティンパニで和音を奏すると、四度や五度でキレイに重なるのとは違った重さを感じます。これが気持ちいいのよね〜♪
第5楽章最後なんてホント麻薬やっちゃったみたく「アヒャヒャヒャ」な状態になっちゃいますよ(危ない危ない^^;)。

ティンパニの話ばかりしちゃいましたが、この曲ではバスドラやシンバルも効果的に使われています。
この2つの楽器は「第九」でどどーんと使われたわけですが、やっぱりどうしても「トルコ行進曲の伴奏」的役割が強かったです(それでもこれだけ大々的に使ったことだけでもエポックメイキングだし、ティンパニのオクターヴ使用とかやっぱり「第九」はすごい曲なんですけどね)。
「幻想交響曲」ではさらに進んで、独立したパート・楽器として使用されています。特に第5楽章のバスドラは楽しいですね〜。3連符の3つ目を連続して叩くとか確固たるリズム感が必要とされますが、ハマるとこれまた気持ちいい♪

…あ、「幻想交響曲」パーカッションと言えばでしたね、忘れるところだった(ぉぃ
この鐘、聴く方としては「どんなの使うんだろ?どんな音するんだろ?」ってワクワクしちゃいますが(パーカッショニストだけですか?それは)、やる方としては「あるものでやるしかない」ので案外悲しいときもあるんですよね(苦笑)
たいがいはチューブラーベル(いわゆる「のどじまん」の鐘ですね)でしょうけど、妙に音が伸びすぎたり明るすぎたりすると雰囲気に合わなかったりします。結構難しいです。
指揮者が鐘の音にこだわりがあったりするとさらに大変です。「なるようにしかならない」のを分かってくれなかったりするとさらにさらに大変です。「あんたが楽器用意しろ」と言いたくなります(笑)


そんな「幻想交響曲」、オススメ盤は月並みですがこちらを♪

ベルリオーズ:幻想交響曲
ミュンシュ/パリ管弦楽団

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このCD、私はつい最近買ったのですがその迫力にビビリました。
音がデカいとかそういう単純なものではなくて、オーケストラとして迫ってくる音の圧力が凄くて音量以上のものを感じました。
もちろんそれだけではなくて、第1楽章や第3楽章での情感というものもたっぷりと聴かせてくれています♪
ミュンシュということで音源はもちろん新しくはありませんが、それでもノイズ等が聞き苦しい部分はほとんどありません。
パーカッション的には、第4楽章最後のスネアは予想外の音がして最初ビックリしました(笑)
鐘は非常にクリアで、そしてアタックのハッキリした金属的な音ですね。チューブラーベルでしょうが、木槌じゃなくてもっと固いもので叩いているんでしょうか?
ここ数年、チューブラーベルに触れていないのでちょっと(だいぶ?)判断力が鈍ってます(苦笑)
ティンパニ含めオケ全体的に粗雑な部分もありはしますが、それも含めていい雰囲気を作り出している感じですね。
ぜひ聴いてみて下さいな♪


過去の関連エントリーです。
パーカッショニストならこれを聴け♪ベートーヴェン交響曲第5番ハ短調
パーカッショニストならこれを聴け♪ハーティ版「水上の音楽」
パーカッショニストならこれを聴け♪ニールセン交響曲第4番「不滅」
posted by ぽぽろんろん at 00:56 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | classical musics

2006年02月26日

オリンピックでこんな曲を聴けるなんて♪

最近仕事でいろいろとストレスを抱えておりまして、家に帰るとバッタリと。なかなかしんどかったですが、やっとエントリーを上げる体力が復活しました(苦笑)

ということで。
さぁて、この週末はスポーツの話題と言えば荒川静香さん一色だった訳ですが。
DVDが1日で5000枚売れたとか、演歌界の荒川がどうとか、バッテン荒川は日本人だとか、いろんなところで荒川さんが盛り上がっております。

さて、フィギュアスケートと言えばBGMによくクラシックが使われますよね。
荒川さんの使ったプッチーニの「トゥーランドット」はもう今頃バカ売れでしょう(笑)
で、今回私がフィギュア女子シングルで聴いていた(つーか演技見ろよ)中で「へぇ〜」って思った選曲がこちら。
レスピーギのバレエ音楽「シバの女王ベルキス」(以降「ベルキス」)です!
…「トゥーランドット」じゃないのかって?私、イタリアオペラは苦手なのです(苦笑)
そして「ベルキス」を誰が使用したのかって?んなもん低血圧の私に早朝の出来事を聞くだけムダです(ぉぃ

レスピーギっていうと「ローマの噴水」「ローマの松」「ローマの祭り」のいわゆる「ローマ三部作」がメジャーですね。
あるいは、クラシックに興味無い人でも「リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲」の「シチリアーナ」はどこかできっと聴いたことがあると思います。多分聴くと「あ〜っ」となるのでは。

一方「ベルキス」ですが、これはマイナーな曲でした。
私が高校生の頃に吹奏楽コンクールで採り上げられるようになって(というか結構なブームになって)知名度がグンと上がった印象です。
私の高3の吹奏楽コンクール自由曲も実はこの曲だったりします(^^ゞ

私が高校当時は、「ベルキス」と言うとこのCDしかありませんでした。


レスピーギ:シバの女王ベルキス、変容
サイモン/フィルハーモニア管弦楽団
バレエ組曲「シバの女王ベルキス」

「変容」(管弦楽のための主題と変奏)


私が「Chandos」というレーベルを知ったのもこれでしたね。
吹奏楽のベルキスブームに乗ってかなりこのCDは売れたのではと思ってます。

曲はアラビア風の音階を多用したエキゾチックな感じと不協和音の混じり合う、なかなか刺激的な音楽となっています。
とは言っても曲自体は結構聴きやすく、組曲も非常に特徴的な曲でまとめられていて面白いので、もっと早くから有名になっていてもよかったのではという気はしますね。

■1.ソロモンの夢
出だしの夜のシーンも神秘的だし後半の愛のメロディーもなかなかに官能的なわけですが、真ん中、王が行進する時の金管がたまらなくカッコイイのですよ♪
低弦のユニゾンを前置きにして金管の奏でるメロディは荘厳で王の威厳をビリビリと感じさせます。ホルンのハイトーンが特にステキ。
最後にはフィナーレのメロディも登場し、最後の華々しさを予感させていますね。

■2.ベルキスの暁の踊り
朝っぱらからなかなか色気のある音楽です(^^;)
やはり西洋人は起き抜けからセクシーフェロモンを振りまいているものなのでしょうか(笑)
冒頭のフルートソロも、最初は健康的な音階を奏でますが途中からアラビアっぽくなると途端に色っぽくなりますね。
ところどころに朝の爽やかさを感じさせる雰囲気はありますが、全体的には官能的なイメージでまとめられています。

■3.戦いの踊り
やっぱ最初の太鼓がたまらない(笑)
冒頭のティンパニもたまりませんが、そのあとにクラリネットの伴奏リズムを刻む太鼓がもうっ!これがもうっ!!
o(>_<)o
戦いの太鼓」と指定されている楽器は何を使うか不明ですが(笑)、大小のバスドラムを使うことが多いでしょうか。
上記CDの演奏が影響しているのか、ミュートを付けて余韻を少なく詰まった音でやっているところが多いかも。
ここの変拍子で踊りまくるクラリネットとのコンビネーションが絶妙ですね♪
後半も興奮状態の中お互いがぶつかり合うような打ち込みの嵐がよいですね。聴いているだけで興奮しちゃいます(笑)

■4.狂宴の踊り
「狂」宴とはよく字を当てたもので、不協和音の飛び交う中をハイテンションに踊りまくります(笑)
中間部トランペットのソロは、確か本来は舞台裏から演奏するように指示されていたと思いましたが、コンクールでうちがやった時はベルを専用に作った箱に突っ込んでミュートとは違う「遠くからの音」を出すように工夫したようなしなかったような(どっちだよ)。
このソロ以外は終始ドンチャンやってますが、最後は金管バンダまで登場してホント「大団円」という言葉がよく似合うめでたい雰囲気で終わります。


さて、この曲にはパーカッションオケ版もCDが出ていたりします。

パーカッション・オーケストラ
北野徹とパーカッショングループ大阪

サラサーテ/温隆信:ツィゴイネルワイゼン
大栗裕/武藤好男:大阪俗謡による幻想曲
J.S.バッハ/武藤好男:トッカータとフーガ ニ短調
レスピーギ/武藤好男:組曲「シバの女王ベルキス」


先日、CD屋さんで見つけて「おっ?ベルキスや大阪俗謡がパーカッションで!」と即買いしたんです。
で、家に帰りテーブルに置いたらなぁんかものすごく見慣れた景色に映ったんですよ。
「もしや!」とうちの棚を漁ってみたら…

やっちまいました…

…衝動買いは今後控えたいと思います(苦笑)
ちなみに、こないだ買った方は見てのとおり未開封ですので、どなたか欲しい方がいらっしゃいましたらお譲りします(笑)


余談ですが。
クラシックを普段聴いちゃってると、フィギュアスケートBGMでのムリな繋げ方が気になって仕方なくなってしまいますね(苦笑)
村主さんのラフマニノフとか、「全楽章から引っ張ってくる意味はあるのだろうか?」とか演技と関係ないところが気になっちゃったり。
あと、安藤さんの次だったでしょうか。グラズノフの「四季」を使った人がいたのですが、これもかなりあちこちからつぎはぎつぎはぎやっていましたね。もうね、つなぎ目が不自然で集中して見れないのよ(苦笑)
フィギュア見るならクラシックには疎い方がいい」というのが、今回の結論?(^^;)
posted by ぽぽろんろん at 18:31 | 東京 ☀ | Comment(9) | TrackBack(0) | classical musics

2006年02月12日

パーカッション・ミュージアム♪

ども、実家から帰って来ました。
私が昨日水戸まで行った目的はこちら!

パーカッションミュージアム.jpg

ちょっと文字が見えにくいかもしれませんが「現代音楽を楽しもう−XIX パーカッション・ミュージアム」と書いてあります。
現代音楽を楽しもう」というシリーズは、作曲家・池辺晋一郎が企画してずっと行われている水戸芸術館の老舗企画。今回で19回目ですね。
去年は須川展也氏を迎えてのサックス作品集で、私はこの時初めてこのシリーズを聴きに行きました。
(これもよかったなぁ。特にベリオの「セクエンツァVIIb」には音量の幅・表現力の幅などなど圧倒されまくりでした)
そうしたら、その時のプログラム最後に「次回はパーカッション」というような予告が書いてあったのですよ。
「これは行くしかないでしょ!」と親に予約を頼んでおいて昨日の演奏会に至ります。

さて、「パーカッション・ミュージアム」とは読売日響主席ティンパニストの菅原淳さんが中心となって活動しているパーカッションアンサンブルグループ名です。
プロフィールを見たら、皆さんあちこちの団体で活躍されてる現役バリバリのパーカッショニスト集団でした。
昨日のプログラムはこちら。

■ケージ:居間の音楽
■北爪道夫:森の声
■池辺晋一郎:雨のむこうがわで
〜休憩〜
■福士則夫:クラッピング・リズム
■池辺晋一郎:テンテンイダテン
■バーンスタイン/菅原淳:「ウェスト・サイド・ストーリー」より4つの情景
 ・プロローグ
 ・サムウェア
 ・マンボ〜チャチャ〜出会いのシーン
 ・アメリカ
〜アンコール〜
■グリーン:シロフォニア


ちなみに、池辺作品が2曲も入っているのは企画・司会が池辺氏であることと無縁ではありません(爆)

内容の方ですが、いやいや、今回も面白かった!!
何がって司会者池辺のダジャレが(ぇ

それはおいといて印象の強かった曲の感想を(笑)
まずはケージ。今回、芸術館のホールに入るとステージ上に次のような光景が広がっていました。

居間1.jpg 居間2.jpg

そうです。居間です。1曲目はこれが楽器(笑)
この曲は私もやったことがありますが、家の中にある道具を使って演奏するんです。今回も、トランク・紙コップ・やかん・干し納豆(笑)などを使っていました。
あと、左側写真のテーブル手前側に映っているのは、バスのおもちゃじゃなくてバッグ。あれを叩いたりとかフタを開け閉めして(窓の部分からパカッと上が開くんです)音を出してました。ちょっとこのカバン欲しかった(笑)
観客になって分かりましたが、日常風景の中で演奏者が無表情かつくそまじめに演奏している姿を見ると、だんだんと笑いたくなりますね(苦笑)
妙なシュールさを感じました。
ちなみに、本来はホール内で写真なんて撮るもんじゃありませんが、開場してすぐに入って中にほとんど誰もいなかったので、ブログのために速攻で撮ってしまいました(笑)
よい子の皆さんは真似しちゃいけませんよ〜(^^;)

2曲目の「森の声」、これがめっちゃよかった♪
木製及び皮製の打楽器を使用した曲なのですが、様々な音程のウッドブロックの「カタカタ…」という音がホール中にこだまして、まるでホール中が鳴り響いているような感じ。特に水戸芸術館は上から降り注ぐ音響がいいですからねぇ〜。
途中からはトムトム等の太鼓類も加わってさらに迫力が増します。もうパーカッショニストとしては恍惚です、脳内麻薬が分泌されまくり(笑)
この曲には、ステージ以外にもバンダ(別動隊。今回は2階客席にいました)がいて、ステージ上だけに集中しているとふと横から浮かび上がってくるバンダの音がまたいい効果を上げていました。

テンテンイダテン」もなかなか。
10人の奏者がタンタンタタタンと「テンテンイダテン」のリズムを刻み、そのベルトコンベア上を流れるようにパッセージが次々と受け渡されていく。
このパターンが徐々に変化して、5人対5人のかけ合いになったり、4人+2人+4人になったりと形を変えていきます。これがめまぐるしく変わって飽きさせないどころか目が釘付け(笑)
1回やってみたいですね、この曲。トムトム20台必要だけど(笑)

ウェスト・サイド・ストーリー」、実はいちばん期待していませんでした(ぉぃ
パーカッションアンサンブルでこういうオケ曲の編曲ものを行う場合、どうしてもメロディはマリンバたちになるのですが、どうしても残響で音がモワモワになっちゃうんですよね。曲を知っていないとメロディが拾いにくかったりします。今回もやっぱりその印象はありました。
ただ、それ以上にこの曲は面白かった、すごかった!
面白かったのは各楽器の使い方。
ただ単に原曲をなぞるのではなく、パーカッションらしさが出るようにアレンジが加えられていました。だから意表を突くところで意外な音が聞こえてきたりしてその度に「おっ!?」と引きつけられました。
また、「アメリカ」では小物担当の持ち替えがかなり激しかったので、それも見てて面白かったですね(笑)
ステージ裏の席の人も、上からのぞき込むように見てました(^^)
すごかったのは、演奏の一体感。
メドレーなのでテンポがいろいろと変わるのですが、その切れ目に一切のよどみ・ちゅうちょ・妥協が無い!
10人全員の意識がキッチリ揃っていて、指揮者もいないのにテンポの変わった最初からテンポ間のズレが全く無いんです。まさに圧巻。すっげーよこれ。
正直、鳥肌が立ちました。

シロフォニア」は一転、菅原さんのオチャメさを前面に押し出した演奏(笑)
アンコールが始まったのに、ステージ係が出てきて菅原さんの叩いているシロフォン(木琴)をガタガタいじってるんで「何だジャマだなぁ」と思っていたら、何とシロフォンのキャスターのストッパーを外してシロフォンをゴロゴロと動かし始めたんです(!)
で、菅原さんはそのシロフォンをステージの端から端まで動かしてもらいながら、まるで観客に挨拶回りでもするかのように演奏し続けたという(笑)
やっぱりパーカッショニストは何でも出来ないとダメですね(ってそーゆーことか?)

ということでパーカッションを満喫しまくった2時間でした♪
いやぁ〜楽しかった(^^)v

帰りに出口のCDコーナーで、感動した「森の声」か「ウェスト・サイド・ストーリー」のがあったら買おうと思っていたらどちらもありませんでした(苦笑)
早いとこ出してはもらえないでしょうか、買いますから(^^;)
posted by ぽぽろんろん at 19:54 | 東京 ☀ | Comment(8) | TrackBack(0) | classical musics

2006年02月09日

い、伊福部さんが亡くなられました…

昨日から風邪っぴきですが、このニュースを書かないわけにはいきません。
今朝のネットニュースでいきなりショッキングな文字列が目に飛び込んできました。

「ゴジラ」作曲、東京音大元学長の伊福部昭さん死去(朝日) gooニュース

伊福部さんは母校が誇る偉大な先輩です。というか、この人以外に誇れる人がいない(こらこら
聴いていると思わず血湧き肉躍ってしまうエネルギーあふれるオスティナート(繰り返し)のメロディやリズム。フッと流れる日本的な情感。原色で濃い存在感。
たまんねー(笑)
一度ハマったら抜け出せない強烈な中毒性を持つ音楽、それが伊福部昭の音楽。

彼の音楽で最もメジャーな存在となっている「ゴジラ」もやっぱり凄いですね。
ゴジラ、ゴジラ、ゴジラとメカゴジラ」(笑)なユニゾンでの変拍子オスティナートは、誰にも止められない前進力と圧迫感を感じていつ聴いてもドキドキしてしまう。
「ゴジラ」という映画はこの音楽無くしては語れないし、この音楽に負けない存在感を持つ「ゴジラ」という映画(ストーリー)も凄いと思う。
やっぱりすげーな、ゴジラ。
ハリウッド版みたいな茶番は永久凍土の下に埋まっていて下さい(笑)

さて、そんなエネルギッシュな音楽を生み出してきた伊福部さんをしんみりした音楽で送り出してはいけません。
今夜は伊福部さんの怪獣映画の濃ゆ〜いエキスがぎっしり詰まったこちらでも。

宙伊福部昭 SF交響ファンタジー
広上淳一/日本フィルハーモニー交響楽団

伊福部昭:
SF交響ファンタジー第1番、第2番、第3番
倭太鼓とオーケストラのためのロンド・イン・ブーレスク
このアイテムの詳細を見る


「ゴジラ」をはじめとする、伊福部怪獣映画音楽の超お徳用詰め合わせセットでございます。
3つの曲は次のような構成になっています。

■第1番
ゴジラの動機 間奏部 「ゴジラ」タイトル・テーマ 「キングコング対ゴジラ」タイトル・テーマ 「宇宙大戦争」夜曲
「フランケンシュタイン対地底怪獣」バラゴンの恐怖 「三大怪獣 地球最大の決戦」 「宇宙大戦争」タイトル・テーマ
「怪獣総進撃」マーチ 「宇宙大戦争」戦争シーン

■第2番
「奇巌城の冒険」タイトル・テーマ 「三大怪獣 地球最大の決戦」キングギドラのテーマ 「キングコング対ゴジラ」格闘音楽
「モスラ対ゴジラ」聖なる泉 「大怪獣バラン」タイトル・テーマ 「三大怪獣 地球最大の決戦」山岳音楽
「キングコングの逆襲」逃走音楽 「キングコングの逆襲」エレメントX 「サンダ対ガイラ」自衛隊マーチ
「空の大怪獣ラドン」飛行音楽 「サンダ対ガイラ」自衛隊マーチ

■第3番
「怪獣総進撃」タイトル・テーマ 「キングコングの逆襲」メカニコングのテーマ 「キングコングの逆襲」愛のテーマ
「海底軍艦」テーマ キングコング対ゴジラ」キングコングの輸送 「キングコング対ゴジラ」格闘音楽
「海底軍艦」マーチ 「地球防衛軍」マーチ

もうたまんねーよこれ。アドレナリン出まくっちゃうよ(笑)
映画自体を知っていればそりゃもうウヒョヒョと小躍りしながら満喫できますが、知らなくてもそこから溢れ出る伊福部さんの濃い原液がどくどくと体中に流れ込んできてお・いっぱいになります♪
実際、私もほとんど映画は知らなかったりしますが(爆)、それでも充分に楽しめます♪


本当はもっと早く伊福部さんの音楽を紹介しようしようと思いつつなかなか文章がまとまらずにいたら、最初のタイミングがこういう日になってしまいました。そこがちょっと悲しい。

伊福部昭さんのご冥福をお祈り致します。
posted by ぽぽろんろん at 22:24 | 東京 ☀ | Comment(5) | TrackBack(3) | classical musics

2006年02月07日

「眠りの森の美女」ワルツはちょっと大人の雰囲気♪

クラシックをあまり聴かない人にとってはチャイコフスキーって交響曲の作曲家というよりはバレエ音楽の作曲家だと思うのです。
白鳥の湖」(以降「白鳥」)「くるみ割り人形」(以降「くるみ割り」)「眠りの森の美女」(以降「眠り」)のいわゆる3大バレエはどれも有名です。若干「眠り」は知名度が落ちますが(ぉぃ
特に私の世代なんかだと、幼少の頃にドリフがバレエコントで「白鳥」を愛用していたため、もうミニもとい耳にタコが出来ちゃってますよね(笑)

この3大バレエはオーケストラピットを離れて演奏会でもよく演奏されます。
たいがいは有名どころを抜粋された組曲を演奏しますが、まぁ中には全曲やったりするオケもあるようです。少なくとも私は今年の春に「くるみ割り」全曲をやる団体を知っています(笑)聴きに行けたらいいな〜♪
で、それらの組曲ですが、これらには全てワルツが含まれています。
「白鳥」では第1幕の「ワルツ」、「眠り」も第1幕の「ワルツ」、そして「くるみ割り」の「花のワルツ」。そして「くるみ割り」と「眠り」は組曲の最後をワルツで締めています。
そう、チャイコと言ったらワルツ♪なんてったって「ロシアのワルツ王」ですから!

さて、今度のSフィルの演奏会でアンコールとして「眠り」のワルツをやることになりました。
3大バレエのワルツはどれも経験済みではありますが、「眠り」はいちばん演奏の印象が薄い曲です(爆)
何の時にやったんだっけ?大学オケ4年目か5年目の新歓イベントだったかな?とにかく、他2つと比べて簡単なイベントでさらっとやっただけので今イチ記憶にない…(苦笑)
何しろ、アンコールがこれだと聞いて使用楽器が浮かんでこなかった(汗
今回、ちゃんとした場で演奏できるのでキッチリやりたいところです。

ところで、最初に書いたように「眠り」ってちょっと知名度が落ちます。
序奏」のドラマチック性(これは本当にカッコイイ!)とか、「パ・ダクシオン」の優美さとか、他の2作に負けない魅力をたくさん持っているのにもったいないことです。
そしてワルツも、3大バレエのワルツの中でやっぱりいちばんマイナーです(^^;)
「花のワルツ」は言うまでもなく超メジャー曲。CMなんかでも使われたりしていますね。
「白鳥」のワルツも、「白鳥」自体が有名なので(ドリフ効果?^^;)やっぱり聴く機会が多いです。
それらに比べるとどうしても「眠り」って露出が少ない感があります。
でもこれがなかなかいい曲なんですよっ、奥さん!(笑)

第1幕でオーロラ姫(眠らされちゃうお姫さま)の誕生を祝って村娘たちが花輪を手に踊るこのワルツ、前奏はいかにも豪華で「王宮でのパーティが始まるぞ!」という期待を感じさせます。
Aメロに入ると優雅でゆったりと流れていくメロディになりますが、これが他の2作のワルツと比べるとちょっと大人の雰囲気を感じさせてステキ♪Aメロとしては3つのワルツの中でいちばん好きですね〜。
それに比べるとサビはちょっと弱いのですが(苦笑)、でも中間部に入るとグロッケンがこれまたおいしい!
木管とのユニゾンでかわいらしいメロディをキラキラと奏でるのですが、もうここの主役はグロッケンですから!誰が何と言おうとグロッケンですから!!(必死)
木管はオマケですから下の倍音をちょっと作るくらいの気持ちでお願いします(こらこら
以上、パーカッションからの勝手なお願いでした(笑)
ワルツ全体は他の2作と比べると1回りコンパクトな作りですが、物足りなさを感じさせないなかなか優秀な設計となっています。

この曲、パーカッションはティンパニとグロッケンの2つなのですが、これらが一緒に演奏されることが無いので1人でも出来てしまいます。
正直言うとこのグロッケンをエキストラにやらせちゃうなんてもったいないのですが、泣く泣く譲るしかないのでしょうね(^^;)

チッ(−。−) ←こらこら


さてさて、うちの3大バレエはこちら。古すぎてAmazonじゃ確認できないや(笑)


チャイコフスキー:3大バレエ ハイライト
アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団

チャイコフスキー:
バレエ組曲「白鳥の湖」、バレエ組曲「眠りの森の美女」、バレエ組曲「くるみ割り人形」
キングレコード


うん、これは縦の線が気になりますね(苦笑)
マスターテープが伸びてて、一瞬回転数がグヮンと下がるところもあったりします(^^;)
でも、こういうメジャーで演奏する機会があるな曲だと、自分で曲を把握しているし「いつでも買えるからいいや」とあまり演奏にこだわってなかったりします(笑)

今度の演奏を機会に、何かもう1枚買おうかな。
posted by ぽぽろんろん at 23:12 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | classical musics

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