2006年02月06日

「タピオラ幻景」は冬の夜にピッタリ♪

以前に舘野泉さんのお話しを書いたのですが、この時に吉松隆が舘野さんのために作った曲「タピオラ幻景」のCDが発売されていました。
昨日のオケ練習帰りに偶然見つけて即買い(^^;)
お金のご利用は計画的にね♪(笑)

タピオラ幻景」は5曲からなる小曲集。
プレイアデス舞曲集」は7つの星になぞらえて7曲ずつの舞曲集でしたが、今回は左手の5本の指になぞらえて5曲?にしたかは謎(笑)
フィンランド神話の森の神「タピオ」が棲む「タピオラ」。この美しく幻想的な風景へのイメージから作られています。

■1.光のヴィネット
ヴィネットとは「肖像」のことだそうです。
柔らかな光が差し込み反射するような印象の曲。
光は強くなり弱くなり、その色を変えていきます。
目をつぶって無心で聴きたくなる曲です。

■2.森のジーグ
複雑に枝を伸ばす木々のごとく、あちこちに音が広がっていきます。
リズムも頻繁に変化し、1つとして同じもののない木々の姿を表しているかのよう。
スタッカート主体で乾いた印象がします。

■3.水のパヴァーヌ
静かな水面と、そこから柔らかく広がる波紋。
そしてエネルギーを持って流れ出し、低い方へと落ちていく。
静と動のコントラストが美しい♪
5曲中でいちばん好きな曲です!

■4.鳥たちのコンマ
森のあちこちから途切れ途切れに聞こえてくる鳥たちの声を描写した曲。
全体的にかわいらしい印象ながら美しさを感じさせる場面も。

■5.風のトッカータ
トリルの連続や走り続ける跳躍音が吹いては巻く風を連想させます。
その後、風はスケールで上下したりとその表情を変えていきます。
左手だけで弾いているとは思えない音の広がりを見せますね。
そして、1曲目の光の描写が戻ってきて終わります。


全体的には、上記引用エントリーでも書いたように「プレイアデス舞曲集」と似たような傾向を感じます。
もちろん、片手で演奏していますので音の数は少ないし、ダイナミックな動きも無いのですが、その分ムダなものを一切省いているので音と音の間に空気を感じる気がします。この透明な雰囲気に包まれるのは心地よい♪
そして、聴いているうちに左手だけの曲だということを思わず忘れてしまいます。
特に、空気がひんやりとした冬の夜にこれを聴くと心が落ち着きますね
つまり、今夜これを買って聴いてよかった♪ってことです(笑)


タピオラ幻景 左手のためのピアノ作品集2
舘野泉(Pf)

吉松隆:タピオラ幻景(舘野泉に献呈)
タカーチュ:トッカータとフーガ
ノルドグレン:小泉八雲の『怪談』によるバラード2(舘野泉に献呈)
モンポウ:プレリュード第6番
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このCDのいちばんの不満は「何でエイベックスから発売?」ってこと。
こういう金儲け主義を前面に押し出しすぎている会社は、頼むからクラシックの世界に足を突っ込まないでください。お願いします(笑)
posted by ぽぽろんろん at 00:11 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | classical musics

2006年02月04日

「コッペリア」の粗すぎるあらすじとメモ書き。

春の演奏会では、ドリーブの「コッペリア」から「前奏曲とマズルカ」が1曲目なのです。

ドリーブと言えば「コッペリア」。「シルヴィア」もありますが、知名度的には「コッペリア」でしょうね。私は「シルヴィア」の方が好きだけど(苦笑)
ドリーブと言えばこの2曲だけでクラシック界ではそれなりにメジャーな存在ですね。バレエ界だともっともっとメジャーでしょう。
「2曲だけかよ!」って思いますが、バレエ曲ってオペラと同じく一発屋さんが多い印象。
ジゼル」だけのアダンとか。「時の踊り」だけ(これは正確には歌劇「ジョコンダ」の中のバレエ音楽だけど)のポンキエルリとか。
そんな中、2発も大当たりを放ったドリーブさんはそれなりに偉いです(失礼な言い方だなぁおい^^;

さて、「コッペリア」といえば私にとっては掃除の音楽(笑)
小学校の掃除の時間の音楽が「コッペリア」だったんですよ。私の記憶が確かならば。
しかもドンピシャで「マズルカ」。未だにこれを聴くと、竹ぼうき持って校庭の落ち葉を掃いていた映像が軽〜くよみがえってきます(苦笑)
演奏にはそんなの不要なので、とりあえず演奏会が終わるまでは記憶の底に沈んでいて欲しいのですが(^^;)

ということで、「コッペリア」も物語を知らなかったので調べてみました。



ペール・ギュント」と違って、かわいらしいお話しでホッとしました(笑)

舞台はポーランドのガルシア地方の農村。
スワニルダとフランツは恋人同士ですが、フランツは人形師コッペリウスの家の2階にいる少女コッペリアが気になって仕方がありません。
そこで「プンプン!(`ヘ´)」なスワニルダはコッペリウスの家に忍び込みます。

人形師の家に忍び込んだスワニルダは、コッペリアが実は人形であることを知りホッとします。
同じ頃、フランツはコッペリウスにコッペリアに会わせて欲しいと頼み込みます。
コッペリウスはOKしたフリをしてお酒を飲ませてフランツを眠らせてしまいます。
その後、コッペリウスはコッペリアに人間にする魔法をかけます。
すると、コッペリアが踊り出したではありませんか!
でも実はこれ、コッペリアのフリをしていたスワニルダだったんです。
コッペリウスはガッカリでしたが、スワニルダとフランツは仲直りすることができました。

そして、スワニルダとフランツは無事結婚式をあげることができましたとさ。
めでたしめでたし。


有名な「スワニルダのワルツ」は、スワニルダがコッペリアのフリをして踊る場面…ではなかった(汗
最初の方で、コッペリアばかり気になっているフランツの気を引くためにスワニルダが踊るワルツなんですね。今回は演奏しませんが。

で、今回やる「前奏曲とマズルカ」。
このバレエは、舞台がポーランドなのでマズルカが登場するんですね。あとはチャルダッシュとか(今回はやらないけど)。
このバレエ、3幕ものなんですが、ここの「前奏曲」は第1幕のものです。
短いですが美しいメロディが流れます。これは、人形とは思えないくらいにキレイなコッペリアを妄想して(笑)演奏すればいいのかな?

「マズルカ」は、第1幕で村人たちとフランツたちが踊る音楽
これまたご陽気に踊ります♪
ただこの後、コッペリアに夢中のフランツにスワニルダはプンプンになってしまうようですが(笑)

ストーリーが単純なので、演奏も裏を考えずに素直に楽しめばいいみたいですね(と、勝手に解釈しました)。
とりあえず、ティンパニの楽しみとしては最後のソロ3発♪
先生から「もうちょっと小さくして!」と言われるまでは出せるだけ出します(笑)
あとは、マズルカの主題に入る直前のトレモロクレッシェンドですね。弦が細かい音符で上がっていくのは消します(ぉぃ

うちの「コッペリア」はこちら〜。

ドリーブ:コッペリア
アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団

ドリーブ:
バレエ「コッペリア」抜粋、バレエ「シルヴィア」抜粋
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アンセルメ/スイス・ロマンドって、縦の線にあまりこだわらない印象があります。たまに凄い演奏にぶつかります(^^;)
聴き慣れるとそれが楽しかったりしますが(笑)
そんな中でこの「コッペリア」と「シルヴィア」は結構好きかも。
「チャルダッシュ」はもっと速い方が嬉しいけど、なかなか楽しい仕上がりです♪

よし、これでこの曲の演奏はバッチリだねっ♪ってホントかよ…(苦笑)
posted by ぽぽろんろん at 20:52 | 東京 ☀ | Comment(6) | TrackBack(0) | classical musics

2006年02月03日

「ペール・ギュント」の粗すぎるあらすじとメモ書き。

前回の話の続き。

よくよく考えたら、「『ペール・ギュント』ってどんなお話しなのよ?」ってのを全然知らない私(苦笑)
ちょっと調べてみました。



ペール・ギュント」、ひでぇ話だ(笑)

主人公のペールは、ウソつきで仕事嫌いの上に妄想好き。
父親は道楽者でさんざん散在したあげくにご臨終。
ただただ息子を溺愛する母親オーゼと貧しい2人暮らし。

ペールにはソルヴェイグという恋人がいながら、元カノであるイングリッドの結婚式で彼女をさらって山の中へ逃走。
そして嘆き悲しむイングリッドに飽きたらポイッ!Σ(=゜ω゜=;) マジ!?
その後、放浪し続けた先で山の魔王とやんややんややってから家に帰るとちょうど母親が死ぬ間際。オーゼは最愛の息子に看取られながらご臨終。

その後、アフリカに渡ってすっかり一人前のペテン師になって大もうけ(ぉぃ
モロッコでベドウィンの部族に迎えられ、酋長の娘アニトラを誘惑したつもりが逆に騙されたあげく財産を全て取られるハメに。

その後、また大金持ちになり帰郷する途中で船が難破。
命からがら帰り着いたペールは、彼をずーっと待ち続けていたソルヴェイグと再会。
彼女は彼を許し子守歌を歌い、そしてペールはその安らぎの中で息絶える。


ソルヴェイグにとって、こんな一生かけて待ち続けるほどペール・ギュントは魅力ある人間なのでしょうか?(苦笑)
一生好き勝手やり放題な男を女がひたすら待ち続けるなんて、婦人団体からクレームが来そうです(笑)
それとも、ソルヴェイグは裏切り者に引導を渡すためにひたすら待っていた……わけではなさそうですよね、さすがに(^^;)

とりあえず、「何でノルウェーのお話しにアラビアが?」という軽い疑問は解決しましたので、よしとしましょう。

で、今回私たちがやる曲の背景を見ると、ちょっと前回書いた印象とは違う点がちらほらと。。

■朝
これが調べてびっくり!モロッコ、というかサハラ砂漠の朝だったのね(^^;)
ちょっと曲がみずみずしすぎますぞ(笑)
砂漠をイメージしながらこの曲を演奏するのは何か違うような気も。
でも、水場もちゃんとある街で風が無い静かな夜明けならそれなりにフィットするかな?

…やっぱ正統的に北欧をイメージした方がよさそうな気がします(苦笑)

■オーゼの死
チェロ・バスがゴーッと入る部分は前回のとおりでいいかもしれないけど、低音が無い部分については、死ぬ前に息子の顔を拝めた穏やかな満足感みたいなものも表現したいところですね。
いやぁ、つくづくパーカッションが無い曲でよかったと(ぉぃ

■アラビアの踊り
これはベドウィンの娘たちの歓迎の踊りですからね。
楽しくやれればいいかと。そんだけ(ぇ

■ソルヴェイグの歌
ペール・ギュントを異界に送る「異界送り」の曲だったのかぁ(ちょっと違うって…^^;
子守歌ってことですが「永遠の眠りにおつきなさい」って意味合いは(ねぇよ〆(−−;)
いずれにしても、わがままペールに対して
「長い間走り続けてきたのね、お疲れさま。でももう無理しなくていいのよ、ゆっくりお休みなさい」
っていう広〜い慈愛の心を持って演奏する必要はありそうで。
…って無理だろ、こんな男に(笑)
つくづくパーカッションが無い曲でよかったと(ぉぃ


そうそう、ペール・ギュントってもともとはノルウェーの伝説上の人物らしいのですが、元からこんな人物なのでしょうか?
だって個人的にはあまり共感できない(苦笑)
もともとはもっと憎めないキャラなんでしょうかねぇ?そして、こういう話を「ペールってバカだなあ」とか「すげーなぁオイ」と軽く楽しめちゃう国民性なのでしょうか?
確かに何度でも大金持ちになるペールのバイタリティはすごいと思いますが。
日本の昔話だととんち名人は出てきますが、ペテン師、しかも世界を股にかけた女好きとなるとなかなかいないような。
ここら辺は、風土の差なのかなぁ?


…な〜んて悩んでてもしょうがないんで、ここは「ペテン師」の設定は忘れることにします(ぇ

これでこの曲の演奏はバッチリだねっ♪ってホントかよ…(苦笑)
posted by ぽぽろんろん at 23:32 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | classical musics

2006年02月02日

グリーグ「ペール・ギュント」組曲への言い訳(ぇ

今春の演奏会で、この組曲からの抜粋を演奏します。
なので、うちにあるCDをボケーッと聴いてました。

ということで、個人的感想〜。
「ペール・ギュント」組曲って、親しみやすいかもしれないですが、どうもグリーグを味わうにはちょっと物足りない気がするんですよね(ぉぃ
私の場合、最初に聴いたグリーグって学校の授業での「ペール・ギュント」(「朝」もしくは「山の魔王の宮殿にて」?)だったと思いますが、実はいまいちピンと来なかった記憶が…。
中学で「ピアノ協奏曲」を聴いて初めて「すっげー!かっこいー!美しい〜♪」って度肝を抜かれて、「グリーグってこういう曲を作る人なんだ!」と考えを新たにしたんですよ。
そして高校で「ホルベアの時代から(ホルベルク組曲)」に出会って完全にノックアウトされたという(笑)

そんなこともあって、私の中での「ペール・ギュント」の地位はちょっと低いんですよね〜(苦笑)

なのでこの曲を演奏する側から見た場合、「あ、聴いたことある〜」っていうレベルより上の感想をお客さんに残すのも難しいんじゃないかとも思ってます。
「いい曲だねぇ」くらいならまだできるかもしれませんが、「いい演奏だねぇ」ってなるとすんごく難しい気が。
シンプルなだけに、音の乱れがバレバレじゃないですか。かといって分かりやすい見せ場もほとんど無いですし。
「やあ、案外大変だよなぁ」と他人事のように思ってます(ぉぃ


今回うちのオケでは、第1組曲と第2組曲から2曲ずつピックアップして演奏します。
」「オーゼの死」(以上、第1組曲より)と、「アラビアの踊り」「ソルヴェイグの歌」(以上、第2組曲より)。

ペール・ギュント」と言うと、やっぱり有名なのは「朝」ですよね。「ソミレドレミ…」ってア・カペラで歌ってみれば、クラシックを普段聴かない人でも何となく思い当たるフシがあるのではないかと思います。
次いで「山の魔王の宮殿にて」と、「みんなのうた」でも使われた「ソルヴェイグの歌」でしょうか。
「山の魔王〜」は今回やらないのでおいといて、今回演奏する曲の第一印象をサラッと書いてみました。


■朝
出だしの木管、特に出だしのフルートとそれを支えるハーモニーでほぼ全部決まりますね、と思ってます。
後から弦で取り返そうっていうのは難しいと思っています。フルートとオーボエがひととおり旋律を演奏した後盛り上がってtutti(全員で演奏)になりますが、ここに来るまでにはほぼ勝負は決まっているという気がします。正確にはここに来た瞬間で決まる感じ?
太陽が昇って世界がパアーッと開ける感じをうまく伝えたいです。
あと、最後のホルンSoliも鍵ですね。あそこで朝日が差し込んだ後で少し暖かくなった空気を伝えられたらいいな♪
だから、この曲の出来にティンパニはまず関係ありませ〆ヘ(_ _ヘ)☆\(−−;)ウソをつけ

■オーゼの死
ただ悲しいだけじゃなくて心にズーンとくる重さ・悲しさを感じさせられるかが勝負。
もう弾いてる方も人生に絶望を感じちゃうくらいの(笑)
弦楽器の皆さん、頑張って下さいね♪
チェロ・バスがポイントですね。動く気をなくすくらい重い音でズッシリと支えちゃって下さい。
弦楽のみの曲なので、パーカッションはありません。←何が言いたい

■アラビアの踊り
ここはパーカッション小物(主にタンバリン、トライアングル)が活躍しますね。
こういう民族的な音楽は、音程のない打楽器が1つのキーポイントです。
あとはオケ全体でpとfのメリハリをうまく付けたいですね。多分、結構極端にやってもOKかな?と勝手に思ってます。
そしてこの曲、ティンパニ無いんですよね。バスドラはありますが。
ということで私はお休m〆ヘ(_ _ヘ)☆\(−−;)寝言は寝て言え

■ソルヴェイグの歌
メロディをどれだけ歌えるかですよね。ミュートを付けた第1主題はやっぱり秀逸だなぁ。
哀愁をたたえてちょっと色褪せた感じの第1主題と、付点音符でちょっと心が軽くなり潤いのある第2主題。それぞれうまく聴かせられればス・テ・キ♪
そしてパーカッションはありません。←何が言いたい


よしっ♪
これで「ペール・ギュント」のティンパニが気楽に出来ますn〆ヘ(_ _ヘ)☆\(−−;)ざけんなコラ
って書いておきながら、エキストラの人次第では自分がタンバリンになったりするような気も…(^^;)

ちなみに、うちにある「ペール・ギュント」はこちら。

グリーグ:ペールギュント第1・2組曲、他
カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

グリーグ:
「ペール・ギュント」第1組曲・第2組曲、ホルベルク組曲
シベリウス:
悲しきワルツ、トゥオネラの白鳥、交響詩「フィンランディア」
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可もなく不可もなく、というところですね。
やっぱりこの曲で感動を与えるのって難しいよねぇ?(^^;)


あと、過去のグリーグ関連エントリーです♪
「ホルベアの時代から」 〜私が最初にハマった弦楽合奏曲
posted by ぽぽろんろん at 00:29 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | classical musics

2005年12月25日

クリスマスと言えば「ヘンゼルとグレーテル」でしょ♪

世間では今日はクリスマスだそうです(やっぱり伝聞形なのか…)。
さて、そんな今日にピッタリな曲と言えばそう!山下達郎(ぉぃ
タイトル無視しちゃいけませんね。
ここではやっぱりフンパーディンク歌劇「ヘンゼルとグレーテル」ですよ!ここはクラシックブログなんだよ、一応。多分。確かに最近はクラシックの話題減ってるけど…。

…( ゜o゜)ハッ
いかんいかん、勝手に落ち込んでしまった(^^;)
さてさて気を取り直してと♪本日はピアノ連弾版をご紹介ですぞい。


…ウソはやめなさいウソは(笑)ヘ(_ _ヘ)☆\(−−;)
昨日のエントリーをまんま流用するのもいい加減にしろって。
ありませんからねピアノ連弾版。いや、もしかしたらあるかもしれないけど私の知ってる範囲では存在しません。

さてさて、この歌劇。フンパーディンクの代表作であり(というかこれ以外はまず知られていません)、ワーグナー以降のドイツオペラの代表作ともなっています。
クリスマスの時期には世界中で上演されます。最近は日本でもこの習慣が浸透してきていますね。
もちろん舞台の季節はクリスマス……ではありません(ぇ
だって、ヘンゼルとグレーテルの2人は森にイチゴを摘みに行くんですよ。日本ではイチゴの消費量が12月に増えますがこれはクリスマスケーキのせいであって決してイチゴ自体が旬だからではありません。
ハウスイチゴを摘みに行くヘンゼルとグレーテル。考えたくねぇ(笑)
じゃあなぜクリスマスに?というのは当然の疑問。
これはもともと、フンパーディンクの妹が台本を作って彼自身が曲を付け彼女の子供たちに贈られたものなんです。家の中で行うための小規模な劇だったんですね。
それをあらためてちゃんとしたものに作り直したのがこの歌劇。
そして1893年12月23日、R.シュトラウスの指揮によりワイマール宮廷劇場で初演されたのです。しかもこれがフンパーディンクの恋人へのクリスマスプレゼントでもあったのです♪
すっげー。プレゼントの規模がハンパねぇ。それにしても私事にリヒャルトが関わるところがすごい(^^;)
ということで、以降も観客へのクリスマスプレゼントの意味合いも込めて上演されるようになったんですね。

また物語も原作のグリム童話からかなり変更がされています。
確かに、子供にプレゼントする劇が「子供を捨てる」話だなんて、それを見た子供はどうリアクションしていいのか(^^;)
オペラでは、森の中に捨てられるんじゃなく母親の言いつけでイチゴを摘みに行くことになっています。
で、そこに魔女がいることを後から知って両親が助けに行き、みんなで魔女を退治してめでたしめでたし♪というストーリー。

この歌劇、私が唯一ちゃんと見たことあるものなんです。はるか昔なんでもうほとんど記憶には無いですが(苦笑)
でも魔女の「ヒ、ヒ!ヒ、ヒ!」という高笑いが怖かったのは覚えてますね。
そんなこともあるのでこれまた唯一全曲盤でオペラのCDを買った曲です。でも学生時代誰かに貸したまま消えてしまったんですが(ぇ
今うちにある「ヘンゼルとグレーテル」はこの指揮者(ケンペ)編曲の組曲版だけ。


ケンペ:スメタナ&ドヴォルザーク
ケンペ/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

スメタナ:歌劇「売られた花嫁」組曲
ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチオーソ
フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」組曲


この組曲は次のような構成です。

序曲」 − 「魔女の騎行」〜「お菓子の家」〜「魔女のワルツ」 − 「夢のパントマイム

この組曲、オペラ全体からおいしいところを取りつつもうまくまとめられていていい感じです♪
この中で、今回はいちばん有名な「序曲」をご紹介。

ホルンによる祈りのメロディから始まる光景はとても美しく印象的。オペラでは森の中でヘンゼルとグレーテルが眠る時の祈りのシーン(このシーンが実は上にある「夢のパントマイム」の部分)や最後大団円での神への感謝のシーンに効果的に使用されています。
このメロディの後にラッパのファンファーレがやってきて、それに続いて魔女の魔法が解けるシーンの音楽、夜明けのシーンの音楽、魔法が解けて自由になった子供たち歌う音楽、と明るいメロディが続きます。
そしてこの後これらのメロディが絡み合いますが、これが「ようやるわ」ってくらい複雑(^^;)
2つどころか3つのメロディが表になり裏になり。
それらが最高潮に盛り上がった後は、また祈りのメロディで静かに終わります。
ワーグナーの影響を受けていることもあってオーケストレーションは非常にカッチリしています。
それでも、メロディ自体が親しみやすいものばかりなこともあって暑苦しさはありません。ただ、演奏者の立場で聴いちゃうと「げげ〜」ってなるかも(笑)

この曲は、上で書いたような対旋律を辿って曲の構造を紐解いていくのも面白いのですが、まずはそういう小難しいことは考えずにこの曲の持つメルヘンで明るい雰囲気、美しく優しいメロディを楽しんで欲しいなぁと思います。
そういう意味で言うとケンペの演奏は、ちょっとマジメすぎるかもしれないですね。
横に流れるメロディ(祈りの音楽や夜明けのシーン)はいいのですが、子供たちが解放された時の音楽とかもっと無邪気に飛び跳ねて欲しかったりしました。
私が昔持っていた全曲版の方が「楽しい」演奏でしたが、どこのだったかなぁ…。EMIだったのは覚えていますが、カラヤンだったかなぁ…。全然思い出せない(苦笑)

また、序曲を聴いて「いいな」と思った方はぜひ全曲聴いて下さい。というかオペラ観に行って下さい♪来年でもいいから(笑)
全編的に音楽がいい仕事しています。ホント童話の世界です。心が優しくなります。ワーグナーの影響を受けてるとは思えないくらい親しみやすい作風です。
この組曲にもある祈りのシーン(「夢のパントマイム」)は本当に感動します!
そして何より魔女の高笑いがステキです(^^;)


「もう雪はたくさん!夜更け過ぎに変わられても困る!」
とお嘆きのあなた(笑)、たまにはこういう曲を聴きながらおとぎ話なクリスマスはいかが?

…締めまで流用かい(^^;)
posted by ぽぽろんろん at 14:32 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(1) | classical musics

2005年12月24日

クリスマス・イヴと言えば「くるみ割り」でしょ♪

世間では今日はクリスマス・イヴだそうです(伝聞形なのか…)。
さて、そんな今日にピッタリな曲と言えばそう!山下達郎(ぉぃ
タイトル無視しちゃいけませんて。
ここではやっぱりチャイコフスキーバレエ音楽「くるみ割り人形」ですよ!ここはクラシックブログなんだよ、一応。多分。確かに最近はクラシックの話題減ってるけど…。

…( ゜o゜)ハッ
いかんいかん、勝手に落ち込んでしまった(^^;)
さてさて気を取り直してと♪本日はピアノ連弾版をご紹介ですぞい。

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
アバド/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、アルゲリッチ(Pf)、エコノム(Pf)

チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第1番変ロ長調
バレエ組曲「くるみ割り人形」(編曲:エコノム)
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アルゲリッチのピアノ連弾、ちょっと不安でした(笑)
うちにある「ラ・ヴァルス」とか、ちょっと汚い印象なんですよね(失礼な
ずーーーっと前にエントリー書いたバルトークの2台ピアノみたいなアンサンブルとして1人1人独立している要素も多いものならいいんですけど、オケ編曲の連弾かぁ。しかも編曲者、よく知らないし…。
とか思いながらも、「今さらオケの買ってもなぁ…」という理由で買った1枚。

いい演奏でした(笑)
童話的なイメージを崩さずにかわいらしくそして全体的にふんわりとした色合いが強くまとめられています。まさにクララの夢の中の世界そのもの。
クリスマス・イヴの晩にクララが遭遇したファンタジーな世界をチャイコフスキーは卓越した手腕でオーケストレーションしたわけですが、この連弾版もこれを損なうことなくうまくピアノにアレンジされてます。へぇ〜。
小序曲」のきめ細やかなタッチから引き込まれ、「行進曲」もかわいらしい♪
こんぺい糖の踊り」では本来のチェレスタさながらの幻想的な音色にうっとりし(というかゾクゾクしました)、「トレパーク」の軽やかなリズムにウキウキ。
中国の踊り」や「あし笛の踊り」なんかはオケ版でフルートが吹くよりも軽やかでキラキラしてステキ(フルート吹きの人、ゴメン!)。
花のワルツ」ではもう花びらが舞い散ります。いわゆる「サビ」のメロディなんか音への配慮が隅々まで行き届いていてある意味オケより優雅さがあるかも。

この厳冬の中、
「もう雪はたくさん!夜更け過ぎに変わられても困る!」
とお嘆きのあなた(笑)、たまにはこういう曲を聴きながら夢心地なイヴはいかが?


クリスマスの舞台音楽といえば有名なのがもう1つありますね。それは明日書く予定です。
…って宣言して大丈夫か?(^^;)
posted by ぽぽろんろん at 16:31 | 東京 ☀ | Comment(6) | TrackBack(0) | classical musics

2005年12月19日

クリスマスに聴きたいプレイアデス♪

私の中では、吉松隆と言って最初に浮かぶ曲が「プレイアデス舞曲集」。
1回目のミュージカルバトンでも紹介したくらい好きな曲です。
「プレイアデス」(すばる)という名前なのでどの曲集も曲で構成されています。そして、それぞれの曲は1オクターヴに12ある音の中からつずつを使って作られています。
でもどの曲も7音という不自由さを全く感じさせません。逆にその7音が透明で神秘的な響きを生み出します。
そしてこの中にこの季節にピッタリの曲がいくつかありますので、今日はそれをサラッとご紹介です♪

■「アレルヤの季節」(「プレイアデス舞曲集IV」より)
4つ目の舞曲集の最後、7曲目を飾っています。
「アレルヤ」とは言うものの宗教曲という感じはかけらもなく、子供たちや天使たちがあたりを駆け回り飛び回りながら
「主さまがやってきたよ!やってきたよ!」
と明るい声を上げる感じの軽やかな曲です。
絶妙の変拍子で心も体も軽やかに飛びはね、その中を主を迎える鐘が鳴り響く。
私の中では「プレイアデス舞曲集」全ての中でも1・2を争う大好きな曲です♪
ところで私はキリスト教に詳しくないのですが、「アレルヤの季節」っていう表現はクリスマス近辺のことでいいんでしょうか?
私は勝手に決めつけちゃってますが、ここまで紹介して違ってたら笑っちゃう(^^;)←もう笑ってる

■真夜中のノエル(「プレイアデス舞曲集V」より)
5番目の舞曲集の6曲目。「ノエル」だからこれは間違いなくクリスマスです(笑)
左手の分散和音が聖なる夜の神秘的で静かな様子を醸し出し、右手の高音で細かく跳躍する途切れ途切れのメロディはまたたき流れる星のよう。
心の雑音を洗い流してくれます。

■ロンドの風景(「プレイアデス舞曲集V」より)
5番目の舞曲集の7曲目。上の「真夜中のノエル」に続いて演奏されます。
そのためか私の中では、この曲から「真夜中のノエル」の翌朝の輝いた風景を連想しちゃうんです。「真夜中のノエル」=イヴの夜、「ロンドの風景」=クリスマスの朝、って。
これも曲調としては「アレルヤの季節」に通じるものがあります。
軽やかな変拍子、透明な空気、鐘の音のように鳴り響く左手の和音。
うん、クリスマスの朝にオススメですよ(笑)

ということで、私の愛聴盤。田部京子さんの演奏です。

吉松隆:プレイアデス舞曲集
田部京子(Pf)
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多分この曲って田部さんの演奏しかCD出ていないと思うのですが、でもこれはいい演奏です。
この曲のシンプルな中にある深さ、混じり気のない響き、浮遊するような独特の空間を丁寧に紡ぎ出しています。
バトンでも似たようなことを書きましたが、クラシックに堅苦しい先入観を持っている人もこれはすんなりと耳に入っていくんじゃないかな?と思っています。
気になった方、ぜひ聴いてみて下さい♪
posted by ぽぽろんろん at 23:54 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | classical musics

2005年12月11日

久方ぶりの演奏会♪

昨日は演奏会本番でした♪
「4年ぶりくらいの本番だったかな?」と思っていたのですが、家で高校吹奏楽部OBバンドのコンクールCD見たら6年ぶりでした(爆)
「年を取ると1年なんてあっという間」とかいうのをこんなところで初体験してしまいました(苦笑)
これまで「いやいや、1年て長いだろ」って思ってたんだけどなぁ。
音楽活動はしばらくしてなかったからここだけ時間軸の座標単位が長くなっちゃったんでしょうね。

さてさて、会場はZ中学体育館。
ホント学生時代の音楽教室を思い出します。
「めっちゃ寒いだろう」と思っていましたが、気温もそこそこ暖かかったのと学校側で(おそらく災害時用の)どでかい暖房を用意して下さったおかげでそれほどでもありませんでした。学校側に感謝♪

演奏会は、地域の文化交流・振興みたいのを兼ねていて前半がZ中吹奏楽部、後半が私たちSフィルという構成でした。
吹奏楽部の演奏は次のとおりです。
プログラムもらってこなかったから細かい部分は分からないけど(ぉぃ
(でも予想以上の観客でプログラムが足りなかったらしいので、もらってこなくてよかったです)

 ホルスト:「吹奏楽のための組曲第1番」より「シャコンヌ」
 ロジャース/(多分)岩井直薄:サウンド・オブ・ミュージック・メドレー
 サクソフォーン・アンサンブル(曲名分からないって)
 フルート・アンサンブル(曲名分からないって)
 金管アンサンブル(スザート:「スザート組曲」より)←これは金管奏者には超有名なので覚えていた元ユーフォ奏者な私
 アンダーソン:そりすべり

これが思ったよりずっと上手でした。正直「やられた」って思いました(^^;)
なんだろ、「中学生の音」って感じ。こねくり回していない素直な音に素直に拍手を贈ります♪
「ホルスト1組」に関しては以前にエントリーを書きましたが、やっぱりいい曲。
そして「この曲を今の中学生もやってるんだ〜」っていうのがとても嬉しかったりしました。
コンクール的な技巧的な曲ばかりでなく、こういう音楽的に優れた曲を演奏してくれているのがとっても嬉しい♪
アンサンブルもなかなか侮れませんでしたし、「そりすべり」もノリノリで楽しかったです。

さて、Sフィルの演奏ですが。

 ビゼー:歌劇「カルメン」第1組曲より「前奏曲」(ってSフィルでは言っていますが「闘牛士」ですね…)
 ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
 グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲より「朝」
 ドリーブ:バレエ「コッペリア」より「前奏曲とマズルカ」

 アンダーソン:ブルータンゴ
 アンダーソン:ワルツィング・キャット
 マスカーニ:歌劇「カバレリア・ルスティカーナ」間奏曲
 アンダーソン:クリスマスフェスティバル

 <アンコール>
 J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲

私は9曲中2曲しか出番がないので(「カルメン」と「クリスマスフェスティバル」)、それ以外はエキストラで来て下さっていたプロの方々(もちろんパーカッショニスト)の演奏を食い入るように見てました。
でも実は先週の練習と今日のリハーサルでは、流していた感じであまり参考になる部分が私には見つけられなかったんです。
もちろん「テキトーに叩いてもちゃんと音が鳴っている」っていう上手さは分かりましたが、肘と手首と指先の分かりやすい関連性が見つけられなかったんですよね。
でも本番はその辺りが分かりやすかったです。
腕の重さとバチを下ろす運動エネルギーが腕から手を伝ってバチ先に伝わる動きがよ〜く分かりました♪
あ〜いう腕の動きのイメージは何となく頭にありましたが、目の前で見ることが出来たので有難かったです。
ティンパニ脇にビデオカメラセットしておきたかった(笑)
シンバルも16インチの薄めのものなのに、いい倍音出してたんですよね〜。
私も少し叩いてみました。学生時代にはいちばん得意な楽器だったはずなのですが、さすがに技術が劣化してました。それも相当に(苦笑)
いくら練習台でトタトタやったところでシンバルの技術向上には繋がらないので、この辺りをどうやっていくかはゆくゆく考えなきゃなりませんね。
…エキストラ任せ?(ぉぃ

演奏曲でいちばんよかったのは「カバレリア〜」かな。
これが一ひねり趣向を凝らしていて、ソプラノ独唱付きだったんです。
歌はSフィルヴィオラ奏者の人。かつて声楽系を勉強していたということでした。
リハまでは多少不安の残る感じだったのですが、本番はテンションがキッチリかみ合ってなかなかの演奏だったと思います。
特に独唱は、思わず聴きほれたオーボエが吹き忘れるくらい(笑)よかったです。
パーカッショニストがパーカッション無しの曲にいちばん感動するなんて。ちょっと悔しい(笑)

打ち上げは2次会まで参加してきました♪
いい感じで飲んで、いろいろとお話しができました。
とりあえず団内で私の名前を知った人が4・5人は増えたかと(笑)
まぁ一気にみんなに名前を覚えてもらえるほどのハジケキャラでもないので(^^;)、マイペースでいきます。

今回の演奏会、Z中の方々にはかなり好評だったようです。
「来年以降も」とか、「練習場所に困っていませんか」とか、いろんなお話しを打ち上げの場で教員の方と事務局長さんなどでしていました。
学生オケ時代の音楽教室や演奏旅行って、そういう手応えが直接自分に返ってこなかったし(役員や指揮者にはあったでしょうが)、「地域の人のためにやっている」感があまりありませんでした(うちのオケが恵まれすぎていたからかもしれないです。北海道ではかなりのアマチュアオケで、多分、演奏会の話ってある程度は定期的に降ってきていただろうし)。
学生ゆえの(?)未成熟な脳みそには「いろんなところで食べれる、飲める、温泉に入れる」などの遊び要素の方が大きかったのもありました。
でも今回の演奏会は主催者側の反応を直に知ることができたのがよかったです♪
学校側にあんなに喜んでもらえたのは素直に嬉しかったですし、「次回はもっとちゃんとやらなきゃ」っていいモチベーションが生まれます。
今後は私がパーカッションの主力とならなきゃいけないわけですし、いきなり定期演奏会の練習に入るより昨日の演奏会を経験してよかったと感じました。


というわけで、Sフィルの皆さん、Z中吹奏楽部の皆さん、エキストラの皆さん、主催者のZ中PTA・教職員の皆さん、昨日は本当にお疲れさまでした♪
タグ:Sフィル
posted by ぽぽろんろん at 18:42 | 東京 ☀ | Comment(9) | TrackBack(0) | classical musics

2005年12月04日

腐ってやがる、早すぎたんだ…

今日は何と!久しぶりに楽器に触ってきました♪
このブログで何回か登場したSオケさんです(正式にはSフィルですね)。
実は先月からついに入団致しまして、今度の土曜に行われる演奏会にムリヤリねじ込ませてもらったという(笑)
ルロイ・アンダーソンの曲とか軽めの曲が多い演奏会ですね。
学生時代も夏の演奏旅行や音楽教室などで同じようなものをやっていたので、見たことやったことある曲がほとんどです。
「ブルー・タンゴ」、「ワルツィング・キャット」、「カルメン」の前奏曲、「ペール・ギュント」より朝、…。う〜ん、懐かしい。

演奏会直前に入ったため私はほとんど降り番なのですが、今日は1人ティンパニ&スネア担当の人がお休みだったので精一杯代打しちゃいました(笑)
だけどね。

腐ってやがる。
耳も右腕も。利き腕の左だけはなんとかそれなりに動きましたが…。

でも、ティンパニで左腕だけ動いたって仕方がないわけで(苦笑)
トレモロのクレッシェンドなんて「ここまでダメになってるのかーーっ!」ってくらいになっちゃってるし、音程も全然取れなくなっちゃってましたよ。
まぁ、借り物のティンパニのチューニングもすごかったんですけどね、って人のせいにしちゃいけません(^^;)
やっぱりティンパニは本物で練習しないと全然掴めませんね。
まだまだステージに乗るには早すぎたのかもしれないです…。
ま、今回はバスドラと小物なので無難にこなします(笑)

問題はそのあと、定期演奏会の練習ですね。
さて、普段のティンパニ練習をどこでやりますか…(^^;)
タグ:Sフィル
posted by ぽぽろんろん at 19:17 | 東京 ☀ | Comment(6) | TrackBack(0) | classical musics

2005年12月03日

「のだめ」じゃないカンタービレCD

どうも自分のエントリー書くのに精一杯(しかも毎日書けていない。別小屋となると…)。
他のブログをなかなか回れずにいます。コメントとなるとなおさら。
うちに来て下さる常連ブロガーの皆さん、申し訳ないです。
今後しばらくはエントリーのアップを2日に1回程度にして、「書く日」と「他を回る日」をきっちり分けようかと考え中な今日この頃です。

さてさて、2日ほど前からmixiののだめコミュニティにてとあるトピックがなかなか盛り上がっております。
それは、こんなCDが発売されるからです。

ベスト・オブ・カンタービレ
主な演奏者(予定):アシュケナージ、アラウ、グルダ、パールマン、クレーメル、カラヤン、小澤征爾、ショルティ、他
〈収録予定曲〉
2台のピアノのためのソナタ:第1楽章(モーツァルト)、ヴァイオリン・ソナタ 第5番《春》:第1楽章(ベートーヴェン)、
交響曲 第9番《合唱》:第2楽章(ベートーヴェン)、ピアノ・ソナタ第8番《悲愴》:第1楽章(ベートーヴェン)、
交響曲 第3番《英雄》:第2楽章(ベートーヴェン)、ピアノ協奏曲 第2番から(ラフマニノフ)、
交響曲第5番《運命》:第1楽章(ベートーヴェン)、メフィスト・ワルツ 第1番(村の居酒屋での踊り)(リスト)、
《マタイ受難曲》から(J.S.バッハ)、オーボエ協奏曲:第3楽章(モーツァルト)、交響曲第1番から(ブラームス)、
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番から(J.S.バッハ)、交響曲 第7番:第1楽章(ベートーヴェン)、
《マ・メール・ロワ》:美女と野獣の対話(ラヴェル)、平均律クラヴィーア曲集第2巻 第14番(J.S.バッハ)他
このアイテムの詳細を見る


見る人が見るとすぐ分かるのですが、「のだめカンタービレ」で登場する曲でまとめられています。
でもこれ、「のだめオフィシャルCDじゃない」かつ「作者の二ノ宮センセイにも話が無い」のがポイント。
要は便乗商品に見えるわけです。もちろん発売元のユニバーサルレコードはそんなこと一言もうたってませんけどね。
でもベートーヴェン第九の第2楽章を「カンタービレ」で表現する人を私はまだ知らない(笑)
で、「これってどうよ?こんなことが許されるわけ?」とトピが立ったのですが。

確かにのだめ好きには最初カチンと(あるいはコチンと)来るかもしれませんね〜。
このことについてコミュにもちらっと私の意見を書いてきました(その割には長文になってしまった^^;)が、あらためてここで私の意見をば。


「いいんじゃないの?」


オフィシャルじゃないため「のだめ」の文字はどこにも入ってませんから、分からない人には全然分からないし。
それに、のだめCDブックとこのCDは目的がかぶらないですし。
CDブックは、イラストやキャラしおり、佐久間学のポエムなどの「のだめワールド」込みの商品。
このCDは音楽のみ取り上げた商品。
この2つのCDが並んでいた場合、「のだめ色」を重視する人は前者を買うでしょうし、曲のラインナップを見て後者を買う人もいるでしょう。
「のだめファンならのだめのCDしか買っちゃダメ!」ってのは、のだめとクラシックの両方が好きな私にはかなり寂しいです。

「このCDを買うことでのだめCDブックを買わない人が出る」っていう心配もあるかもしれないですけど、のだめが好きで関連グッズまで手を出すような人なら間違いなくCDブック買うでしょ(笑)
だって1600円でイラストや佐久間のポエムや「ロンド・トッカータ」が聴けるんですよ!
私も普段ならCDブック買わないです。だって、ブツ切りCD嫌いだもん。この間のベスト・クラシック100でもそれは再確認したし(苦笑)
ロンド・トッカータ」だけです、私がCDブック買った目的は。そしたら解説も面白かったし栞もついてきてラッキー♪だったわけですが。

クラシックは曲だけじゃなく奏者・指揮者等の違いも楽しむことができる音楽。1つの演奏でも面白いですけど、いろいろ聴くとさらに楽しい♪
これがポップスとかと全然違う要素なんですよね。
確かにこのCDは便乗ですけど、音楽自体はきちんとしたものですし(フェードアウトはあるかもしれないけど…)、のだめの価値を下げるものでは全く無いです。
むしろ演奏者のラインナップは便乗品の方が上(苦笑)
どの演奏を聴いてその曲を気に入るかは人それぞれですから、それを「のだめ」の枠で縛り付けちゃうなんてもったいない!
同じ演奏を聴いても感じるものは人それぞれ。音楽は人の心の数だけあるんです(うわ、クサッ^^;)

のだめからクラシックに入っていく人も少なくないでしょうけど、クラシックからのだめに入っていく人だって大勢います。もちろん私もその1人。
こんなことでイガイガしてるんじゃなくて、どちらのファンも(もちろん両方のファンなら)広い心で受け入れればいいんじゃないかな。
クラシック聴くのに心を狭くしちゃうのはもったいないよね♪



追記:「mixiのクラシックコミュニティ」の記述を「のだめコミュニティ」に修正しました。
   ('05/12/04)
タグ:のだめ
posted by ぽぽろんろん at 20:18 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics

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