2005年11月27日

315円クラシックCD!さてその中身はどうよ?

こんばんは。
今日は6時に起きて7時過ぎに家を出なきゃいけなかったので昨日は23時に寝たのですが(笑)、起きたら13時過ぎでした。
いきなり鬱です。今日は何もやる気が起きませんでした…(ーー;

…と、ひとしきり落ち込んだところで今日の本題♪(笑)
昨日のバーベキュー大会の帰り道に焼肉臭を漂わせながらCD屋さんに寄ってみたところ、驚くべきCDがワゴンの中に!
なんと、CDが1枚315円!それも定価です(笑)

315円.JPG

THE ROYAL PHILHARMONIC COLLECTION」というこのシリーズ、私が行ったCD屋さんには20タイトルほどあったでしょうか。おそらく全部で50か100タイトルあるのでしょう(公式サイトが見つからず分かりませんでした)。
私にとってロイヤル・フィルというと、ぶっちゃけかなり芸能寄りなオケという印象が強いです。福山雅治と共演したり、QueenOasisのオケアレンジアルバムを出したりというような。
でも、ロイヤル・フィルって創始者がビーチャムであり、「ロイヤル」という名前を冠することを許された名門オケなんですよね。よくよく考えたら。←失礼な^^;
イギリスでこれはものすごく名誉なことですよね。日本なら「天皇家御用達」ってところ?(違うか?)
ということで、「指揮者って誰だろう?」とCDをなめ回すように見たところ……

無い。

指揮者の名前がどこにも。表にも裏にも。
こんなのあり得ないって。クラシックCD界の一大革命です(笑)

というわけで、こんな怪しいCD見ちゃったら買うしかないよね(そうか?)
315円なら「ハズレ」でもほとんど痛くないので買ってみました(笑)
ワゴンには古典派から近代ものまでいろいろありましたが、私が買ったのは当然「サティ&ラヴェル」。


サティ&ラヴェル Works
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
サティ:
グノシェンヌ第1番・第2番、ジムノペディ第1番・第2番、
「ひからびた胎児」より「甲殻類の胎児」、ワルツ=バレエ、幻想ワルツ、
ジュ・トゥ・ヴ
ラヴェル:
亡き王女のためのパヴァーヌ、バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第二組曲、
ラ・ヴァルス、ボレロ


まずはサティの感想から。
曲目から想像したとおり、全部ピアノです(爆)
ロイヤル・フィルどこ行った(笑)
そして当然演奏者は分かりません(^^;)
ロイヤル・フィルのピアノパートの人?(いるのか知らないけど…)
その中身は何というか、箸にも棒にもかからない演奏
こんな無表情で何も伝わってこないサティは初めて聴きました。特徴が無さ過ぎて感想が出てきません(苦笑)
ジュ・トゥ・ヴ」(=あなたが欲しい)がその最右翼かな。こんな印象に残らない「I want you」は初めて聴きました(^^;)
感想としては「サティに興味のない音大生の演奏」ってとこ?

お次はラヴェル。
こっちもピアノ版だったらどうしようかと思いましたが、オケ版でした。よかった。
その中身ですが、これが何と!意外とあなどれませんでした。
気に入ったのは「ラ・ヴァルス」と「ボレロ」でしょうか♪なかなかの熱演で面白い出来に仕上がっていました。
中でも「ボレロ」は、コーダに入ってから予想以上にグンと音量が上がったのは思わず「よくやった!」って拍手したい気分。
ダフニスとクロエ」もいい♪
この録音、全体的にハープが強調されているため、「夜明け」冒頭のアルペジオでも木管よりハープが聞こえてくるんですね。
ハープ2台のグリッサンドの中に鳥の鳴き声やメロディが浮かび上がってくるので、より幻想的、印象派的に聞こえます。いいですよ、これ。
パントマイム」も無難にこなしてます。
全員の踊り」は合唱もないしダイナミックさは欠けますが、やっぱり意外なところでハープが聞こえてくるので(笑)そういう意味では面白いです。
亡き王女のためのパヴァーヌ」は、ちょっと記憶に残るものが少ない印象はありました。
それでも(ラヴェル)全体をとおして「ん?」とか「おいおい…」とかツッコミを入れたくなるような部分もなく、315円でこれなら上出来です。これくらいの演奏なら普通に1000円以上で売っているのもありますし。

ということで、やっぱりこれに指揮者名が無いのは損してますよね〜
おそらく過去の録音の焼き直しでしょうから一生懸命調べれば分かるのかもしれませんが、さすがにそこまでする気は無いです。
指揮者名を入れると値上がりしちゃうような理由でもあるのでしょうか?(^^;)
ということで、情報求ムm(_ _)m

このシリーズ、「オススメ!」と言い切るにはまだまだ材料が少ないですが、少なくとも「安かろう悪かろう」と切って捨てるにはもったいないようです。
気になった方は探してみたらどうでしょう?新星堂だとあるみたいです。
私もまた機会があったらあと1・2枚買ってみようかな(笑)
posted by ぽぽろんろん at 20:06 | 東京 ☀ | Comment(7) | TrackBack(0) | classical musics

2005年11月13日

私の中のクラシック版「空耳アワー」♪リスト「ファウスト交響曲」

リストってやっぱり「超絶技巧ピアニスト」という肩書きがいちばん大きいでしょうか。
その次が「超絶技巧ピアノ曲の作曲家」。
管弦楽曲の作曲家」としての評価っておそらくあんまり高くない。
交響詩というジャンルの創始者であるにも関わらず、彼の交響詩は「前奏曲」しか知られていないに等しいですし(そんな私もそれしか聴いたこと無い…)、あとメジャーなのって言ったらピアノから編曲された「ハンガリー狂詩曲」くらい?あ、もちろんPコンもありますね。
2曲ある交響曲となると、あんまり演奏機会がないですよね。どちらも合唱を伴うことがネックになっているのかもしれないですけど。知名度も前に挙げた曲たちに比べるとグッと落ちるかと。

で、タイトルにもあるその交響曲の片割れ「ファウスト交響曲」なのですが、私は結構好きな曲なんです。
「ファウスト」「グレートヒェン」「メフィストフェレス」の3楽章とそれに続く合唱部分からなり、交響曲というよりは明確な標題を持っているので交響詩3部作的なイメージでしょうか。
それぞれの楽章は標題の人物の性格を表した音楽となっていて、全部で70分以上の長丁場ですが飽きさせません。

特に、第2楽章はなかなかの美しさ。
北欧の作曲家のような透明感は無いですが、なめらかな質感には思わずウットリ♪
中間部にはファウストの主題の中でもいちばん優しいものが登場し、2人の愛情が高まります。

でも確かに、今イチな部分もあるんですよね。
ファウストの主題の1つで主にファンファーレ的に扱われているものがありますが、これがアカ抜けない(苦笑)
全楽章に渡って登場するだけになんか悲しいかも。
これは交響詩「前奏曲」の主題でも思っていることなのですが、どうもこういう堂々とした主題は苦手なんですかね、リストは(^^;)


…あ、タイトルのお話しを忘れてました。空耳、空耳(^^ゞ

(;¬△¬ゝ あっ、耳がおっきくなっちゃった!

って携帯じゃ分かりにくいネタですみません(いや、PCでも充分分かりにくいか^^;)

空耳なんで、もちろん最後の合唱部分に現れます。
ここで合唱により繰り返される言葉、”Zieht uns”がですね(「導いていく」って意味でしょうか。スコア見てないから断言できないけど、綴りからして多分ここだと思う…)。
どう聞いても何度聞いてもチートスなんです(苦笑)

テノールの独唱と男声合唱のかけ合いの中にも何回か出てきますが、本命は最後ですね。
オルガンまで加わり、この壮大な交響曲を締めくくるのにふさわしい厳粛な雰囲気の音楽なのに…。締めがチートス
pからハープのアルペジオとシンバルの優しい音に導かれて天に昇っていくffへのクレッシェンド、響き渡るオルガン、その中を繰り返されるチートス大合唱
勘弁して下さい。お腹がすきます(そこ?

リスト:ファウスト交響曲
バーンスタイン/ボストン交響楽団、タングルウッド祝祭合唱団、リーゲル(Ten.)

このCD、もう売ってないのかも。Amazonでは取り扱ってなかったです。
他の演奏でも「チートス」連呼なのかは未確認です念のため(笑)

この合唱部分の歌詞に使われた部分は有名で、マーラー交響曲第8番にも使われています。
でも、こちらは「チートス」には聞こえないですねぇ。ちょっと残念?


それにしても、「ファウスト交響曲」と「マーラー8番」を続けて聴くと疲れます…(苦笑)
というか、マーラー8番の第1部だけでお腹いっぱい。第2部はもう精根尽き果てます(^^;)



追記:スコアを立ち読みしてきたら、「チートス」部分は”Zieht uns hinan”(我らを彼方へ導いていく。)でした。
   ”Zieht uns”で1フレーズ、”hinan”で1フレーズ。
   前半はともかく、後半がなぜ「チートス」に聞こえるのかは謎です(笑)('05/11/19)
posted by ぽぽろんろん at 16:15 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | classical musics

2005年11月05日

私が最初にハマったビゼー♪組曲「美しいパースの娘」

私が最初に「ビゼーって面白い!」って思ったのは、実は「カルメン」でも「アルルの女」でもなく「美しいパースの娘」なんです♪
もちろん、耳に入っていたのは「カルメン」の前奏曲、「アルルの女」のメヌエットやファランドールの方が先だったのですが、その当時は「ビゼー」という作曲家への意識が無かったんですね。
「カルメン」の前奏曲なんて「『がんばれベアーズ』のテーマ」だと思ってましたし(^^;)
で、中学の時に新聞のラテ欄でこの名前を見つけ(当然、ラジオ欄の方ね)、「これ知らないな造」と聴いてみたら、この終曲である「ジプシーの踊り」にすっかりヤラれてしまいました♪
哀愁を感じさせるハープの伴奏にのせて寂しげなメロディーがどんどんと音量とスピードと明るさを増していき、最後には怒濤の勢いで駆け抜けていく。
ただこれだけの3分間の単純さが、単純な中坊にはたまらない魅力だったわけで(笑)

で、「これのCDは無いか」とCD屋に行っても、知名度がガクンと落ちるこの曲が入ったCDってとてつもなく少ないんですよ。
ましてや水戸の田舎じゃあ見つかるはずもなく(^^;)
何せ当時は駅前の川又書店くらいしかクラシックCDがそこそこ置いてある店なんて無かったような気がする(それも大した枚数じゃない臓)。
石丸が出来たのだって高校後半か大学に入ってからじゃなかったっけ?しかもこれだって、ある程度の輸入盤はあったものの決して大きいとは言えない店だった(ローカルネタでゴメンナサイ)
しかもCDのために東京出て行くほどのお金持ちじゃ無いし(爆)
やっと大学に入って見つけることができました。当然、輸入盤。しかも「美しいパースの娘」部分の解説は10行足らず。使えね造(苦笑)

さて、この組曲は4曲からなります。当初は5曲からなっていたようですが出版された時点で削除されています。
全て同名のオペラから抜粋されています。

第1曲:前奏曲
実はこの曲も美しい、楽しい♪
序奏の後のフルートを主体とした木管アンサンブル、それを引き継ぐチェロの旋律、いずれも美しい〜♪
この曲が知名度の低さだけで埋もれちゃうのってもったいないよな造〜、っていうくらいだと個人的には思ってます。
全体的に木管がおいしいのですが、特にフルートおいしまくりな曲です。

第2曲:セレナード
フルートのアルペジオをバックにチェロがのびやかなメロディを奏でます。
「セレナード」という割にはどちらかというと朝を感じさせる曲です。フルートの明るい音色が効いているかな?

第3曲:行進曲
勇ましさよりも哀愁が漂う行進曲。要所をファゴットやオーボエのダブルリード楽器がおさえているのが原因でしょうか。
パーカッションもティンパニの他にシンバル、トライアングルなどが揃っていますが以前に書いたマスネのようなド派手なことはしていませんし、してしまうと場違いでしょうね(笑)

第4曲:ジプシーの踊り
上で説明しちゃってるのでほとんど書くことも無いのですが、この曲ではタンバリンが効果的に使われています。
この曲ではいくら出しても怒られないでしょう(笑)
ただ、親指ロール(親指を楽器の淵にこすらせてジャーーッと鳴らすロール)多用なので私には湿らせたハンカチが必須です(あんまり乾燥してるとやりにくいのよ)

さて、うちにあるのはこちら。

ビゼー:アルルの女第1・第2組曲、他
レーグナー/ベルリン放送交響楽団
「アルルの女」第1組曲、第2組曲
組曲「美しいパースの娘」
小組曲「子供の遊び」


でもこれ、ほぼ間違いなく中学の時に聴いた演奏じゃないのです(爆)
「行進曲」のアーティキュレーションが私の記憶と違うし、何より「ジプシーの踊り」はもっと加速したはず。
Amazonで検索してみたらアンセルメ/スイス・ロマンドなんてあったので、あの「ジプシーの踊り」の怒濤の推進力はどうもこっちじゃないかと推測中です。
そのうち買ってみようかな。


臓そうそう、言い忘れるところでした。
「アルルの女」第2組曲の「メヌエット」。フルートのメロディはファミコンソフト「忍者ハットリくん」にも使われ超有名ですが(理由はそこぢゃないだろ)、実はこの曲って「美しいパースの娘」から持っていったものです。
もともと第2組曲自体、ビゼー本人の編曲じゃないですしね(ギローという人)。
「いい曲なのに『美しいパースの娘』の組曲に入っていないし、もったいない」と入れたのかもしれないですが、何で違う作品の組曲に突っ込むかな造臓
知っている人には有名なエピソードですが、プチトリビアということで♪

あ、プチトリビアをもう1つ。
かな〜り前に「みんなのうた」で放送されていた「小さな木の実」。名曲なので知っている人も多いと思いますが、あれもこのオペラのメロディです(一部違うらしいですが)。ただし、組曲には採用されていないです。
みんなのうた」はグリーグの「ペール・ギュント」第2組曲の「ソルヴェイグの歌」も「みずうみ」として使っていますし、「隠れたクラシック名曲」を引っ張り出してくるのが上手かったのかもしれませんね。
posted by ぽぽろんろん at 20:58 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | classical musics

2005年11月02日

愛すべき田舎音楽(笑)マスネ「絵のような風景」

フランスでは19世紀前半にベルリオーズがとてつもなく先進的なオーケストレーションを見せつけましたが、そのあと印象派が出てくるまでの間にはある種の「田舎臭さ」を放つ作曲家が結構活躍しています。ビゼー然り、グノー然り、そして今回のマスネ然り。
印象派が高級フランス料理店の繊細できめ細やかなソース(よく料理の仕上げにスプーンでパッパッとかけてるようなヤツ)に例えるならば、マスネはマヨネーズを無造作にボトッと落としたような感じ(笑)
なんつーか洗練されてない。野暮ったい。ヒネリがない(言うなぁ
もちろん、印象派がそれまでと比べてあまりに異質すぎたってのもありますけどね(^^;)
だからあんまり聴き過ぎるともたれますが、たま〜に聴くとたまらなくおいしいのです。もちろんパーカッションも♪

マスネは「タイスの瞑想曲」で有名な作曲家ですが(というかこれだけ知名度が突出してますね)、オーケストラのための組曲を7つ(番号付きじゃないものも含めると8つ)作っています。
この「絵のような風景」はその中でも有名なもので第4番にあたります。他には第7番「アルザスの風景」なんかも有名ですね。
絵のような風景」はそのタイトルのとおり、各曲に付けられた標題の情景を描写した音楽となっています。
この組曲は4曲からなります。

第1曲:行進曲
「行進曲」は、強弱のメリハリがハッキリしたユーモラスな行進曲。
パーカッションは、f以上のところでティンパニがドンドコ叩いて底辺を強化するのが主な役目。あとはシンバルが小さじ1杯。

第2曲:バレエの風景
この曲は小曲ながらなかなかの佳作。チェロの物憂げな第1主題やそれと対照的にかわいらしい木管の第2主題など、くるくる変わる場面転換が飽きさせないですね。
ここでのパーカッションは、トライアングルが木管の第2主題に彩りを添えています。

第3曲:夕べの鐘
「夕べの鐘」は、のんびりとした田園風景とそこに響き渡る鐘の音の音楽。
やっぱり鐘の音はホルンで表現されています。夕暮れらしく涼しい空気も流れますね。

第4曲:ジプシーの祭り
「ジプシー」的かと言われるとちょっと違うような気がしないでもないですが(あえて言うなら3拍子なところ?)、これはもう正真正銘のお祭り音楽であることは間違いないわけで♪
冒頭から鳴り響くファンファーレ。付点ではね回る陽気なメイン主題。
そしてこれをさらに「バカ騒ぎ」に仕立て上げているのがパーカッション♪(笑)
特に後半、3回目のファンファーレあたりからはティンパニ・スネア・バスドラの太鼓類がやりたい放題(こらこら
暴れ回るティンパニ、「ドン」というより「チュドーン!」なバスドラ、アホです。最後はシンバル・トライアングルの金物もどんちゃん騒ぎに加わってもううるさいったらありゃしない。何て羨ましいんだ(笑)
パーカッションとしては、例えばマーラー6番のハンマーやショスタコ5番のスネアみたいに、緊張感をもって極大の音を出すのも気持ちいいんですけど、たまにこういう「なぁんも考えなくていい」(厳密には違いますよ^^;)曲でドッカンドッカンやるのも違うカタルシスが得られてスッキリしますね(笑)


「フランス音楽」≒「印象派」的なイメージを持っている人って多いのではと思いますが、たまにはこういうストレートなフランス田舎音楽もよいですよん♪

絵のような風景〜マスネ:管弦楽作品集
ガーディナー/モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団
オーケストラ組曲第3番「劇的風景」、オーケストラ組曲第6番「おとぎの国の風景」、
オラトリオ「聖母」第4場前奏曲〜聖母の永眠、
オーケストラ組曲第7番「アルザスの風景」、オーケストラ組曲第4番「絵のような風景」
「ドン・キホーテ」から2つのの間奏曲
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私が買った時は、この2枚組のCDが別々に売られていてそれぞれが2000円でした。
今はあわせて2000円ですか。そーですか…。
posted by ぽぽろんろん at 22:06 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics

2005年10月31日

「リュミエール」聴いてみました♪

村治佳織さんのCDは半分以上は持っています。安心して聴けるのと、良くも悪くもルックスで有名になってしまったので小さなCD屋さんでも手に入れやすいことがその理由でしょうか。
今回のCDのいちばん楽しみだったのは、サティの「ジムノペディ」やドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」あたりがどういうアレンジ・仕上がりになっているのかなぁということ。
あと、吉松隆の曲も知らない曲でしたので楽しみでした。

というわけで開封してまずは初回特典のプチ写真集を鑑賞。←そこ?(^^;)
「相変わらずきれいですねぇ」とひとしきり感心してから再生ボタンをポチッとな。

ジムノペディ」は第1番と第3番が収録されていました。
どうせなら3つやって欲しかったです。ドビュッシーのオケ編曲版からギター編曲したわけではないでしょうし(笑)
どちらもギターの響きがよく生かされていてよかったですね(特に第1番)。ピアノとは違う丸い響き、(ピアノのように複弦でなく)1本の弦で音を出すことで生まれる透明な空間。
ゆったりと流れる時間が心地いいです♪
サティは他に「グノシェンヌ第1番」も入っていました。こちらも絶妙の孤独感がたまりません。

なお、これまでうちにあったギター版サティというとこちらになりますが、やはりアルトギターよりも音が高い分だけ透明感が増しますね。
ただ、アルトギターの落ち着きのある渋い音も捨てがたいです。この辺は好みでしょう。

亜麻色の髪の乙女」もなかなかいい出来。
もともと、音数が少なく非常にシンプルな曲ですし音域もそれほど広くない。そしてこの曲は1つ1つの音の響きを楽しむ曲ですから、ギターで演奏するには打ってつけと言っていいでしょう。
これを村治さんはとても丁寧に弾いています。音もキレイですしウットリしちゃいます〜
ドビュッシーは「月の光」もありましたが、こちらはちょっと残念な出来。というか、編曲に無理があった印象です。
ピアノよりどうしても音が少ないですし、音域の関係で予想外のところでオクターブが飛ぶので「え?」と引っかかってしまいます。
なので今イチ音楽に身を任せきれないんです。
あまりに知り過ぎちゃってる曲なので、「これは別物」とあたまを切り替えるのも難しくて…
好きな曲でもありますしちょっと残念です。

吉松作品である「水色スカラー」は、ギター版「プレイアデス舞曲集」といった印象。
シンプルな構成、新しくもありノスタルジックでもあるメロディや響き、早いテンポでの変拍子とゆっくりなテンポでの「間」を感じさせ方、かなり共通性がありますね。
ゆえにこの曲、大好きです(笑)

他のオリジナル曲も面白いものが多かったですが、ディアンスの「サウダージ第2番」なんかは独特の色合いが私好みでした。第1曲「儀礼」のさまようピッチや、第2曲「舞曲」のフレーズの最後で解決せずに投げ出される和音が妙に気持ちいい(笑)

ここで言及していない曲についても全体的に相変わらず安定して上手いです、村治さん。安心して聴けます。
近代フランスや吉松隆の音が好きな人にはぜひオススメしたい1枚です♪
ただ1つだけ「う〜ん…」と感じてしまったのは、フォーレの「ドリー」で行っている多重録音。これにより特に「子守歌」中間部に不思議な空間を生み出していますが、この手のCDでそういう科学技術は要らなかったかなぁと。
素直に音色を聴かせて欲しかったです。音重ねるならデュエットしてくれた方が納得がいくような。


…実は村治さんのCDって先週もう1枚出ているんですよね。で、そちらも購入済みです(笑)
まだ聴いていないので、これもそのうち感想を上げたいと思います♪

リュミエール
村治佳織(Gt.)
サティ:ジムノペディ第1番&第3番、ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女、
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、ディアンス:サウダージ第3番、
クレンジャンス:2つの舟歌、フォーレ:「ドリー」組曲より 子守歌/優しさ、
ブレヴィル:ギターのための幻想曲、サティ:グノシェンヌ第1番、
吉松隆:水色スカラー、ドビュッシー:「ベルガマスク」組曲より 月の光、
ルグラン:夏は知っている
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posted by ぽぽろんろん at 22:08 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics

2005年10月17日

「秋」と言えばグラズノフってことで♪

朝晩だけでなく昼間もかなり涼しくなってきて「秋だなぁ〜」という感じですね。台風は来てますが(笑)
しかも当初より北寄りの進路になってる。水曜あたりは仕事休めるかな♪(無い無い

「秋」と言えばいろんな曲がありますが、今回取り上げるのはグラズノフの代表曲の1つ、バレエ音楽「四季」の終曲である「秋」です♪

さて、「四季」はロシアの四季の風景を表現した音楽です。
「春夏秋冬」という日本人の考え方やヴィヴァルディの「四季」と違って、寒い「」から始まり収穫の季節・実りの季節である「」で終わります。
「四季が秋で終わる」と聞くと日本人としては「何で?」と思ってしまいますが、言われてみれば納得ですね。
こういうおめでたい季節で終わった方がバレエ的にも音楽的にもスッキリします。

というわけで、収穫を祝う「秋」はもちろんバッカナールで始まります。
バッカナールはお酒の神バッカスのためのお祭りですが、バッカスはお酒だけでなく収穫の神さまでもあるのです。
バッカナールっていう音楽は、(「お酒」の面が重視されるため?)どちらかというと狂気などを感じさせるものが多いのですが、このバッカナールはアホみたいに明るい(笑)
パーカッションを中心としたシンコペーションの騒がしい伴奏と、その上に乗っかる明るく分かり易いメロディーが、収穫の喜びとそれによる「バカ騒ぎ」具合を見事に表現してます。

これがひと段落すると、これまでの3つの季節を振り返り、その後「小アダージョ」という小曲が挟まれますがこれが美しい!
ハープのアルペジオやホルンなどの温かなハーモニーに乗せて奏でられるメロディはもう絶品♪
メインとなる2つの主題が合わさって演奏されるクライマックスはもう恍惚に浸りそうなくらいにとろけます(笑)

これに続いて「バリエーション」というこれまた小曲が続くのですが、個人的にこれは要らない(笑)
荒削りで粗暴な感じの曲なのですが、私にはあんまり魅力を感じないんです(^^;)
しかもすぐ終わってまたバッカナールに戻るので、「これ無しでバッカナールでも問題ないでしょ?」っていう感じなんですよね。
それとも、バレエではこれが無いとつじつまが合わなかったりするのでしょうか?

さて、戻ってきたバッカナールは8分の6拍子に圧縮されてスピード感が増し、「バカ騒ぎ」の度合いがますます強くなります。
叩きっぱなしのパーカッションは脳内でかな〜り興奮物質が分泌されます(笑)
これが最高潮に達したところで「冬」の吹雪がビューっと全てを吹き飛ばし、それが通り過ぎた後には満天の星空が広がります。
ここの場面転換もステキですねぇ♪
音楽はこの星空の中、堂々としたコードが演奏されて幕を閉じます。


これを書こうと思ったきっかけは、昨日Sオケさんの練習でチャイコフスキー交響曲第5番の第2楽章を聴いたからなんです。
ここで後半出てくるオブリガートが、「小アダージョ」の第2主題ととっても重なるんですよ!
音が上昇していき最後にくるくるっと丸まって終わるメロディラインがもうそっくり。
しかも、この第2主題も「小アダージョ」の後半で第1主題のオブリガート的にも使われますし。

ということで今、CDプレーヤーは「秋」だけを狂ったように繰り返してます(笑)
う〜ん、久々に聴くと面白いですねぇ。
秋の「お祭り」感と「しっとり」感を味わえるグラズノフの「秋」、オススメですよん♪

プロコフィエフ:シンデレラグラズノフ:四季
アシュケナージ/クリーヴランド管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団(*1)
プロコフィエフ:バレエ音楽「シンデレラ」
グラズノフ:バレエ音楽「四季」(*1)


えっと、一応フォローです。他の季節もいい曲ですよ(笑)
「夏」なんか北国の夏らしく爽やかで湿度の低い音楽で好きですねぇ
posted by ぽぽろんろん at 20:44 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | classical musics

2005年10月13日

佐渡裕のイベール…これでいいのか?

などと偉そうなタイトルにしてしまいましたが(笑)、ぶっちゃけ本音なのです(^^;)
うちにあるデュトワ/モントリオールの「バッカナール」って、スネアの後打ちが終わる頃にはいつの間にかあたま打ちになっているイリュージョンを見せてくれているので(笑)、「他の無いかなぁ〜」と探していたらあったのが佐渡裕/ラムルーのもの。
しかもこれに収録されている「祝典序曲」と「海の交響曲」は持っていなかったので「一石二鳥♪」とばかりに買ったのですが…ですが……が……

とりあえずは初めて聴いた2曲の感想から。「曲」の感想です。演奏じゃなく。

祝典序曲
もっと派手な明るさがあるのかと思ったら、結構陰陽を併せ持つドラマチックな曲なのですね〜。
第一主題はリズム感ある3拍子。これが曲全体の基礎になって表に裏に張り巡らされています。
第二主題は対照的に長い音符で広々としたもの。これがトランペットに続いて弦楽器で繰り返される部分は気持ちがいいです♪
長いブリッジを経て中間部に入ると、雰囲気はいったん落ち着き厳粛な主題が始まります。やっとおごそかな「祝典」が始まるっぽいかも(笑)
ここで初めて入ってくるサックスの甘い音色には「ハッ」とさせられます。
これが何度も繰り返されだんだんと盛り上がっていき、弦楽器の第一主題をバックに金管が中間部の主題を歌い上げます。
この曲はここがいちばんカッコイイかも♪
このあと3つの主題が重ね合わされて繰り返されるんですけど、これがしつこい!(^^;)
最後5分間くらいをひたすらf以上で突き進んでいくのもありますが、そこに第一主題をモチーフにした伴奏がべったり貼り付いてるのがしつこさを増してます。
もうちょっとメリハリがあれば飽きない気がするんですけどね〜。中間部はかなりステキなのでちょっともったいないかも〜。

海の交響曲
汽笛の後、船が水上を黙々と進む描写で始まります。この描写は交響組曲「パリ」との共通点を感じます。
ゆらぐ暗い水面。あちこちで鳴り響く金管楽器による警笛。印象派の絵画のようでもありますね。揺れるクラリネットは「ドラクエ」の洞窟の音楽も思い起こさせます(笑)
やがて3連符を中心に跳ねるようなメロディに変わり伴奏の上下動も大きくなります。うねる海とそこをかき分け進む船と波しぶきを描写しているように感じます。
船という無機質な塊がズンズン進んでいく描写は緊迫感があっていいです♪
最後はゆっくりになり、少し穏やかで雲間から光が差してきたような雰囲気になり終わります。
全体的に「交響曲」というよりは標題音楽的な曲ですね。
ただこの曲、ちょっと単調な面は否めないかもしれません。素人が手を出すと痛い目を見そう(笑)


さて、やっとタイトルの内容に入るんですけど(苦笑)
佐渡/ラムルーでフランスもの。それなりに期待して買ったんですよ。だけどさ。ちょっと、いや、かなり期待はずれだったのよ〜っ!

バッカナール
アクセントの付け方は大胆で面白い部分もあるけど…全体的に大ざっぱだなぁ。
確かにこの曲難しいですよ。オケ全体が後打ちのエキスパートにならなきゃならないしパワーを保ったままザクザクと進んでいかなきゃならないし。
でもさぁ、何でパーカッションまで不安定なの〜。そこは頑張って欲しかった…
そこは冒頭のモントリオールも同じなんだけど(笑)

ディベルティメント
なんて淡々とした喜遊曲…(苦笑)
メリハリや音の華やかさ、周りに発散するキラキラパワーが足りないよ〜。…あ、最後だけはちょっと元気かも(^^;)
パーカッションも全体的に元気ない。
一言で言っちゃうと、「喜ぶのも遊ぶのも難しい」喜遊曲(爆)
あり得ん。これはあり得ん。好きな曲だけにあり得〜ん!

もしかすると、祝典序曲の最後がしつこいのも、海の交響曲で単調に感じたのも、曲のせいじゃなく演奏のせいかもと思い始めています。
だとすると、この2曲も別の演奏を聴いてみたいですねぇ。

さて、最後は交響組曲「寄港地」
音に余裕がある演奏ですね。音にまとまりもあるし指揮者とオケとで消化しきってる感じがします。
「ローマ〜パレルモ」の色合いは結構好みかもしれないです。
「バレンシア」も、ちょっとラッパがベタベタしますが程よい軽さがなかなかステキ。
っていうか…

こんな音出せるんじゃんかよ〜!
これを何で「ディベルティメント」でやらないんだよぉ〜!o(><;)(;><)o ジタバタ
これを聞かされて、かえってここまでのダラダラぶりに腹が立つという…
この曲だけ演奏機会が多いからこんなにこなれてるの?っていうくらい違う気がします。

というわけで、交響組曲「寄港地」だけ出来がいいことも含めて
「佐渡裕のイベール…これでいいのか?」ってことで(苦笑)

イベール:管弦楽曲集
佐渡裕/ラムルー管弦楽団
バッカナール、ディベルティメント、祝典序曲、海の交響曲、交響組曲「寄港地」
posted by ぽぽろんろん at 23:12 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics

2005年10月06日

ブリテンbyブリテンはかっこいい♪

『ベンジャミン』と言えば誰のこと?」

って聞かれたら誰を思い浮かべるでしょうか。

「雷の実験で有名なフランクリンに決まってる」、「ベンジャミン伊東以外に誰がいる?」、「いやいや、本名はレオナルド根岸だから(謎」といろんな意見があると思いますが、ここはこれでも音楽ブログのつもりなので「ベンジャミン・ブリテン」ということになるのです。

さて、先日こんなCDを買ってきました。

ブリテン:青少年のための管弦楽入門
ブリテン、ボニンジ(*1)/ロンドン交響楽団、コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団(*2)、
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団(*3)
ブリテン:
青少年のための管弦楽入門、
歌劇「ピーター・グライムズ」より「4つの海の間奏曲」と「パッサカリア」
(*2)
ロッシーニ/ブリテン:ソワレ・ミュージカル(*1)(*3)、マチネ・ミュージカル(*1)(*3)


ブリテン自作自演です♪しかも「青少年のための管弦楽入門」と「4つの海の間奏曲」を振っているのよぉ〜!
うちにあった「4つの海の間奏曲」は録音が今イチだったのもあってレジ直行でした。

そしてこれがまたカッコよかった!
普通、「青少年のための管弦楽入門」出だしのtuttiは堂々として広々とした演奏が多いと思うのですが、こちらは違いました。アタックを強めにして攻撃的な出だし。
前者が指揮棒を横に振るような音楽なら、後者はキレよく縦に振るような音楽という感じですね。
予想してなかった衝撃に、私のハートがズキューンと射抜かれましたよ。出だしに左右される男、ぽぽろんろんはもうここで陥落です。メロメロ(笑)

そして最後のフーガもひと味違いました。
楽器がひととおり出終わってtuttiになった時、普通は金管の朗々としたメロディを前面に押し出してきますが、これは弦楽器の細かい動きが目立ちまくりです。
でも、これが不思議とうるさくないんですよ。個人的にはかっこよさが増した気すらしました。
最後のスネアは響き線の音がほとんど強調されていませんでした。ここ以外は普通に聞こえてましたから、これはブリテン自身の指示でしょうか。
やっぱりここは響き線の音でリズムを締めた方がカッコイイ気がしましたが、こういうのも悪くはないですね。この辺りは個人の好みで分かれそうです。

実は「青少年のための管弦楽入門」って昔は敬遠していた曲でした。それも「題名の印象がパッとしない」という理由だけで(苦笑)
そして大学に入って初めて聴いた時に「何だこれは!何でこんなかっこいい曲を今まで避けていたんだろう。もったいねー」と非常に後悔した思い出があります(笑)
各楽器の特徴を生かしたヴァリエーションと楽器の組み合わせ、そして何より最後のフーガはいつ聴いても感動ものですよ。
オーケストラの楽器をあまり知らない青少年はもとより、オーケストラを聞き込んでいる大人にも奥深さが伝わってくる名曲です〜♪

4つの海の間奏曲」もよかったです。
これは歌劇「ピーター・グライムズ」全曲とおした演奏からピックアップしてCDに収録したもののようで、「日曜日の朝」には歌が入っていたし「パッサカリア」のオマケ付きでした。
これを聴くと、ブリテンのオーケストレーションの上手さがよく分かりますねぇ。
使い方のツボを心得ているので、意識せずに聴いているとティンパニ+パーカッション2人とは思えないです。「嵐」ではもっといるのかと思ってました。
前半は金物を使わないことで、海のうねりが底から全部揺れているような印象になります。そして中盤以降に出てくるタムタムやスネア、タンバリンなどもホントに必要なところだけしか使わない。
何でもかんでも節操なくぶちこまない姿勢に好感が持てますね〜。こういう風に感じるようになってきたのは「年を取った」ということでしょうか(苦笑)
昔はやっぱり大勢でドンガラガッシャンやってる方が直感的に好きでしたから(^^ゞ
「パッサカリア」は初めて聴きました。暗ーいベースラインにヴィオラのもたれるようなメロディが印象的ですね。

…あ。あと「日曜日の朝」のホルンの重なりはいつ聴いても気持ちいいですね♪そこに乗る主題もいつ聴いても面白い♪


しかし「ピーター・グライムズ」って救われないオペラだったのですね。
グライムズの迎える結末は「自業自得」とも取れますが、周りの目の白さもハンパじゃないようで、これじゃまともになれるはずがないという気もしてしまいます。
こちらにあらすじが紹介されています。

…あ、レオナルド根岸が分からない人。こんなんです(笑)
posted by ぽぽろんろん at 22:20 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics

2005年10月04日

オケ原曲より吹奏楽アレンジの方がステキなこともある♪

吹奏楽、しかもコンサートバンドとなると歴史が浅いですからどうしてもオリジナル曲がオーケストラに比べて少ないです。
そういった理由や、あるいは単純に「あの曲を吹奏楽でもやってみたい!」という欲求から、吹奏楽はオケからアレンジした作品が沢山あります。
そしてその中には、オリジナル曲が全然有名じゃなかったりするものもあったりします。

私が高3のコンクールでやったレスピーギバレエ組曲「シバの女王ベルキス」なんかもそうですね(この時のシロフォンは下手くそ極まりなかった。って私だよそれ)。今は少し知名度は上がりましたが、それでもやっぱりマイナーな曲です。
そして、昔からの吹奏楽スタンダードナンバーと言えばやっぱりハチャトゥリアン交響曲第3番ハ長調「シンフォニーポエム」
冒頭の少々不格好なファンファーレに続く怒濤の木管tuttiは、めちゃカッコイイ!

それで「原曲って知らないよね。どんなの?」と高校時代に1回レコードを聴いたことがあるんです(演奏団体は失念…)。
その時は友達みんなで苦笑したのですが(^^;)、今回「今聴いたらどうなんだろう?」と買ってみたんです。

ハチャトゥリアン:交響曲1&3
チェクナボリアン/アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団
ハチャトゥリアン:交響曲第1番ホ短調、交響曲第3番ハ長調「シンフォニー/ポエム」

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そしたらね…


ひどい…(T_T)
やっぱりひどい(泣)
最初のファンファーレはともかく、その後がね…
吹奏楽版だと前述の木管tuttiが見せ場になって、いい演奏だと鳥肌来ちゃうくらいなのですが、原曲ではここがオルガンソロ。
そして、このオルガンがのたうちまわるだけで全く迫力が感じられないんです…。こちらは見せ場どころか全く注目を引かない(苦笑)
オルガンという楽器の特徴からしてアタックや強弱に難があるのは仕方ないんですが、それにしても虚しい。吹奏楽版を知っていると余計に物足りなさを感じてしまいます。
ただでさえこの曲はラッパの数がハンパじゃないですしね(トランペットが3+15本!!)。オルガンはソロ楽器なんだから負けじとガンガン出させちゃえばいいのになぁ。
この曲、中盤の弦のメロディは渋くて結構いいしラストの盛り上がりもハチャトゥリアンらしく爆裂してます。
そう思うとものすごくもったいないんですよ。


そうか!この曲オルガンがなきゃいい曲なんだ!(核爆)
いや、いい曲かはちょっと分かりませんが(ぇ、もうちょっと面白くなるだろうなぁとは思いました。
これに「名盤」ってあるのでしょうか?あっても買うかは分かりませんけど(;^_^A アセアセ・・・

ホントこの曲に関しては編曲者がよく「これを吹奏楽にアレンジしよう!」って思ったなぁと。そして上手く仕上げたなぁとつくづく思いました。偉いよ編曲者。この曲に関してはオリジナルよりも吹奏楽の勝ちです(笑)



さて、第3番目当てに買ったCD、実はもう片方が思いがけなくステキでした(苦笑)
まさに「棚からボタモチ」です(^^;)

交響曲第1番ホ短調。ハチャトゥリアンの代表曲「ガイーヌ」の5年前に作られたそうです。
第1楽章出だしのキレイさに「おっ?」と引きつけられてしまいました。ヴァイオリンの哀愁を帯びた民謡調のメロディが胸に染みていきます。
ハチャトゥリアンといえばやはり「剣の舞」や「レスギンカ」の印象が強いので、「こういうメロディも書けるんだよなぁ」とあらためて認識。

そうは言ってもハチャトゥリアンはハチャトゥリアン。
全体に彼らしいリズムがちりばめられていて飽きさせません。定番的でありながら大胆なパーカッションの使い方が好きです。
特に第1楽章は秀逸ですねぇ。第3楽章もいろいろなリズムの塊がおバカに炸裂してていいです(笑)

そんなわけで、吹奏楽で第1番もやってみたらいかがでしょう?(そんな話の流れ?
それとももう普通にやってたりしてね。
2番(「鐘」)・3番は普通にやってますものねぇ。
posted by ぽぽろんろん at 22:59 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | classical musics

2005年09月25日

今日のN響アワーへのプチ感想。

いつもはあんまり見ないんです、N響アワー。今日は他に見るもの無いからつい見ちゃった(笑)

J.シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲
なんであんなにティンパニが遅れてるの?私の聴いてる位置と反響板の関係が悪いのか(なんじゃそりゃ
気持ち悪くて集中できませんでした(苦笑)

チャイコフスキー:序曲「1812年」
大砲映せーーーっ!!

せっかく

1812大砲.jpg

こんな感じの大砲をステージ両サイドに2基も並べてロシア国歌と共にドッカンドッカンやってるっていうのに、映したの最後の1発だけじゃないか。
もちろんトロンボーン映すのも大事だけどさ、せっかく池辺晋一郎が「仕掛けがある」とか何とか前振りまで入れてたんだから〜。
パーカッショニストとしては余計に悲しい。

それにしても坂上二郎さん、あそこまでよくなったんですねぇ♪
まださすがに舌のもつれはあったりしましたが、すごいな〜と素直に感心してしまいました。
披露した歌声もかなりの声量でしたし。また本格的に舞台等に出れる日が来ることを期待しています!


…さて、難病と闘うアシュリーちゃんの番組がやってますね。
いつもはつらくてほとんど見てませんでしたが、今日はきちんと見ようと思います。
posted by ぽぽろんろん at 22:15 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(1) | classical musics

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