2005年08月04日

こんなところにドビュッシー♪

クラシック音楽って普段の生活ではロックやポップスより耳に入ってくることが少ないですよね。
なので、意外なところからクラシック音楽が流れてくるとみょーにうれしくなってしまいます。

さて先日、野川さくら:U・La・Raなんて聴いちゃいました(笑)
私には、めぼしいポップスが無いと声優とかアニメものに手を出してみる習性があります(大体年に2・3回くらい)。
坂本真綾みたいに心地よくさせてくれる声の持ち主ってもっといないのかなぁ〜、というのが主な目的です。ちなみに外れまくっていることは内緒です(爆)

というわけで今回も聴いておりますと3曲目「空想パイロット」前奏にて何やらどこかで聴いたことのあるフレーズが…。

あぁ〜、これは「子供の領分」ですよ。ちょっと形は変えているものの「小さな羊飼い」のメロディほぼそのまんまです。
さらに聴いていると間奏部分には「人形のセレナーデ」の一節まで。
「空想パイロット」はピアノや弦を中心としたアコースティックな曲で、ドラムも使わず静かな雰囲気に包まれています。
そこにドビュッシーの幻想的な雰囲気が加わると普通のポップスには無い印象に仕上がります。へぇ、結構意外です。
ただ、私みたいに引用元を知っている人が聴いてしまうと「他に何か隠されてるかも?」と伴奏ばかり聴いてしまってヴォーカリストのアルバムとしては逆効果になります(苦笑)

子供の領分」は、ドビュッシーが愛娘のために作った6曲からなる作品。
技術的に特別高度なものは要求されておらず曲も親しみやすいものが多いものの、ちゃんと弾き込むとなると結構大変。
テクニックを見せつけることが出来ない分、指の力の入れ具合や抜き具合、テンポの揺らし方といった演奏者の基本かつ本質的な描写力がハッキリと出てしまう曲でもあります。
特に第6曲の「ゴリウォーグのケークウォーク」はいびつでおどけたノリが楽しく、最も有名な曲と言えるでしょう♪

さて、今回の2曲ですが。
小さな羊飼いは硬く特徴的なメロディをちょっとおどけた雰囲気や優しい和音が包みます。
6曲の中でも強弱の起伏はかなり激しく、メロディも途切れがちな曲。
各フレーズは盛り上がっては優しい和音になだめられるように落ち着いて16分音符の下降音で静かに終わります。
「子供の領分」って言いながら結構大人な雰囲気の曲でもありますね。
人形のセレナーデは、かわいらしさと無邪気さが同居する小品。
普通、愛する人へ捧げる「セレナーデ」を人形に贈るというところが子供のための作品といえるでしょう。
子供が、大事にしている人形に「お人形さん、大好きよ」と語りかけながら楽しげに遊ぶ風景が浮かんできそうです。

で、うちにある中のオススメ演奏はやはりこちらになるのかな。
ドビュッシー:映像第1、2集/子供の領分
ミケランジェリ(Pf)
「安全パイ」とか言っちゃいけません(^^;)
ffでも音が濁らず、音の粒1つ1つがとてもキレイ。そして強弱の表現が絶妙。やっぱりドビュッシーにはよく合います♪


ちなみに「野川さくらってどんな人?」って人は公式サイトでもどうぞ。
この人、声もお顔も「萌え」系ですね。たまらん人にはたまらん感じです(そりゃそうだ)
私はトップページに「にゃっほ〜♪」って文字が見えた時点で「……(汗」でしたが(苦笑)
聴いたアルバムにも「にゃんきゅ〜♪」(「サンキュー」らしいです)って曲があります。「萌え」に徹してます(笑)


posted by ぽぽろんろん at 23:04 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(1) | classical musics

2005年07月30日

「くまんばちの飛行」の元ネタを知っていますか?

くまんばちの飛行」と言えば、ヴィルトゥオーゾたちがその超絶技巧を披露する曲として様々なソロ楽器用に編曲されてきた非常にポピュラーな曲です。
ちょっとAmazonで検索しただけで、ヴァイオリン・チェロ・コントラバス・トランペット・フルート・トロンボーンなどのCDが見つかりました。
私も学生時代はよくマリンバで弾いてました。実はマリンバだと半音階は全音階よりもかなり簡単なので、音符をさらうだけなら案外簡単に出来ます♪
弦楽器でも押さえる場所が隣り合ってるから案外楽なのかなぁ?てのは素人考えですかね(苦笑)

さて、この「くまんばちの飛行」、元ネタはリムスキー=コルサコフ:歌劇「サルタン皇帝の物語」の中の1曲です。原作はプーシキン。
歌劇のもんのすごく大ざっぱなあらすじは次のような感じ。

サルタン王は、とある3人姉妹の末娘を自らの妃に迎えそして王子が誕生します。
が、2人の姉はこれを妬んで「生まれてきた王子は化け物だ」と王をそそのかし、それに騙された王は妃と王子をタルに入れて海に流させてしまいます。
大海原の2人に食べ物を運んできてくれる白鳥のおかげで王子はタルの中でスクスクと成長していき、立派な青年になります(どんなタルだよ一体…)。
ある日2人が島に打ち上げられた時、白鳥はタカに襲われますがこれを王子がやっつけます。
このお礼に王子は白鳥の魔法の力を借りて自国へ戻り、叔母(妃の姉)たちを懲らしめます。
また、白鳥は王子の愛によって美しい王女の姿に戻ることができ、2人はめでたく結婚しましたとさ。


この中で「くまんばちの飛行」は、島流しにあってしまった王子が魔法でくまんばちに姿を変えてもらい海を越える場面で使われます。

…って思っていたのですが、ネットでちょっと見てみると私が覚えていたのと違う話が結構出ているんですよね。白鳥がくまんばちに襲われる設定になっているのが非常に多い。こっちが正しいのかなぁ?
でも、「くまんばちが海を越える」のは鮮明に憶えています。となると、「白鳥を襲うくまんばち」バージョンでは、くまんばちは白鳥を襲うためにわざわざ海を越えてきたのか〜、ご苦労さまです(笑)

この歌劇の音楽は演奏会用組曲にもなっていてこちらは結構演奏されています。
リムスキー=コルサコフ:「金鶏」組曲、「サルタン皇帝の物語」組曲
ジンマン/ロッテルダム・フィル
リムスキー=コルサコフ:歌劇「サルタン皇帝の物語」組曲 ・歌劇「金鶏」組曲


組曲は4つの曲からなります。「くまんばちの飛行」以外の曲は冒頭にサルタン王のファンファーレが入ることで統一されています。このファンファーレ、16分音符で歯切れよく跳躍するからラッパは難しいです。
第1曲「皇帝の別れと出発」は戦地に赴くサルタン王の音楽で、非常に明るく快活な曲。えらいルンルン気分で戦争行くのね〜とすら感じます(笑)
この戦争中に、妃は王子を産み妃の姉たちから「化け物」報告を受け戦地から王子たちを島流しにしてしまうわけで、「そんなお気楽に戦争行ってるからだよ」と思わなくもありません。
第2曲「樽に入れられて海に捨てられた皇后」は説明要りませんね、そのまんまです。
海の描写は交響組曲「シェヘラザード」の「海とシンドバッドの舟」の伴奏形との類似性を感じさせます。
この曲では[4分音符+2つの16分音符]、「シェヘラザード」では[3つの8分音符]ですが、3つの音符が上下することで揺れる海面を描写している点は変わりません。どちらも3拍子系ですしね。
ただ、この曲には「シェヘラザード」には無い悲壮感が漂います。
第3曲が「くまんばちの飛行」。強弱を付けながらせわしなく半音階で動き回る音型はまさに蜂そのもの。1分ちょっとの短い曲ながら非常にインパクトのある曲です。
ちなみに「くまんばち」と言うと普通は「スズメバチ」のことを差します。丸っこくておとなしいのは「くまばち」です念のため。
第4曲「3つの魔法」は、これ単独だけでも演奏機会が多い曲です。ファンファーレと序奏に続く「3つの魔法」を表す部分がそれぞれ「こっけいさ」「勇壮さ」「美しさ」と違った性質を持つため聴いていて楽しいです。
特に3つ目の魔法部分はとても美しい〜。2つの主題が使われているのですが、これらが提示されたあとこのモチーフをクラリネットとフルート、弦と木管、金管と弦といろいろなパターンで絡まり合います。これが見事!「さすがリムスキー=コルサコフ」とうならせます。
この曲は、冒頭以外にもファンファーレ主題がてんこ盛りです。ラッパは大変ですな。

というわけで、「くまんばちの飛行」の背景が多少なりと分かって頂けたでしょうか?
ただ単に「くまんばちが飛んでる音楽よー」というよりはいい演奏ができるかも?
それとも単純に「くまんばちの描写」の方がいい演奏になっちゃったりして(爆)
posted by ぽぽろんろん at 18:07 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics

2005年07月29日

「ホルベアの時代から」 〜私が最初にハマった弦楽合奏曲

今日も外の暑さと室内の冷たさで死にそうになってましたぽぽろんろんです、皆さんこんばんは。
(x_x)
自席の関係上、職場は「涼しさ」や「寒さ」を通り越して「冷たい」です。冷房の風が直撃しない他の人にはちょうどいい(?)らしいので大声で文句が言えないのがつらいところ。重ね着して凌いでいますが、スキを見て設定温度を上げてます(これは秘密です。笑)。

先日はちょっと暑い曲を紹介しましたが、今日は爽やかな曲をご紹介。グリーグ:組曲「ホルベアの時代から」です。ホルベルク組曲とも言われていますね。
ノルウェー系デンマーク人のルドヴィ・ホルベア男爵(1684〜1754)の生誕200周年を祝って作られたこの曲は、当時の音楽形式にならってバロック風に作られています。ちょうどJ.S.バッハ(1685〜1750)の時代と重なりますね。おー、分かりやすい(自画自賛)。

第1楽章:前奏曲は、「出だしに影響されやすい男」のハートをギュッと鷲掴みにする(笑)、ものすごく爽やかな出だし。
疾走感あふれるリズムに乗って流れるヴァイオリンのシンプルかつ叙情的なメロディとそこからこぼれ落ちてくるピチカート。この第1主題はステキすぎる♪
私がこの曲で好きなところはピチカート。って言ってもそんなに出てこないんですけどね。
全体に流れる16分音符の躍動感もステキなんですけど、先ほど書いた部分や中間部でのピチカートのスケールはこの曲を一本調子にさせないいいアクセントになっています(うおー、「い」が3つ並ぶと見づらい。こんなの「かたたたき」だけかと思ってた。笑)。

第2楽章:サラバンドは北欧らしい叙情的な楽章。「サラバンド」というと、ドビュッシーやサティのばっかり頭に浮かんでしまう私はものすごーく寂しく感傷的な(どちらかというと心が「キューッ」と縮んでしまいそうな)曲をイメージしてしまいますが(笑)、こちらのはもちろん寂しげな雰囲気もありつつも、非常にみずみずしさもあって心をしっとりと落ち着かさせてくれます。

第3楽章:ガヴォット。かわいらしくも楽しい1曲。この曲はメインとなるガヴォット主題のベースラインが好き(笑)
こういうところに耳が行くのがノーマルなのかアブノーマルかは分かりませんが(苦笑)
常に同じメロディの2回目から登場して音の幅を広げ、そしていかにもバロックな動きをするのですが、音の厚みを増しながらも決して重たくならないのがいいです。こういうのって弾いてて楽しいんじゃないかなぁと勝手に思ってます。

第4楽章:アリア。このアリアは美しい!
寂しさを強調するように絶えず流れるテヌートの伴奏と美しいメロディとの組み合わせが抜群♪
中間部、ヴィオラ(だよね?)のソロからの盛り上がり部分はそりゃもう!弦の高音があちこち反射して言葉で言い表せないほどの美しさです(ブログに書くなら言葉で表せよ、とか言っちゃダメ)。
全体をとおしていちばん好きな曲です、これ。

第5楽章:リゴードンは軽快で明るい第1主題と、その最後のパッセージを模倣しながらも対照的に緩やかで寂しげな第2主題の対比が面白いです。

この曲は全体をとおして2度、特にミ−ファやシ−ドのような半音でぶつかる和音の使い方が非常に効果的です。バロックで和音が推移していく時にはよく出てくる形ではあるのですが、これが上手く使われていて特に第4楽章では曲の美しさを際立たせていますね(私がこういう音が好きなのもありますが)。

さて、うちにある演奏はこのCD。
グリーグ:「ペール・ギュント」第1・第2組曲 他
カラヤン/ベルリン・フィル
グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲・第2組曲 ・ホルベルク組曲(ホルベアの時代から)
シベリウス:「悲しきワルツ」 ・「トゥオネラの白鳥」 ・交響詩「フィンランディア」
え〜と、「これなら無難だろう」と買ったCDです(爆)
本当はもう1枚あったのですが、学生時代に誰かに貸してそのまま無くなりました。どこの演奏かももはや記憶の外…
どこの演奏がこれはオススメなんでしょうね〜。気になります。

この曲はもともとピアノ曲でした。でも翌年に作曲者本人によって編曲された弦楽合奏版の方が有名です。
なのでピアノ版てあまりCDが出ていないんですよね。うちにあるのもこれだけ。
グリーグ:抒情小曲集&ホルベルク組曲 他
カツァリス(Pf)
グリーグ:
・「ペール・ギュント」第1組曲より「朝」 ・「抒情小曲集」より
ホルベルク組曲(ホルベアの時代から) ・ノルウェー舞曲第2番
前奏曲の出だしがアルペジオなので、弦楽版より疾走感がありません。16分音符で全部埋められてしまっているのが原因でしょうか。
弦楽版では、「タンタカ」と1つ間があいたリズムになっていて、ここにメリハリや躍動感が生まれているのでしょう。
ここが私の中ではかなりピアノ版の減点要因となっています。
アリアなんかは弦楽版とは違った味の寂しさや透明さが感じられて好きなのですが。

さて、タイトルにある話をするのを忘れてました(^^;)
高校の音楽の先生が主宰している弦楽合奏団体がありまして、音楽を選択していた生徒は半強制的に聴きに行かされたんですね(笑)
そこで私が聴いた何回目かの演奏会のオープニングでやったのがこの曲。
私が初めて「ここの演奏会聴きに来てよかった〜」と思った曲です(笑)
そして同時に私が初めて好きになった弦楽合奏曲になりました。要するにヴィヴァルディの「四季」はピンと来なかったという(笑)
北欧の作曲家を本格的に意識し始めたのは大学時代、北国に移り住んでからですが、それ以前から自分と同期するものがやはりあったのでしょうね。


しかし、本当に北欧とフランス人ばっかり紹介してるなぁ。今度は別路線に挑戦してみますか。
posted by ぽぽろんろん at 21:42 | 東京 ☀ | Comment(5) | TrackBack(0) | classical musics

2005年07月17日

2つのシテール島♪

これまた久しぶりの音楽ネタ♪今週はブログパーツ漁りばかりしてたもので(^^ゞ

フランスのロココ様式を代表する画家であるA.ヴァトーの作品に、「シテール島への船出」という絵があります。
シテール島への「愛の巡礼」に出ようとする男女や祝福する天使たちが優美に描かれています。
ヴァトーの代表作「シテール島の巡礼」と比べると、左奥に船&右手前にヴィーナス像や木々、そして船の上を飛ぶ天使という構図はそっくりなのですが、「シテール島への船出」の方が派手ですね(笑)
天使が多いせいか画面全体が赤というか桃色っぽい印象で、より愛に満ちているようにも見えます。

さて、この絵に触発されてドビュッシーが作曲したのがピアノ曲、「喜びの島」です。

月の光〜ピアノ曲集 ドビュッシー
ウェルナー・ハース(Pf)
・月の光 ・雨の庭 ・レントより遅く ・夜想曲 ・グラドゥス・アド・パルナッスム博士
・ゴリウォークのケークウォーク ・亜麻色の髪の乙女 ・沈める寺 ・花火 ・水の反映
・金色の魚 ・喜びの島 ・水の精 ・グラナダの夕べ ・夢 ・2つのアラベスク

トリルに続くアルペジオが印象的な出だしから、櫂をこぐような低音の伴奏が始まり旋律に入ります。
曲はほぼ全体を通して細かい音符で彩られています。また旋律も大小の上下動をくり返すものがメインとなっています。これらは大きく小さく揺れる水面や水しぶきのようでもありますし、愛の期待と喜びに震える心のようでもありますね。
曲は終わりに向けてだんだんと大きくなっていき、最後のクライマックスでは愛を祝福するかのようにファンファーレが高らかに鳴り響きます。この最後の部分は本当にフル・オーケストラのように耳に響いてきて、大好きなところです♪

この曲は、これまた「のだめカンタービレ」にてのだめが「マラドーナ・ピアノ・コンクール」にて「恋に我を忘れた」演奏を披露しています。一体どんな感じなのか1回聴いてみたいものですね(笑)

さて、「シテール島への船出」はプーランクも作品の題材として取り上げています。それが「シテール島への船出」〜2台のピアノによるヴァルス・ミュゼットです。

プーランク:2台、4手のピアノのための作品全集
パスカル・ロジェ、ジャン=フィリップ・コラール(Pf)、
シャンタル・ジュイエ(Vn)、アンドレ・カザレ(Hrn)
・「仮面舞踏会」の終曲によるカプリッチョ ・2台のピアノのためのソナタ 
・エレジー(2台のピアノのための) ・4手のためのピアノ・ソナタ
シテール島への船出(2台のピアノによるヴァルス・ミュゼット)
・ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ・エレジー(ホルンとピアノのための)

副題のとおり、2台のピアノのための作品で2分足らずで終わる小品です。
こちらはドビュッシーとは違い、軽妙でいかにもプーランクらしい作品。いかにも20世紀前半のパリの音楽酒場で流れるような趣の曲で、サティの「金の粉」のような雰囲気も漂わせます。
前世紀のパリの人々はこういうような曲を聴きながら、ワインを片手に恋愛や音楽談義に花を咲かせたりしたのでしょうかねぇ?
posted by ぽぽろんろん at 17:39 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(1) | classical musics

2005年07月09日

夏を先取りスカラムーシュ♪

以前に梅雨はいずこへ??と取り上げてからすっかり梅雨っぽくなってしまいました(^^;)
関東地方は「あ〜、雨がうっとうしいねぇ」程度で済んでいますが、西日本、特に九州地方は今日から明日にかけてかなり大変なようですね。
各地の水がめが潤うのはよいことですが、こう極端なのはどうにかならないものかと思ってしまいます。水害や土砂災害などが起こらないことを願います。
ホント、お天気の神様も意地悪です(苦笑)

こんな日はカラッと地中海性気候な:ミヨー:スカラムーシュでもどうぞ♪(展開が強引なのは毎度のこと)

「スカラムーシュ」は2台のピアノのための作品。
もともと2台ピアノの作品を依頼されたミヨーが、あまり前向きでなかったため以前に作っていた「空とぶお医者さん」などからメロディをかき集めて作った作品ですが、作曲者の予想を裏切る大ヒット作品になってしまいました(笑)
カラッと湿気のない曲調に乗っかるキャッチーなメロディ。ミヨーらしいポリフォニックな部分もふんだんにありますが、2台ピアノという特性上これらの糸の絡まり方を非常にスッキリと見ることができるので聴きやすいです。
2台ピアノだけではなく他の楽器用にアレンジされて演奏されることも多いですね。私もマリンバ・アンサンブルでやったことがあります。

第1楽章はこの曲を性格づける快活でおちゃめさも見せる曲。それでありながら和音の進行にはミヨーらしい斬新さがあったりします。
第2楽章は、やさしい子守歌のような曲。
第3楽章の曲名は「ブラジレイラ(ブラジルの女)」。「サンバの動きで」と指示があるように、「3+3+2」の跳ねるようなリズムが伴奏の基本になります。メロディもリズムを重視したものが基本ですが、それだけではなく装飾音符も織り込みつつ横に流れていくものも挟んで、フランスらしいオシャレさも見られます。
もちろん、ピアノのためのクラシックなので、ドンチャカタンチャカと派手な本場のサンバのようにはなっていません。あしからず。

うちにあるCDでは画像にあるC.イヴァルディ&N.リーのものがオススメ。いい意味で肩肘張らない「お気楽」な雰囲気とメリハリのよさがあります。

ミヨー.jpg

このCDは他に「マルティニック島の舞踏会」(2台ピアノ)、「パリ」(4台ピアノ)、「エクスの謝肉祭」(ピアノと管弦楽)、そして「フランス組曲」「プロヴァンス組曲」とかなりおいしい1枚です。
うちには他にラベック姉妹のとJ.ジョワ&J.ロバン=ボノーのがありますが、ラベックのはマジメ過ぎ(この2人は「動物の謝肉祭」でもそうだし、こういうのには向かないようですね)、ジョワ&ボノーのもメリハリが足りないのがもったいない。
あと、須川展也のサックス編曲版も持ってます。これも面白いです。

「スカラムーシュ」がこれだけあるのにベートーヴェンの管弦楽曲を「第九」と「ウェリントンの勝利」しか持ってないところがぽぽろんろんクオリティ(爆)
(実話。しかも銃声飛び交う「ウェリントンの勝利」ってのがまた…)

梅雨明けまできっとあと少し♪カラッと夏を先取りな音楽で乗り切って行きましょう!
posted by ぽぽろんろん at 23:09 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics

2005年07月07日

ムシャクシャした夜はディーリアスでリラックス♪

皆さんにとって、リラックスできる音楽って何でしょう?
人によってはそれがサティのピアノだったり、小野リサの歌声とボサノヴァの柔らかなリズムだったり、多重録音によって生まれるエンヤの深い音響空間だったり、いろいろでしょう。
今日は、2012年のオリンピックがロンドンに決まったということでイギリスの作曲家ディーリアスを取り上げてみたいと思います♪

ディーリアス.jpg

ディーリアスの曲にはのどかな田舎の風景が浮かびます。
大抵、「田舎の音楽」というと「イモっぽい」「土臭い」という印象が良くも悪くもつきまといますが、ディーリアスにはそれがありません。どちらかというと、爽やかなそよ風が吹き小川のせせらぎがある草原、あるいは木々の間から日の光が差してくるような林のような印象。
そしてそんな中をゆ〜ったりと時間が流れます。

このような印象を受けるのは、ディーリアスがイギリス生まれではあるものの彼がフランスやノルウェーなどに住んでいたことも影響していそうです。
そこに流れる清潔な空気は北欧を連想させますし、物憂げな和音の移ろいは印象派的と言えなくもありません。このあたりは、各国の音楽をディーリアス的に消化した結果なのでしょうか。

さて、そんなディーリアスのリラックスなナンバーはこちら♪

歌劇「イルメリン」前奏曲
北欧の伝説を元にした作品らしく叙情的な美しさに満ちあふれている曲です。弦楽器が主体ですが、その間にメロディを挟む木管が優しく彩ります。特にフルートとオーボエのハーモニーが美しい♪

狂詩曲「夏の庭園にて」
「夏」とあっても全く暑さは感じさせず、木陰を渡る風、美しく咲く花やそのむせるくらいの匂いなど、爽やかで鮮やかなひとときを連想させる作品。
ハープのアルペジオやグロッケン・トライアングルの金属音が清涼感を強調します。
この曲は全体的に「16分音符×4+4分音符」のリズムが中心となっていますが、このリズムが軽やかなスタッカートだったりそっと触るような感じだったりと表情豊かに使われています。

「小管弦楽のための2つの小品」
ディーリアスの代表曲というと、こちらを挙げる人は多いのではないでしょうか?
第1曲「春初めてのカッコウを聞いて」は、春から夏にかけての移り変わりの曲。「カッコウ」は例によって(笑)クラリネットで演奏されます。何度も鳴きますがかなり控えめです。ボーッと聴いてると通り過ぎちゃうかも?(笑)
北国の春は知らぬ間に夏になってしまっているってことでしょうかねぇ(^^;)
第2曲「川の上の夏の夜」では、夜の静けさの中を、ゆらりゆらり浮かんでいる小舟のような情景が浮かびます。
2曲ともけだるさも感じさせ少し蒸すような雰囲気もありますが、決して不快ではなく曲のゆっくりと流れる時間を強調させています。


ディーリアスはパーカッションを積極的に使わないので私の文章ではちょっと魅力を伝えきれないのですが(←もっと根本的な理由があることにはあえて目を向けません)、「時間の流れ」というのは間違いなくキーになると思います。
こういう時間の流れ方をする曲を作る人はなかなかいないのではないでしょうか?

私はまだ室内楽とか協奏曲まで手を伸ばせていないので、そちらも機会があれば聴いてみたいところです。


ちょっとイライラした日、「α波を求めるのに+イオンを発するオーディオ機器を使うのはどうだろう?」と一瞬矛楯を感じたりしますが(笑)、窓を軽く開けて−イオンを取り込みながらディーリアスの音楽にゆったりと身を任せてみてはいかがでしょうか?
posted by ぽぽろんろん at 20:29 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics

2005年07月03日

T響聴いてきましたよ♪

今日は、先日山形で一緒に飲んだなまさんが所属するT響の演奏会に行って来ました。
曲目は次のとおりです。

 ・ワーグナー:「タンホイザー」序曲
 ・ショパン:ピアノ協奏曲第1番
 <ピアノアンコール>
 ・ショパン:英雄ポロネーズ

 ・カリンニコフ:交響曲第1番
 <アンコール>
 ・ボロディン:中央アジアの草原にて

なまさんはタンホイザーに出ておられました。
これもなかなかに難しい曲ですが思ったよりまとめられていましたねぇ。特にホルン・トロンボーンは結構頑張っていたので感心しました。
木管に多少のバランスの悪さはありましたが、許容範囲だと思います。
でもやっぱシンバルがな〜(またPercですか)
あの音は無いでしょう。
これのおかげで2番Timpのチューニング(ペダル位置ではなくヘッドの基本的な調整)が気になっていたのが吹っ飛びました(苦笑)

ショパンのPコンは何と!ソリストが女子高生
ピチピチです(古っ!)。衣装もピ..〆ヘ(_ _ヘ)☆\( ;)失礼な
地元の子なのですが、いろいろと国際コンクールでも好成績を収めていてかなり期待されているようです。
と言うわけで演奏の方ですが、う〜ん……
上手いには上手いんですけど、サラッと弾きすぎて今イチ印象に残らなかったのがもったいなかったかなぁ。指はえらい回ってましたね。p〜mfの音もキレイでした。「ラン・ラン」好きらしいので、もっと感情出して行きましょー(笑)
英雄ポロネーズもこれまた速い。というより、間やタメが全部足りない感じ。
ペダルも雑な部分が目立ったので、聴きながら「この子、早く帰りたいのかな?」って思っちゃったくらい(笑)
ステージ捌きも合わせてまだまだ子供かなぁ〜って感じがしました。将来を期待しておりまするぞ。

さて、メインはユニゾン大好き(笑)カリンニコフ。渋いっ!
ロシアの土のにおいに溢れた曲ですね。いちばん楽しみにしてました♪
結論。ティンパニいいっ!
何がってその踊り具合が(笑)。ザッツの取り方とか私に似てるなあ〜。音は向こうの方が豪快でした(笑)
もし柔らかい音も自在に出せたらある意味「無敵」ですね。今回は曲的にあまりそういう場面が無かったので分かりませんでした。こちらも期待してます〜
トライアングルは譜面台で隠さない方がよかったですね。リズムパターンが2つしかないあの譜面は絶対暗譜出来てるはず(笑)
せっかくのいい音、見せびらかさないとね♪
そしてこれ、全体的に面白かったです。第1楽章なんてあんなにドラマチックだったんですねぇ。CDではあれほどとは思っていませんでした。やっぱりホールで直に演奏を聴くのはいいですね♪
第4楽章もかなり盛り上がっていて良かったんですが、ちょっと強音のtuttiで音がダンゴ気味になってしまっていたのが惜しまれます。

このオケ、弦がキレイですね♪特にヴァイオリン。タンホイザーで最初に感じたのがそれでした。
これで全体のバランスがスッキリ取れればあと2ランクくらい上に行きそう(しかし偉そうやね、あんた)。
また聴いてみたいと思ったオケでした。なまさん、そしてT響のみなさん、お疲れさまでした!


あ、そうそう、カリンニコフの第3楽章。中間部に入る直前、弦が一斉に譜めくりするのは…(^^;)
気持ちはよ〜く分かるのですが。紙のガサゴソ音がかなりしましたよ〜(笑)



演奏会以外のこと。

1.花屋が無い!
駅を降りて、目の前の大通りをプラプラして花屋さんを探すも全く無い!
30分くらい歩き回ったあげく、ふと気付いて駅まで戻ったらあった!駅下に(爆)
駅ビル1階に花屋なんて定番じゃないか。最初に気付こうよ…全く。

2.お昼〜♪
昼は名物のこちらでした。場所バレバレ…(笑)

ギョーザ.jpg

駅前の専門店で頂きました。
ここのは皮が厚くもっちりで、店のおばちゃん曰く「マヨネーズを付けるのがオススメ」ということでした。
さっそく試すと、もっちりな皮とこってりマヨネーズが意外に合いました。
歩きづめでお腹がすいていたこともあり、酢醤油より満足感あり♪でした。
水餃子は「自分で醤油とかスープに入れて味を整えて下さい」ってことでしたが、初めてじゃ分からんて(^^;)
結果、酢がちょっと多かったけどまぁいいや。

3.喋り倒しタクシー
会場までのタクシーの運ちゃんが喋るは喋るは…(^^;)
しかも乗るやいなや「この町はもうダメだよ」とか「ここ大通りなんだけどさ、シャッター商店街って呼ばれてる」とか「1年前にリストラされてこっちに戻ってきた」とか、不景気な話ばかり。
会場着くまでに疲れ果てたよ(笑)

4.バスのマナー
帰りは駅までバスにしたのですが、若い人がほとんど座らない!座席が多少空いていてもお年寄りの方のために空けてました。
でもこれ、どちらかと言うとオバチャン・オバアチャン方のマナー(横入り等)があまりに酷いので「それなら最初から空けておこうか」というようにも感じました。
実際、バス停の列の(オバチャンの)無秩序さはハンパじゃ無かったです。
オバチャンパワーはいい方向で発揮して欲しいものです(苦笑)


そして、ここまで書いて気付きました。
都議選行くの忘れてた…
posted by ぽぽろんろん at 21:57 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics

2005年07月02日

ベスト・クラシック100聴き終わった〜♪

いやぁ、疲れました(笑)
先日、ベスト・クラシック100、こいつはビミョーだぞと途中経過を報告しましたが、全部聴き終わっての感想もやっぱり、こいつはビミョーだぞ(苦笑)

6枚のうち2枚は声楽を集めたCDになっていて(DISC3:「ヴォーカル・クラシック」とDISC6:「スピリチュアル・クラシック」)、この2枚は結構いいと思います。1曲1曲が短いので、抜粋にならなくて済むんですよね。ちゃんと始まってちゃんと終わってくれるので安心して聴けます。
しかし、DISC5も前回に述べたDISC1ようなブツ切れが多くてやっぱりつらい。
「シェヘラザード」の「カレンダー王子の物語」は中盤のファンファーレ直前で終わっちゃうし(この不完全燃焼具合と言ったら!)、「だったん人の踊り」も後半からが楽しいんだけどなぁ。
ラフマニノフのPコン2番やベートーヴェン7番とかがブツッと終わるのは覚悟してたのでそれほどショックは無かった(笑)けど、やっぱりこういうのは複雑ですねぇ。

あと、前回述べた「絹のはしご」序曲ですが……後半のメロディは知っていました(どこで聴いたんだろ?)。
でも、「セビリアの理髪師」「ウィリアム・テル」を押しのけるほどとは思えませんでしたねぇ。DISC4は「ゴールデン・クラシック」なるネーミングなので素直に「ウィリアム・テル」をやればよかったのでは?

そうそう、このCDに入っている「トランペット・ヴォランタリー」でモーリス・アンドレのトランペットを久しぶりに聴きましたが、このお方はやっぱりすげ〜。
この神々しい輝きは彼ならでは!ここだけ何度かリピートでうっとりと聴きほれさせて頂きました。


このCDを通して聴いてあらためて思ったのは、特に交響曲や協奏曲など時間が長いけどいいメロディとかたくさん詰まっている曲を紹介するのは難しいな、ということ。
例えばマーラーの5番とかでも、インパクトある第1楽章出だしや美しくドラマなどで何度も流用されている第4楽章、そしてフーガから圧倒的な結末を迎える終楽章とおいしい場面はたくさんあるけど、今までクラシックに縁が無かった人にいきなり「全部聴いてみて」というのはちょっと難しい。
だからと言っておいしい場面だけピックアップして仮にそれを気に入ってもらえたからと言っても、じゃあ全曲通して聴いてもらえるかと言ったらまた別問題ですよね。逆にそこまでの道のりを耐えきれなくなっちゃって、結局クラシックから離れていってしまうような気もします。
でもこれまでの100枚シリーズの「ベスト100」はそれほど売れていなかった訳で、やっぱこのCDは「勝ち組」なのか…。う〜ん、難しい。
とりあえず、このCDを買った人はこの6枚だけで満足しないでいろんなクラシックに親しんでみて下さ〜い。


そういや、EMIは続編としてベスト・ピアノ100を出してますね。9月には「ベスト・モーツァルト100」だそうです。
……もう好きにして下さい(^^;)
posted by ぽぽろんろん at 23:16 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | classical musics

2005年07月01日

パーカッショニストならこれを聴け♪ニールセン交響曲第4番「不滅」

いつものようにブログを巡回していましたら、クラシックのブログで私がいつも楽しみにしているうちの1つ、yurikamome122さんがニールセン「不滅」の記事を書いていました。
と思ったら、ya-ya-maさんまで!
私が職場のエアコンに再び負けて自分の記事(しかもこんな時に限って長い…)書くだけで精一杯だった時に(弱っ…)、そんな楽しいイベントが催されていたなんて!(笑)
そんなお二方の記事を読んでいましたら、私までウズウズしてきてしまいました。だって、「こんなにティンパニがおいしい曲はそうそう無い」のですよ!
お二方のところでコメントを入力していたらかなり長くなってしまったので、急きょエントリーを立ててしまいました(笑)
しかし知識や文章力ではお二人に敵うはずもないので、相変わらずの「パーカッションに偏った」書き方で進めさせて頂きます。

さて、私がこの曲を最初に聴いたのは大学入ってからのことなのですが、「不滅」というタイトルだけでいわゆる「苦悩を経て歓喜に至る」的な(ベートーヴェン5番やショスタコ5番のような)曲かと想像していた私は、これを初めて聴いたときに衝撃でしたね。
なんて健康的な出だし!(笑)
しかしこれはすぐ、切れのいい弦のフレーズや高らかに響く金管(特にトランペット)が「かっこいい〜」に変えるのです。
そして第4楽章まで進んだ時にはもう!まさに「不滅」。その滅びざる高貴な魂が威厳を持って聴く者の前に姿を現すのです。これを「感動」と言わずに何と言いましょう!

ティンパニは出だしで4分音符2発の強打をくり返しますが、これが実はティンパニでの重要なリズムとなります。
特に4度でのモチーフは様々な場面で雰囲気を決定づける一打(2発打ってますが)として(4分音符にとらわれることなく)登場します。
第3楽章からはこれを2つ繋げたモチーフも登場し、第4楽章最後には他の楽器がみんな音を伸ばしている中を1人、2ndティンパニによりこれが堂々とくり返され幕を閉じるのです。この最後のティンパニがなぜか2ndなところがミソですね(笑)。1stは寂しく?トレモロをしております。

さて、これだけではなぜ「パーカッショニストならこれを聴け」なのかちょっと弱いですよね。
この曲のパーカッション冥利に尽きる場所、それはまず第3楽章冒頭。
「ふざけんな」と言いたいくらいの音替えの嵐(^^;)。4つのティンパニを総動員して10音以上出します(正確にはど忘れ。12音全部出していたように記憶していますが…)
音を出しながらも右足は常に次の音を探す(笑)、心休まるヒマがありません。
そして圧巻は第4楽章!2人の奏者で怒濤のかけ合いを行いますがこれがとてつもなくかっこいい♪高弦が泣き叫ぶ(笑)中を走り抜けます。最後はトレモロしながらのグリッサンドでバチッと決める!
そしてこのフレーズも4度の強打から始まるんですね〜。う〜む、奥が深い。
どちらもペダルティンパニが発明されなければあり得なかった奏法。シベリウスのティンパニにも感じるのですが、北欧のティンパニは何かが違う(笑)
おそらく、20世紀前半のフランスでマルセル・ミュールに触発されてサックスの作品がたくさん作られたように、この頃北欧にとてつもないティンパニストがいたからじゃないかと勝手に想像しています。

この曲のティンパニは同じニールセンの交響曲第5番のスネア・ソロと並んで憧れです。
どちらもかっこいいのですが、まずやりたいのは「不滅」。なぜって、あのスネアは絶対に無理だから(爆)。あれは素人が手を出していい代物ではありません。「不滅」の方がとりあえず音符は拾えます(音楽的な話はまた別ですが)。

もし万が一、これを聴いたことが無いパーカッショニストの方がいましたらぜひ聴いて下さい♪
このティンパニは「春の祭典」やホルスト「惑星」の2台ティンパニよりかっこいいぞ〜〜

ニールセン.jpg

画像はブロムシュテット/サンフランシスコ響の交響曲全集です。



追記:yurikamome122さんへのリンクが間違っていましたので修正しました。
   yurikamome122さん、失礼しました。('05/07/02)
追記2:このエントリーのキモの1つでもあった「4度のモチーフ」、スコアを見る機会があったので
    確認したのですが、かなり記憶と違っているところがありまして…(苦笑)
    「4度」ということではなく、様々な距離を飛んで下降する2音のモチーフということになります。
    ああ、恥ずかしい!(/。\)イヤン!
    ということで訂正しておきます。('05/07/16)
posted by ぽぽろんろん at 21:09 | 東京 ☀ | Comment(9) | TrackBack(4) | classical musics

2005年06月30日

踊れるもんなら踊ってみなさいって♪

考えてみたら、久しく自発的なクラシックの話題がありませんでした。
これはいかん。
ここがまじめなニュースブログだと思われてしまう←それは無いヾ(・・;)ォィォィ

そんな訳で、バルトーク「舞踊組曲」です。
6曲からなるこの組曲は各曲が2〜4分程度とそれほど長くないですが、バルトークの魅力がぎっしり詰まった名曲でございます♪

舞踊組曲.jpg

第1曲、ピアノが低音から半音階でせり上がり、それに導かれてファゴットが千鳥足を思わせる旋律を吹く。音符だけ並べるとただ行ったり来たりしてるだけのメロディーなんですけど、これが絶妙のアーティキュレーションによって生き生きと動き出すんですよね。
この曲はピアノが打ち込みとかグリッサンドでも大活躍♪特に弦と一緒の打ち込みについては、弦だけではどうしても弱くなりがちなアタックをきっちり補っています。「叩く」弦楽器、ピアノの特徴がうまく生かされていますよね。
ピアノ以外では、ミュートのトロンボーンなんかも絶妙です。

そしてやっぱり楽しいのは第2曲。なかでもやっぱりトロンボーンのグリッサンド!これに尽きますね。
他の楽器はこの曲の3度のメロディーをスタッカートを交えて跳ねるように演奏するのに対し、トロンボーンはffのグリッサンドでひたすらグイグイ押しまくる♪そして後になればなるほどグリッサンドが往復する回数が増えてくる!
いいね、暑苦しく爽快(笑)
基本的にバルトークのトロンボーン使用法は結構好きだったりします。
この曲、後半のリトルネロ(各曲に共通して現れる旋律のこと)を除けば横の動きはほとんど無くてリズムの組み合わせのみで曲を構成しています。メロディーもリズム要素の組み合わせと言っていいでしょう。こういうことができちゃうのもバルトークのバルトークたるところ。

第3曲は、民族的な性格がかなり残っているせいか色合いに同郷のコダーイを感じさせる部分もありますが、そこはやはりバルトーク。間に挟まれる合いの手の和音や短いフレーズにバルトークらしい粗暴ながらおどけた雰囲気がみられます。

第4曲で小休止があり、第5曲で終曲に向かって胎動を始めます。そして終曲、これまでのテーマが絡み合って終曲を彩ります。
この曲もリズムの刻みが非常に複雑で、指揮を振る方も演奏する方もとってもやっかい。しかも、先ほども書いたようにこの曲は各曲からのパーツの集合体と見れるのですが、これがただ演奏するだけじゃ数十秒ごとにブチブチこま切れになるつまらない音楽になってしまいます。ホント難儀ですなぁ。
しかしきちんと演奏すればこれが見事に繋がってくるんですね。これは、各曲のメロディーが狭い範囲を行ったり来たりするという部分で共通点があるところにも起因していそう(特に第1曲と第2曲は非常に狭い!)。こういうお膳立てが無いと、4分という短い尺でまとめきることは難しいでしょうね。

パーカッションとしては、シンバル・スネアの使用が最低限に抑えられているところに好感が持てます。
ティンパニとバスドラを主にまとめられているので、変に外側に散らばらなくて締まった印象になってます。いつ聴いてもバスドラおいしいなぁ。この曲やるならある意味ティンパニよりバスドラがやりたい(^^;)

しかしこの曲、アゴーギクがそこかしこにあってテンポ揺れまくり。曲名に反して踊れたもんじゃありません(笑)
「のだめカンタービレ」11巻、プラティニ国際指揮者コンクール(それにしてもこのマンガのコンクール名はふざけてる。笑)の本選で片平は相変わらず「飛んで」ましたが、よくそんな指揮が出来るよ。片平はおそらく普通の曲なら宙返りしながら振れます(笑)
しかしそんな「踊る」指揮者を見て思いました、「これはダンサーが踊るんじゃなくて演奏者が踊る曲なんだな」と。もちろん体で踊るわけじゃなくて、音楽でそれを表現するための曲。
それが出来た時、この曲自体に生命が生まれ踊り出すんだろうなぁ。そしてそれこそ会場までも。この曲で一度踊り狂いたいね(笑)
posted by ぽぽろんろん at 23:28 | 東京 ☀ | Comment(6) | TrackBack(0) | classical musics

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