2005年04月04日

E.サティを11弦アルトギターで♪

昨日はバカみたいに暖かかったですが、今日は一転寒かったですねぇ。
と、当たり障りのない世間話をしたところで。(^^ゞ

今回はアルトギター編曲版のサティ作品集です。

アルトギターサティ.jpg


アルトギターと言ってもギターアンサンブル用のアルトギターでは無く、バロックのリュート作品等に使われるものです。
アルトギターを使用することで、原曲(もちろんピアノ曲)よりも全体的に落ち着いた雰囲気となっています。
その一方で、撥弦楽器であるためにアタックのメリハリはピアノよりはっきりしているので、原曲とはまた違った印象を受けます。ピアノだとダンパーペダルを使用してどうしてもぼやけた印象になってしまうので(もちろんそれがいい味を出しているのですが)。
サティ初期の曲はピアノでの幻想的な雰囲気もピッタリなのですが、ギターならではの音質・残響にもよく合うんだな、その曲のまた違う魅力が出るんだな、と気付かせてくれます。
グノシェンヌ第1番での装飾音などがいい例です。ピアノだと重かったりうるさすぎたりすることがありますが、ギターの弦をはじくとこれがとてもしっくりときます。
ここで取り上げられている曲の中では、「グノシェンヌ」や「逃げ出させる歌」、「エジナールの前奏曲」あたりがオススメ♪

いくつかの曲は低く移調されているので原曲を聴き慣れているとたまに「あれっ」と思うこともありますが、落ち着いて聴くにもBGMとして何となく流すのにもピッタリな一枚です♪


posted by ぽぽろんろん at 22:18 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics

2005年03月31日

ピアノと打楽器の絶妙なハーモニー♪

これから仕事がだんだん忙しくなりそうなので、紹介ネタは上げられるときに上げてしまえ!ということで。

バルトーク「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」です。

2台ピアノ.jpg

2台のピアノ(奏者も2人)、それに2人のパーカッション奏者で構成されているこの曲。
ピアノと打楽器だけでもバルトークらしい質感が溢れててたまらない1品になっています。

1楽章ではうねりながら静と動・弱と強が繰り返されます。2楽章は静寂の楽章。3楽章は快活なアレグロ(って意味ダブってますね。笑)。怒濤のように曲が進んでいきます。

全曲に渡って言えますが、2台のピアノの絡み具合やそこにカッチリはまる打楽器が絶妙。
特にシロフォン(木琴)の使い方がとてつもなくうまい。
シロフォンって音が目立つからこういうアンサンブル作品じゃ扱いにくいと思いますが、違和感まるで無し。
シロフォンに限らず、皮・金属・木と色彩豊かな打楽器が2台のピアノの音に溶け込んで、4人だけでフルオーケストラと変わらないメリハリに仕上がっています。バルトークのオーケストレーション技術に脱帽。
そしてティンパニに負けない音量(というか音質ですね。音の芯が太い!だからpでもしっかり音が通る)をたたき出すピアニスト、アルゲリッチにはもっと脱帽(笑)。
これ買ったのも彼女が弾いていたからなのですが、正解でした♪
しかしこの曲、これだけ緻密に作られてると演奏する方は大変ですね(^^;)

このCD、ラヴェルの「マ・メール・ロワ」「スペイン狂詩曲」がカップリングされています。
元は2台ピアノのみの曲ですが、これにオケ版をもとに打楽器を付け加えています。
が、こちらの出来はちょっとビミョー(^^;)。打楽器が不自然な部分が…。特に「スペイン狂詩曲」。
やっぱりピアノだけで完成されている作品に楽器(それも他人が)付け加えちゃダメだよ〜(苦笑)
posted by ぽぽろんろん at 21:58 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | classical musics

2005年03月25日

サティの超メジャー(笑)バレエ音楽♪

サッカーまでにアップ間に合いたかったけどムリだった(^^ゞ

というわけで、サティのバレエ音楽「パラード」です。
一般の人にとってはサティと言えばジムノペディ・グノシェンヌなど初期の神秘的なピアノ作品を思い浮かべると思いますが、オーケストラ曲もそれなりに作っています(特に後期)。
パラードはその中ではおそらくいちばんメジャーな曲です(オケ版ジムノペディはドビュッシー編曲なので、意味合いが違います)。
「パラード」とは芝居などの路上宣伝パフォーマンスのことです。日本で言えばチンドン屋みたいなものでしょうか。

曲は、中期以降のピアノ曲の雰囲気をそのままオケに持って行った感じです。シンプルさの中に滑稽さがあります。
オーケストレーションは正直あまり上手くないのですが、その不器用な感じも滑稽さを増しています。
そこも含めてサティぽい雰囲気が出ているように思います。

さて、この曲をなぜ私が勧めるか?それはパーカッションが面白いから(笑)。
ティンパニ・スネア・バスドラムなど一般の楽器に加えて、ピストル・タイプライター・サイレン・空きビン・福引き器を楽器として使用しています。
ちなみに空きビンは音階を作る必要があります(苦笑)。10本くらいぶら下げたような記憶が。
現代音楽になるといろんな道具を楽器として使用するようになりますが、これはそのさきがけと言ってもいい「実験音楽」の1つとも言えると思います。

この曲を依頼したのも、実はディアギレフ(プルチネルラ見てね♪)です。
さらに、舞台装置はピカソ、台本がジャン・コクトー、振り付けがマシーンという超豪華なスタッフによって作られました。ホントすごいよこのメンツ(^^;
しかしこのバレエ、あまり評判はよくありませんでした。しかもそのことについてサティ自身反論しちゃったりしたあげく裁判沙汰にまでなったとか(苦笑)。

「パラード」を初めとして、サティのオケ曲には実はあまりいい演奏のCDというのが出ていません。私もハズレばかり引かされてパラード7枚持ってます(爆)。しかもまだ大満足の出来には出くわしていません。
パーカッショニストにとっては、サイレンがおとなしかったり空きビンがヴィブラフォンで代用されていたりすると悲しいですね。路上パフォーマンスの音楽をこじんまりと演奏されても…ねぇ?(笑)
面白かったのは写真のヤツくらいです。
Parade.jpg

でもこれ、正規編成じゃありません。ジャズの人がビッグバンドのような編成に組み替えています。弦より管・打楽器が目立つので「チンドン屋」風味が増しています(笑)。

普通のクラシックに飽きた方はぜひどうぞ(?)♪
posted by ぽぽろんろん at 23:01 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(1) | classical musics

2005年03月22日

ストラヴィンスキーは3大バレエ以外もいいっ♪その1

「その1」と書いたものの、「その2」を書くタイミングがあるかは分かりませんが(^^;)

というわけで、今回はストラヴィンスキーのバレエ音楽「プルチネルラ」をオススメです。

プルチネルラ.jpg

ストラヴィンスキーといえば3大バレエ音楽があまりに有名ですが、これも隠れた名曲です。
3大バレエ音楽の後、ストラヴィンスキーは新古典主義といってシンプルな構成の曲を書くようになりますが、これはその出発点です。
編成は室内楽サイズで、ティンパニどころかクラリネットさえありません。これにメゾソプラノ・テノール・バスの各独唱が加わります。
曲は18世紀の作曲家の作品を引用し、明快で親しみやすい内容になっています。それでも、管楽器(特に金管)の使われ方なんか聴くと「やはりストラヴィンスキー」という特徴がありますね。

全曲中でも秀逸なのは「2つの変奏付きガヴォット」。シンプルながら美しいメロディは「火の鳥」の「王女たちのロンド」に勝るとも劣りません♪
終曲に向かう3重唱と、快活な中に流れるようなメロディが織り込まれた終曲も好きな部分です♪

このバレエはロシア・バレエ団のディアギレフから依頼され、18世紀の作曲家の音楽を使うことについても彼の助言だったそうです(彼が勧めたのはペルゴレージという作曲家)。
この曲が生まれたのも彼のおかげということで感謝感謝です♪
この他にもディアギレフは様々な作曲家に様々なバレエを依頼しています。ストラヴィンスキーの3大バレエもそうですし、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」、ファリャ「三角帽子」などなど。
彼のおかげで20世紀初頭に優れたバレエ音楽が誕生しています。ありがたいことです^^;

「プルチネルラ」は演奏会用組曲にもまとめられていて世間一般的にはこちらの方がメジャーですが、声楽も加わる全曲版の方をオススメしたいです。


余談ですがこのCD、元はカップリングされているバレエ音楽「カルタ遊び」が欲しくて買ったのですが、すっかり「プルチネルラ」にハマってしまいました(苦笑)。
もちろん「カルタ遊び」も面白い曲ですよー。
posted by ぽぽろんろん at 21:14 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(1) | classical musics

2005年03月21日

おバカな楽譜だよ…。

本日gooRSSリーダーなるブログ検索ツールをインストール、「サティ」で引っかけてみました。
予想どおりほとんどは「SATY」の方だったわけですが(苦笑)、1つおもしろい記事にぶつかりました。

サティでは無いんですけどね。
シュトックハウゼンとかは「どう演奏したらいいか分からない」楽譜をよく書きますが、これは一応そのまま演奏可能だからなぁ…^^;
オタマジャクシの並びとふざけた指示の数々にぜひ笑って下さい。
個人的には1ページ目最下段3小節目上の

remove cattle from stage ←牛(の群れ)をステージからどかせ

が気になります。ステージの広さを教えて下さい(笑)

※リンク先をたどれば、楽譜とmidiデータがあります。
タグ:ネタ ピアノ
posted by ぽぽろんろん at 19:25 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(1) | classical musics

2005年03月18日

号外だよ! : 西村朗おめでたう♪

サントリー音楽賞に作曲家の西村朗さん (朝日新聞) goo ニュース

いやぁ、おめでとう!!( ^_^)∠※PAN!
( ^_^)//""ぱちぱちぱち〜

パーカッショニストだった(と書いたものの、やめたつもりはないけど)私にとって、西村朗と言えばやはり「ケチャ

ケチャ

大学時代に、Perc.みんなでボンゴやコンガを手やマラカスで叩きながら
「ツツチャツ ツチャツツ チャツツチャ ツツチャツ ツチャツツ チャツツチャ  チャ チャ チャ」
歌ってたなぁ(笑)。(分からない人には全く分からないネタですみません^^;)
チャイムとティンパニがうねりながら天空と大地を形作り、その中で4人の奏者がケチャを神に捧げる。
原始的なリズムの位相をずらして重ね合わせるだけでこんなワクワクするリズムになるというのは、音楽って不思議です。
この辺はミニマルの基本でもありますし、ライヒの作品なんかにも使われてますね。

余談ですが、実際のケチャって担当パートが世襲制で、代々同じリズムを引き継いでいくと聞いたことがあります。
つまんないリズム(10秒に1回しか「チャ」って言えないとか)の家に生まれてしまったらグレてしまうかも(苦笑)。

ということで、今後も西村氏には意欲的な活動を期待します♪


とりあえず、仕事中にコソコソとこれ書いてたことはナイショということで(爆)。
posted by ぽぽろんろん at 11:24 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | classical musics

2005年03月14日

スタートです♪

う〜む、ものぐさな私がブログなんて始めるなんて思わなかったなぁ。
少し前までは、ブログって新種のモビルスーツだと思ってたもんなぁ。

とりあえず、あんまりムリしても長続きしないんで、気の向くままの〜んびりとその日思ったこととか自分のオススメとかを上げていこうと思います。

とりあえず、あいさつ代わりにこの1枚♪
E.サティの「ヴェクサシオン」です。

vexation.jpg

いつだったかトリビアでもやりましたね〜。ピアノで同じメロディを840回弾き続ける「あれ」です。
このCDはとりあえず40回やってますので、フルにやるなら21枚組。丸一日かかります。
「ヴェクサシオン(嫌がらせ)」のタイトルはダテじゃない(^^;)
正直これ1枚で充分おなかいっぱいですよ(苦笑)。
物好きな方はぜひどうぞ♪

では、おやすみなさ〜い♪
posted by ぽぽろんろん at 23:21 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics

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