2007年05月27日

ぽぽろんろん式「音楽の作り方」

先週演奏会が終わって来週は次の定期演奏会曲目の初見大会です。
曲目は「フィンランディア」・「くるみ割り人形」組曲・「ベートーヴェン交響曲第5番」(いわゆる「運命」)。くるみ割り以外はもう経験済み、そしてくるみ割りはそれほどパーカッションがおいしくない印象(「トレパーク」のタンバリンくらい?)。なので、極言すれば全くワクワクしません(ぉぃ
ただまぁ今回の演奏会は個人的に大失敗だった訳で、知ってる曲ばかりなのはちょうどいいのかもしれません。今度はきっちりと仕上げたい。

で、初見大会に向けて何をやるかっていうことなんですけど、皆さんはどういう準備をしてるんでしょう?
とりあえず自分の場合について、備忘録も兼ねてだらだら書きたいと思います。
以下はティンパニの場合について書いてますが、他の楽器でも流れは一緒です。


■1.曲を聴く。
とりあえず、パート譜片手にCDを聴きます。出来れば複数。1つも無かったら買ってきますが、とりあえず今回は出費0円。ベートーヴェンは後で買うかも分からんけど。
「もう今さら聴かんでも知っとるわい!」って場合、ここはスキップ可。

■2.全ての音を「出したい」か「出さない」で分ける。
聴いたCDや自分の主観をもとに振り分け作業を行います。
ポイントその1。音量は関係なし
ffだろうとppだろうと、自分の音が聞こえて欲しいと感じたら「出したい」、そうでなければ「出さない」に振り分けます。
ポイントその2。何が何でも振り分けます
例えば、「mfだから、出したいとか出さないとかじゃなくそこそこの音量を出してればいいよね」、という考えは無しです。自分の中で、その音を出したいか?聞こえた方がいいか?というところを必ず決めます。自分の曲作りはここを意識するところから始めます。
大概、「出したい」ところってパターンが決まってます。例えば
・ソロのメロディ
・対旋律
・上の2つでは無いけど自分だけ何か違うことをしてる。
・メロディの合いの手
・同じリズムパターンが続いた最後の1回。
みたいに。

練習でそれを指揮者にあっさりひっくり返されたらそれはそれでよし。まずは指揮者や他の団員に「自分はここは聴かせたい」ってのをアピールすることが目的なので。

■3.全ての音量をもうちょい細かに分ける。
「前項目で『出したい』に設定したpの音」=「前項目で『出さない』に設定したmfの音」くらいのイメージで音量を設定します。
全体のダイナミクスレンジを「『出さない』に設定したpp(曲によってはppp)の音」〜「『出したい』に設定したff(曲によってはfff)の音」に合わせます。
なので、音量的には当然「最大がfffの曲でのf」<「最大がffの曲でのf」になります。例えば、fff乱発チャイコの曲でfを見たらまずはmfに脳内変換しますよね(笑)

ここで設定する最大の音量ってのは基本的に1ヶ所しか使いません。自分の中で曲全体のクライマックスを1点決定します。あっても最大2ヶ所。3ヶ所以上はあり得ない。
私の場合、その1・2ヶ所で出し切ろうとするので、よく先生に「それは大きすぎ」と笑われます(爆)

あと、クレッシェンドの形とかまで決められればなお良し。

■4.マレットを決める。
これはパーカッションのメリットですね。マレットを持ち替えられるので、音質の設定がし易いです。
マレット持ち替えだけでフォームを全く変えずに全て演奏出来れば理想ですが、そんなことはさすがに無理なので(笑)、マレットで音質、マレットをヘッドから持ち上げる高さで音量を決めます。
弦や管の皆さんは弓とか呼吸器官とか(笑)取り替えないのに音色をいろいろ変えていて偉いと思います。
ただ、そういう意味では音色への気の配り方が管弦より楽なので、その分指揮に集中しやすく、オケの土台を作りやすいってことはあると思います。


まずはこんなもんかな?
ぶっちゃけ、とっても機械作業です。「芸術なんだから感情が大事」とか言う人もいるでしょうけど、訴えたい点を考えずにただ「歌いたい」「気持ちを込めて」とかいうのは私としては論外。ほとんどの場合、そんなのはくどくてたるい音楽になるだけです。
もちろん、直感的にツボを押さえた演奏を出来る人もいると思いますけどね。私はバカですから、上みたいに考えないと作れないです。

あとは、初見をやってみて指揮者からの指摘事項や自分で気付いた点をメモっておいて次回までに対策を考えます。例えば上記3.で設定した音量なんて絶対にズレがあるし。そして次の練習でそれを試す。
2回目の練習でも何回か試行錯誤出来れば、これで自分のやりたい音楽が8〜9割方固まります。
なので、技術的問題を除いては2ヶ月(各曲練習2回ずつ)あればかなり出来上がっちゃうよね、ってのが個人的な考え(うわぁ〜、自分で自分の首締めてんなぁ…)。

Sフィルはまだ「やりたいこと」を見せてくれる人が少ないのでなかなかペースに乗れないんですよねぇ。潜在的な力はあるはずなのに。
音量や音質について全部Y先生の指示待ちだったらそりゃ時間かかる、っていうか絶対に足りない。うちは練習少ないんだし。もっといろんな曲をやりたいんだったらそろそろSフィルも音楽に積極的になんなきゃ。そうじゃないんだったら今の練習でも構いませんけどねー。


さぁて、これで来週の練習にプレッシャーがかかりまくりだぞ。つーか、実際は上のようにいろいろ考えはするものの練習終わると後悔ばっかりだからねぇ…
Sフィルの人が誰もこのエントリーを読みませんよーに(それは無い
posted by ぽぽろんろん at 00:58 | 東京 ☀ | Comment(5) | TrackBack(0) | classical musics

2007年05月25日

YouTubeでハイフェッツを見よう♪聴こう♪

ヤッシャ・ハイフェッツをご存じでしょうか?
分からない方は簡単な資料として◇Wikipediaをどうぞ。ヴァイオリンをやっていたらその名を知らぬ人はいない、不世出の大ヴァイオリニストです。ヴァイオリンをやっていなくても、クラシック好きならば一度は耳にするor目にする名前ですね。

で、ここで「ハイフェッツってここが凄いんだ!」って毎度の駄文を連ねてもいいのですが、またここで動画の出番です(笑)
せっかくお手軽に聴いて貰えるツールがあるのですから、これは有効利用しちゃいましょう♪

これから紹介する動画ではハイフェッツの変態的な(笑)テクニックを存分に見ることが出来ますが、ただ曲芸的な部分だけじゃなく、例えばピンと張った絹糸のようなツヤのある高音のpとか、重音やオクターヴやハーモニクスの美しさとか、全然崩れない音程とか、右腕の力の抜け方とか、そういうのまで見て聴いて貰えると嬉しいです。

ではでは、まずは有名なパガニーニ「24のカプリース」から第24番を。



昔の録音だってのにこの音の美しさはどうよ。特にハーモニクスは鳥肌もんですよ。

続いて、これまた有名なJ.S.バッハシャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番BWV1004より)を。
晩年の演奏ですね。カラー映像のハイフェッツって貴重かも?
それにしてもなんてかっこいい立ち姿のおじいちゃんなんだ。惚れるぜ(笑)

その1。ぶっつりと切れるのでご注意を(笑)


その2。


これは嬉しいことに別演奏もあります。下のリンクはもっと若い頃のもの。こういう聴き比べが出来るのもクラシックの嬉しいところ。ただこれは「動画」じゃないのが残念なのですが…。

その1。
◇Jascha Heifetz plays Bach Chaconne (part 1) - YouTube

その2。
◇Jascha Heifetz plays Bach Chaconne (part 2) - YouTube

どちらも名曲ではありますが特にバッハの方はクラシックに馴染みが無い人にはちょっと長め。なので演奏によっては結構眠かったりします。でも、この動画を見ている限りはそんなこと無いんじゃないかなぁと思っています。皆さんは…どうだったでしょうか?

パーカッショニストの私としては、どうしても右手に注目が行ってしまいます。
先程も書いた「力の抜けた弓捌き」ってのがパーカッションのバチ捌きにも共通するところがあるのです。
ピアノなんかでもそうですが、いい音を出すためには力を抜いて(というより必要最小限の力だけを使って)腕の重みを弦やヘッド等の振動体に伝える必要があります。力任せにグイッと力を加えても逆効果なんですよね。かえって振動を止めちゃって音が鳴らなくなってしまいます(ピアノはちょっと違いますが)。
で、上の映像を思い出して欲しいのですが(覚えてなかったら見直すのだ。笑)、右の指〜手首〜肘〜腕の脱力加減がもう惚れ惚れなんですよね〜。もちろん一流の奏者は総じてそうなんですけど、この場合その音とも相まってウットリなんですよぉ〜。
小さい頃は「利き手じゃない左手の方を細かく動かすより、左右逆の方がいいんじゃない?」とか思っていましたが、こういうのを見ると右手で弓を持つ意味が分かりますね。音の本質は右腕のコントロールにあるのですよ。

…あ、結局駄文を連ねちゃってる(^^;)
とにかくですね、例えばサッカーのスーパーゴール集とか見るとサッカーやってなくても「すげー」「かっこいい」って感じると思うんですよ。それと同様に、スーパー演奏(笑)を聴いても「すげー」「かっこいい」ってなると思うんです。
そんな訳で、これきっかけで少しでもクラシックに興味を持ってくれる人がいたらいいな〜。
posted by ぽぽろんろん at 00:28 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | classical musics

2007年05月13日

パーカッショニストならこれを聴け♪外山雄三「管弦楽のためのラプソディ」

日本でのオーケストラの歴史っていうと明治以降になるかと思います。
その頃はもう西洋音楽ではティンパニだけでなくいろいろな打楽器が使われるようになってきています。ベートーヴェンの交響曲第9番(いわゆる第九)第4楽章でバスドラム・シンバル・トライアングルが使用されているのがオーケストラにおけるティンパニ以外の打楽器黎明期の有名な例ですが、これの初演が1824年。もちろん黒船来航より前ですね。これ以降、ロマン派に入って様々な打楽器が使用されるようになりました。
なので、邦人作曲家が管弦楽法を学び始めた時にはもう普通にいろんな打楽器があったので、彼らが作った曲にも打楽器が積極的に使われています。そしてこれまた当然というか、日本古来の打楽器を用いた曲も数多くある訳で。
その代表曲と言っていいのが、今回ご紹介する外山雄三の「管弦楽のためのラプソディ」です。

外山雄三というと、指揮者としての知名度がかなりあると思うのですが、作曲もかなり積極的にこなしていまして、この曲はその代表曲の筆頭です(というか、うちには外山氏のCDはこれしか無い^^;)。

序奏はまず、拍子木が一定のリズムを刻むソリから始まります。そして鈴(りん。“チーン”と鳴らす仏具。仏壇にあったりしますね。ただ、ここでは音が低いし磬子(けいす)かも?)が加わり太鼓(締太鼓?ピッチはかなり高め)が後を受け、主部に繋がります。
曲自体は、日本民謡メドレーって言っちゃうのがいちばん簡単かな?
トランペットと木管でメロディのかけ合いを行う「あんたがたどこさ」から始まり、その対旋律として「ソーラン節」が加わり、その後は「炭坑節」(月が〜出た出〜た〜月が〜出た〜よいよい♪)が続きます。
その後はフルートとコントラバスが「串本節」を軽快に奏でます。ここは伴奏のピチカートもおいしいですね。
これが終わると曲は一気に静まりかえりテンポも落ちます。鈴(すず。“シャンシャン”って鳴る方ね)の音に導かれて「信濃追分」がフルートソロにより雅に演奏されるのですが、ここはこの曲唯一のゆったりした聴かせどころ。今までノリノリのテンポに興奮してきた心を一気にリラックスさせフルートの音色に身を委ねませう(笑)
この静寂は突然の拍子木により破られ、「ハッ!」のかけ声と共に太鼓とチャンチキが威勢良くソロを叩き、最後の「八木節」が始まります。
ここはまず最初の節がポイント。tutti(全奏)で
「ミ♭ファーーーーラ♭シ♭↑ドミ♭っドミ♭ファーーーーーーーー」
と上のFの音で伸ばしているところに入るハープグリッサンド!とってもベタですが(こら)、これがとっても気持ちいいっ!「クライマックスがやってきたぜ!」っていう気分にさせてくれます。
その後はもう最後まで怒濤のように八木節が演奏されて終わります。それにしてもやっぱり八木節はテンション上がりますね〜(笑)

一応ティンパニとかも使われてはいるものの、この曲ではめっちゃ影が薄く(笑)あくまでも和楽器が主役となっています。オーケストラを普段聴いていない人でも気軽に聴けるように工夫して仕上げられていると思いますです、はい。

うちにあるCDはこちら。

日本管弦楽名曲集
沼尻竜典/東京都交響楽団
外山雄三:管弦楽のためのラプソディ

近衛秀麿(編):越天楽、
伊福部昭:日本狂詩曲、
芥川也寸志:交響管弦楽のための音楽、
小山清茂:管弦楽のための木挽歌、
吉松隆:朱鷺によせる哀歌


もう一枚、岩城宏之/N響のものもありますが、沼尻/都響のものに比べるとアグレッシブではあるものの雑な面も目立ちます。
そして何より八木節直前の「ハッ!」が無いっ!なめんな!(笑)ってのは言い過ぎかも知れませんが、パーカッショニストにとってこのかけ声が無いのはもう肩すかしもいいところですって。
八木節での太鼓の合いの手も都響の方がメリハリが利いてていいです。
ただ、ハープのグリッサンドはN響版の方がハッキリ入っていて気持ちがいいかもね。
あと、序奏での鈴がN響版ではもっとアタック音が強くて鐘っぽいですね。鉦なのかしら?ここら辺はスコアを見てみたいな。

このCDには他にも伊福部や芥川も入っていて楽しいです。気になった方はどーぞー。



過去の「パーカッショニストならこれを聴け」エントリーです♪
◇パーカッショニストならこれを聴け♪ベルリオーズ「幻想交響曲」
◇パーカッショニストならこれを聴け♪ベートーヴェン交響曲第5番ハ短調
◇パーカッショニストならこれを聴け♪ハーティ版「水上の音楽」
◇パーカッショニストならこれを聴け♪ニールセン交響曲第4番「不滅」
タグ:Perc 外山雄三
posted by ぽぽろんろん at 22:45 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | classical musics

2007年05月09日

標題無くてもぜひ聴いて♪ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ第32番ハ短調」

いやぁ、ほ〜〜んと久しぶりのクラシックエントリーだわ(^^;)
実際この1ヶ月以上、ほとんどクラシックを聴いていなかったしねぇ。
ま、そんなバイオリズムの時もありますよね〜、ってことで。


では本題。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタっていうと、やっぱり標題あるいは通称が付いているものが有名ですよね。
「悲愴」(第8番ハ短調)と「月光」(第14番嬰ハ短調)がその双璧かな?
※ちなみに前者は作曲者が付けた標題、後者は後に付けられた通称です。
で、今回のピアノ・ソナタ第32番ですが、一般的な知名度は上記2つに比べればずっと落ちるものの名曲ですのでぜひ聴いて欲しいのです♪

この曲は通常のソナタとは違って2楽章構成。
第1楽章は、雷に打たれたようなドラマチックな入り方をする序奏から始まります。この辺りは「悲愴」第1楽章の出だしを思わせる部分もありますね(同じハ短調だからかもしれませんが)。
その後は、「ドッミ♭ッ↓シー」という不安を感じさせる動機とそれに続く「ソーファーミ♭ーレーミ♭ファミ♭レド」というパッセージ(特に「ミ♭ファミ♭レ」部分の16分音符)を中心に音楽が繰り広げられます。
これがすんごいかっこいいのよ!
特に、右手の16分音符が空中を駆けめぐる中、和声の階段をオクターヴで上ってくる左手が鳥肌もの。
逆に、16分音符が左手で地を這うようにうごめく上を右手が「ドッミ♭ッ↓シー」の動機を基に跳躍する部分ももちろんあってこれまたいいっ!
上に挙げた2つの動機でこの楽章のメイン部分をほとんど作り上げてるんですが、こういうのは交響曲第5番第1楽章なんかを連想してしまいます。あるいはずーーっと遡ってバッハとかね。ある意味これはもう立派な建築物ですよ、うん。そしてバッハより情熱的。

第2楽章は、15分以上に及ぶ長大な変奏曲。
テーマは最初静かに奏でられますが、だんだんと付点のリズムが顕著になりエネルギーがどんどんと沸いてきます。このリズムはしつこいくらいに繰り返されて熱を帯び頭に染み付いて、「これはもはやロックじゃないか?」と思ってしまったくらい(笑)
やがてその熱もだんだんと冷め、高音のトリルの中に消えていき、静かに幕を閉じます。

この曲は、「のだめ」第17巻で千秋父の演奏会のメインに据えられていました。そこを見て「おっ?」と思ったのですが、特に具体的な演奏シーンは登場せずに終わってしまったのでちょっと残念でした。
それ以外に、この曲は「神童」でも取り上げられています。耳が聞こえなくなってしまう直前の成瀬うたにワオが演奏したのがこの曲。うたが「陽が沈む間際に空が七色にかわっていく」感じがすると形容した第2楽章。うたの耳はワオの演奏にそれを感じ、そして夕陽が沈むのと同時に耳も閉じられてしまう…。
この曲を作った時既に耳が聞こえなくなっていたベートーヴェンともそれは重なり、何とも言えない切なさを感じます。私がこのマンガでいちばん好きなシーンと言ってもいいかもしれないです。


うちにあるのは内田光子の演奏。

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番&第31番&第32番
内田光子(Pf)

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調、
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調、
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調
◇このアイテムの詳細を見る


これはオススメですよ♪
指先まで神経が行き届いた繊細な音。もちろんそれだけじゃなく力強さも兼ね備えています。
第32番第2楽章冒頭や最後の透明感なんかはもうたまらん。
第30番の演奏も表情の付け方が好きだなぁ〜。
日本にこういうピアニストがいるというのはとっても嬉しいことだと思うのです。


てな訳で、「ベトベンのピアノ・ソナタ、有名どころは聴いたけど他は何を聴いたらいいんだろう?」という人はぜひ第32番を聴いて下さい!
絶対に損はしませんよ〜。



当小屋のベートーヴェン関連エントリーです。
◇ドラマ「のだめカンタービレ」最終話で見せたかったものは…(交響曲第7番イ長調)
◇パーカッショニストならこれを聴け♪ベートーヴェン交響曲第5番ハ短調

こちらは「神童」のエントリー。
◇「神童」で一しずくの歌に耳を傾けよう
posted by ぽぽろんろん at 23:01 | 東京 ☀ | Comment(3) | TrackBack(0) | classical musics

2007年03月31日

「L25」CM曲の隠されたメッセージ?

いやぁ〜、やっと3月の出張攻勢が終わりました。
昨日、最終日の大阪は疲れがたまって集中力が切れたのかチョンボ連発でしたけどね(苦笑)でも大事に至らなくて助かりました。
来月は8日にまた客先作業があるもののそれくらいだし、ちょっとは落ち着けそうです。ブログの更新頻度もまた戻せそうかな。


さてさて。今日の本題。◇L25のCMです。
L25は「女子力を上げよう!」というテーマの情報系フリーペーパーみたいですね(中身見たこと無いから実態は知らん)。
で、そのCM。ショートコント的なエピソードのオチで必ず流れているのがサティの「官僚的なソナチネ」なんです。
L25でピンと来ていない人は、◇CMギャラリーをご参照あれ。

で、サティを知らなくてもCMを見て「あれ?どこかで聴いたことあるような?」という印象を持った人もいるかもしれません。
それもそのはず、この曲はクレメンティソナチネOp.36-No.1をパロった曲なんです。

今も昔も国内外問わずこの曲はピアノの練習曲として定番のようです(もちろん私も経験者)。あまりに定番なので「はいはい、ブルグミュラーが終わったらこの辺やらせりゃいいでしょ」と形式的に考えていた先生もいた(あるいは、いる)かもしれませんね。
少なくともあちこちのピアノ教室で腐るほどこの曲が流れ続けてきたことは確かです。
そんなこの曲が「そういうもんだから」とまるでルーチンワークのように形式的にあちこちで繰り広げられているのを“官僚的”と名付けるところにサティの皮肉屋としての一面が顔を覗かせているかと思います。そしてそういうところが大好きな私です(笑)
同様の趣旨のものとしては、サン=サーンス「動物の謝肉祭」でハノン的な音階運動に明け暮れる「ピアニスト」が挙げられるかな?ドビュッシー「子供の領分」より「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」もクレメンティの練習曲集「グラドゥス・アド・パルナッスム」を引用して、これを嫌々練習する子供を表現してます。

…はい、ぜーんぶフランス人ですね(笑)
こういうのが「エスプリ」なのかしらもしかして。


さてさて、話をサティに戻さなきゃ。
「官僚的なソナチネ」は元ネタのクレメンティと同様の3楽章構成。そしてその各楽章は元ネタの対応する楽章をそれぞれパロっています。こういう忠実ななぞり方も官僚的と言えるかもしれません。この徹底的な皮肉り方には惚れ惚れ(笑)
内容はとってもシンプルにまとめられています。そして元ネタを知らない人が聴いても非常に聴きやすく仕上がっていますね。クレメンティをなぞっているようでその和声の進行にはサティらしい奇抜さもそこかしこに。ジムノペディなんかに比べれば知名度は格段に落ちますが隠れた名品と言えるでしょう。

そしてこの曲には楽譜のあちこちに音楽的な指示として役人の一日が物語的に書き込まれています。これはサティの中期以降の作品にはよく見られる形式です。
こちらのページにその物語がまとめられています。一緒にMIDIファイルも置かれているのでぜひ見てみて下さーい。
↓↓↓↓
◇快楽原則 - 「官僚的なソナチネ」:エリック・サティ

上のリンク先読むとね、なぁんか社会人って今も昔も考えてることはあんまり変わらないかも?
特に第2楽章なんて、こんなこと考えてる人は今でも沢山いると思われます。私も似たようなことをたまに思ったり(苦笑)

うちにあるCDでいちばん勧めやすいのはロジェのものです。

3つのジムノペディ〜サティ・ピアノ作品集
ロジェ(Pf)

3つのジムノペディ、ジュ・トゥ・ヴ、
4つのしまりのない前奏曲(犬のための)、あやなす前奏曲、
4番目の夜想曲、古い金貨と古い鎧、ひからびた胎児
6つのグノシエンヌ、官僚的なソナチネ、ピカデリー
◇このアイテムの詳細を見る


演奏にクセが無いので素直に聴けるかと。チッコリーニの演奏も面白いのですが、特に第3楽章のテンポをかなり弄くっているので好き嫌いが分かれそうな気がします。


ちなみに、元ネタのクレメンティは例えばこちら。(※全てYouTube動画です)

■第1楽章
◇YouTube - Suzuki 10-Piano Concert 2000 - Sonatina Op. 36 No. 1 Allegro
…この動画の発表会形式凄いっすね。ちょっと、いや、かなりビックリした(^^;)
生徒数が多すぎて発表会の時間が足りないのでしょうか?絶対1人で演奏した方がいいと思うのですが…

■第2楽章
◇YouTube - Clementi Sonatina Op36 No1 Movement II
…5歳だってさ(^^;)
上手いな。
指はやっぱりたどたどしいところもあるけど、ここまでしっかり弾けるなんて(しかも暗譜!)本当にピアノが、音楽が好きなんだねぇ〜。そしていい音してますよ。ちくしょーやられたぜ。

■第3楽章
◇YouTube - Clementi Sonatine Op. 36, #1 third
…なぜか連弾にアレンジされてます。そのせいで軽やかな第3楽章のはずなのに音が分厚くてめっちゃ重く聞こえてしまいます。最悪のアレンジ
はっきり言ってこの女の子、ソロで弾ける力量が充分あるように聞こえますが?

…えーと、日本のピアノ教育事情の暗黒面を垣間見てしまいました(ーー;)
第1・3楽章の発表会、生徒の個性を発揮させないこの形式は何だろう。
そして第2楽章、指の形とかは基本から外れていますがそれでもこの中で飛び抜けて生き生きしているのは何でだろう。
確かに第1・3楽章のような発表会でもいい思い出はそれなりに残るかもしれません。演奏者の身内もまぁ喜んでくれるでしょう。そして発表会なんて結局身内相手のものなのかもしれません(少なくとも日本では)。
でもそれじゃ例えばこうやって第三者である私が見た時にとっても寂しくなる訳ですよ。自分が表現したいことを伝えられると音楽はもっと面白いよと教えてあげたくなる訳ですよ。第2楽章の男の子、楽しそうじゃん。

ピアノ発表会って、「年に1回くらい身内の前で発表させとけばいいよね」みたいな形式的な部分が多少はありますよね(上の動画は多少どころじゃないと思ってるけど)。そう考えると日本のピアノ教育界はみ〜んなサティが90年前に皮肉っていることになるのかもしれません。
頑張ろうぜ、日本のピアノ教育。って偉そうに言ってみた(^^;)


…あ、タイトルの話を終わらせてなかった(YouTubeにショックで本気で忘れてた…
要は「ルーチンワークみたいな生活、形式的なだけの生活をL25で変えてみてね♪」ってことを「官僚的なソナチネ」を使って伝えているのでしょうか?ってのは考えすぎですかね(苦笑)

そうなると、ソフトバンクがプロコフィエフに拘っている(Wホワイトは「ピョートルと狼」ですよね)のも何か意味があるのかなぁ?
posted by ぽぽろんろん at 23:46 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics

2007年02月12日

昔懐かしピアノ曲。

先日Amazonに注文していたCDが今日届きました♪

ピアノ発表会名曲集ベスト
C.エッシェンバッハ、J.ヤンドー、J.C.ペンティエ、T.ヴァーシャーリ、デュオ・ガネビ(Pf)

(曲目はこのエントリー最後の方に)
◇このアイテムの詳細を見る


私にとってピアノの発表会っていうのは、自分がこの日のために練習してきた曲をガチガチに緊張しながら聴かせる場でした(笑)
でもそれ以外に、他の人が練習してきた曲をわくわくしながら聴く場でもありました。○○くんや△△さんはどんな曲を弾くんだろう?とか。
そしてそんな中、たま〜に「この曲いいな!弾きたい!」という曲に出会います。私にとってそれがエステン(あるいはオースティン)「人形の夢と目覚め」だったんです。

この曲、子供のピアノ発表会の曲としては定番中の定番と言ってもいいと思います。「人形の子守歌」「人形の夢」「人形の踊り」の3部分が切れ目無く流れる小曲で、曲調も親しみやすくメルヘンに満ち溢れています。
私はこの中の「人形の夢」部分に完全に心を奪われてしまったのです♪
この部分は曲の中でもポピュラー音楽に近い雰囲気なんですよね。ベースラインに特にその傾向が強くて、それまで自分が知っていたピアノ曲って言ったらドミソ・ドファラ・シレソの健全な和音しか無かったのに、この曲を聴いて「こんなピアノ曲もあるのか!いいっ!弾きたい!」って思ったんです。
いちばんの衝撃だったのがハ長調でのConEのコード。ドミソの和音なんだけど、ベースがミの音なのであまり落ち着いた感じがせずに次のコードに移りやすい浮遊力というか推進力があるんです。
もちろんクラシックだってこの和音は腐るほど使われていますけど、こんなに分かり易く私に見せてくれたのはこの曲が初めてで、当時は理屈なんて分からなかったけど「何かウキウキする♪」って思ってました。
んで、家に帰ってその和音をポロンと弾いてみて「へぇ〜〜、すげーーっ」って独りで感心してました(笑)

結局、私に「人形の夢と目覚め」を発表会で弾く機会はありませんでした。
まぁ、先生にしてみりゃこの曲は女の子に弾かせたいと思うのが普通でしょう(^^;)

最近、ふと「そういやちゃんとした演奏って聴いたことないよなぁ〜」とアマゾンをかき分け冒頭のCDに辿り着いた訳です。
このCDには他にも、ピアノを習っていた人なら「懐かしい〜」というような曲がたくさん並んでいます。

1. アラベスク(ブルグミュラー)
2. やさしい花(同)
3. 貴婦人の乗馬(同)
4. ウィンナー・マーチ(ツェルニー)
5. 金の星(ストリーボッグ)
6. 紡ぎ歌(エルメンライヒ)
7. クシコス・ポスト(ネッケ)
8. 人形の夢と目覚め(エステン)
9. アルプスの夕映え(同)
10. エリーゼのために(ベートーヴェン)
11. トルコ行進曲(モーツァルト)
12. 花の歌(ランゲ)
13. 乙女の祈り(バダジェフスカ)
14. 子犬のワルツ(ショパン)
15. 調子の良い鍛冶屋(ヘンデル)
16. ワルツ(デュラン)
17. 銀波(ワイマン)
18. トルコ行進曲(ベートーヴェン)
19. メヌエット ト長調(J.S.バッハ)
20. 華麗なる大円舞曲(ショパン)

これの「クシコス・ポスト」は何気に名演だと思いました。こんなかっこいい曲だったのか。
「花の歌」「乙女の祈り」なんかも久し振りに聴きましたが、やっぱりいい曲ですね。
こういうのをちゃんとしたピアニストが弾いてくれているCDがあるのは嬉しいな。
何せブルグミュラーまで入っているなんてねぇ〜(笑)アラベスクには当時どれだけ苦労したことか…。

ピアノの先生とかお子さんにピアノを習わせている親御さんのために〜、とAmazonでは宣伝していますが、ピアノ経験者が「あ〜、昔こんなん弾いたっけなぁ」と脳内タイムスリップするのにもいいと思いますよ〜。
posted by ぽぽろんろん at 20:03 | 東京 ☀ | Comment(8) | TrackBack(0) | classical musics

2007年02月11日

ローゼン、いいね♪

つーことで今日はリヒャルト・シュトラウスの歌劇「ばらの騎士(ローゼンカバリエ)」をご紹介〜♪
◇相鉄ローゼンとか◇ローゼンメイデンとか、あるいは◇麻生太郎の話を期待していた方、ごめんなさい(笑)

先月の◇オーケストラバトンでちらっと触れたこともあって、今日はこの曲を聴いておりました。

やっぱりいいですなぁ〜、これ。
序奏からもうかっこいいのよね。
出だしから吠えまくりのホルン、そしてうねうねとメロディを奏でるヴァイオリン。
華麗で濃密なリヒャルトのオーケストレーションをいきなり存分に楽しめます。
中盤で登場するワルツもとっても華やかで、聴いている方はもううっとりしてしまいます♪
打楽器もてんこ盛りで、ティンパニ・シンバル・バスドラ・スネア・トライアングルの他にもタンバリン・グロッケン・そしてラチェットもギャリギャリギャリと大活躍。
リヒャルトのグロッケンはおいしいですね〜。ソロが多いとかいう訳じゃ無いですが、リヒャルトの曲のキラキラな彩りには欠かせない楽器だと思っています。この曲でも使い方が上手いですね。聴いても弾いても楽しくなります♪いえ、弾いたことは無いですが(ぉぃ
うちにあるのは、プレヴィン/ウィーン・フィルの演奏。

R. Strauss: Der Rosenkavalier/Four Symphonic Interludes/Introduction And Moonlight Music/Salomes Tanz
プレヴィン/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」組曲

歌劇「インテルメッツォ」による4つの交響的間奏曲、
歌劇「カプリッチョ」より「序奏と月光の音楽」、
楽劇「サロメ」より「7つのヴェールの踊り」
◇このアイテムの詳細を見る
※輸入盤です


この「ばらの騎士」というオペラはワルツが沢山登場します。なので、上に挙げた組曲の他にワルツを集めたワルツ集も存在します。うちにあるのはこちら〜。

R・シュトラウス:ドン・ファン/ティル・オイレンシュピーゲル/ばらの騎士ワルツ
ヨッフム/バンベルク交響楽団

R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」、
楽劇「ばらの騎士」第1幕のワルツ、第2幕のワルツ、第3幕のワルツ
交響詩「ドン・ファン」
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この2つの演奏では、やはり本場のウィーン・フィルの方が音の華麗さ、重厚さという点で軍配が上がりますね。
ウィーン・フィルって上手いねぇ(何を今さら
ヨッフムの方は、バランスが危なっかしいところがあったりするのですが、アタックを強調して躍動感を出している印象。こちらも面白い演奏です。ただ、ウィーン・フィルの方が正統的に仕上げているという感じ。

この「ばらの騎士」は、リヒャルトの卓越したオーケストレーションを気楽に楽しめる曲だと思います(「英雄の生涯」なんか、聴いてると結構疲れる…)。
ということで「派手なリヒャルトが気軽に聴きたい!」という人にはオススメしますです♪


明日はいきなり仕事を入れられてしまった。しかも9時〜21時というちょっとした長丁場。連休の真ん中だというのに…。
まぁ、テキトーにこなしますか(ぉぃ
posted by ぽぽろんろん at 00:35 | 東京 ☁ | Comment(6) | TrackBack(0) | classical musics

2007年01月24日

『オーケストラバトン』

某所にてみゆみゆ♪さんから頂きました。
ちょっと前から取り組んでいたのですが、いろいろ悩んで時間がかかってしまいました〜。
(^^ゞ

てなわけでさっそく行ってみませう♪


■Q1.先ずお名前をどうぞ!
ぽぽろんろん。

■Q2.所属されてる楽団を差し支えなければ・・・
Sフィルです。
今のところここでこれ以上バラすつもりはありませんが、次の演奏会近くになったら告知ついでにバラすことになると思います。

■Q3.所属歴はどれくらいですか?またどれくらいでしたか?
1年ちょっと。
その前は大学オケにまで遡ります。

■Q4.楽器は何を担当していましたか?
パーカッションです。
中学の時だけはユーフォ(笑)

■Q5.その楽器はオケに入る前からやってたものですか?
もしやってたら年数もどうぞ♪

高校の吹奏楽部時代からパーカッションでした。
社会人になってしばらく中断していたので、楽器に触れていた年数は11年くらいかな。

ユーフォは基本的に中学3年間のみ。
でも、高3のアンサンブルコンテストはパーカッションアンサンブルだけじゃなく金管アンサンブルにもユーフォで出ました(笑)

■Q6.初めて演奏した曲はなんですか?
オケだと、大学1年春の定演での「都ぞ弥生」のサスペンデッドシンバルです。
うちの大学の定演はこの「都ぞ弥生」のシンバルから始まるのです。超緊張。
出来は覚えちゃいませんが、まぁ大学入って3ヵ月ですから推して知るべし。

吹奏楽のパーカッションだと、定期演奏会でのドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」
トライアングルだったっけ?(うろ覚え…)
初心者にはハードな曲でした(苦笑)

ちなみにユーフォで最初に合奏したのは、当時うちの中1が必ず最初にやらされていた「バラの謝肉祭」(オリヴァドーティ)だったかと。

■Q7.バックオーケストラやオペラの伴奏などやってみたいですか?またどんな曲をやってみたいですか?
オペラ、やってみたいですねぇ♪
リヒャルトの「バラの騎士」とか♪

■Q8.一番思い入れのある曲とその思い出を語ってください♪
大学オケの卒業演奏会でのブルックナー:交響曲第9番でしょうか。
自分が「ティンパニ上手くなったかも?」って思ったのって、実はパーカッショントップを辞めて大学4年生になってから。
卒演でのブルックナーは、今までのパーカッション人生でいちばん充実・納得の演奏が出来たと思っています。
第2楽章とかぶちかましまくってたなぁ(^^;)

次点は去年のチャイ5です。あれはいろいろと貴重な経験をしましたから(笑)

■Q9.好きな交響曲は?
いっぱいありますが…。

シベリウスなら5番
ニールセンなら4番「不滅」。
マーラーなら6番「悲劇的」。
ショスタコーヴィチなら8番
チャイコフスキーなら4番
ベルリオーズ幻想交響曲
リストファウスト交響曲
伊福部タプカーラ交響曲

とりあえずこれくらいで。

■Q10.演奏会を開くことになりました。どんなプログラムにしたいですか?
また無茶な質問を…(苦笑)
もの凄〜〜〜〜〜〜く悩みました(^^;)
必死に絞ってこんな感じでどうだ?

デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
イベール:交響組曲「パリ」
(本当は「喜遊曲」がいいけど、編成が偏ってるから…)
ニールセン:交響曲第4番「不滅」


…完璧(ぉぃ
「魔法使いの弟子」の代わりにラヴェルの「道化師の朝の歌」でもいいかな。

ってこれじゃあまりに現実離れしてるので(苦笑)
今のSフィルのレベルにちょっと希望を乗せて作るとこんな感じかなぁ?

フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲
グローフェ:ミシシッピー組曲
R.コルサコフ:交響組曲「シェヘラザード」


…行けるんじゃね?
楽しい前半と本格的なメイン。
前半がちょっと短いけど、その分メインに力を注ぎませう。

それにしても、やっぱり私が選ぶと古典派や初期ロマン派は入って来ないねぇ(^^;)

■Q11.一度はやってみたい!って曲は?
げげ、こんなの数え切れないほどあるってば。

ニールセン:交響曲第5番
スネアのアドリブで爆死したい(笑)
プーランク:オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲
もちろんティンパニをドカドカと。そしてオルガンがめっちゃかっこいい♪
ベルリオーズ:レクイエム
この曲をやる機会があるとは思えないので(笑)
もしステージに乗れたら幸せ。

とりあえずここで止めておきます。
ここまでで挙げてないものから思い付いた順です。ベスト3ではありません。

■Q12.プロのプレイヤーになりました。
天才的才能を持つあなたは国内外問わず色んな楽団から引く手数多。
どこの楽団に入ってみたい?

…いや、そんなん分からんって(^^;)

ミュンシュとやりたい(ぉぃ
パリ管でもボストン響でも。
んで、フランス音楽をウハウハと演奏したいです。

■Q13.今現在やっている楽器のほかにやってみたい楽器は?
弦楽器だとヴァイオリン。
あそこまで音符が埋まっているってのをぜひやってみたい(笑)
管楽器だとクラリネットかな。
役割が広いので面白そう♪
吹奏楽のクラもやってみたいけど、唇が死にそうだね…(^^;)

■Q14.あなたがソリストだったらやってみたいなぁっていう協奏曲は?
知らんよ、パーカッションの協奏曲なんて(^^;)
のだめの真澄ちゃんが熱演してたジョリヴェかな、とりあえず。

■Q15.お疲れ様でした!では次の演奏者5人ほどにバトンを回してください。
あっくんさん、もしよかったらぜひ♪
あと、Sフィルの人で誰かやってくれないかなぁ〜。
くーちさんとかおやびんさんとかYAMATOさんとかya-ya-maさんとか…。
posted by ぽぽろんろん at 00:06 | 東京 ☁ | Comment(13) | TrackBack(1) | classical musics

2007年01月21日

雪が踊っている

「今日は午後から雨が降る」
と天気予報が言うので、そうなる前にと昼過ぎにちょっと街へ出ました。
ATMでお金を下ろし、ちょろちょろとお店を冷やかして回り、帰りの電車に乗って自宅最寄り駅で降りるとまだ雨は降っていない。
「よかった、降らないうちに帰れる〜」と家への道を急ぐと目の端を白いものが横切りました。

「あれ?」
と思って注意深く周りを見ながら歩いてると、ちょっとしてまた白いものがひらひらと。
雪だ!
天気予報は思わぬ方向で外れました。
暖冬と言われたこの冬ですが、都下の一角で初めて雪と遭遇です。
空から降ってくる雪の数はだんだんと多くなってきて風に舞い始め、北国で一時期を過ごしていた私は「本格的に降るか?」わくわくしたのですが、自宅に着く頃には止んでしまいました。
残念…。

まぁ、積もるくらい降っちゃうと明日のSフィル練習へ行くのに差し支えるんで、助かったとも言えますけどね。


雪が降ってくるとほぼ必ず私の頭に浮かぶ曲があります。
それがドビュッシーの「子供の領分」より「雪が踊っている」
「ミファソラ…」の音が降り始め、オクターヴ下にエコーがかかり、そして複雑なアルペジオへ変わっていく様子は、雪がひらひらと降り始めそしてだんだんとそれが空一面に広がっていく光景そのもの。
メロディも最初は長い音符でゆっくりと流れますがだんだんと細かくなっていってリズミカルに踊り出します。
また、音域も最初は高いところのみ使われていますが、雪の勢いが増すにつれてだんだんと低音に広がっていって、クライマックスではもう辺り一面の雪に。
技術的にも難しくなく短い曲ですが、雪の降る情景の表現は抜群。私も大好きな曲です♪

私のオススメ、ミケランジェリのCDは前奏曲集などと合わせて2枚組にまとめられてます。
ここに収録されている演奏は全てオススメですよ♪

ドビュッシー:前奏曲集第1、2
ミケランジェリ(Pf)

ドビュッシー:
前奏曲集第1巻、第2巻、映像第1集、第2集、子供の領分
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過去のドビュッシー関連エントリーです。
◇箱根の街の道を通って(管弦楽のための映像より「街の道や抜け道を通って」)
◇ねことピアノと打楽器の素敵な関係♪(ピアノ+打楽器にアレンジされた小曲をいくつか)
◇チェロ12本のピアソラは濃厚な蜜の味♪(チェロ合奏版「沈める寺」)
◇豪華絢爛☆ドビュッシー/ストコフスキー「沈める寺」♪
◇こんなところにドビュッシー♪(子供の領分より「小さな羊飼い」「人形のセレナーデ」)
◇2つのシテール島♪(喜びの島)
◇ドビュッシーとの出会い♪「ベルガマスク組曲」
posted by ぽぽろんろん at 00:41 | 東京 ☁ | Comment(9) | TrackBack(0) | classical musics

2007年01月20日

ため息しか出てこない。

最近、折を見てCDの整理をしています(クラシックのみ)。
すると「あ、こんなCD持ってたんだ!」なんてものがいくつか、いや、いくつも出てきまして(汗…)、このところ夜はそんなCDを聴き返したりしています。

そんな中でこちらのCD、結構ヒットしました♪

パガニーニ:Vn協奏曲第1番
メータ/イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、庄司紗矢香(Vn)

パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調
ショーソン:詩曲
ワックスマン:カルメン幻想曲
ミルシテイン:パガニーニアーナ
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若手ヴァイオリニストとして注目度大な庄司紗矢香のデビューアルバムです。
このCD、見てみたら曲目が私の好みとはちょっと違うんですよね。
パガニーニのヴァイオリン協奏曲はあまり興味ある曲じゃないし、カルメン幻想曲もサラサーテじゃない。詩曲もあんまり…だしね。
そうやって敬遠してるうちに忘れちゃったんだな、これ(^^;)

でも、聴き直してみたらこれがよかったのですよ!

まずパガニーニヴァイオリン協奏曲、第2楽章の音色がいいのです♪
この質感、抑え目の光沢に思わず「ほえぇぇ〜」とため息が出てしまいました。
これと対照的に明るくツヤのある音色の第3楽章が続くと、その対比にこれまた「ほえぇぇ〜…」。
もちろん、第1楽章の長大なカデンツァも凄いしね〜。
どの楽章も「ほえぇぇ〜」とため息しか出てこない。
…曲はやっぱり私の好みじゃないんだけど(爆)

カルメン幻想曲の方は、アラゴネーズから始まるサラサーテのと違ってワックスマンのは「がんばれベアーズ」のテーマでお馴染み(って今時の人は知らんだろ…)の前奏曲(闘牛士の歌)から始まるのね。
アラゴネーズも途中で出てくるものの、アラゴネーズ好きな私としては冒頭からぶちかましてくれた方がワクワクします(笑)
この曲では、アラゴネーズやハバネラでの妖艶な色気がちょっと足りないかも?
でも、凄く丁寧に弾いていて1つ1つの音がとってもきれい。もの凄く細かいパッセージでも音の粒に一つ一つきちんと輪郭と芯があるんですよ。
このことはこのCD全体的に言えることで好感が持てます。というか、音をここまで的確に掴む力は凄いですよ。これまたため息もんだぁ。ほええぇぇ〜……

そして何よりね、これが17才の演奏かと思うともうホントにため息しか出ないのよ。
メータのおっちゃんと並んでいるジャケ写を見ると小学生にも思えちゃうくらいあどけない笑顔なのに。
どうやったらそんな音色やあんな音色を練り出すことが出来るのですか?
自分が17才の時って言ったらそりゃもう肩の力ガチガチで。高校の学苑祭の吹奏楽ステージでA.リードの「ギャロップ」(第1組曲より)をやってシロフォンマレットのプラスチックヘッドを割っかいてた頃ですよ(笑)
私みたいな凡才と比較するのも庄司紗矢香に失礼というものですが、「際限が無いのか?」と思うくらいある人にはあるものなんですねぇ、才能ってヤツは。
凡才ぽぽろんろんはスピーカーからぽろぽろとこぼれてくる彼女の才能のおこぼれを貰うことくらいしか出来ない訳ですが、それで自分の音楽性が少しでも底上げされるのであればもうけもんですかね(^^;)

ということで。
ほえぇぇ〜」とため息ついてみたい方はぜひ聴いてみて下さいな(笑
posted by ぽぽろんろん at 00:57 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | classical musics

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