2006年10月13日

人生は謝肉祭♪

これはかのドヴォルザークの有名な言葉(?)です(笑)

前回のSフィル練習時に、マイミクさんであるYAMATOさんとドヴォルザーク「新世界よりのCDを交換で貸し合いまして、それ以来セル/クリーヴランド管弦楽団の演奏を聴いております。
渋い音だなぁというところは気に入ったのですが、全体的にちょっとテンポが私の好みよりは速いかな?という印象を持ちました(特に第1楽章)。
あと、ちょっとティンパニの音がモワモワしちゃってるのが悲しかったかな…。
この辺りは後で別エントリーを書く可能性がありますです。

なので今日はその話題はおいときまして(^^;)
このCDのカップリングに序曲「謝肉祭」が入っていたのです。
ドヴォルザークには序曲三部作「自然と人生と愛」と呼ばれる3つの序曲がありまして、「謝肉祭」はそのうち「人生」にあたります。つまり「人生は謝肉祭」♪いい響きだ。ビバ謝肉祭、ビバ人生(笑)
ちなみに残り2曲は序曲「自然の中で」(「自然」担当)と序曲「オセロ」(「愛」担当)となっていますが、演奏機会は「謝肉祭」に比べると圧倒的に少なく私も聴いたことがありません(苦笑)

「謝肉祭」はその名に相応しくお祭り気分の出だし。
タンバリンやトライアングル、シンバルなどの打楽器が派手に鳴り渡り、そこをメロディが16音符でクルクルと駆けめぐります。
中間部ではいったん静まりかえり、ゆったりとした3拍子が流れます。牧歌的な雰囲気の中を演奏されるメロディは美しく、「ソーラー#ファソ」の音型が繰り返される伴奏はゆりかごのようでもあります。
中間部やその前のしっとりしたメロディとか、木管前列(フルート、オーボエ、アングレ)が案外おいしいですね〜。
これがひと段落するとまたお祭り騒ぎが戻ってきてどんどん盛り上がり、怒濤のコーダを迎えて終わります。
この後半になると、金管の合いの手が吠えまくりますね(笑)
これは面白くもありますが、人によってはセンスが合わないかもしれません。私も苦笑いしたくなる場所もあるし(^^;)
あとは、コーダがしつこい!(笑)
「このめでたさを簡単に終わらせてなるものか!」とばかりにいろんなパターンを次から次へと。
サティの「ひからびた胎児」第3曲「柄眼類の胎児」の最後も、意図的に終止形を次々と繋げていて、「いつまで続くんぢゃい!」とツッコまれるのを待っていますが、ある意味それに匹敵するものを感じます(^^;)

この曲、確か高校1年の時の吹奏楽部定期演奏会のオープニング曲でした。
なので私も何らかの楽器を担当したはずなのですが…覚えていません(ぉぃ
多分……トライアングル?←全く自信無し


そして、これを聴いて「そういや、うちにある『謝肉祭』はどんな演奏だっけ?」と棚を漁ってみましたが、どうやらそれは「ローマの謝肉祭」(当然、ベルリオーズ)だったことが判明(ぉぃ
1枚くらいあったような気がしていたんだけどなぁ…。


posted by ぽぽろんろん at 00:32 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | classical musics

2006年10月02日

10/1のできごと〜打イズム編〜

今日は午後(というか夕方)から打楽器アンサンブルの演奏会があって、これを聴いてきました♪
場所は横浜美術館1Fのレクチャーホール。
打イズム」という団体で、メンバーの皆さん音大を卒業して数年という若いグループです。
メンバーはSフィル演奏会のエキストラに来て頂いたこともある方々がほとんどで、その縁で演奏会の案内を頂き、喜んで聴きに飛んでいきました(笑)
鑑賞メンバーは、私の他にまちゃさん一家(まちゃさん、アイカタさん、ニコちゃん)、そしてなるなるさんとそのおぼっちゃまであるぱるぞうくんの6人。

とりあえずこのエントリーでは、まちゃ家・なるなる家のことは極力省いて演奏会の感想に絞って書きたいと思います。
両家とのイベントについては別エントリーで。

さて、曲目は次のとおり。

■アンダーソン:舞踏会の美女
■ミヨー:「スカラムーシュ」より第1楽章:vif
■メイ:テーブルミュージック
■スナイダー:「ラテン楽器のための4つのコメント」より第1楽章
■パヴァッサー:スカルプチャー・イン・ウッド
〜休憩〜
■チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」組曲
<アンコール>
■モーツァルト:「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より 第1楽章


ちょっと今回はアンケートを書く時間が無かったのでここで感想をずらずらと。
…って読んでもらえるのか?ここ(^^;)

舞踏会の美女」はマリンバ×3+ヴィブラフォン×1の鍵盤アンサンブル。
これが実はちょっとビミョーな印象で(ぇ
私限定かもしれないですけどね。
プログラムを最初見て、この曲がオープニングというのはなるほどという感じだったのですが、オケ版の華やかなオーケストレーションが頭にあるせいか、マリンバだと逆にスケールが小さく感じてしまったところがありまして。
もっと打楽器的なインパクトのある曲を持って来た方がよかったかも?という気もしました。
それを除けば演奏自体はなかなか面白かったです。皆さんが緊張してた感も併せて楽しませて頂きました(意地が悪いのぉ^^;

スカラムーシュ」は好きな曲で、第3楽章の「ブラジレイラ(ブラジルの女)」は私も学生時代にマリンバアンサンブルでやったことがありますし、オケの練習に飽きた時によくアドリブで先輩と合わせたりしてました。
今回は第1楽章。これだけ単独はちょっと珍しいかも?(私の印象が偏っているだけかもしれませんが)
で、私がやった時はトリオ(三重奏)だったのですがこの演奏はデュエット(二重奏)。そこに「マジか?すごいな」とちょっと感動。
演奏はちょっと音の少なさを感じさせる部分もありましたが(原曲は2台ピアノなのでやっぱりマリンバデュエットだと音数をカバーしきれない…)、楽しんで聴けました。テンポの変化とかが激しい曲でもありますが、そこでバラバラっとなることも無く「おお〜」と感動♪

テーブルミュージック」、テーブル、というかあれは学校の机?だったでしょうか。それを2人で叩いて引っかいてな曲。
拍子感が弱い曲だったため、拍の頭を感じにくくてちょっと乗りにくかった(苦笑)
ただ、パフォーマンスというか、2人の動きに統一感とシュールさがあってそこは面白かったですね♪

このテーブルミュージックから切れ目無しに始まった「ラテン楽器のための…」、これは楽しかった♪
4つのカウベルで奏でられるリズムは明快で乗りやすく、前の曲とのギャップもあってとても印象に残りました。
「パーカッションの楽しさ」っていうのをとっても分かり易く教えてくれる曲&演奏でした。
ミヨーの多調性やテーブルミュージックのシュールさに付いて行けなかったぱるぞうくんもこの曲は集中して聴いていました。
これが縁でぱるぞうくんがパーカッショニストになってもらえたら万々歳です(笑)

前半最後の「スカルプチャー・イン・ウッド」、これが結構面白い曲でした。
マリンバ四重奏なのですが、曲は長7度や9度の和音を多用してちょっとポピュラー音楽っぽい印象(吹奏楽のニューサウンズ程では無いですが)。
久石譲っぽいって書くとちょっと違うのですが、その手の映画音楽を感じさせるところもあるかなぁ〜という。
「これ、やってみたいなぁ」と感じた曲でした。曲調がマリンバの残響と合っていて気持ちのいい曲でしたね。

そしてメインである「くるみ割り人形」。
これがよかったです。さすがメイン。しかもメンバーがやりたかった曲だということもあって思い入れが違ったのでしょうね。
「小序曲」ではやっぱり「舞踏会の美女」でも感じたような物足りなさがちょっとあったのですが、「行進曲」以降はそんな違和感はすっ飛びまして。
すっかり引き込まれました♪
1つだけ残念だったのは、「花のワルツ」序奏のハープソロ!
これをわくわくしながら待っていたらここは飛ばしてワルツ本体に入っちゃいました(笑)
ま、しょうがないですかね。マリンバだとさすがにちょっと大変そう…。
ピアノだとものすごく楽なんですよね。ハープはどうだか知りませんが。


今回の演奏会、全体的に楽しめたのは確かなのですが、ちょっと物足りないと思ったのも事実で、それは何かと考えたら太鼓のアンサンブルが無かったんですよね。
鍵盤アンサンブルが主体で、スネア・トムトム・ティンパニ・バスドラ等を使った曲は今回ありませんでした。
ぜひ次回はそこら辺も曲目に織り込んで欲しいなぁというのが小さな要望。


ということで、「打イズム」の皆さん、お疲れさまでした♪
次回も期待しておりまする〜。
posted by ぽぽろんろん at 00:23 | 東京 ☔ | Comment(3) | TrackBack(0) | classical musics

2006年09月30日

「禿山の一夜」は原典版もぜひ♪

ムソルグスキーの代表作(というか世間に認知されている作品)と言えば、何と言っても「展覧会の絵」が断トツで、その次がこの「禿山の一夜」ではないかと思います。
この曲は、
聖ヨハネ祭前夜、禿山に地霊チェルノボグが現れ手下の魔物や幽霊、精霊達と大騒ぎするが、夜明けとともに消え去っていく  

◇禿山の一夜 − Wikipedia より


というストーリーを元にしたもの。
一般に知られているのは実はリムスキー=コルサコフによる編曲版だということは有名な話です。
じゃあオリジナルってどんなのよ?ってのは当然の疑問だったのですが、昔はそういう演奏はなかなか聴くことが出来ませんでした。
最近はその辺の要望が増えてきたのか楽譜が手に入りやすくなったためかクラシック界がリムスキー編曲版に飽きた(ぉぃぉぃ…)のか分かりませんが、原典版のCDもちらほらと見かけるようになりました。
その影響か、リムスキー編曲版にはちゃんとその旨がジャケットに書かれるようになりましたね。昔は「『禿山』と言えば当然リムスキー編曲版!」だったのでそんな文言は全然ありませんでした。
ファンタジア」でも有名なストコフスキーの編曲でも、元ネタはリムスキー編曲版ですから。

原典版、リムスキー編曲版と似て非なるものかと思いきや全然違います(笑)
もちろん使われるモチーフは共通しているので、全く違うというのは言い過ぎかもしれませんが、オーケストレーションが全然違うし曲の構成も違うのでおんなじ曲には聞こえないんですよね。

原典版の魅力は何と言ってもその乱暴なところ(^^;)
悪く言えばがさつでぶっきらぼうなのですが、そこがいいところでもありまして。
この曲でのいびつで刺々しいオーケストレーションには最初あっけに取られるものの(笑)、その魅力に一度ハマったら抜け出せませぬ。
おどろおどろしくありながらユーモアを感じさせるような雰囲気もあり、そういう意味ではちょっとプロコフィエフ的?もちろん、プロコより全然オーケストレーションは洗練されてはいないのですが。
リムスキー編曲版のオーケストレーションはもちろんキレイで上手いのですが、その分意外性が無いというか面白味に欠けちゃうところがあるんですよね。

パーカッショニストの私としてもこれは楽しい作品♪
まずはバスドラ
しょっぱなのロールクレッシェンドでもう鳥肌。全体的にも結構ロールを多用したり一発打ちも効果的で、ティンパニよりおいしいんじゃなかろうか。
そんなティンパニは冒頭で低弦と一緒にデンドンデンドンやる以外はあまり目立つ部分が無い印象…。ちょっと寂しい(苦笑)
あとはタンバリンもいいね♪
いいスパイスを利かせたりあるいはもっと前面に出てきて自己主張したりと、役割いろいろやりがい充分。音符が細かいので難しそうですけどね。
ドラも、10分ちょっとの曲の割りには出番が多いかも。ドラって大概決め所で1発2発って使われ方なんですけどね。この曲、10発以上は確実に叩いてるな。

…打楽器ばっかり語ってるね(苦笑)
ということで、そうそう、と取って付けたように語りますが(^^;)
この曲のリムスキー編曲版との最大の違いは「夜明けが無い」(と思われる)こと。
リムスキー編曲版は、禿山でのお祭り騒ぎがクライマックスに達した後に夜明けを告げる鐘が鳴り、クラリネットやフルートが寂しくも印象的なソロを吹いてしず〜かに消えていって終わるのですが、原典版はどんちゃん騒ぎのまま終わります。ここでかなり印象が変わりますね。
そういう意味では、リムスキー編曲版で夜明けが描かれていたから「ファンタジア」で採り上げられて最後の「アヴェ・マリア」につながったということが言えるかも。なかなか面白いですね。

紹介の仕方がかなり偏っていますが(苦笑)、気になった方はぜひ聴いてみて下さいな♪

ストラヴィンスキー:春の祭典
サロネン/ロサンゼルス・フィルハーモニック
ムソルグスキー:禿山の一夜(オリジナル版)

バルトーク:バレエ「中国の不思議な役人」組曲
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」(1947年版)
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…何?ストコフスキー版も聴きたい?(笑)
うちにあるのはこれ。「ファンタジア」みたく「アヴェ・マリア」には繋がらずここで完結しております。
爆裂しとるぞ。いろいろと。編曲はちょっと“狙いすぎ”な感も否めませんが…

ストコフスキー・スペクタキュラー
ストコフスキー/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(*1)、ロンドン交響楽団(*2)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(*3)、英国近衛グレナディア連隊軍楽隊(*4)、ジョン・オールディス合唱団(*5)、ウェールズ国立歌劇場合唱団(*5)

ムソルグスキー/ストコフスキー:組曲「展覧会の絵」(*1)
ムソルグスキー/ストコフスキー:交響詩「はげ山の一夜」(*2)
チャイコフスキー:序曲「1812年」(*3)(*4)
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」より ダッタン人の踊りと合唱(*5)
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関連エントリー…というにはちょっと本題からズレてはいるのですが。
ストコフスキー編曲ものの紹介エントリーです。
◇豪華絢爛☆ドビュッシー/ストコフスキー「沈める寺」♪
◇とりあえず盛大に祝砲をあげておきます♪(上にある「1812年」)
posted by ぽぽろんろん at 17:54 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | classical musics

2006年09月29日

こんな「弟子」もありますよー。

◇先日書いた「のだめカンタービレCDブック Vol.2」、「魔法使いの弟子」最後に「じゃじゃじゃじゃん!」と幕が下りないのはやはり出版側のミスだったようですね。
mixiの「のだめ」コミュでそのような書き込みを見かけましたし、前出エントリーでの◇headwayさんのコメントで◇Kiss on Lineでも告知があったことを知りました。

ただ、私は交換はしませんけどね(ぇ
だって、「弟子」の演奏はうちにもう4・5枚あるからねぇ。1枚くらいこういうのがあってもいいじゃない(笑)

…と、これで終わっちゃうのも何なので(^^;)
うちにはこんな「魔法使いの弟子」もありますってことで。

魔法使いの弟子〜スーパー・ピアノ・デュオ
アルゲリッチ、ラビノヴィチ(Pf)

デュカス/ラビノヴィチ:魔法使いの弟子〜2台ピアノ版
R.シュトラウス/ジンガー:家庭交響曲〜2台ピアノ版
ラヴェル:ラ・ヴァルス
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ピアノ連弾版です。
とは言っても、作曲家本人の手によるものではありません。演奏者の1人であるラビノヴィチの編曲。

デュカスは完璧主義者の作曲家として知られています。
気に入らなかった作品は何と楽譜を焼いてしまい(!)、現在楽譜が残っているのはこの「魔法使いの弟子」やファンファーレで有名な「ラ・ペリ」など10数曲と言われています。
その中の1つである「魔法使いの弟子」をいろんな編成用に編曲するのは多分デュカスの性格に合わないんじゃないかと思うんですよね〜。
「この曲はこの編成で!」っていうこだわりがあったんじゃないかと。

ラヴェルなんかはピアノ曲からのオケ編曲をたくさん行っていますね。
私はほとんどピアノ版が好きだけど(笑)

で、演奏の方ですが、オリジナルのオケ版と同様に超絶技巧を楽しむことが出来ます。
音色の幅もかなりあって、2台のピアノだけでここまでやるんかい、って感じ。
ただ、そうは言ってもオケよりは楽器の音色の違いがやっぱり少ないですから、ちょっと音が団子気味なところもあるかな。
曲を知らない人にはちょっとオススメ度が落ちます。
ピアノ2台なのでダイナミックレンジは充分にありますし(つーかアルゲリッチはその辺さすがです)、2人の息もぴったりで細かなテンポの変化も気持ちよく聴けます。
オケ版をいくつか聴いた後に「こういうのもあるんだ〜」的な感じで聴いて頂ければいちばん楽しめるかと思います♪

このCD、実はカップリングのリヒャルトやラヴェルの方がオススメだったりするので(何?)、気になった方はぜひど〜ぞ〜。
posted by ぽぽろんろん at 00:51 | 東京 ☁ | Comment(4) | TrackBack(0) | classical musics

2006年09月18日

ぽぽろんろん山形小旅行〜その2・Yフィル演奏会編〜

◇その1のエントリーはこちらです。

さて、とりあえず無事に演奏会には間に合いました。
私より前に並んでいた人は数百人いたのになぜか2階席はガラガラ。「この会場は1階席の方が聞こえがいいのか?」と思いながらも会場2階席の真ん中、前から2列目の席をゲットしてホッとひと休み。
Yフィルのプログラムは次のとおり。

■ワーグナー:楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」前奏曲
■ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「前奏曲と愛の死」
〜休憩〜
■マーラー:交響曲第4番ト長調
<アンコール>
■モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲


感想はほとんどCご夫妻に話しちゃったからあまり書くことが無いと言えば無いのですが(苦笑)

マイスタージンガー」、Sフィルが練習しているよりはちょっと早めのテンポでした。
出だしの4小節くらいがガタガタっと来て一瞬ビックリしたんだけど、すぐに持ち直したのでひと安心。
うちでも来年の演奏会でやるのでどうしてもSフィルと比べながら聴いてしまうのですが、やっぱり管楽器の鳴りが違うなあと。特に金管。
特にこの曲ではホルンが良くて、「Sフィルに来ませんか?」って言いたかったくらい(笑)
こういう堂々とした曲ではやっぱり金管がビッチリ鳴ってくれるとあとが多少へろへろでもあまりダメージを受けないです。いや、別にYフィルの木管&弦がへろへろってことでは無いんだけど(苦笑)
パーカッションではトライアングルがとっても残念…。
最初の1発が「ッチーン」と詰まっていた時から「ありゃ?」って気になっちゃったんですが、それ以降もガチガチに冷たい音でオケから1人浮いちゃってたんですよね。

この曲を生で聴いて、「ピッチをちゃんと合わせること」の大事さをあらためて実感。
「社会人オケなんてピッチを合わせる耳はみんな持ってて、合わせではそれが出来てることが大前提」なぁんてことを個人的には思っているのですが、Sフィルはまだ歴史が浅いし全員が合奏経験者ってことでも無い。
だから練習時に後ろで聴いてて「おいおい」って思うことが少なくないのですが、これが出来れば練習の質がまた1ランク上がるんですよね。
「マイスタージンガー」は基本がハ長調だし、ぜひここでその耳を鍛えて欲しいなと。
ピッチが合うとどういう感じに聞こえるのか、感覚を掴んでいない人がいる感じなんですよね〜。

…っていつの間にか話がSフィルになっちゃったけど(^^;)
要はYフィルはその土台がしっかりしてるってことです。羨ましい。

トリスタンとイゾルデ」、以前に◇OB交響楽団でも聴いた曲です。
そしてここでも同じ感想を持ちました。「この曲、難しいよ(^^;)」
やっぱり出だしがどうにも揃わない。テンポ感が全然掴めない。
「アマオケでこの曲はやっちゃいけない」と私の頭にインプットされたのでした。
この曲では、「愛の歌」でゲストソリストである塩田美奈子さんが登場、美声を披露してくれる…はずだったのですが(ぇ
何か声が埋もれ気味だったんです。
ちょっとオケが強くなるとすぅっと消えちゃうような。
Cご夫妻によるとゲネプロでは逆にオケの音量が小さかったそうで、本番ではオケがちょっと頑張りすぎてしまったか?
やっぱり本番って難しいもんですね。
この曲でCご夫妻が揃って出演。「愛の歌」直前、Cダンナのバスクラソロがひょろ〜ってなっちゃってて「おいおい」と心の中でツッコミを入れてました(笑)

マーラーの交響曲第4番」。
しょっぱなのすず(スレイ・ベル)が!すずが!!
1発目に思いっきり飛び出したかと思うと、「あっ!」となったのか2発目が異様に遅くすんごい崩れ方をしちゃってました(苦笑)
これ、再現部でも似たような感じだったのでこういう狙いなのかとCご夫妻に聞いてみたらやっぱり普段は普通にインテンポだったそうで。本番はすごい緊張してたんだろうなぁ。すずの人(^^;)
この衝撃のスタートが影響してか、その後もパーカッションばかり気になってしまった私。第4楽章の塩田さんはあまり覚えていません(ぉぃ
だって、トライアングルはなんかビビってるしドラも音出す前から止める気満々だし、ちょっとそれはいかんよ〜、って状態だったので…。

全体の印象としては、みんなあちこち違う方向を見ながら進んでいる感じがしました。
過去に行ったYフィルの演奏会と比べるとちょっと集中力に欠ける演奏に思えました。
練習も少なかったらしいですが、でもその点では残念だったかな〜。


なぁんてグチも書いちゃいましたが、全体的に楽しい演奏会でしたよ♪
Cご夫妻、お疲れさまでした〜。


この後、Cご夫妻との飲み会は次のエントリーで。



■演奏会・番外編
◆前の兄ちゃん
私の左前(つまり2階席最前列)に座っていた兄ちゃんがさぁ、前のめりになって聴いていたのよ。
おかげで私の視界のうちステージの左3分の1はこの兄ちゃんのうしろあたまで占拠されていまして。
見づらいったらありゃしない。
私は利き目が左なので余計にステージに焦点が合わせづらくて。

なので休憩時間に「うしろあたまがじゃまです」って言おうとしたら、その兄ちゃんの彼女が遅れて到着しまして。そしたらなぜか前のめりやめたのよね。

彼女、最初から来とけ!(笑)
そしたら前半からもっと楽に見れたのに。
あと、今そうやってカッコつけて脚組んで聴いてる兄ちゃんのその姿はうわべの姿だぞ。騙されるな!別れちまえ!(なんでやねん^^;

◆後ろの坊や
私の後ろにいた男の子、おそらく小学校低学年くらいなのですが、休憩時間に「バーンスタインのマーラーはね…」とか語り出しまして(^^;)
その後に「ボクね、マーラーは1番と2番と3番と、あと7番と9番と8番と…10番持ってる」とか言っておりまして(^^;)

どんな小学生やねん(笑)

それとな。それだけマーラー好きなら5番と6番も聴くんだ!今すぐ!!絶対に気に入るぞっ!



続きはこちら〜。
◇ぽぽろんろん山形小旅行〜その3・飲み会編〜
posted by ぽぽろんろん at 08:08 | 東京 🌁 | Comment(8) | TrackBack(0) | classical musics

2006年09月12日

「のだめカンタービレCDブック Vol.2」でビックリ

当初は買う予定じゃありませんでした。
本屋さんで見かけたものの「どうせまたつまみ食いだらけだろ」と思ったのですが、念のため曲目を見たら前回よりもテーマが絞られている上に曲目も詰め込みすぎず好印象。
ということでついつい購入。

家に帰って開けてみるとVol.1からの大きな変化が!
音源の会社がキングレコードからソニーに変更されています。
やはり持っている演奏の数から言うとソニーの方が多いし、質がいいものも多いでしょう(ここは私見です)。これまた私の中では好印象。

■1曲目
ベルリオーズの「ローマの謝肉祭」。
バーンスタイン/ニューヨーク・フィルのコンビは曲によっては下品になってしまうのですが、ここではこの曲の「お祭り」感をいかんなく発揮してくれています。音が四方に広がる感じの演奏がステキ。
グッジョブ♪(≧∇≦)b
ええやないかええやないか。買ってよかったぞ。うん。

■3曲目
ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」からの3楽章より第1楽章:ロシアの踊り
マンガ中では弾いている最中にふと浮かんだ「今日の料理」のテーマで演奏が止まってしまったのだめ。
この2曲の「似ている」具合が分からない人にはぴったりの選曲で、クラシック初心者にも親切。
グッジョブ♪(≧∇≦)b
ええやないかええやないか。買ってよかったぞ。うん。

■4曲目
ラヴェルの「水の戯れ」。
のだめの初リサイタルでの1曲。
モーツァルト教(狂?)のブノワさんに「ラヴェルって………いいな」と変節させた曲ですね。
小山実稚恵のピアノですが、音の粒もキレイで彩り鮮やか。そしてくどくない。観客が「音の戯れね!!」と評したのだめの演奏を連想しやすいのではないでしょうか?
グッジョブ♪(≧∇≦)b
ええやないかええやないか。買ってよかったぞ。うん。

■6曲目
デュカス交響詩「魔法使いの弟子」
マゼール/フランス国立管弦楽団の演奏はうちにもあって、私の中ではかなり好きな部類。
この演奏自体、久し振りに聴いたのですが変なクセが無くて初心者に勧めるには絶好のもの。
グッジョブ♪(≧∇≦)b
ええやないかええやないか。買ってよかったぞ。うん。

…って思ってたんですけどね(ぇ

最後、お師匠さまが現れて水が溢れていた部屋も元に戻り弟子がしょぼーん(´・ω・`)となって音が消えていき、最後に「ジャジャジャジャン!!」と幕が下りて終わるはずなのに。
その「ジャジャジャジャン!!」を待つ私の耳に飛び込んできたのは

幕が下りずに始まる次の曲(ぇええ〜〜〜

何で?なぜこの最後の4つの音だけ省く必要があったの?
CDの総収録時間も40分ちょっと。時間の制約ってことも無い。わざわざ省いたのは何故〜〜っ!?
すんごい消化不良。あり得ん。
サザエさんに例えるなら、最後のジャンケンが「ジャンケン…」までで終わっちゃうようなもん(笑)サザエさん何出したの?みたいな。
あるいはかつてのバージョンならお菓子がノドに詰まったまま「んがぐぐ」無しで終わっちゃうような。サザエさん死ぬぞ?みたいな。
スッキリ終わった感が0!ビックリです。

この後のモーツァルトも面白かったので、ホントこの一点だけがもう気になって気になって…。
それともこれって私のCDだけの「落丁」みたいなもん?
CDプレス時のイレギュラーなミス?←「ありえねー」と思いながら書いてます。
それとも、こういうスコアの版もあるってことでしょうか?でもそれなら明らかにマイナーな版だし、曲目解説に書くよなぁ…。
あ゛ーもー気になるー!o(><;)(;><)o ジタバタ


ということで、Vol.1よりかなりの好印象だったのですが「魔法使いの弟子」の一点だけがどうしても納得いかない一枚。
ぜひ私と一緒にこの欲求不満を味わってみませんか?(笑)

追記)この「魔法使いの弟子」のミスはもう修正されているとのことです。('08/02/10)

のだめカンタービレ Selection CD Book〈vol.2〉
二ノ宮 知子

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過去の「のだめ」CD関連エントリーです。
◇今さら「R☆Sオケ」聴いてみた。
◇海老原大作さんと付き合ってみました♪(笑)
posted by ぽぽろんろん at 00:30 | 東京 🌁 | Comment(7) | TrackBack(1) | classical musics

2006年09月10日

しっとり、うっとり、なサティ「夜想曲」♪

「クラシックを紹介する」のがメインの予定だったこのブログ、最近クラシックネタが月2回ほどになっています(苦笑)
別にネタが無い訳じゃなくてどうも力入れ過ぎちゃって上げられないのよね。
なので今回はサラッと行きます。またCMネタ。

またもやテレビを点けながらボーッとしていたらふと聞こえてきた耳馴染みのあるメロディ。「おっ?この曲は?」と思ってブラウン管(この表現もあと数年で消えてしまうのかな…)を見たら加藤あいが映ってました。
商品名を見落としたので「検索検索っ」と探したらありました。◇kanebo REVUE | カネボウ レビューのCM。
しっとり、うっとり、お嬢様フェイス。」なCMのバックに流れているのがサティの「夜想曲第1番」です。
CMでは弦が入ったりしてアレンジされていますが、原曲はピアノソロ。「しっとり、うっとり」のキャッチコピーにぴったりな作品です。

夜想曲」というと、やっぱり有名なのがショパンの「夜想曲第2番」とかリストの「愛の夢第3番」。
このようなロマンティックなものを頭に思い描く人も多いでしょう。

しかしサティの夜想曲はそういう感情的なものは極力排除していて、例えば「森の中の湖、静かな水面に月影だけが映る風景」のような、神秘的で空気すら動かないような雰囲気があります。
私の手持ちにあるCDの何枚かでは解説に「静謐」という言葉が使われていますが、まさにその通りで。特にこの第1番の第1主題はその点で秀逸。
穏やかにゆらめく3連符(本当は8/12拍子の8分音符ですが便宜上3連符と呼んでおきます)は時に優しく降り注ぐ月の光のようでもあり、また静かに揺れる波のようでもあり。
その上でゆったりと流れるメロディ、たまにこぼれる装飾音の月の光のかけら。
周りの空気までスッと穏やかになるこの曲は、秋になってこれから涼しくなってくる夜に聴くにはぴったりです。

初期の「ジムノペディ」などとはまた違った静けさを持つ「夜想曲」、秋の夜にぴったりな音楽として推薦致します♪

この曲、私としてはあまり手を加えずに最低限のことだけをやっている演奏が好き。
うちにあるCDの中ではロジェのものをオススメします♪

サティ:ピアノ曲集(諧謔の時代)
パスカル・ロジェ(Pf)

金の粉、最後から2番目の思想、冷たい小品集、
あらゆる意味ででっちあげられた数章、夜想曲1〜3、5、
(犬のための)本当にぶよぶよした前奏曲、2つの夜の夢、
天国の英雄的な門への前奏曲、世紀ごとの時間と瞬間的な時間、
でぶっちょ木製人形へのスケッチとからかい、新・冷たい小品集、
嫌らしい気取り屋の3つの高雅なワルツ
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過去のサティ関連エントリーです♪
◇315円クラシックCD!さてその中身はどうよ?
◇「リュミエール」聴いてみました♪(村治佳織さんのギター版「ジムノペディ」「グノシェンヌ」)
◇スポーツで気晴らし♪
◇サティとの出会い♪「天国の英雄的な門への前奏曲」
◇インストアイベントに遭遇♪(ア・カペラ版「ジュ・トゥ・ヴ」)
◇E.サティを11弦アルトギターで♪(個人的に超オススメ♪な1枚)
◇サティの超メジャー(笑)バレエ音楽♪(「パラード」)
◇スタートです♪(「ヴェクサシオン」。そーだようちのブログはこの曲から始まってるのよ)
posted by ぽぽろんろん at 16:49 | 東京 🌁 | Comment(6) | TrackBack(0) | classical musics

2006年08月28日

こんな機会なのでマシューズ「冥王星」ご紹介。

おそらくここ数日は、クラシック関連のサイトやブログでも「惑星」関連の話がかなり盛り上がったのでは無いかと勝手に想像しています。
ホルストの「惑星」は、ご存じのとおり地球を除いた太陽系の惑星をテーマにした超大作な組曲で、「水・金・火・木・土・天・海」の惑星が扱われています。
何で冥王星が無いの?」っていうのはこれまた有名なお話で、作曲当時(1914〜16年。初演は1920年)はまだ発見されていなかったんですね。
なので特にホルストが冥王星を気にくわなかったとかいう訳じゃなく、入れようが無かったんです。
その後、冥王星は1930年に発見され「惑星」として認識されてきましたが、つい先日「矮惑星(矮小惑星)」へと“格下げ”されてしまったのはニュースでもかなり大きく取り上げられました。

ホルストが「惑星」に冥王星を入れていないのと冥王星が惑星じゃなくなったことに直接の関連性はありませんが、これによって結果的に「ホルストの『惑星』は正しかった」ことになりました。
こういう流れを見てしまうと海王星までしか惑星が無かった時代の作曲家が「惑星」をテーマとした大曲・名曲を作り上げたというのは、

“太陽系にこれ以上惑星は無いよ。だからここまでの惑星で曲を作っちゃいなよ。”

っていうお告げというかインスピレーションみたいなものを、その時代の作曲家に与えた「何か大きな力」があったんじゃないかとふと思ってしまいました。
その方が神秘さが増していいな、と思うのは私だけだねまあいいや(苦笑)

さてさて、そんな「惑星」に実は「冥王星」があるのはご存じでしょうか?
もちろんホルスト本人が作ったものではなく、ホルストの研究家でもある作曲家マシューズの手によるもの。
これはもちろん「惑星」の続編的なものとして作られています。
正確なタイトルは「Pluto, the Renewer」(冥王星、再生をもたらす者)と「惑星」のタイトルの形式を継承しており、ホルストの娘であるイモージェン・ホルストの思い出に捧げられています。
曲はホルスト版の終曲である「海王星」の雰囲気を漂わせながらも(女声合唱も用いていますし)、曲調はもっと現代音楽っぽく不協和音の多用されたものになっています。もちろんホルストのタッチともかなり異なります。
静と動とが入り交じるこの曲には破壊的な部分も目立ち「再生にはまずそれまでのものを破壊することが必要」ということが頭に浮かびました(後から調べたら、占星術でも冥王星は再生だけでなく破壊も司るんですね。私の直感が珍しく当たってた)。
曲の流れとしては、最初の神秘的な静寂が「1つの終末」を感じさせ、そこから「破壊」が始まりその後に断片的なモチーフがポツポツと浮かび上がりここから新たな「再生」が始まることを予感させて曲が終わります。
「再生をもたらす者」とはありますが、「再生」という前向きの部分よりその前に既存のものの「破壊」という後ろ向きの部分があることを印象付けさせられて興味深いです。

うちには、この曲の委嘱・初演を行ったハレ管弦楽団によるものと最近出たベルリン・フィルのものがあります。
演奏としては後者の方がまとまっている感じがしますが、前者の方が「破壊」での金管が爆裂しています。ここは好みですね。
ただし、「惑星」部分については(この2枚では)後者かな。前者も悪くはありませんがテンポとか結構クセが強いので「オススメ」とはならないかも。

ホルスト:惑星(冥王星付き)
ラトル/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン放送合唱団

ホルスト:組曲「惑星」
マシューズ:冥王星、再生をもたらす者
サーリアホ:小惑星4179〜トゥータティス
ピンチャー:オシリスに向かって
ターネイジ:セレス
ディーン:コマロフの墜落
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ホルスト 組曲「惑星」 + マシューズ 「冥王星」
エルダー/ハレ管弦楽団、ハレ管弦楽団女声合唱団、ポーリー(Va)(*1)

ホルスト:組曲「惑星」
マシューズ:冥王星、再生をもたらす神
ホルスト:
ヴィオラと小オーケストラのための叙情的断章(*1)
海王星、神秘の神(スコア通りに演奏)


片方くるっと回せば2枚の構図がそっくりだ(笑)
それにしても前述の冥王星“降格”で、この曲もビミョーな立場になっちゃいましたね。
もう「惑星」じゃないからこのCDみたいな取り上げられ方も無くなるだろうし。
ご愁傷様でした(ぇ



過去のホルスト関連エントリーです♪
◇ホルストの室内楽っていいね♪
◇いい「1組」「2組」を見つけました♪
posted by ぽぽろんろん at 00:12 | 東京 ☁ | Comment(9) | TrackBack(1) | classical musics

2006年08月24日

そんなに悲劇にしたいのか?(^^;)

最近はそれ程テレビを見ていない私。家にいる時間帯が偏っているので見る番組も偏っています。当然をCM見る機会もその種類も激減です。
そんな中で印象に残っているのが◇Vodafone 905SH、いわゆる「AQUOSケータイ」のCM。
もし知らない人は◇こちらで見ることが出来ます。この中の『予想外のいい動き』の2篇です。

そしてこのCMが私の頭に残っている理由はそのバックに流れている曲にあります。
プロコフィエフバレエ音楽「ロメオとジュリエット」から「モンタギュー家とキャピュレット家」なんですよ。
何を見るわけでもなく点けていたテレビからボンヤリと聞こえてきた「タラッタラッタラッタうっさぎっのダンス〜」なメロディ。
(・・?) えっ?
と耳をすますと確かに聞こえますロメジュリです。
微妙におかしな間を醸し出しているこのCMには、独特のユーモアもあるプロコの曲はなかなかいいパートナーなのかもしれません。
でもさ、よりによって「ロメジュリ」ってどーなのよ?

相思相愛で結ばれながら、周りに運命を翻弄されすれ違いが重なり合ってその短い生涯を終えるロメオとジュリエット。

…そりゃある意味ピッタリだけどさ(爆)。ボーダフォンとソフトバンクが相思相愛かは知りませんが。
そして確かに「もうあと少しの命だよな」って思っている人も私の周りには少なくないけど…。うちの両親も「ナンバーポータビリティが始まったらボダからauに乗り替える」って言ってるけど…。
これは自虐ネタなのかなぁ。「ヾ(・・;)ォィォィ」ってツッコんでくれるのを待ってるのかなぁ。それとも天然?
これで実際にソフトバンク携帯が悲しい末路を辿ってしまったら、クラシックファンとしては引きつった笑いしか出来ないかも。
いずれにしてももうちょっと選曲の余地はあったと思う今日この頃です。


それはそれとして(ぇ)、「モンタギュー家とキャピュレット家」はいい曲です♪
ド+シ+ラ+ソと音を下げながら重ねられる不協和音のクレッシェンド、サスペンデッド・シンバルの高音とバスドラムの低音の轟音の中を切り裂いて下降する3つの和音はイヤでも悲劇を連想させます。
この序奏が終わると、威厳があるようでどこかおかしさも感じる伴奏に乗って「タラッタラッタラッタ…」のメロディ。こう書いちゃうとふざけたメロディに思っちゃうかもしれませんが、そういう訳じゃ無いですよ。大仰に奏でられるメロディは尊大な態度で対立する両家によって引き起こされる悲劇の無益さを皮肉っているようにも感じるのです。
そしてそれに続くのは対照的に寂しげで冷たさも感じる無機質なワルツ。
バレエの中でも最初に登場する曲ということで、そのインパクトと共に「ロメオとジュリエット」という物語の性格を的確に表現していると思います。

一般的には(というか、学校教育の場では?)プロコフィエフの作品としては、「ロメジュリ」よりも親しみやすい「ピーターと狼」が先に紹介されがちですが、それはプロコフィエフという作曲家の本質が伝わらないですよね。まぁいきなり「ロメジュリ」じゃ刺激が強すぎるのかもしれませんが…。それに授業の音楽の目的はプロコの音楽を掘り下げることじゃないか^^;
でも、個人的には「ピーター」より「ロメジュリ」を大プッシュです(^^)v

「ロメジュリ」は名曲ゆえたくさんの演奏がCD化されています。全曲聴いてもいいですが、いわゆる「ハイライト」(ダイジェスト)や演奏会用組曲でも充分に楽しむことが出来ますです。
「モンタギュー家とキャピュレット家」以外にもいい曲はたくさんありますし♪
私がよく聴いているのはこちら。

プロコフィエフ/ロメオとジュリエット
ムーティ/フィラデルフィア管弦楽団

プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲第1番、
「ロメオとジュリエット」組曲第2番より
レスピーギ:交響詩「ローマの松」
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いい感じの重量感がありながら躍動するリズム感が素敵。すっげー抽象的な表現でゴメン(^^;)
レスピーギ「ローマの松」とのカップリングで、そういう意味でもおいしいですよ♪
posted by ぽぽろんろん at 00:10 | 東京 ☀ | Comment(7) | TrackBack(1) | classical musics

2006年08月13日

今さら「R☆Sオケ」聴いてみた。

のだめ」の中で、ニナ・ルッツ音楽祭に参加したメンバーが集まって作った「R☆Sオケ」。そのメンバーがCDをリリースした!
…って想定のCDですね。
発売はもう1年近く前ですが、最近聴く機会がありましたので感想を。





……


書けません(ぇ
いや、コンセプトがコンセプトだけにね。どうにも感想が言いにくくて。
「演奏が完成してなくていい」訳じゃないですかこれって。「若さと将来性」(特に後者)を感じさせる演奏を期待しなきゃいけないんです、こっちは。
…CDだとその聴き方は難しいっす(^^;)
のだめたちが在籍していた桃ヶ丘音大のモデルとなったM音大生とか、その辺りの方々が演奏したのでしょうか。
実際にホールで聴いたのならまた別な印象を持ったかもしれませんが、CDで音だけだとぶっちゃけどーにもこーにも…
確かに悪い演奏とまでは言わないし若さは溢れてますけどね〜。
将来性?んなもん分かったら評論家になりますがな(笑)

…つーことで、以上でいいっすか?(ぉぃ

いや実際ですね。
R☆Sオケの音ってのはマンガを読みながらそれぞれの読者が頭の中で思い描いているものだし、こういうCD出しちゃうとそれにそぐわない印象を持つ人の方が多いんじゃないですか?(CDの)R☆Sオケの皆さんには申し訳ないですが。
お願いだから2枚目は出さないで欲しい、というのが正直なところです…。
ふと思い返して検索してみたら過去にも似たようなこと書いてました。
↓↓↓↓
◇海老原大作さんと付き合ってみました♪(笑)(このエントリーの最後の方)



実はこんな悪口エントリーは当初書く予定が無かったのですが、それをねじ曲げてしまったのは最近こんな話題があったため。

◇上野と玉木W主演、フジ月9で奏でる「のだめカンタービレ」 -サンケイスポーツ

のだめファンの方はもうご存じですよね。私も一昨日の朝、久しぶりにネットでニュースを見て知りました。
いやぁ、どうなんでしょうか。
個人的にはなるべくラブコメ路線に走って頂いてですね、極力演奏シーンの少ないのだめになって欲しいなと(こらこら
それなら見れるんじゃないかな〜。
そうは言っても、のだめは主人公だし最低限の演奏シーンってありますよね。例えば最初に聞こえてくる「悲惨」ならぬ「悲愴」とかは絶対に欠かせないだろうし。
誰が弾くのかは知りませんが、きっと普通に平凡な演奏が聞こえてくるんだろうな(^^;)
とりあえず上記のR☆Sオケのこともあるので演奏については何一つ期待せずに見るしか無いんでしょうね。皆さん気楽に弾いて下さいな(ひでぇ言い方だ…)

個人的には、かつて市民オケ(?)を舞台にしたドラマで高嶋政伸がティンパニを叩いていて、「新世界より」4楽章あたまのティンパニロールに爆笑した苦笑した経験があるので、オケを舞台にしたドラマはやめて欲しいのです…
一応高嶋政伸ってドラム叩いてるでしょ?それでアレだもん。
よりによって音楽未経験者集めて「のだめ」は勘弁して欲しいよ(ーー;)

さらに記事によれば、このドラマのためにSオケ(これは桃ヶ丘音大内で作られたオケ)メンバーのオーディションをするそうで、ドラマに出演するだけでなく
フジは正式なCD発売、LIVEも企画している。
ってあります。
これは…どーゆーこと?
CD発売??ライブ???
お願いだからやめてくれよ〜(T_T)
特にライブは違うだろと。マンガはもとよりドラマとも違うことになるのでは?
玉木宏が棒を振ったり上野樹里がピアノorピアニカやったりするならドラマとの統一性が取れていてまだいいかもしれませんが…これはしないでしょ?おそらく。
それでものだめファンは、ライナーノーツやプログラムにおそらく付くと思われる「二ノ宮知子のイラストとか佐久間学の解説とか」に釣られて買ったり行ったりしちゃうのかな。
フジテレビとかポニーキャニオン(CDはここから出るんですよね、きっと)に「どうせお前ら買うんだろ?」とすっげーバカにされてる気分。私が自意識過剰なだけなんでしょうけど。


…と悪口ばかり書き連ねちゃいましたが、こんなのを吹き飛ばしてくれるような内容になってくれることを期待しますです。
何がきっかけでも、クラシックを聴いてくれる人が増えたら私としても嬉しいしね。
ドラマが終わる頃に「こんなエントリー書いちゃってごめんなさい」と言いたいな。言わせて下さい。
posted by ぽぽろんろん at 16:50 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | classical musics

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