2009年06月19日

「ブラボー!」読んでみた。

昨日の大阪出張の帰りに新大阪駅の本屋さんで見付けたので買ってしまいました。

ブラボー!表紙と帯.jpg

以前に紹介している「放課後ウインド・オーケストラ」と同様、吹奏楽部が舞台のマンガです。帯には小倉優子がデカデカと載っていますが、彼女で宣伝効果が上がるのかは謎です(笑)
個人的には◇“水槽学”と間違えて吹奏楽部に入ったさかなクンの方が「みんなのうた」で演奏も披露してるし親しみが湧きます(まぁこれも宣伝効果はビミョーかもしれませんが^^;)。ゆうこりんのキャラからすればフルートなんて披露した方が売りになると思うのに聴いたことが無い。きっと大して(以下自粛
ていうか、世の吹奏楽部員は「青春してますか?」とか「音楽してますか?」とかならともかく、ゆうこりんに「練習してますか?」とは言われたくないんじゃなかろうか。

結果的に、裏表紙のデフォルメ絵がかわいかったので買いました(そこかい^^;

ブラボー!裏表紙.jpg

…ということでとっとと内容の感想です。

※この先ネタバレしてますので未読の方は注意!※













主人公は、中学の吹奏楽部でトランペットをやっていたものの、片想いの女の子・美咲(同じく吹奏楽部)に告白する前にふられ退部した鳴海。
高校に入った彼がひょんなことからまた吹奏楽を始めることになるところから物語が始まります。

このマンガの舞台となる高校・日々木(ひびき)高校(通称:ヒビコー)は、「放課後〜」とは違ってコンクールでそこそこの成績をあげてきている学校のようです(ただし小編成)。鳴海もたまたま練習での「だったん人」の合奏を聴いて思わず心惹かれてしまった訳ですしね。
今年は部員も増えたし(とは言え38名ですが)大編成に挑むぜ!とストーリーが流れていきます。そしてそこには当然エリートライバル校(主に顧問同士の因縁という意味で)も登場し、しかもライバル校には美咲の姿も…。
というのがこの巻のストーリー。

で、感想なのですが…

「期待してたのとちょっと違った…(´・ω・`)」

というのが正直なところでした。
実は、表紙をめくって目次を見た時はめっちゃ期待しちゃったんですよ。(恐らく)全てのタイトルが吹奏楽曲(オケからの編曲含む)の曲名を元にしてるんですよね。

序曲:「春の猟犬」? → 春の猟犬(A.リード)
第2曲:そしてどこにも男の姿はない → …そしてどこにも山の姿はない(シュワントナー)
第3曲:誰も寝てはならぬ → 誰も寝てはならぬ(プッチーニ)
第4曲:第六の幸福をもたらす唇 → 第六の幸福をもたらす宿(アッペルモント)
第5曲:西関東の大聖堂への行列 → エルザの大聖堂への行列(ワーグナー)
第6曲:み さ き め ぐ り → ???(まさか…山本コータロー?^^;)

だけど、中を読んでみたら無意味にエロシーン(つってもパンチラとかノーブラとかそんなレベルですが)が多くて…。
顧問の江口先生がお色気たっぷりだったり、パーカッションの栗原さんには「素晴らしい音楽性を持つ人には思わずキスをしてしまう」設定とかあったり…(そして当然鳴海はその餌食?に)。
そして音楽そのもののシーンはそんなに無く、にもかかわらず鳴海には「近々才能爆発しちゃうよ〜」フラグがビンビン立ちまくってまして。
さらには、お色気があるマンガなのにあまり画が上手くない(ぇ
あっという間に目次のテンションはガタ落ちです…。
家に帰ってちょっと調べてみたらこのマンガ、どうやら週刊マガジンで「ちょいエロ吹奏楽ストーリー」として連載中らしく(苦笑)
確かに、そう思って読めばいかにも少年誌なお色気シーンも微笑ましく読めます。「放課後〜」の平音みたく基礎からゆっくりさらっていくのではなく、いつでも無敵モードに突入出来そうな鳴海の設定もある意味少年誌的ですよね。
最初からそうと分かってたらまた印象も違っていたかなぁ。2回目読み直してみたらそこまでテンション落ちずに読めましたし。
ちなみに、よくよく見たらタイトルにも「暴走系吹奏楽列伝」なる言葉が。さすがはマガジン、吹奏楽にまで「暴走」とか「列伝」とか入れてくる(^^;)

ということで、音楽シーンよりは部活を通じてのドタバタとかラブコメみたいなものがメインになりそうなこのマンガなのですが、だからと言って音楽シーンに手を抜いていい訳ではありません(もちろん私の勝手な基準です)。
この巻ですっっごく許せなかったのが、パーカッションの描かれ方です。見てよこれっ!

ブラボー!バスドラ.jpg

バスドラを正面から叩いてるし!さらには

ブラボー!ティンパニ….jpg

この際フォームだとかグリップだとかは無視です。その前に、ティンパニどこ叩いてんの!?なぜわざわざ中心よりも奥を叩いてるの?
これは軽くショック…。本来の場所(手前の縁から中心に向かって3分の1くらい)を叩かなくても、せめて中心を叩いてくれてた方がまだ「ははは、この素人さんめ♪」って笑って済ませられた(かもしれない)のに。
あえてそこを叩かせた理由を教えてください…(ーー;
あ、どうでもいい情報として、上の2つの画像で演奏してるのが栗原さんです。


ということでこのマンガ、「放課後〜」と比べると音楽の要素が薄いので第2巻を買うかは分かりません(ぇ
音楽マンガは解説要素がどうしても必要になってくるから、1話ごとのボリュームが月刊誌くらい無いと難しいのかもしれないですね〜。

ブラボー! 1 (少年マガジンコミックス)
鶴 ゆみか

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posted by ぽぽろんろん at 00:04 | ☁ | Comment(4) | TrackBack(0) | books & comics

2009年04月04日

「放課後ウインド・オーケストラ」第3巻はエリート校登場♪

放課後ウインド・オーケストラ」に早くも第3巻が出てました!
第1巻発売から第2巻発売までの間は半年あったのですがこの第3巻は第2巻から3ヶ月で発売。嬉しい限りです♪
ではでは、とっとと感想でーす。


※この先ネタバレばかりなのでご注意ください※








第2巻の最後にあったように、この巻はコンクール前の合宿がメイン。
そしてこの合宿先で、エリート校である賢洋高校の1年生たちと出会うことになります。
賢洋高校吹奏楽部は1年生だけで50人弱もいるマンモス団体。そしてコンクールでは当然のように毎年全国大会金賞の常連校。茨城(水戸)出身の私としては常総を連想してしまいますね(実際の常総の雰囲気とかはもちろん知りません)。

この2校の合宿は当然のように対照的。
平音たち初心者ばかりの千代高(そう言えば過去2巻の感想エントリーで平音たちの高校名を出していなかったような。千代谷(ちよたに)高校、略してチヨコーです)は、最初やる気満々で無理な目標を立てるものの長続きせずいきなりだらけた状態に。初心者にありがちな計画ミスですね。楽器に限らずほら、ダイエットとかでも(苦笑)
でもそんな中から自分たちのペースを見付け、練習と遊び(笑)を交互に織り交ぜながら結束を深めていく。文字通り手作りの合宿って感じです。
チヨコーの合宿で「おっ?」と思ったのが、鈴菜が「歌って合奏しよう!!」って言ってたところ。私が中高の時は「人間ブラス」って言ってましたが。音楽を“意識する”っていうことではこれはホントに有効で。自分で歌えないと楽器でも音程やリズムは取れませんし、アーティキュレーションをきちんと意識しなければなりません。同じ音符でも、「タン」なのか「ジャン」なのか「パン」なのか「ラー」なのか「ジャーン」なのか、自分がどう表現したいのか考えることはとっても大事です。これは別なところで月川が言っている、音のイメージについて、そしてそれをみんなで共有するところにも繋がってきます。
あと、これの効用としては「恥ずかしさを捨てられる」ってことですかね(笑)
ジャンジャカ大声で歌うのはやっぱり最初恥ずかしさを伴いますけど、やってるうちに慣れちゃうし(笑)、そうすると楽器でも自分の音の曇りが一段階取れますよ。自分の経験上。

対して、賢洋の方は規律正しく基礎練からきっちりと練習。綿密に計画されたスケジュールに沿って練習しています。
この合宿では1年生だけとは言え、入部するのにもオーディションを経ているので音楽の素養は一定以上あるでしょう。そしてその軸になるのは、天才トランペッターの天野と1年生ながら実力で部長の座を勝ち取った桑野。桑野は学生指揮も高いレベルでこなし、この2人が演奏面でも指導面でも全体をぐいぐい引っ張っていってるわけですね。
そして、音楽監督(顧問じゃないのかYO!)は何と月川の父親!月川と賢洋には親子の因縁と天野との因縁が絡んでくるのね。大変だなぁ、月川。
しかし、賢洋にはちょっと「?」ってところもあったんですよね。チューニングの後でAのロングトーンしたりとか(オケ曲を移調せずにやるのかしら?)。ティンパニが3台一直線に並んでたりとか(通常は奏者から全てのティンパニが等距離になるよう弧の形に並べます)。合宿最後のコンサートの最初に全員起立していた絵で、バスクラが2本いたりとか(50人弱の編成で?)。そんな人数編成なのにトロンボーンが少なくとも6人いるとか。
…まぁ全部揚げ足取りですが(^^;)

この2校、音楽というものに対して立っているステージが全然違うので、音楽に対する向き合い方も全然違います。
平音たちは言ってみれば音楽をやるだけで楽しい、そしてそこから少しずつ上手くなっていくことが楽しいという段階。対して桑野たちはもっとレベルの高いところで音楽を磨き上げていくのが楽しいという段階。「のだめ」序盤でのSオケと千秋をもっと極端にした感じですね(正確にはSオケのレベルを思いっ切り下げた感じ)。
なので、この巻では桑野は平音の言ってみれば甘い考え方を思いっ切り見下してましたねぇ。
でもこれは仕方のないことかと。平音たちが主人公なのでどうしても桑野がイヤなヤツに見えてしまいますが、これについてはどっちもそれぞれのフェーズに合ったそれぞれに正しい考え方なんじゃないかなと思います(まぁ、桑野も天野もプライドが高すぎるきらいはありますが)。
そしてこの2校にそれぞれ名トランペッターがいることになります。天野はレベルの高い環境で着々と自分の実力を磨き、一方の月川は初心者軍団を引っ張り上げるのに一生懸命で自分のことについてはちょっと道草状態。これが今後どのように実を結んでいくのかも楽しみにしたいと思います。


合宿以外では、これまではうるさいだけのキャラだった長谷部のエピソードがありました。これもいい話でしたね。

「上手くなるのには
 何よりもまず
 音を出す前に
 頭の中に

 理想(あこがれ)の音が
 鳴ってないとね」


それまでどういう音を出そうとか特に無くただ吹いていただけの長谷部が、この言葉と◇キャンディー・ダルファーのCDを聴いて、音というものに対するイメージを持ち始める。
第2巻までは全く上手くなる気配が無かった長谷部でしたが、これで1ステップ音楽の階段を登りましたね(^^)
そしてこのエピソードで、プロにオーボエを習っているという日向(ひなた)が吹奏楽部に引きずり込まれました。これでまたチヨコー吹奏楽部の層が厚くなりましたね!作者がチヨコーにコンクールでそれなりの成績を取らせようと下準備をしているようです(笑)


あと、この巻では男性お待ちかね(?)、松田のセクスィーシーンが!><
寝起きドッキリのごとく松田の部屋に忍び込んだパーカッション・矢澤が見たものは…

松田第3巻.jpg

ホント何してるの矢澤?GJだ!(ぉぃ^^;

でも個人的にはクラの小宮山さんがかわいいなぁ(いや、マンガキャラなんてみんなかわいいんですが)。

小宮山第3巻.jpg

…かわいいねぇ〜(いや、マンガキャラなんt(ry
最近、自分にメガネ属性が付きつつあるんじゃないかと思い始めてます(苦笑)
こないだ紹介した「とめはねっ!」なら日野ちゃんだし、それから…思い浮かばない(ぉぃ
やっぱ関係ないか。
とりあえず、第4巻の表紙はぜひ小宮山さんでお願いします(笑)

放課後ウインド・オーケストラ 3 (3) (ジャンプコミックス)
宇佐 悠一郎

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■過去の「放課後ウインド・オーケストラ」関連エントリーです。
◇吹奏楽の読み物2つ(その2)(第1巻の感想)
◇「放課後ウインド・オーケストラ」第2巻を読んで、吹奏楽コンクールのことをぐだぐだと
posted by ぽぽろんろん at 00:51 | ☔ | Comment(4) | TrackBack(0) | books & comics

2009年03月28日

「とめはねっ!」面白いね♪

マンガの話題はめっちゃ久しぶりです。
とりぱん」第6巻の感想を書いて無ぇ〜っていう状態のまま、「ハガレン」は第21巻でいよいよ佳境に入ってくるわ「鉄腕バーディー」は新章に入っても相変わらず事件に首をちょっと突っ込んだ一般人が簡単に死ぬわ、ちょこちょこと書きたいことはあったのですが、これを機会に全部すっ飛ばします(ぇ


はい、そーゆーわけで「とめはねっ!」です。
作者の河合克敏は私にとっては「帯をギュッとね!」(通称「帯ギュ」)の人。私はこの作品が大好きで、連載時もほぼ欠かさず読んでましたし単行本も未だに全巻持ってます。今でも時たま読み返すことがありますが、いつ読んでも面白い♪
でもこの人の連載第2作「モンキーターン」は、途中で読むのをやめてしまったんですよねー。どうも主人公の幼なじみや“謎の生物”が肌に合わなくて…。
で、第3作がこの「とめはねっ!」。これは本屋さんで見かける度に買おうかどうかかな〜りの間悩んでいたのですが、先日一気にまとめて買っちゃいました!って言ってもまだ第4巻までしか出ていないんですけど。

河合克敏は、「帯ギュ」が柔道、「モンキーターン」が競艇と、マンガとしてはマイナーなジャンルをテーマに選んでいたのですが、でもどちらもスポーツもの。試合にしても練習にしても動きがあるのでマンガとしては見せやすいですよね。
でも、この「とめはねっ!」は書道部。ついに文化系。しかも書道っていうと地味な印象は否めません。買うのを悩んでいた理由の1つはそこでしたね〜。どうなんだろ?という。
だけどネットで評判とか見るとかなりよかったし、実際に買ってみてそんな心配は無用でした。これは面白い♪

まずやっぱりキャラクターがいいですねぇ。
主人公格の大江縁(ゆかり)と望月結希はどちらも書道初心者(縁に至っては帰国子女のため習字の経験すら無し)ながら、縁はその才能がありながらも気が弱いところ、望月は才能は今イチながらも負けん気だけは誰にも負けないところ、という対比から生まれる関係が面白いです。
また、2人の先輩に当たる日野ちゃん、加茂ちゃん、三輪ちゃんもいい味出してます。特に加茂ちゃん・三輪ちゃんのコンビはいい感じの腹黒さ・狡猾さを醸し出していて、「帯ギュ」の杉・宮崎コンビの悪知恵部分をさらにグレードアップさせたものを感じました(笑)
この5人が所属する鈴里高校書道部と、日野ちゃんの双子の妹が所属する鵠沼学園書道部、この2校が今のところ単行本では登場していますが、この中でいろんなライバル心が飛び交っているため、話が単調にならず面白くなっていると思います。
望月の縁に対するライバル心、日野妹の姉に対するライバル心、加茂ちゃん・日野ちゃんの鵠沼学園に対するライバル心、などが上手く話を転がしていくので読んでいて飽きないですねぇ。

そして、こういうマイナージャンルの作品で必要なのが解説(及び解説役)ですが、これの入れ方も上手いです。
今作では、今のところ主に顧問の影山や県の書道の大家・三浦先生が解説をしていますが、縁と望月が初心者ということもあって、彼らに向けての説明がそのまま私たちへの説明にもなります。だから解説がとっても自然に物語の中に入ってくるんですね。
あと、縁が聞き上手ということもあり、会話のキャッチボールがとっても上手く回ります。普通ならただ聞いて「ふ〜ん」と終わってしまうような話でも、縁はちょっとした疑問を拾い上げて質問する、そしてそれに対してまた解説が行われる。…という風に長い話でも適度な長さで区切られます。だからこれまでほとんど縁の無かった書道についての話も飽きずに読むことが出来るんですね〜。
「もやしもん」の樹教授の1人語りもあれはあれで味ではありますが、やっぱり一気に読むと疲れますから(苦笑)
それと比べると、このマンガは上手く構成されてるな〜と思います。

最後に、書のバリエーションですね。
第1話冒頭の部活動説明会で日野ちゃんが行った「青春アミーゴ」の歌詞を書くパフォーマンスも、私からしたら未知の世界だったわけで。しかもそれが新入生向けのものかと思ったら第1巻最後で日野妹が市民書道大会にミスチルの「しるし」の歌詞を書いていて、「へぇ〜、普通の大会にもこういうのを出す(or出せる)のか〜」と軽く驚いたわけです。
そうした作品から仙がい(漢字は厂の中に圭)の遊び心ある作品、そして手島右卿の「崩壊」のような崩した大字書と、書のバリエーションを少しずつ広げながら紹介していく。もちろん、基本となる楷書や行書については言うまでも無く。
こうやって私にも書の世界が抵抗無く少しずつ入ってくる訳です。いきなり「崩壊」の書を見せられたら、私なら「訳分からんわ。書道って難しすぎる。」とさじを投げちゃいますから(笑)
こういう段階の踏み方が上手いなぁと(これは「帯ギュ」でもそうでした)。
そしてこのマンガで欧陽詢[おうようじゅん]・楮遂良[ちょすいりょう]・王義之[おうぎし]らの名前を世界史の授業以来久しぶりに聞きました。そうなんですよね、私がベートーヴェンやドビュッシーといった名前に普通に接しているように、書道をやってる人にとっては普通の名前なんですよね。

ちなみに上で書いた仙がい2作品と手島右卿の作品はこういうものです。

○△□.jpg これくふて茶のめ.JPG 崩壊.jpg

最初の2つが仙がい、最後のが手島右卿です。
2つ目のは「○」をおまんじゅうに見立てて、隣りに「これくふて茶のめ」と書いてあります。野菜の絵と一緒に「仲よき事は〜」って書いてあるよりは分かりやすいし思わずニヤリとしてしまうかと(いや、別に武者小路実篤をけなしている訳じゃないですよ^^;)
そして「崩壊」の書、読めねぇ〜(^^;)


ということで、「とめはねっ!」はいいね♪というお話でした(相変わらず文章が長い…)。

それにしても、河合克敏は黒髪のストレートロングヘアーの女性が好きなんでしょうかねぇ。「帯ギュ」「モンキーターン」では主人公の彼女がどちらもそうでしたし、今回の望月もそう。徹底している(笑)
でも、個人的には「帯ギュ」のヒロインは桜子で「モンキーターン」も青島さんでしたが(^^;)
今回も望月よりは日野ちゃんの方がいいかなぁ。ああ、でも三輪ちゃんも捨てがたい。いやいや、加茂ちゃn(いい加減にしろ

とめはねっ! 鈴里高校書道部 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
河合 克敏

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…読んでみた限りではメインの主人公は縁だと思われるのに、第1巻の表紙は望月。かわいそうに(苦笑)
posted by ぽぽろんろん at 23:42 | ☔ | Comment(14) | TrackBack(0) | books & comics

2009年01月11日

「放課後ウインド・オーケストラ」第2巻を読んで、吹奏楽コンクールのことをぐだぐだと

う〜む、また「とりぱん」の感想が後回しになってしまうのですが、先日発売になったこのマンガを読んでちょっと書きたいことがあったのでこちらのエントリーを先に。


※この先ネタバレを含む上に長文ですのでご注意を!※
※あと、吹奏楽コンクールについての記述は私の中高時代の印象が強く反映されているのでいろいろ違うところもあると思います。あしからず。※










この巻ではパーカッションに新キャラ加入(しかも演奏が上手くて美人)の話がメインだったのですが、そこがいちばんの食いつきどころだった訳ではなくて。
この新キャラ・松田梓は去年のコンクールまでは吹奏楽部に所属していたのですがそこでのトラブルが元で離れてしまっていた人(退部とは書いてなかったし勝手に楽器庫で練習してたから幽霊部員扱いだったのだろうか?)。
で、その理由というのが「コンクールの枠組みにはまる音楽と自分たちのやりたい音楽とどっちを優先するか?」ってことだったんですね。そこで彼女は極端な後者だったと。

こういう話って特に高校だと結構あることだと思うんですよ。中学だと与えられた曲を無我夢中でやるだけで終わっちゃいますが、高校だと多少余裕も出てくるし自分の音楽に対する欲求も見えてくるし。
実際、私の母校では毎年「コンクールに出るか否か?」というところから総会開いてました。で、「音楽という絶対評価ができないものに対して点数を付けられるってどうなの?それにカットしまくりな音楽はやりたくない」みたいな意見とか「競い合って技術を磨くのはいいことだし、モチベーションが上がる。それにああいう大規模なイベントは他に無い」みたいな意見とかがぶつかり合うわけです。結局何だかんだで毎年出てはいましたけどね。

吹奏楽コンクールって、数年前に所さんの番組とかで取り上げられたりして「おお〜、青春してるなぁ」と熱くかつ爽やかな印象がある人もいると思います。それはそれで間違いは無いのですが、コンクール自体は公平性やスムーズな大会進行を保つために普通の演奏会と比べるといろいろと制約があるんですね。


まず時間。課題曲+自由曲で12分とかなりの短さ。
特に課題曲に長いのを選んでしまうと自由曲が5・6分しか取れなかったりして、自由曲をフルに演奏できずあちこちをカットするハメになります。こうなると曲が本来持っている音楽性がどうしても失われてしまいます…。
じゃあ短いの選べよ、と言われても難易度の関係から諦めざるを得なかったりね(難しくて出来ないっていう以外にも簡単すぎてアピールしづらいっていう場合もあったり)。
そして12分を1秒でも超過すれば失格です。減点じゃありません。前述の松田さんの「トラブル」も曲間のパーカッション準備に時間がかかったせいでのタイムオーバーによる失格だったのです、実は。

それから人数制限。特に中高だと大編成でも50人以内なので結構大変です(◇全日本吹奏楽コンクール>主な規定 - Wikipediaの「人数制限」によると、高校は今年から55人に増えるようですが)。
なので自由曲に打楽器が多いと管楽器の人に自由曲だけ手伝ってもらったり、とかいうパターンもあったりします。
やらされる管楽器奏者はやりたくてやってる訳じゃないことも多いので、こういうのがネガティブな思い出としてその人に残っちゃったりするのです。

そして何より、採点されランク付けされるということ。
コンクールのコンクールたるゆえんでもあるし、(特に奏者として)コンクールが嫌いな人の最も大きな要因としてあるのはこれでしょう。
各団体の演奏は審査員によって点数が付けられ、相対評価で金・銀・銅の各賞に振り分けられます。県大会より下の地区大会レベルだとその下に優良賞とかもあったり。
そして、特に中高ではコンクール結果がその団体を評価する最もメジャーな指標になっています。部活動の成果としてもいちばん見えやすいものですしね。
あと、時期的なものもあって(県大会レベルは夏休み中、全国大会は大体10月に実施されます)、吹奏楽コンクールをいちばんの目標として設定している中学・高校はかなり多いと思います。
なのでいい意味でも悪い意味でも競争になるんですよー。
しかも優劣をつけると言っても直接対決じゃないし、そこに「審査員の好み」という物差しはどうしても入ってくるし、さらにはそれで一年間の評価が決められちゃうようなものだし…、と演奏を数値化されることに拒否反応を示す人が出てくるのも仕方がないことではあります。

ただ、音楽の世界ではコンクールって普通にあります。もちろん絵画や書など他の芸術分野でもありますよね。
けれど、これらに参加する人たちといちばん違うのは「コンクールがゴールじゃない」という点。これですね。
例えばクラシック演奏家の場合、目標はやはり自分の演奏会での演奏ですし、その人への評価もそこから生まれます。コンクールでの実績は極端な話箔付け的な意味合いしかありません。
なのでコンクールで思うような結果を残せなくても(あるいはコンクール自体に出なくても)、ライブや録音で数々の名演を残し名声を得た人はたくさんいますし、これからもそうあり続けると思います。

だけど、中高の吹奏楽ではコンクールがゴールなんですよ。しかも団体戦。
だからこそそこで様々ないい思い出が生まれもしますが、同時に「何であいつあそこで間違ったんだよ!」「何で私はあそこで間違っちゃったんだろう…」みたいなネガティブ思考も鋭くなるんです…。
まぁそれはそれで青春だとしても、コンクールがゴールじゃなきゃそこまでネガティブにならないとは思うんですよね〜。
コンクールより定期演奏会を活動のメインに据えて自分たちのやりたいことを思う存分やる!というのが音楽活動としてはより健全だと思うのですが、大学以上じゃないとそういうのは難しいですよね。中高でもある程度以上恵まれた学校なら別でしょうが。


…という長ったらしいことを、この第2巻で松田の音楽観を読んだ時に頭の中を駆け巡った訳でした(本当はもっといろいろあったけど、ここでは主なところだけざっくりと切り取ってみました)。
マンガの感想エントリーだって忘れかけてた、あぶないあぶない(笑)

このマンガでは結局、松田のトラブルの誤解が解けたこと、「コンクールに賭けたみんなの中にある音楽」とその中で楽しかった自分というものを松田が理解したことでまた吹奏楽部に戻ってくることになります。
コンクールでの音楽は確かにいびつにはなりますが、でもその中でみんな精一杯自分たちを表現しようとしてきたことは確かな訳ですしね。
ここじゃコンクールの短所ばかり並べちゃったんで「コンクール=悪」的なイメージを持った人もいるかもしれないですが、もちろん悪いことばかりじゃないですよ?(説得力無い?^^;
技術や表現力を磨くいい機会なのは間違い無いですし、評価されることでモチベーションが上がることも間違い無いでしょう。
それにコンクールは国内最大の吹奏楽イベントだし、そこで演奏するというのはやっぱり緊張感が違います。他団体の演奏をたくさん聴ける機会も少ないですからいい刺激にもなりますしね。
要はコンクールが権威化されすぎているところが問題なのでしょうか。で、さらに中高生にとってはそこがゴールだというところ。
賞にとらわれすぎなければ、とっても楽しいイベントだと私は思いますよ。


さてさて、パーカッションは松田が復帰したことで彼女に心酔して付いてきていた他のパートメンバーも復帰。第1巻では全く描写の無かったパーカッションにいきなり人数が揃いました(笑)
第3巻で合宿をして、第4巻で最初のコンクールっていうことになるのかな?
それまでに平音たち初心者や経験者だけど今イチな藤本らがどこまで実力を上げていくのか楽しみにしたいと思います。
ここまで現実離れしたレベルアップはせず地道に実力を付けている展開ではありますが、中高の頃なんて(正しく)練習すればするだけぐんぐん伸びますしね。ずっと必死で頑張ってきた彼らに去年は無理だった県大会へ行けるくらいのご褒美があってもいいかも?

放課後ウインド・オーケストラ 2 (2) (ジャンプコミックス)
宇佐 悠一郎

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■過去の「放課後ウインド・オーケストラ」関連エントリーです。
◇吹奏楽の読み物2つ(その2)(第1巻の感想)
posted by ぽぽろんろん at 00:38 | ☔ | Comment(4) | TrackBack(0) | books & comics

2008年12月24日

「もやしもん」第7巻は、…ストーリー進まねぇ(^^;)

「とりぱん」も読んだんだけど、一応こちらのエントリーを先に上げます。
なぜかというと、初回限定版のオマケがあるから!
こちらです。

ナノブロック箱.jpg

◇ナノブロックでA.オリゼーが作れる!というもの。
ナノブロックは前にちょっと予想してたとおりちっちゃいレゴって解釈で合ってましたね。
ただこれ、箱の写真を見た時は正直言ってちょっと「?」マークが頭に浮かんだことは事実です。「今イチ?」って(こらこら^^;
でも、取説に従ってえっちらおっちら作ってみたのがこちら!


かわええじゃないか〜(´∀` )
ちょっと後ろの菌糸のくっつき具合が頼りなくはあるのですが、でも上手く出来るもんですねー。
以前◇私が.S(ドッツ)で恥ずかしい作品を晒したのと違ってさすがです。
あ、一緒に写っているのは第4巻の限定版オマケだった携帯ストラップフィギュアです。背面の写真で逆立ちしてるのはその方が安定するからです。それだけ(笑)
そしてこれ、小さいサイズのも作れます。



ストラップフィギュアとの対比で大きさを比べてみてくださいな。
この大きさでもなかなかの造形です。
でもこれ、大小の組立方法を書いておきながら両サイズを同時に作れないというのはあんまりじゃありませんか?
これは限定版2冊買えということですか(^^;)
さすがにそこまでは出来ませんよ私には…。


…さて、ではマンガ自体の感想に行きます。

※!この先ネタバレでかもしてますので注意!※









…ネタバレって書いたものの、あまりバラすことが無い(ぇ
だってストーリーとしてはほとんど進んでないんだもん。
巻頭で及川が1つ謎を見付けて、最後にそれが一応の形では解決したものの別の謎が示されて…終了。
その間に沖縄で会った蛍のドッペルゲンガー1号・金城優とそのおじいがやってきてドタバタと。
むぅ、感想が難しい(汗

最初の特保の話は知ってる部分もありましたが、「条件付き特保」の存在は知りませんでした。多分、食品メーカー側も「条件付き」なんてものは大々的に宣伝しないからかもしれませんね。
この話中での

乳酸菌A「待て それなら 『読むと元気になる』 モーニングも薬事法違反だ」
乳酸菌B「何てことだ イブニングでよかった…」


の会話はツボに来ました(笑)

かもし的な話では、この巻は日本酒や味噌・醤油が主役。オリゼー大活躍ですな。
ここでは大吟醸についての話で出てきた樹教授の言葉がかっこよかった。

せっかくの実りを半分以上米ぬかとして捨てておきながら
それを重宝がる大吟醸なんて道楽品という論法


に対して、

ただ一つ──
農の世界に関わる者として反論するなら

ただ単に捨てたりするはず訳がない
実りに心から感謝を捧げ 業(わざ)を以てそれに応える
それが蔵の人であり 農もそうあるべきだと思うんだ


いいね!d(^_^)ねっ
大吟醸にしても、皮しか食べない北京ダックにしても(肉も食べさせてくれる店もあるようですが)、美味しいものに対する探求心・研究心の賜物なわけで。
その素材を大事にしない人がそこまで辿り着けるはずがないと思うのですよ、うん。
教授はたまにいいことを言うので困ります(笑)

そして先程書いた「謎」についてですが。
及川が発酵蔵で偶然見付けた謎の地下階段。次に見た時はそこは普通に壁になっちゃっててますます謎は深まったのですが、結局ここは地下室(ちかしつというよりちかむろ?)で、ビールなんかを造ってたということが判明。
でも「知られちゃうと武藤が飲んじゃうから」っていうのは理由としちゃ今イチだよなぁと思っていたら、どうやらビールは追求の目を逸らすためのダミーだったようで(もちろん目的の1つでもあったでしょうが)。
最後には、教授と日吉酒店のじっちゃんと金城おじいの爺さん3人が水の中に並んで立って謎のセリフを吐いておりましたな。結局何なのだろうあれは?

金城優については、彼女と及川が寮の風呂に入るところを男子寮生が大挙して外から覗きに行き、足下が崩れて地下通路の謎が1つ解決に前進するというエピソードがありましたが、それ以外はあまり要りませんでしたな。武藤より酒が強いということは分かりましたが…。
あとは、おじいがいないと最後に爺さん3人が並ぶ画が書けないってこともあるか。
でも彼女絡みのエピソードは、全体的に読み終わってから印象に残ってる部分が少ないです。せっかく登場したのにそこはちょっと残念かなぁ。

それから人間関係。
何だかんだで美里と長谷川は少し距離が近づいてますね〜。巻頭ではムチ振るって大暴れでしたが(笑)
直保と及川は仲いいけどそれ以上進む感じはなさげかなぁ、今のところ。
まぁこの辺が話の軸になることは無いと思うので(^^;)


あとは小ネタ。

  • 今回の下側は…何?
    これなのですが、一体何だろ?しばらく考えたけど分かりませんでした。

    もやしもん7下側.jpg

    天地がこれでいいのかも分かりません(^^;)
    もしかしたら、蛍と優が向かい合ってしゃべってるコマの欄外に「左右対称絵。」っていうことが書いてあったので、これは「◇ルビンの壷なのでしょうか?写真は天地逆で…。
    どなたか、情報求む。

  • 日吉酒店のケンドーこばやしがタレント志望?
    日吉じっちゃんがバラしたこの事実に思わず「タレント?」とつぶやいたら、隣りに同じことが書いてありました。

    もやしもん7タレント?.jpg

    余白の言葉は確か担当が書いているので、私と同じ心境だったのでしょう。あるいはこちらのリアクションを読まれてたか?
    この巻でいちばん笑ったのはここでした(^^;)

  • 限定版は単行本自体もナノだらけ
    サイコロの4みたいな模様が何なのか最初は分かっていなかったのですが、よくよく見たらナノブロックなんですね。
    これが今回いろんなところに。
    表紙や裏表紙の折り込み部分とか。

    もやしもん7表紙折り込み.jpg もやしもん7裏表紙折り込み.jpg

    目次にも。

    もやしもん7目次.jpg

    あと、表紙や背表紙にもナノが。

    もやしもん7表紙.jpg もやしもん7背表紙裏.jpg

    表紙見て思ったのですが、「7(なな)」と「ナノ」をかけていたりするのでしょうか?
    あと、背表紙見て「もやしもんなの♪」という感じに読んでしまった。

  • 表紙カバー取ったら宣伝でした(笑)
    もやしもん7表紙裏.jpg もやしもん7裏表紙裏.jpg

    表紙の方は
    ・手塚治虫文化賞マンガ大賞
    ・講談社漫画賞
    醤油文化賞
    の各賞を受賞ということで、特に3つ目はマンガじゃなかなか取れないものだと思いますから素直に「おめでとうございます!」と思ったのですが、裏表紙の方はどうなんだろう?(苦笑)
    ちょっと引いてしまったのは事実(^^;)

  • 久々!樹教授の長台詞(笑)
    最初ので「うわ〜」と思ったら、
    ↓↓↓↓
    もやしもん7教授長台詞2.jpg

    後からもっと凄いの出てきて吹いた。
    ↓↓↓↓
    もやしもん7教授長台詞1.jpg

    ちなみにこっちのは次ページでもまだまだ続いてます(笑)

  • 巻末予告
    毎度お馴染みのデタラメ巻末予告ですが、この巻ではこんなのでした。

    もやしもん7巻末予告.jpg

    …普通に読んでみたいのですが(笑)
    どうやら中学時代は剣道部だったみたいですね。

  • そういえば…
    ◇以前のエントリーで書いた、表紙の後ろ向きの顔については特に何も無かったな…(´・ω・`)



次の巻ですが、地下通路エピソードは謎を残しながらもいったん落ち着いちゃいましたし、どんな展開になるのか全然分かりませんね〜。
私は連載では読んでいないので、第8巻をまた楽しみに待ちたいと思います♪



あと、第7巻とは関係無いところで。
これは本来◇前回のAフィルのエントリーで書くことだったし最後になってしまって申し訳ないのですが。
前日リハの時に、くーちさんからまたもやしもんグッズを頂いてしまいました!

ナットウモネラマグネット.jpg

B.ナットウのモネラマグネットです。
嬉しい!水戸育ちで納豆大好きな私にはとてつもなく嬉しい!
いつも本当にありがとうございます!
m(_ _)m



■過去のかもされ関連エントリーです♪
◇「もやしもん」にかもされそう(笑)
◇成分解析「もやしもん」ばーじょん♪
◇「もやしもん」3巻は表紙が卑怯だ(笑)
◇「週刊石川雅之」はフランスの国鳥が卑怯だ(笑)
◇「もやしもん」第4巻は、樹教授の怖さを知りました(笑)
◇「もやしもん」第5巻は…表紙誰やねん!(笑)
◇「もやしもん」アニメ見たよー♪
◇「もやしもん」アニメとDVDとマンガと。
◇「もやしもん」アニメ第4話の一言にげんなり…
◇「もやしもん」アニメ第5話…、やっぱ(自主?)規制って寂しいのぉ…
◇「もやしもん」アニメ第6話はニワトリにもかもされた(笑)
◇「もやしもん」アニメ第7話は…、げげっまだ続くの?
◇「もやしもん」アニメ第8話は…、いやん、セクシー(笑)
◇「もやしもん」アニメ終わった〜。
◇かもすたっふぃんぐがやってきた♪
◇「もやしもん」第6巻は予想以上のデカさ。
タグ:かもすぞ
posted by ぽぽろんろん at 00:44 | ☔ | Comment(6) | TrackBack(0) | books & comics

2008年09月23日

「ハリー・ポッターと死の秘宝」読み終わったー♪

ということで、昨日も実家の引っ越し荷造りを手伝ってきたり、今日も日帰り大阪出張だったりしたのですが、それよりもちょっと前にやっとハリポタ最終巻を読み終えたのでその感想を簡単に。




※念のため、この先ネタバレ注意!知りたくない人、エバネスコ!※





…エバネスコ、って何?って人は、◇Wikipediaにあるハリポタ魔法一覧をどうぞ。
っていうか、私もそこから合いそうなのを探しただけなので厳密には使用法が違うかも。
だって私、基本的にハリポタは職場のOさんから借りて読んでるんだもん。詳しいことなんて知るもんか!(ぉぃ


さてさて、この巻でついにハリーとヴォルデモートとの決着がついた訳ですが。
そんな2人よりもダンブルドアよりも、スネイプの圧倒的なかっこよさに惚れてしまいました
これまでの巻で「スネイプは結局ハリーの味方なのか?敵なのか?」っていうのがエピソードごとに私の頭の中で行ったり来たりしていたのですが、この巻であくまで死喰い人として死んだ!と思ったところでハリーに見せられた彼の記憶。

ずるいわー、これ。

ヴォルデモートまでも完全に騙しきって死喰い人としての役割を演じきり、ハリーたちを裏で導いたスネイプ。
しかもヴォルデモートの重要な側近としてですからね。立場上ヴォルデモートのそばにいることも多かった訳で、並の魔法魔法使いじゃ彼を騙しきれませんよ。かっけー。
それもこれも全部ハリーの母、リリーのためってのがまたいい。ただこれ、半端な描写だと未練がましくてキモいおっさんになってしまいますが(笑)、ここまで完璧にやってのけると「かっけー」としか言えませんて。
しかも守護霊までリリーと同じ牝鹿ですか。ずるいわー。

最終的には彼1人のおかげでスリザリン株まで上がっちゃいましたからね(^^;)
ここまでただひたすら醜悪に描かれてきたスリザリンでしたが、エピローグではハリーが息子に「(グリフィンドールでもスリザリンでも)どっちでもかまわないんだよ」って言っちゃってますからね。スネイプの真実を知らなかったら絶対にこんな考えは浮かびもしなかったでしょう。偉大すぎるぜ、スネイプ。

反対にダンブルドア株はこれまでに比べると下がってしまいましたね…。元々が高すぎたってのもありますが。
ヴォルデモートを殺すためならハリーの死もいとわないとは、さすがにショックでした。
彼の過去も、それを裏付けるように利己的な面が出てきて、そういう意味じゃ彼の性格は一貫していたということだとは思うのですが、やはり最も偉大な魔法使いとしてずっと描かれてきましたからねぇ…。

そして更にびっくりするくらい株が下がったのがヴォルデモートだわ(苦笑)
スネイプの名演に気付けなかったのはともかくとして、何よこいつのいきなりの間抜けっぷりは。
ハリーの中の自分の魂に気付いてないとか知らぬ間に「蘇りの石」を分霊箱にしてたとか分霊箱がホグワーツに集まりすぎとかそれだけならまだしも、挙げ句の果てに「死んだふり」状態のハリーに気付かないってどーゆーこと!?
さすがにここは苦笑しましたよ(^^;)
ニワトコの杖を巡ってのあーだこーだも読み違えがあまりに酷いし…。
ラスボスにしては最後に来てちと間が抜けすぎていたよ。全部彼の慢心ってことにしちゃっていいのかなぁ?よく分からん。

でも、全体的に見れば最後はかなり盛り上がって面白かったですね。
ハリーとヴォルデモートとの因縁も、これまでの魔法のルールの中できちんと決着をつけた印象がありますし(これまでの魔法ルールを根本からひっくり返すような“太古の魔法”的なものがいきなり出てくるのを心配していたんです実は^^;)。
主要生徒キャラもそれぞれ目立つシーンがありましたしね。いきなりロンは蛇語操るし(笑)
最後のホグワーツでの戦いは、総勢入り乱れて「さてこれは映画ではどうやるんだろう?」ってのが今から楽しみだったりもします。


最後に、エピローグ部分に一言。ハリーとジニーの子供の名前なんですがー。
「ジェームズ」と「リリー」はともかく、次男の名前「アルバス・セブルス」は無いわー。つーか子供にプレッシャー与えすぎだわー。アルバス(ダンブルドア)かセブルス(スネイプ)どっちか1人だって常人には重荷だと言うのにダブルはむごいわー(苦笑)


ということで最後まで読み終わった訳ですが、真実を知ったところでもう一度最初から読み直してみたい気もします。つまり、ダンブルドアとスネイプの意図を考えながら読んでみたいんです(特に後者)。
ただ、Oさんと言っていたのですが、日本語版だと訳者が訳した当時には真実が当然分かっていないのでニュアンスが原書と違っているかも?ということを思ってしまいまして。
すると原書を読むのか?いやいやそれは無い(断言
つーことでこのままズルズルと終わってしまいそうです(ぉぃ

…やっぱそれもなぁ。日本語版でもいいから読んでみましょうかね〜。問題はその時間をどうやって作るかだ(爆)
タグ:ハリポタ
posted by ぽぽろんろん at 00:34 | ☔ | Comment(8) | TrackBack(0) | books & comics

2008年08月29日

「よつばと!」第8巻には自分の思い出をくすぐられっぱなしなのだ

今日は大阪出張でした。さすがにもう飽きた。つーか仕事じゃない用事で行きたい(笑)
豊橋の豪雨の影響で帰りがちょっと遅れましたが、こちら神奈川奥地で降り出す前に帰って来られてホッとしてます。
さて、昨日の健康診断の帰りに買った最新巻、さっそく感想です〜♪



※この先ネタバレしてないよ!あべこべごっこだよ!要はネタバレしてるよ!※








この巻のよつばの言動にもまた楽しませてもらった訳ですが。
この巻ではよつばのマイブームがコロコロと変わっていったのがまず印象的でした。
前巻最後の牧場に影響を受けた最初の「ぼくじょうマン」、牧場のおみやげを綾瀬家のおかあさんに渡しに行ったら逆に梨のおみやげをもらったことに影響を受けた「あべこべごっこ」、そしてお祭りの後でも「よいやさー」のかけ声をしてたり。
1つのマイブームに飽きて次に行くのではなく、何か楽しい出来事があるとそれをしばらく引きずっていくところが子供らしいというかよつばらしいなと感じました。


この巻のいちばんのイベントはお祭り。
道路も交通規制して、山車や御神輿がいくつも集まって、結構大きな規模のお祭りです。
よつばも「くるまもとまってくれる!」「みちのまんなかとおってる!」と喜び驚いてましたが、普段と力関係が逆転したり通れないところを通れたりすると嬉しくなる気持ちはよく分かります♪
私が子供の時の町内会のお祭りは盆踊りくらいで、こうやってはっぴ着て山車を引くようなことってやってなかったので、ちょっと羨ましい光景です。

この話で自転車屋さんとかが再登場したのがいいですね。自転車屋さんのキャラがいいというのもありますが、よつばってあちこち大冒険しているようで実はその世界が基本的にはホントにごくごく近所で閉じてるんだよなぁというのを改めて感じさせてくれて。そうなんだよね〜、子供の世界って狭いんだよねぇ。自分では凄く広く感じてるんだけど。
最後の方でちょこっと登場した婦警さんもおそらく花キューピッドの時の人と同一人物?
第3巻を見返してみたらタッチがちょっと変わってたので分かりづらかったのですが、同一人物の方が楽しいしそう思うことにしよう。
あと、山車をよつばの隣で引いていた子も、恵那とラジオ体操に行った時にいた子ですよね。この子、この回ではよつばと一緒に「おかし!おー!」とかけ声かけてたりと結構絡みがありましたが、そのうち脇役キャラとして定着してくるのでしょうか?背格好で見ると同じ年齢っぽいし、恵那とも違った絡みが見られるかもとちょっと期待したり(ここで見る限りよつばの方が上の立場にいる感じだったし)。
よつばの行動範囲がいつまでも小岩井家・綾瀬家ばかりって訳にもいかないもんねぇ。

そして最後には山車を引いたごほうびにもらったお菓子の詰め合わせ!そうそう、あれは子供の頃にはもの凄いごほうびでした。ていうか、宝の山?(笑)
よつばの「いっぱいもらったー!いっぱい!どれかひとつでなく!」っていうセリフは、間違いなく子供の頃の自分の心境と重なります(^^)

あと、みうらもなかなか凛々しい格好で登場。これはみうらファンにはたまらんものがあったかもしれない。


さ〜て、「今回のしまうー」のコーナー♪←何だよそれ(^^;)
この巻では風香の高校の文化祭で登場。
よつばにいきなり頭突きされた時の顔が凄まじくブサイクだった訳ですが(こらこら^^;
風香たちのクラスの喫茶店で、イチゴとクリームがたっぷり乗ったケーキを楽しみにしていたよつばに出されたのはパウンドケーキ
その地味さによつばは泣きそうになっていた訳ですが、それを見たしまうーの取った行動が「別の組からイチゴクレープを買ってくる」ってのがまた彼女らしいというか。
まぁこの場合仕方ないとは思いますけど、せめてクレープのクリームとイチゴを自分とこのパウンドケーキに乗せ替えてよつばに出すとかすればよかったのに。まさかそのまま出すとは思わなかった(苦笑)
妙案のようで「いいのか、それで?」っていうところがしまうーらしくていいのよね〜。

あと、よつばの言葉にいちいち隣で輪になって反応してるしまうーたちもいいですね〜。最後の「もっともだ」は何気に好き。


さて、今回私の心にいちばん残ったのが実は最後の「どんぐり」の話。
お祭りの話に比べればかなり地味な回なのですが。
どんぐりを拾うよつばの横に立ち「とーちゃん1個も見つからん」と言っていたとーちゃんですが、その後でかがんで言った「お あるある」に続く

「ああ 座ると見つかるのか

このセリフにハッとしまして。
このマンガ、普段はよつばを通して子供の目線を見せてくれますが、ここではとーちゃんがその役割を果たしているんですよね。
子供は大人より地面が近いし、自分自身も子供の頃はもっと土と触れ合っていました。この話のように木の実を拾ったりする以外にも、カブトムシの幼虫を探したりとかアリの行列眺めたりとか四つ葉のクローバーを探したりとか、冬には霜柱ザクザク踏みながら歩いたりとか。
大人になって目線も心も土から遠くなって、そのせいで見えなくなっちゃっているものもあるかもしれないなー、と思ってちょっと寂しくもなったり。あと、環境が変わって今じゃシロツメクサがまとまって生えてたり霜柱が出来る場所も少なくなってきてることもあるかな。

ただ単によつばたちの言動を楽しむだけじゃなく、こうやっていろんな風景やイベントを通じて自分の中にある子供の頃の思い出をくすぐってくれる。ただのコメディだけに終わらないところがこの作品の大きな魅力ですよね〜。この巻では強くそれを感じました。
自分の記憶と重ね合わせて「そうそう、あるよねー」となる場面は取り上げていくとキリが無いのでこの辺にしたいと思います。


この巻で1つだけ残念だったのは、最初の話がその後どうなったかっていうのが分からなかったことかなぁ。
大概こういう話の時は本編から1ページめくったところに1コマその後の光景を書いてくれてたりするんだけど、ここでは特に無く。
よつばが怒られたのか、怒られたのならどの程度か、何かおしおきされたのか、みたいなことが気になって仕方がない(苦笑)
もちろん全ての話に結末をつけなきゃいけないっていう決まりは無いんですけどね。気になるよー(笑)

よつばと! 8 (8) (電撃コミックス)
あずま きよひこ

◇このアイテムの詳細を見る




■過去のよつばと!関連エントリーです♪
◇「よつばと!」第7巻ではついに風香の友達登場♪
◇「よつばと!」で心も体も栄養補給♪

マンガ以外も。
◇栗コーダーでよつばと♪
タグ:よつばと!
posted by ぽぽろんろん at 01:49 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(1) | books & comics

2008年08月17日

「のだめカンタービレ」第21巻は、試練ののだめと差し伸べられる魔の手?

こんばんは、ぽぽろんろんです。
さっそくブラ1のスコアを近くの楽器屋さんに買いに行ったら、ブラームスの交響曲は3と4しか置いていなくてちょっとショックでした。ブラ1なんてどこにでもあるもんだと思ってたよ…。
つーことで、暑い中あちこち探し歩くのもイヤなのでとっとと時間を作って銀座ヤマハまで出てしまおうと考えてます。
って言いながら実行はいつになるんだろ…。


それはともかく、さっそく「のだめ」最新刊の感想です。


※この先ネタバレ全開です!!「ぎゃぼー!」となりたくない人はこれ以上進入注意!!※










元々最近はギャグ要素が少なくなっては来ていましたが、この巻に関しては完全にシリアスに進行しましたね。帯の「こんなに笑えるクラシック音楽があったのか!?」とはかなりかけ離れた展開です。


この巻のメインの1つが「千秋とRuiの共演」。
これまでこの2人の共演はお互いにピンチヒッターだった訳ですが、これは正真正銘の共演。そして、これまでの2人の音楽だけでなくRuiの千秋に対する気持ちの総決算ともなりました。
Ruiは第18巻で千秋に「バキュン キュン キュン バキューン」とハートを撃ち抜かれ、自らの復帰演奏会の指揮に千秋を指名し、そしてこの巻では千秋と2人での練習の場を作って接近を試みた訳ですが、結果的には接近したせいで千秋の中にいるのだめに気付いてしまった感じでしたね。

最初の2人きりの練習で千秋のやりたいとおりの演奏を披露したRuiですが、それはおそらく感情をある程度理性でコントロールした、常識的な演奏だったんでしょう。
もちろんそれでも充分いい演奏だったんだろうけど、その次の練習でその枠を取っ払ってくれた千秋に、彼の中にある“のだめ”を感じてしまったんだろうなぁ。
18巻で千秋に惚れてしまった時はおそらく「この人となら同じものを共有していける」という気持ちがあったんじゃないかと想像しているのですが、この巻でRui自身にしか無いものを千秋に見透かされ、その能力がのだめ由来だということを理解しちゃったんですね。
そしてそれが「夢☆クラ」インタビュー後の食事でのセリフに繋がっていくんでしょうね〜。
ここで全部理解しきっちゃって諦めちゃうところがRuiらしいのかな。
千秋が「おまえって大人だな……」って言っていますが、そういうとこも含めてそう思います。

演奏前に「新しい経験」って言っていたのは、おそらく常識の枠を取り払ってもっと自分のやりたい演奏をするっていうことかな?多分今までは従来の千秋同様、音楽を冷静に分析して演奏していたのでしょうね。
それが今回、その「新しい経験」により「はっちゃけた演奏」(ターニャ談)が出来て、それが観客とも一体となって会場全体が盛り上がっていく。演奏者としても観客としても至福の時間ですよね〜。
あと、「新しい経験」には誰かへの恋心を持って演奏するってことも含まれるのかなぁ。千秋への恋心と信頼感を持って演奏することで、至福の時間はますます濃いものになったのではないでしょうか。


この巻のもう1つのメインがのだめの「苦悩に満ちた試練」ですね。振り返ってみるとのだめって結構頻繁に壁にぶつかってはいるのですが(笑)今回はベートーヴェンのソナタ第31番でぶつかってます。
この曲は第20巻でのだめにより

良い感じで始まるけど
なかなかダイナミックに展開しなくて
え〜〜この巻これで終わり〜?って物足りなくてイライラして−
でも最後の巻でいろいろな人が出てきてドーンと物語が終わっちゃうんデス
なんか感動的に納得させられて


と評されていましたが、のだめはこの曲最後のフーガに入れずにいます。技術的ではなく精神的な原因で。
言ってみれば最終巻に入れずにイライラしている状況です。

この曲の最終楽章はフーガの前に「嘆きの歌」が配置されていて(第20巻で千秋が言っている「アリア」)、オクレール先生はそこを

「裏切り」
「苦悩に満ちた試練」
「落胆」
(中略)
最後は疲れ果て 心もない


と表現しています。
この巻で千秋にRuiが絡みだし、のだめの中に「裏切り」「苦悩に満ちた試練」の感情が芽生えた訳ですが(笑)、それ以上にこの2人のラヴェルにガツンとやられてしまった訳ですねー。
そんなタイミングでミルヒーと再会するとは、何という運命の歯車(^^;)
のだめの話を聞き、そしてピアノを弾かせるミルヒー。
聴いてすぐミルヒーの表情が一変してますから、かなりいい演奏・いい音だったんでしょうね。でもそこでも最後のフーガが弾けないところにのだめのダメージのデカさを感じます。
するとそこに何と、ミルヒーが魔の手を差し伸べる!

正面から向き合うとどんなふうに楽しいのか……
知りたくない?


のセリフと共にミルヒーの足下に浮かび上がる魔法陣(笑)
この巻でネタ部分があるとすればここくらいじゃないでしょうか。でも、これさえも「ファウスト」の一場面と重ね合わせてそのネタ的な割合を少なくしています。
この“悪魔の契約”により、のだめはミルヒーの演奏会でPコンを弾くチャンスが与えられそうです。
思い返すと、ミルヒーは最初にのだめの練習を覗き見して「ブラボー!」って言ってますからねぇ。その後、Sオケの「マスコット・ガール」として手元に置いていましたし、この巻でも「かわいい娘」(「こ」じゃなくて「むすめ」ね、文字通り)と言っています。それだけのだめの才能を認めてるってことなんですよね〜。

この契約がのだめにどういう化学反応を引き起こすのか?次の巻ではこれが楽しみですね♪


…それにしても最近は、題材として使われている音楽とのだめたちの心情との結び付きが強くなりましたね〜。
もちろん以前からそういうものはあったけど、最近は他の要素が少なくなったこともあってかこの部分が強調されているように感じます。
しかも、これまでは「演奏自体は出来ていたけど、その音に精神状態がどのように反映されているか」という描き方でしたが、この巻では「演奏自体が出来なくなる」という、よりストレートな表現になってます。
こういう風になってくると読者としては「どういう曲なんだろう?」っていうのが気になると思うのですが、「そこでCDブックですよ!」とオススメ出来ないのがCDブックの凄いところ(苦笑)
◇前のエントリーでも書いたとおり、ラヴェルのPコンはその楽しさを伝えるのにはいちばん不向きな第2楽章のみ、そしてベートーヴェンは入ってない。

むぅ〜…(ーー;

ということで、うちにあるCDを紹介しておきます。
まずはラヴェル。

ラヴェル:ピアノ協奏曲
クリュイタンス/パリ音楽院管弦楽団、フランソワ(Pf)

ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調、左手のためのピアノ協奏曲
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この演奏は◇以前「ムチ」を買った時のエントリーでも紹介していますがあらためて。
やっぱりこの演奏は楽しいです♪オケの音色が軽やかなのもいいんだろうなぁ。

あと、うちにはアルゲリッチの演奏もあります。

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
アバド/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(*)、アルゲリッチ(Pf)

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調(*)
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調(*)、夜のガスパール
◇このアイテムの詳細を見る


こちらのラヴェルはエネルギッシュなものを感じます。第1楽章ラスト、Tuttiで降りてくるスケールの和音はなかなか素敵な爆裂具合。
あと、こちらは曲目の組み合わせが玄人好みです。プロコのPコンとかは普通の人じゃなかなか聴くチャンスが無いでしょうし。
また、「夜のガスパール」は「のだめ」絡みで言うとずーっと前に瀬川悠人が弾いていたりします(笑)

お次はベートーヴェン。

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番&第31番&第32番
内田光子(Pf)

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調、
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調
◇このアイテムの詳細を見る


これも◇以前に第32番のエントリーで紹介したものです。
この31番でも指先まで神経の行き届いたいい演奏をしていますよ〜。



■過去の「のだめ」関連エントリーです♪
◇「のだめカンタービレ」第20巻は…くろきんってばっ!
◇「のだめカンタービレ」第19巻は、ターニャ覚醒♪
◇「のだめカンタービレ」第18巻は、みんながそれぞれの一歩を。
◇「のだめカンタービレ」第17巻は千秋が次のステップへ
◇「のだめカンタービレ」16巻は、男たちの成長物語(笑)
◇「のだめカンタービレ」15巻はピアノもカレーもかもしまくり♪
◇のだめカンタービレ14巻 は、のだめの才能が開く予感?
◇のだめ13巻 〜のだめと千秋共演間近♪
◇のだめ12冊一気読み(笑)

CD関連はこちら。
◇海老原大作さんと付き合ってみました♪(笑)
◇「のだめカンタービレCDブック Vol.2」でビックリ
◇今さら「R☆Sオケ」聴いてみた。
posted by ぽぽろんろん at 00:16 | ☁ | Comment(4) | TrackBack(0) | books & comics

2008年08月10日

吹奏楽の読み物2つ(その2)

こんばんは、ぽぽろんろんです。
さっそく◇前のエントリーの続きです。

※前回同様新刊という訳では無いですが、一応この先ネタバレ注意※



2つ目ですが、マンガです。タイトルは「放課後ウインド・オーケストラ」。作者は宇佐悠一郎っていう人で◇Wikipediaを見る限りではこれが初連載みたいです。

放課後ウインド・オーケストラ.JPG

これは先程紹介した「楽隊のうさぎ」とは違って、成績不振で廃部となってしまった吹奏楽部を立て直していくお話。「楽隊〜」が全国トップクラスの学校を舞台としているのに対して、こちらは底辺と言っていいでしょう。
主人公は、吹奏楽好きのヒロイン・鈴菜(りな)の気を引くのが目的で吹奏楽部立て直しと部長を引き受けてしまった平音(へいおん)佳敏。…名字に多少の無理矢理感あり(苦笑)
平音は全くの初心者で、トランペットを希望して1から勉強していきます。
そのため、このマンガでは平音の目線に合わせて演奏の基礎からかなり丁寧に説明されています。ロングトーンやタンギングの基本も結構丁寧に解説されてるのよね。あとは、最初は10分吹いただけで唇がバテバテになることとか、金管楽器の管に溜まる「ヘドロ」のこととか(苦笑)、普通じゃなかなか知る機会が無いことも教えてくれたり。
吹奏楽を知らない人でも入りやすい作りになっていると思います。表紙がギャルものっぽかったので読む前は変な先入観がありましたが、中身は案外しっかりしてました。すみません(汗

平音は、偶然縁が出来た天才トランペット奏者(つっても同学年だけど)・月川に付きまといながらロングトーンをさらっているレベルですが、毎日欠かさず練習を続けて少しずつ地力を付けているところに好感が持てます。こういう下積みがあれば、後々いきなり平音が化けたとしてもある程度納得は出来ますからねぇ。
上手くなる時って少しずつ出来るようになるっていうより、一生懸命さらっているうちいきなり出来るようになりますよね。音の出し方のような超基本的なことについては特に。私の経験上はそう思います。

ということで、第1巻では半分以上“吹奏楽基礎講座”の様相になっていて吹奏楽部としての本格的な活動開始もまだスタートしてない状況。ここからどうなっていくのかは全く分かりません。
一応今年のコンクールには申し込みするみたいですが(人数的に小編成でしょうね)、この本番はさすがにズタボロでそこから本腰が入ってくる感じでしょうか。

画については、可もなく不可もなしという感じ。かわいいキャラはかわいいですけどね。

…そうそう、このマンガの大きな不満を書き忘れるところでしたよ。

パーカッションがいねぇ!

少なくともメインキャラ(になりそうな人たち)にはいない。これは一体どういうことだ(`ヘ´)プンプン
そしてこのマンガ、メインキャラの中でも中心的な扱いを受けている平音・鈴菜・月川の3人がみんなトランペットだ!どんだけ優遇されてるのよ。
先述の作者Wikipedia項目見ると、この前に書いたのも『喇叭王国(トランペットキングダム)』つーことで、どんだけトランペット好きなのか(^^;)
単に花形楽器で題材にしやすかった可能性もありますが、この作者はトランペット経験者なのかなとも思いました。
あと、トロンボーンも3人いるな。何て偏り方だ(苦笑)
とりあえず早くパーカッショニストを出すのだ。それとも連載ではもう出てるのかな。

作りは丁寧だと思うのでもう少し続けて読んでみたいと思います。

放課後ウインド・オーケストラ 1 (1) (ジャンプコミックス)
宇佐 悠一郎

◇このアイテムの詳細を見る
posted by ぽぽろんろん at 00:08 | ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | books & comics

2008年08月09日

吹奏楽の読み物2つ(その1)

皆さんこんばんは、ぽぽろんろんです。
昨日は北京オリンピックの開会式を見るつもりも無かったのに◇はてなハイクの「北京オリンピック」キーワードでの開会式実況に盛り上がりすぎて最後まで見てしまいました。あの果てしなく続く入場行進も、ハイクの人たちの反応を見ながら見ると飽きないですね。2ちゃんとかでも実況スレが盛り上がったりする理由がよく分かりました。


さて。
最近、吹奏楽絡みの読み物を2つほど読みました。その簡単な感想を書こうかなと思います。当初は2つまとめて紹介の予定だったのですが長くなってしまったのでエントリーを分けました(それだと簡単な感想じゃないような?^^;)。
※新刊という訳では無いですが、一応この先ネタバレ注意※



まずは中沢けい「楽隊のうさぎ」です。

これは◇新潮文庫の100冊 2008に入っています。近所の本屋さんで平積みにされているところに遭遇してしまってつい購入してしまいました。

吹奏楽に何の興味もなかった主人公・克久が勢いで中学の吹奏楽部に入部し(パートはパーカッション!)奏者としても人間としても成長していく物語。
最初の頃は他人との関わりを極力断ち心を灰色に塗り固めていた克久ですが、部活動を通していくうちにそれも無くなりだんだん精神的にも成長していきます。で、灰色に塗り固める左官屋の代わりに心に住み着いたのが、物語の冒頭で克久が公園で出会ったうさぎ。これが克久の心の内をおちょくったりあるいはサポートしながら動き回る。
このうさぎの扱いにはどうも違和感があったんだけど、これは「克久が元々持っていた遊び心なのかな」ということで何となく私の中では落ち着きました。

克久は元々心を閉じていた人間で、吹奏楽部入部後それがあまりなくなってからもどちらかというと冷めた感情の持ち主でした。みんながおしゃべりしてる輪に加わりながらも積極的に談笑するのではなく、だからといって他の人をじっくり観察するんでもなく、あまり物事に興味が無い感じ。そこにうさぎがぴょこぴょこと顔を出して克久の心をくすぐってくる。
だけどなぜかいったんうさぎは姿を消して、再登場するのが親と福岡に旅行した際に祇園太鼓を見てから。この時、克久は知らず知らずのうちにその太鼓と踊りに釘付けになっていたんだけど、その後からうさぎが裃(かみしも)と足袋姿で登場し祇園太鼓のフレーズを歌い出すようになります。
これに克久自身も最初は戸惑っていましたが、その戸惑いの描写が無くなった頃には克久はパーカッショニストとして一回りも二回りも成長してるんですよね。多分、祇園太鼓によって呼び覚まされたパーカッショニスト・あるいは1プレーヤーとしての感性がしっかりと自分の中に落ち着いたのかなと。それがうさぎの再登場と消滅(?)に表れてるのかなと。

多分、長く音楽をやっている人には必ずそういう瞬間ってあるんだと思ってます。オケとかロックとかジャンル問わず。自分にとって演奏が受け身から自発的になるような瞬間、受け身のつもりではなくてもそれ以前と以降で明らかに音楽に対する気持ちが変わるという瞬間が。
それが克久にとっては祇園太鼓で、その感情が最初はよく分からなかったんだけどだんだんと自分の中に取り込めることが出来たのかなあと。
それを中学二年で感じることの出来た克久は幸せものだと思いました。

実際、克久のいた環境っていうのは恵まれています。舞台となった中学はコンクール全国大会の常連校。普門館(全国大会の会場)が常にスケジュールに組み込まれていて、自由曲で「ハンガリー民謡『くじゃく』による変奏曲」や「組曲『シバの女王ベルキス』」といった難曲を選んじゃうような学校です。
中学で「くじゃく」ですか…。中学のコンクールでは3年間A.リードで、県大会を抜けられるかどうかというレベルだったうちの中学からするとまさに異世界です(苦笑)
そして中一のコンクール後、克久はプロの先生のところへティンパニのレッスンに通い出します。ちなみに私はプロのレッスンなんて一度も行ったことが無い(苦笑)
さらに異世界ですな(^^;)
こういう中で切磋琢磨する経験ってのは今の私からするととっても羨ましい限り。もちろん楽しいことばかりじゃない(というか絶対に辛いことの方が多い)はずだし、ムカつくこと・苛つくことだって少なからずあったはず。だけど、当初はそれを灰色の壁を作ることで乗り越えて、いや、避けてきた克久が最後には普門館で堂々とティンパニを叩いているのを見て、率直に「羨ましい」と思ってしまいました。

この作品で私が肌に合わなかったところを挙げるとすると、説明口調の多さでしょうか。
特に心理描写の説明がちとくどい。話にあまり入り込んでいないところでそういう場面に遭遇すると読んでいてちょっと面倒になります。
そこにうさぎが加わるとさらにウザイ時も(苦笑)
あと、そうやって説明が長い割りには克久の音楽に対する心境の変化があまりリアルに感じられなかったりとか(ぇ
知らぬ間に克久が他の人たちとうち解けてたりするのよね。その空白の時間を自分の想像力で埋めてあげる必要があります。
音楽の描写も結構長いのですが、曲を知らない人のことを考えるとあまりあっさりし過ぎるよりもこれはこの方がいいのかな、と思いました。
1年目の「くじゃく」に比べて2年目の「ベルキス」の描写が曲の背景も加えてかなり細かくなっているのも、克久の音楽に対する理解度をそのまま反映させているように感じて面白かったです。

あと、これを読んだ吹奏楽経験者はみんなツッコんでるんでしょうけど。
克久が中一の時の課題曲が「交響的譚詩」、中二で「ラ・マルシュ」なんで舞台は間違いなく'96〜'97なのですが、作中では県大会の次が「関東大会」なのよね。実際はその前年から「東関東」「西関東」に分かれてるんです。ま、これは物語の本筋とは関係の無いツッコミです。


吹奏楽をやってコンクールで上を目指していた人なら共感できる部分はいろいろとあると思いますし、そうでない人でも特に団体競技をやっていた人なら自分の体験に重なる部分も出てくると思います。
興味のある方は読んでみてくださいな〜。

楽隊のうさぎ (新潮文庫)
中沢けい

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タグ:吹奏楽
posted by ぽぽろんろん at 22:25 | ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | books & comics

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