2007年02月07日

「よつばと!」で心も体も栄養補給♪

いやぁ〜、これは買ってよかった♪
白うささんとmioさんに後押しされて読んでみたのですが、こりゃすげーや。たまらんよ。

主人公は5才の女の子。姓は小岩井、名はよつば。もちろん牛乳好き(笑)
この子を中心に繰り広げられる日常と非日常の毎日が綴られています。

まず、何と言っても主人公よつばがいい!
無邪気で天真爛漫で喜怒哀楽を素直に放出するよつばがもうかわいくってね〜(^^)
そしてそんなよつばの奔放な言動にはもう笑いっぱなしなのです♪
大人になると当たり前の出来事でも、小さなよつばには新しい発見の塊なわけで。
何気ないエピソードでもよつばというフィルターを通すとすんごく生き生きしてくるんですよね。
読んでいる自分も「そうそう、自分も小さな頃にこんなことあったかも〜」とつい童心に返ってしまいます。

よつばを見てて、「この無邪気さは誰かに似てるな〜」と思ってたのですが分かりました!
トロだ。少なくとも私には同じ匂いを感じる(^^;)

ケーキを食べて「シェフを呼べ!おいしいです!」と歓喜するよつば。
「動物園知ってるか?」と言われ「り、理論は知ってる」としどろもどろなよつば。
ハヤシライスを「カレーのにせもの」と呼ぶよつば。
つくつくぼーしを帽子を被った妖精だと思っていたところに「セミだよ」と言われ「そんな説もあるのか…」と驚くよつば。

無邪気だったり人の言うことを素直に受け取るところだけじゃなく、言い回しが面白いところも似てるんですよねー。
そして何より、「ガーン!」や「オロオロ…」な表情とかがまんまトロなんだよな〜(笑)
もーホントにかわいすぎて困ります!><

そして、よつばを取り巻く人物たちもいい!
とーちゃん、ジャンボ、隣りに住む綾瀬家の人々、みんな基本的にゆる〜いキャラで、よつばの言動に振り回されながらも一緒に楽しみ、よつばを暖かく見つめてるんですよね。

特にとーちゃんは、普段はよつばと一緒におバカに遊んだりあるいは自由によつばに行動させているものの、よつばが悪いことをした時はちゃんと叱る。悪いことは悪いとはっきり教えて、そしてしっかりグーで殴る
子供に手を出したら1から100まで体罰だとか言って子供をつけ上がらせる勘違い親はとーちゃんを見習え!と思った(笑)

綾瀬家の三姉妹もいいですね〜。
よつばと同じ目線で遊ぶ三女の恵那(えな)、ちょっとお姉さん的立場から接しているようで実は結果的にいちばんいいように遊ばれている(笑)次女の風香、完全に大人目線からよつばをからかいながら接している長女のあさぎ。三者三様のスタンスが上手く書き分けられてて面白いです。
そーいえば、恵那にはみうら、あさぎには虎子という友達が準レギュラーとして定着してるけど、風香の友達って出てこないな。それどころか失恋してるし(苦笑)
風香って薄幸キャラなのかな(^^;)
そんな風香が大好きです(笑)ヾ(・・;)ォィォィ


どんなことにも全力投球なよつばを見てるとこっちまで元気が出てくるのですよ。
ストレスや疲れを吹っ飛ばしてくれる「よつばと!」は、間違いなく心と体の栄養元なのです♪
よつばにとっての牛乳と同じように。


よつばと! (1)
あずま きよひこ

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タグ:よつばと!
posted by ぽぽろんろん at 00:19 | 東京 ☀ | Comment(8) | TrackBack(0) | books & comics

2007年01月09日

「とりぱん」は季節を感じる鳥マンガ♪

先日、某イベントで一緒だった◇MAGさんが「もやしもん」にかもされていることを知り、「面白いよね〜」「何度読んでも飽きないよね〜」とか盛り上がったのですが、その時に「もやしもん好きなら絶対これも気に入るぞ!」と紹介してもらったマンガ、それが「とりぱん」です。
年頭にやっと見付けました。思ったより大判だったのね(^^;)
最近はこれを繰り返し読んでいます。

「とりぱん」は、このエントリーのタイトルにもありますけど鳥を中心に描かれたマンガ。
東北の某田舎に住む作者が庭に餌付けしている野鳥などの観察日記を中心に、4コマとか短めのエピソードを繋げて構成されています。
野鳥が中心なので、インコとかニワトリなどはほとんど登場せず、アオゲラやヒヨドリ、ツグミやスズメなんかが庭先のエサ台を中心に小さな物語を繰り広げます。
そしてその鳥たちの描写がとってもかわいくて面白い♪
鳥たちのちょっとした仕草なんかを拾い上げてマンガにするのが上手いんですよねー。
そんな鳥たちの寸劇にくすくすにやにやげらげらしながらページをめくるこの感じは確かに「もやしもん」と相通ずるものがあります。

田舎なので(?)、鳥以外の動物たちも登場します。例えば羊とかカマキリとか。
公園の草取りを羊にやらせるというマンガみたいなことが現実にあるなんて(^^;)
そしておバカな結末も笑いました。
2巻で登場したカマキリの方は、作者宅の前で行き倒れていたところを拾われてから産卵してその命を終えるまでのエピソード。笑わせてくれながらも命について考えさせてくれるものもあって、なかなかよかったと思います。

そしてこのマンガ、鳥たちだけではなく風景や季節も非常に魅力的に伝えてくれます。
例えば、星のまたたきを見るのは地球をとりまく風を見ることなんだということとか。
明け方に鳴くヒグラシにつられて鳥も鳴きはじめその音に空気のすきまが埋まっていく描写とか。
ぶ厚いガラス越しに揺れる光とか。
自分が子供の頃に遊んでいて感じていた風景とかをふと蘇らせてくれる描写にはただ懐かしさを感じるだけでなく、その鋭い捉え方に思わずドキッとしてしまうことも。
鳥たちの面白おかしいエピソードと好対照をなしていて、これもこのマンガを魅力あるものにしていますね〜。

というわけで、鳥たちに癒されながらも自然についていろんなことを投げかけてくれる「とりぱん」、気になった方はぜひ読んでみて下さい♪


とりぱん 1 (1)
とりの なん子

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タグ:とりぱん
posted by ぽぽろんろん at 23:59 | 東京 ☀ | Comment(7) | TrackBack(0) | books & comics

2007年01月06日

「PLUTO」第4巻は、アトムがああぁぁぁ...

※このエントリーはネタバレを含みますので、未読の方はご注意を!!※







これもマンガ自体は昨年のうちから買ってあったのですが、感想が今になってしまいました。
しかしこの巻の展開は度肝を抜かれましたね。
ついにプルートゥ(というよりアブラー博士とゴジ博士?)の魔の手がお茶の水博士に伸び、そしてその結果アトムが、アトムが、アトムがああああああああああっ!



…すみません、制御不能でした。

それからゲジヒトの記憶n〆ヘ(_ _ヘ)☆\(−−;)アトムはどーした

…ええと、アトムですね(^^ゞ
まさか死んでしまうとは…。しかもめっちゃあっさりと。
確かにこの「PLUTO」では主人公はゲジヒトとなっていますが、だからってこの扱いはさすがにビックリ。
後になっていきなり復活…ってこともあるのだろうか。原作はどうなっているんだろう?うーむ、原作が読みたくてたまらなくなってきました(苦笑)

それからゲジヒトの記憶についても少しずつ掘り下げられている感じはしますが、まだ断片的ですね。
どうやらプルートゥとの繋がりも少なからずあるようですが。そしてアトムや天馬博士とも繋がっている?
回想シーンでトビオ(後のアトム)を完成させた天馬博士(らしき人)が「ゲジヒト」と呼ばれていましたし…。
う〜む、この辺は記憶が錯綜しているのかそれとも真実の一部分なのか、気になりますね〜。


この巻に入って、話は真実に近付くようでますます混沌としてきています。
そして各巻でいろいろイベントはあるものの、話自体はなかなか進まず…。
早く続きが読みたいよーっ!(><)

PLUTO 4―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (4)
浦沢 直樹 手塚 治虫

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…それにしても、この巻でもゴキブリの群れは相変わらず気持ち悪いですな(苦笑)



■過去の「PLUTO」関連エントリーです♪
◇「PLUTO」1・2を読んでみて
◇PLUTO第3巻出てたよ〜♪
タグ:PLUTO
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2006年12月31日

「ピアノの森」第13巻は、ショパン・コンクール開幕!

※このエントリーはネタバレを含みますので、未読の方はご注意を!!※







マンガ自体はもう1週間前から買ってあったのですが、感想が今になってしまった。
前巻で予備選をギリギリで通過したカイ。この巻でついに本選が始まりました!
この巻はあらすじ的には「コンクールでの主要人物の紹介」くらい。とは言え、みんな印象的でした。

トップバッターで、しかもドレスの肩ひもが切れて下着が見えてしまうというアクシデントにも負けず美しい演奏をしたソフィ・オルメッソン

まだ演奏シーンは無いものの、その描写から「間違いなく凄い音を出す」と思われるレフ・シマノフスキ。かなり具合が悪そうな場面が何度かあって、コンクール中・演奏中に亡くなってしまうんじゃないかと思ってしまう。

そして何と言ってもパン・ウェイ
阿字野と同じ音を奏でながら温かさというものが無いパン・ウェイのピアノ。
煉獄の炎を連想させその先に首を吊った人の影まで見えるそのピアノ、一体どんなものなのだろう。そして何を思いながら彼は演奏しているのか。
日本人を憎んでいながらも阿字野の音を(おそらく意識して)出しているパン・ウェイ。このバックグラウンドもコンクールの中で明らかになっていくのでしょうか。


それ以外で気になる部分と言えば、やはりカイの手でしょう。彼の手には何か異常があるのか?
この巻最初の3話は、このことについて誉子やM響のコンマス、そして阿字野までもがかぎ回る展開でした。
カイ本人以外でこの真相を知っているのは、冴(さえ)だけのようで。
この件、個人的にはただの勘違いで終わって欲しいですねえ。
誉子が腱鞘炎を患いシマノフスキはおそらくこの先あまり長くない。その上カイまで、ってなったらどれだけケガ人病人エピソード並べるのよとちょっと引いてしまいそう(苦笑)
それから、どうもカイの彼女が冴ってのが未だに馴染めなくて(^^;)
どう見ても誉子の方がいいと思うんだよなぁ…。

あと、印象的だったのはコンクール会場。
ホールの中の画がとってもかっこいい!実物でもないのに感動してしまった(笑)
構図がいいんですね、きっと。
ステージ後方に掲げられたショパンのレリーフ(メダルの形をしているということは入賞者にはこれと同じ形のものが贈呈されるのかな?)。これがとっても威厳を感じさせるというか何というか。要はかっこいい(笑)
ただ、パン・ウェイの演奏からはこのレリーフが描かれなくなるんですよね。それまではコンクールを描写していたのが、そこからパン・ウェイやカイ自身の描写にシフトした、ってことも表してるのかも。


次の巻では、謎のキャラ・シマノフスキの演奏が見れるのかな。その辺りを楽しみにしたいと思います。


ピアノの森 13 (13)
一色まこと

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■過去のピアノの森関連エントリーです♪
◇「ピアノの森」 カイの世界に泣きました
◇「ピアノの森」7〜9巻出てました♪
◇「鋼の錬金術師」11巻と「ピアノの森」10巻♪
◇「ピアノの森」11巻は鳥肌が立りまくり。
◇「ピアノの森」12巻は戦いの火花がバチバチと♪
タグ:ピアノの森
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2006年12月24日

「もやしもん」第4巻は、樹教授の怖さを知りました(笑)

※このエントリーはネタバレを含みますので、未読の方はご注意を!!※


本日、予約してあった「もやしもん」第4巻を受け取ってきました!
単行本より1周り大きめの箱に入っていまして、その窓からオリゼーたちのフィギュアが顔をのぞかしてましたよ。

もやしもん4限定版箱.JPG

いやぁもうこれだけで心躍ります(笑)
箱から出してケータイに付けてみました。

もやしもんストラップ付けてみた.jpg

…ちょっとかさばります(苦笑)
実際に手に取ってみて分かりましたが、このフィギュアめっちゃ出来がいいです♪
素材とか塗装とかちゃんとしてて、普段PETボトル飲料のオマケで見るようなフィギュアがいかにちゃっちいかを痛感してしまいました。
んなもんと比べるなって?はい、確かにその通りです(^^;)
あまりに出来がいいので、劣化するのがもったいなくてまた箱に戻しちゃいました(ぇ
保存用と使う用で2セット買うべきだったかもしれない、と結構本気で思ってしまった。

さて、マンガの内容の方へ行ってみましょー。

この巻では、第3巻最後に出てきたゴスロリ女の正体が分かったりとか、沢木が菌たちを見ることが出来なくなってしまったとかイベントがありましたが、いちばんインパクト大だったのはUFO研の最後(最期か?笑)でした。
樹教授が育てていた山田錦の稲を倒してミステリーサークルを作ったUFO研に教授が行った仕返しが、爆撃(それもサークル棟がボロボロになるほどの…)だなんて誰が想像できよう(苦笑)
この爆撃の火薬も、トイレの排泄物と灰から作るところがさすがは教授ですな。
そして“少し怒った”だけでここまでやってしまうところが怖いです、教授。
本気で怒ると一体どうなるのだろう…。

ゴスロリ女の正体については、ちょっと拍子抜けしたというか。蛍の休学の理由も「う〜ん…」という感じがなきにしもあらず。
そこはちょっと残念だったけど、この巻ではその分菌たちが頑張っていたのでよしとしましょうか。

この巻の前半3話は完全に菌たちが主役。その1話目「オリゼーの憂鬱」はA.オリゼーとA.ソーエの不遇の時代を知ることが出来てこれまた勉強になりました。
そしてその中での日米の研究者たちと一緒にやりあうオリゼーたちのセリフが笑えました。
特に、A.オリゼーとA.フラブス(オリゼーとよく似てるけど毒ばかり作り出す)が「別物」だとなった後の「謎のアメリカ逆ギレ」に爆笑。
アメリカ側に付いているフラブス(と思われる。何せオリゼーと見た目一緒だから…)がそこで言ったセリフ「ゴネ続ければ歴史も変わる」はツボど真ん中。思いっきり「竹島問題」を連想してしまった。
そーか、これって韓国の専売特許だと思っていたらこれすらアメリカからのパクリだったのか。と私も毒を吐いてみたりして。
とりあえず竹島からとっとと出て行けよと。もやしもんと関係ないけど。

菌が見えなくなってしまったエピソードももの凄くテキトーな理由で(笑)解決しましたが、あれくらいでいちいち見えなくなったり見えたりしてたらこの先大変だろーなー(苦笑)
この先も樹教授のもとにいれば多少は耐性が付くでしょうか?(^^;)
でも、菌が見えなくなった時に菌たちがパンをかもして書いた「さわき」の文字にはちょっと感動。
つーかこいつら、自力で字が書けるのか!すげーっ!!
沢木の教育によって菌たちの文化レベルは猛烈な勢いで上昇している気がする(笑)

あとはまた小ネタを並べてみようかと。

  • 目次ページのT.コニンギ(紙をかもして劣化させる)にいきなり撃沈

  • 今回の下側の画は◇UFOでした。さよーなら、UFO研(笑)

  • 菌が見えなくなっている間、菌たちの描写がリアル版(顕微鏡で見える外見)になっているところはさすが

  • のだめやガンガン等、他雑誌への出張ネタを掲載してくれているのが嬉しい♪

  • 男だけでなく菌たちも近寄れない女、長谷川は凄い(笑)

  • 第5巻の予告がセクシー過ぎるのですが…(^^;)

…並べていくとキリが無いのでこの辺で。

そうそう、限定版の表紙はこんなんでした。

もやしもん4限定版表紙.JPG

この巻でもう謎が一切無くなってしまったゴスロリ女です。
題字も「MOYASIMON4」になってます。黒と紫のツートーンでまとめられています。
…相変わらず表紙に統一感がありません(笑)
そして今日、本屋さんで見かけた通常版の表紙がこちら。

もやしもん4通常版.JPG

これは宏岡さんですね?手にしているのはシェイカーっぽい。
フレームが菌で作られているのが細かいです。
個人的にはこちらの方が好きかもー。
ただ、いずれにしても相変わらず表紙に統一感が(ry

そういえば、限定版の表紙カバーを外してみたら背表紙に「もやしもん限定版4」って書いてあったのよね。
通常版と中身も多少違うのだろうか??

…買ってくるべき?(^^;)

もやしもん 4―TALES OF AGRICULTURE (4)
石川雅之

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■過去のかもされ関連エントリーです♪
◇「もやしもん」にかもされそう(笑)
◇成分解析「もやしもん」ばーじょん♪
◇「もやしもん」3巻は表紙が卑怯だ(笑)
◇「週刊石川雅之」はフランスの国鳥が卑怯だ(笑)
タグ:かもすぞ
posted by ぽぽろんろん at 19:06 | 東京 ☀ | Comment(5) | TrackBack(0) | books & comics

2006年12月21日

「神童」で一しずくの歌に耳を傾けよう

さそうあきらの「神童」を読みました。
このマンガが映画化されるという記事をネットで読んだものの、私は原作の存在すら知らなかったんですよね。で、どんなもんだろうと。
音楽マンガなら何でも読むのかと思ったそこのあなた。……結構正解かもしれない(苦笑)

そして読み終わった訳ですが、よかったです。予想以上に。
てな訳で感想です。

※この先の感想はかなりネタバレしています。ご注意下さい。※




奔放な天才小学生ピアニスト・成瀬うたと、自分の才能を全く生かしきれていない音大浪人生・菊名和音(かずお、通称「ワオ」)。
池に落ちた野球のボールを探しに来たうたと、独りボートに乗っていたワオが偶然出会うところから物語は始まり、そして2人がお互い刺激し合いながら挫折を乗り越えながら成長していく、というのがものすんごいアバウトなあらすじ。

この物語、各ターニングポイントでのエピソードがどれも印象深いです。
まずは音大入学後すぐに行き詰まったワオの前に現れた御子柴教授
キャスターの向きやイスの材質を変えるだけでピアノの音質が変わることを示して、音というのが指先とかハンマーが弦を叩くとかそれだけでなくピアノ全体・奏者全体に影響することを教えてくれます。
そして次の話で登場する声楽科の学生・香音(カノン)が、音を歌を体全体で、そして地面と繋がって出すということをもの凄く分かり易く見せてくれます。
これによりワオは音楽を体の中から、そして体全体で作ることを感じ、1周り成長します。

そして物語終盤、ストレスからうたがメニエール病にかかり耳が閉ざされ音楽までも生まれなくなってしまった時にカノンが連れてきた女性、風岡
耳が聞こえないながら踊りをやっているという彼女は、全ての音を振動として感じ取るというのです。
大きな風船を手渡されたうたは、それを体で抱えながらワオのピアノを振動で感じることでまた自らのうちから音楽が生まれ始める。

この「振動」というのは前に書いた御子柴教授やカノンのエピソードにも繋がることで、ピアノ全体が鳴るということとか奏者が楽器と一体となるとか地に足を着けて演奏するとか、あるいはホール全体を鳴らすということとか、全てがここで「振動」という言葉に集約されます。
この構成力は凄いです。ちょっと鳥肌もん。
音楽を心とか技術というような見方で書いているマンガは沢山あると思いますが、こういう切り口は他の音楽マンガには無いのではないでしょうか?


音楽の描写としては、演奏シーンに自然が重なる部分も多くてそういう意味では「ピアノの森」と似ていますね。連載の順番としては「神童」の方が先のようなので「ピアノの森」が似ているという方が正しいのかもしれませんが。
演奏で印象深いのは、ワオがコンクールの学内オーディションで弾いたベートーヴェンのピアノソナタ第32番。メニエール病で耳が聞こえなくなる直前のうたに差し込む七色の夕日のようなワオの音楽。そしてそれはこの曲を作曲した時既に耳が聞こえなくなっていたベートーヴェンとも重なっていく…。
ジワジワ来ます。ここのシーン。

そして最終話。うたの復活コンサート。
ショパンの「舟歌」とフォーレの「13の舟歌」というプログラムは完全にワオに向けたものです。
最初に会った時、2人でボートのオールに耳を付けて池の中の魚の声に耳をすました、その歌。それをワオに向けて贈りたかった。
そしてこの魚の歌も水を伝わる振動なのですよ。最初からここまで考えていたのだとしたら凄いです。感服。


実はこの話、細かなエピソードとしてはかなり無理がある部分もあります。
うたは小学5〜6年生なのですが、その年齢でプロコフィエフの「戦争ソナタ」(ピアノソナタ第7番)とかメシアンの「鳥のカタログ」を軽々と弾いてしまうとか。
あるいは、うたのピアノでしおれていた花がまた咲くとか、野球チームの監督が腰を痛めていたのをうたが触ったら治った(笑)とか、などなど。
いずれも「神童」うたに宿る力を分かり易く示すためのエピソードだというのはすぐ分かりますけどね。
あと、文庫本第1巻の2/3以上が野球マンガだとか(^^;)
でも頑張って第2巻まで読み進めてみて下さい。そこからは一気に行けます。

前半は本当にワガママだったうたが、ワオと出会い、メニエール病を経て自分の音楽の原点を見つめ直し、そして本当の意味で音楽と向き合う。
そして、ワオがうたのピアノをずっと好きだったように、うたもワオの暖かく優しい音色にだんだんと惹かれていく。
この過程に素直に感情移入できます。
そして最終話のコンサートは本当にいいです。

いろんな人の
想いが一つになって

響いてくるのが
わかるよ

全ての響きを
合わせて


一しずくの
歌から
はじめよう


の気持ちと共に紡ぎ出される音楽。ぜひ皆さんにも味わって欲しいな。

神童 (1)
さそう あきら

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タグ:神童
posted by ぽぽろんろん at 00:11 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(1) | books & comics

2006年12月18日

平成のうちに読んでおこうと思いまして。

◇「もやしもん」第4巻限定版を予約した際、予約だけじゃ寂しいので(?)こちらを購入しました。

平成よっぱらい研究所―完全版
二ノ宮 知子

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ちなみに、私が買ったのは↑みたいな激しい表紙じゃありませんでした。
こんなの。
↓↓↓↓
平成よっぱらい研究所.JPG


※以下、ネタバレを含むので注意してねーー※




「のだめ」の作者である二ノ宮知子が自らのよっぱらいエピソードをこれでもかと大放出している怪作です(苦笑)
とりあえず、これを読むと自分がこれまでお酒で人に迷惑をかけてきたことなんて何てスケールのちっちゃなことなんだろうと思えます。
それくらい、酷い(^^;)
所長こと二ノ宮知子とその周辺の人が、まあよくぞここまでというくらいに豪快に飲みまくり酔っぱらいまくり暴れまくってます。
ここまでやってくれるとある意味清々しさまで感じてしまうかも?(笑)

飲み屋のマスターが“サービスで”くれた牛スジの煮物を「おかわり」しようとしたり、飲み屋(スナック?)で店中の人(店員含む)が野球拳して全員素っ裸になってたり、久々に会った中学の同級生の前で飲み友達と乳首を見せ合うだけでなくその同級生の乳首を見ようと襲いかかったり、夜の公園や都庁のカップルに爆竹投げつけたり、etc.etc....
血ゲロを吐きながらも飲み続けるその姿勢はさすが所長というところでしょう(苦笑)

ただこれ、読む人を選ぶなぁと思うところもあって。
先に書いたカップルに爆竹もそうなんですけど、高校時代に独り暮らしを始めたら酒飲みっぱなしとか(しかも酒屋の後輩にビールケースごと持ってこさせて…って自分の金でも後輩の金でも飲んでないのでは?これ)、キャンプ場の売店から薪や食いもん盗んだり、犯罪行為をこう堂々と書くのはどうなんだろう?
ほぼ全編他所様に迷惑かけまくりエピソード満載なので、ダメな人にはとにかく虫酸が走るマンガだと思われます。
私もさすがに売店からの窃盗は引いた…。

そこさえ気にならない人であれば、楽しく大爆笑で読めると思います。
のだめの変態行為がかわいく見えてくるこの一冊、気になった方はぜひどうぞ♪
posted by ぽぽろんろん at 00:02 | 東京 🌁 | Comment(6) | TrackBack(0) | books & comics

2006年12月17日

かもされ準備完了♪

えーと、本日はSフィルの年内最後の練習だった訳ですが……見事に寝ツボりました。
ふと目が覚めたら11時前で、「えっ?(目覚まし用の)携帯は?マナーモードだったか?」と枕元を見たらマナーモードどころか携帯の姿が無く…。
上着のポケットに入ったままでした。もちろんマナーモード。
やっぱり土曜日に出勤はするもんじゃないよね(そこぢゃない

ということで今日はの〜んびり過ごし、昼過ぎに「もやしもん」第4巻限定版の予約へ出かけました。
「もやしもん」は前回の第3巻で特装版をゲットし損ねたこともあり、今回は気合いを入れて予約です。

なぁんて当初は「もし店頭で見付けたら買おうか」くらいのつもりだったんですけどね。
でも、◇石川雅之さんブログの「第四巻」エントリー最後にある画像を見てそんな思いは吹っ飛びました。
皆さんも見て下さいよ!

…ねーちゃんがキレイだ(そっちぢゃない
菌たちがかわいすぎです(*^o^*)
しかも◇こんなリアルにラオウを作っちゃう海洋堂が制作ということで、オリゼーたちもとってもリアル(笑)
ぶっちゃけ「のだめ」は限定版に拘っていないながら本屋さんで目に付いたので買っちゃってましたが、今度の「もやしもん」はそんな運任せにはしていられません。
何が何でも入手させて頂きます( ̄ー ̄)ニヤリッ

早く発売にならないかなぁ〜♪


そしてストラップの写真を見てかもされちゃったそこのあなた!
本屋さんによってはまだ間に合いますよ、走れーーっ!(笑)
タグ:かもすぞ
posted by ぽぽろんろん at 18:38 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | books & comics

2006年11月24日

「鋼の錬金術師」第15巻は…辛いねぇ…

※普通にネタバレしてますんで、未読の方はご注意下さいませ※



この巻は全編に渡ってイシュヴァール内戦の回想だった訳ですが…。いやあ壮絶でした。
最初に「マスタングの錬金術の師匠の娘」としてホークアイが出てきた時は「おおっ、ショートカットのホークアイだぁ」と何も考えず喜んでた訳ですが(笑)、その後内戦の描写に入ったら容赦なく人が死にまくりで…。
自らの錬金術で作った壁の向こう側に閉じこめられたイシュヴァール人が殺されていくのを聞くアームストロングの表情にやり切れなくなり、何より狙撃兵として再登場したホークアイのまるで死んだような目を見て、心が締め付けられるようでしたよ。

このマンガは「」というものが大きなテーマの一つであると思うし、その中でこの内戦も大きなウェイトを占めているとは思うのですが、戦争そのものがテーマでは無いこのマンガでここまで戦場を描いているってのは凄いなぁと素直に思いました。
普段「ぎゃぼー」とか「かもすぞー」とかいうマンガを見ているからかもしれませんけどね(^^;)

この巻では、他にもこれまでに語られていなかったことがいくつか明らかになりましたね。
ロックベル夫妻(ウィンリィの両親)のこと。スカーの腕と兄のこと。“紅蓮の錬金術師”キンブリーのこと。そして「賢者の石」。
これ書くと15巻の内容ほぼそのまんまなので避けますが(笑)、とりあえず言えるのは「キンブリー最悪」。
ある意味自らの哲学を全うしてるっちゃあそうなんですけどねぇ。
紅蓮」ってのは極悪人の代名詞なのかね、と「うしおととら」をちょっとだけ思い出しました。って思ったらあっちは「紅煉」だったようで。まぁ気にしない(笑)
そんなキンブリーを泳がせていたホムンクルスたちの方がさらに非道いか(^^;)
次の巻ではキンブリーも出所するようだし、ますます混沌としますな。

そういや、◇14巻のエントリーで書いたことのフォローを。

ホークアイの背中に書かれた魔法陣、あれは一体何なんでしょ? 
…これはホークアイ先生(=ホークアイの父でマスタングの師匠)が残した「錬金術の秘伝」を書いた魔法陣だったのですね。
そして新たな“焔の錬金術師”が生まれないようマスタングに焼いてもらったという…。14巻最後を見直したら、背中の魔法陣は一部が火傷で見えなくなっていました。
ふ〜む、納得。

次。
クライマックスでボコボコ死んでいくんでしょうね 
…クライマックスなんて待たなくても死にまくりでした。
カバーを取った背表紙がとんでもないことに…(^^;)

ハガレン15背表紙.JPG

ああ、天に召される人の数が数え切れない(^^;)
ちなみに、一番下で2人驚いているのがロックベル夫妻です。

物語自体は、次の巻からまた現在に戻って動き始めるようで。
楽しみですなぁ〜♪



過去のハガレン関連エントリーです♪
◇鋼の錬金術師10巻買いました♪
◇「鋼の錬金術師」11巻と「ピアノの森」10巻♪
◇「鋼の錬金術師」12巻買ったぞい♪
◇鋼の錬金術師13巻は、ついに佳境へ突入?
◇ハガレン14巻読んだでよー。
タグ:ハガレン
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2006年10月14日

「のだめカンタービレ」16巻は、男たちの成長物語(笑)

皆さんこんばんは〜。
「セーラー服と機関銃」を途中から見たのですが、長澤まさみがメガネをかけると何となく昔の内田有紀に見えなくもなかったような気もしましたが、私だけかもね〜(^^;)
まぁでも、とりあえず彼女は「ドラゴン桜」の時が私には最強でしたよ。
何がって言ったらねぇ…

…なんてことは今日のテーマじゃなくて(^^;)
今日はスプラッタジェイソン元気いっぱいの日でもありますが同時に「のだめ」16巻の発売日でもあったんですよ♪
ってことで感想デス!

※以下、何の躊躇も無くネタバレしてますので未読の方は注意デスよ!!※


さて。
いつもよりちょっと早めに仕事を上がって帰りがけに本屋に寄ったら、ありゃりゃ?シャーペン付き限定版が1冊だけ置いてある!
そーかこいつは私を待っていたのだな(違
と予定に無かった限定版購入。こうやって経済は回るのです(^^;)

前巻はのだめのリサイタルが中心でしたが、この巻は千秋を始めとするマルレ・オケの男たちが主役でしたね。
オーディションに受かったくろきんとフランク、そして曲者コンマスのシモンに千秋。
フランクは「バソンvsファゴット」のねちねちとしたやり取りが面白い程度だったのですが、残りの3人はなかなか頑張ってましたね〜。

シモンはこの巻で株を上げたなぁ。
パート練習では、
音楽の本質は「調和」にあるのだ
それを表現するのが真の「音楽家」なんだ 
なんてかっこいい言葉まで言っちゃってもー♪
そして自分の音楽に一切妥協をしない姿勢が千秋と一致したからか、出会った頃の変な嫌がらせはパッタリとやんじゃいまして。もっとこじれるかと思ったらあっさり終わっちゃったので読者としては物足りないくらい?(笑)
そのせいもあってかなぁ?千秋はおそらくこの巻でいちばん頑張っていた人のはずなのですが、今イチ伝わらなかった部分が(苦笑)
“あの”ぐだぐだの塊だったマルレ・オケをこの巻の最後の定期演奏会では拍手喝采の嵐に変えちゃったくらいですから、ただ事じゃない練習と勉強をしたと思うし(もちろん団員も)、練習場面の描写もなかなか緊迫してましたが、シモンのプレッシャーが無いだけでとってもスムーズに見えてしまうこの不思議(笑)

ただ、くろきんはなかなか大変でしたな。
勉強にオケにと大忙し。ファーストなのにアングレ吹かされ、パート員の子供のお守りをやらされ、「学生はいいよな」と嫌みを言われ…。そして大学のレッスンでもうくたくた。
でもこれも最後にはやる気の無かったパート員も態度を変えだして、努力が実った感じですよね。
これも含めて、マルレ・オケに関してはちょっと全部うまく行き過ぎでは?と思わなくも無いですが、まぁマルレ・オケのメンバーだって腐ってもプロな訳だし(ひどい言いよう)、プライドを刺激されたんでしょう。

今イチ上手く行っていないことと言えば、くろきんとターニャの恋の行方でしょうか(^^;)
ターニャの想いがくろきんに伝わる時は来るのか?結構お似合いな気もするのでぜひくっついて頂きたいなと♪
そしてまたピンクのモーツァルトをぜひ(笑)

マルレ・オケの演奏会、今回は「ウィリアム・テル」序曲に「ハイドンの主題による変奏曲」、そしてメインは「不滅」のようですね。
この巻の前半で出てきた「バッハ」の正体はここでは分からないみたいでちょっと残念。何の曲をやるんだろう?ドキドキ。次の巻で分かるかなぁ?

のだめカンタービレ(16)
二ノ宮 知子

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というわけで、今回のオマケであったボールペンですがこんなんでした。

ボールペン1.JPG

てっぺんにマングースがいます。

ボールペン2.JPG

よくよく見ると、足組んで肘をついて結構生意気なポーズをしてやがります(笑)
どっちかというと、横っ腹に書かれていたイラストの方がかわいいかも?

ボールペン3.JPG

かわいいでしょ?マングースが今にも食われそうな感じとか(ぉぃ
ちなみに今、沖縄ではマングースを捕まえると5千円/1頭にアップしているようです。

あと、先日のCDブックに関するお知らせも入っていました。

CDブック2のお知らせ.JPG

終わりの3秒間が切れていたそうです。まあ何秒でも一緒ですけど(辛口?
トラック丸ごとコピーすればいいだけなのにこんなミスをするなんて、明らかに曲を知らない人が「ジャジャジャジャン!」の前に「あ、曲終わった!」ってコピー止めちゃったみたいな感じで面白いので、やっぱり交換しません(意地悪ぅ〜)



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◇「のだめカンタービレ」15巻はピアノもカレーもかもしまくり♪
◇のだめカンタービレ14巻 は、のだめの才能が開く予感?
◇のだめ13巻 〜のだめと千秋共演間近♪
◇のだめ12冊一気読み(笑)
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◇「のだめカンタービレCDブック Vol.2」でビックリ
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タグ:のだめ
posted by ぽぽろんろん at 01:49 | 東京 🌁 | Comment(7) | TrackBack(0) | books & comics

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